LINEのトークルームでは一部の情報が収集され、LINEに提供されています。提供されているトークルームの情報はどのようなものなのか、情報の提供をオフにできるのか、またオフにする方法などをご紹介します。プライバシーが気になる方は設定を確認してみまししょう。
無料でメッセージのやりとりや通話ができることが魅力のLINE。トークは第三者に見えることはありませんが、LINEが個々のトークルームの情報を収集していることはご存知でしょうか。
LINEのトークルームの情報とは、メッセージやスタンプなど、相手とのやりとりで使用された文字情報や画像、データ、機能のことです。メッセージのやりとりを行っている相手以外には決して見ることができない情報です。LINEは、情報収集に同意している利用者のみ対象に、トークルームの情報を収集しています。
LINEはトークルームの全ての情報を収集しているわけではなく、一部の情報のみ収集しています。そして収集する内容は、個人間のトークルームと公式アカウントのトークルームによって違います。
一部の情報のみ収集しているといっても、どのような情報を収集しているのでしょうか。相手のアカウントや機能別に収集されている情報をご紹介します。
友だちや家族などの個人間でのトークルームでは、トークの相手、メッセージの送受信日時、既読の情報、どのデータ形式(テキスト・画像・動画など)でメッセージが送信されたか、取消機能やURLへのアクセス状況など、トークルームの使用状況が収集されます。
また、使用したスタンプ・絵文字などの情報を収集しますが、テキストメッセージや画像・動画、通話の内容は収集されないので、プライバシーの観点からも安心できます。
公式アカウントとは、企業や有名人が運営するLINEアカウントのことを指します。
公式アカウントとのトークルームでは、トークルームでのやりとりが全て収集されます。個人間のトークルームで収集されなかったテキストメッセージの内容や画像・動画の内容も収集されるのでご注意ください。
ただ、金融や医療関係など、個人情報の扱いが頻繁に行われる可能性があるとLINEが判断したアカウントのトークルームでは、テキストメッセージの収集は行っていません。
タイムラインの投稿は、その投稿の公開範囲によって収集される内容が変わります。
●自分のみが閲覧できる設定の投稿
タイムラインへの投稿日時、コメント欄で利用されたスタンプ、投稿されたコンテンツのデータ形式、投稿されたコンテンツの閲覧時間及び回数等の情報
●全体公開もしくは特定の人たちのみへの公開設定にした投稿
上記「自分のみが閲覧できる投稿」で収集される情報に加え、投稿されたコンテンツの情報
コンテンツの内容を提供したくない人は、情報提供の設定をオフにするか、公開範囲を「自分のみ」に設定して投稿しましょう。
各種機能とは、トークルーム内で利用できる便利な機能のことです。例えば、送信したメッセージを24時間以内であれば取り消すことができる「送信取消」や、データファイルを一時的に保存できる「LINE Keep」、写真をカテゴリごとに分けてトークに投稿できる「アルバム」などがあります。
機能の一部はトークルームで確認できるので、確認したい方はトークルーム画面の左下にある”+”アイコンや、右上の”矢印”アイコンをタップして機能を確認してみましょう。
この各種機能からは、機能を利用した日時や機能を使ってアップロードされたデータの形式・閲覧日時が提供されます。データファイルの内容については提供されず、LINE側で使用されることもないので安心です。
LINEはトークルームにURLを貼り付けることで直接webページにアクセスできるので、閲覧したURLの情報や、LINEのトークルームを経由してアクセスした時にどのトークルームから遷移したかが収集されます。
ChromeやSafariなど、LINEに搭載されていないブラウザを使用した場合は、LINEのブラウザで閲覧したページの情報のみ収集します。
任意での設定とはいえ、なぜLINEはトークルームの情報を収集しているのでしょうか。その理由は、利用者が今後より快適にLINEを使えるようになるために使用されています。どのような理由があるのでしょうか?
トークルームの情報を収集する理由は、「LINEアプリのサービス向上や不正対策」を目的としています。LINEから説明されている点は、以下の通りです。
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