iPhone12にはiPhone12、mini、Pro、Pro Maxの4機種がありますが性能やカメラ機能を比較するとどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、iPhone12シリーズのカメラを始めとする機能や性能を比較して使用感をレビューしてみます。
2020年10月にとうとうiPhone12が発売されました。iPhone12は、iPhone12、iPhone12 mini、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Maxの4機種が同時発売されています。
これからiPhone12を購入する方は、どのiPhone12を買ったら良いのか迷っていることでしょう。この記事では、iPhone12の4つの機種のカメラなどの性能や機能を比較して、どのiPhone12を選んだらいいのか考えるヒントをお伝えします。
まずは、気になるカメラ性能などのiPhone12のスペック比較です。
iPhone12のスペック | iPhone12 | iPhone12 mini | iPhone12 Pro | iPhone12 Pro Max |
価格(税別) | 64GB 85,800円 128GB 90,800円 256GB 101,800円 |
64GB 74,800円 128GB 79,800円 256GB 90,800円 |
128GB 106,800円 256GB 117,800円 512GB 139,088円 |
128GB 117,800円 256GB 128,800円 512GB 150,800円 |
カラー | ブラック ホワイト PRODUCT RED グリーン ブルー |
ブラック ホワイト PRODUCT RED グリーン ブルー |
シルバー グラファイト ゴールド パシフィックブルー |
シルバー グラファイト ゴールド パシフィックブルー |
サイズ | 幅 71.5mm 高さ 146.7mm 厚さ 7.4mm 重さ 162g |
幅 64.2mm 高さ 131.5mm 厚さ 7.4mm 重さ 133g |
幅 71.5mm 高さ 146.7mm 厚さ 7.4mm 重さ 187g |
幅 78.1mm 高さ 160.8mm 厚さ 7.4mm 重さ 226g |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 5.4インチ | 6.1インチ | 6.7インチ |
解像度 | 460ppi | 476ppi | 460ppi | 458ppi |
カメラ性能 | デュアルレンズ(超広角・広角) 2倍の光学ズームアウト 最大5倍のデジタルズームアウト |
デュアルレンズ(超広角・広角) 2倍の光学ズームアウト 最大5倍のデジタルズームアウト |
トリプルレンズ(超広角・広角・望遠) 2倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 最大10倍のデジタルズーム |
トリプルレンズ(超広角・広角・望遠) 2.5倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト 最大12倍のデジタルズーム |
バッテリー | ビデオ再生:最大17時間 ビデオのストリーミング再生:最大11時間 オーディオ再生:最大65時間 |
ビデオ再生:最大15時間 ビデオのストリーミング再生:最大10時間 オーディオ再生:最大50時間 |
ビデオ再生:最大17時間 ビデオのストリーミング再生:最大11時間 オーディオ再生:最大65時間 |
ビデオ再生:最大20時間 ビデオのストリーミング再生:最大12時間 オーディオ再生:最大80時間 |
iPhone12では、機種ごとに機能や性能のスペックが違う点もありますが、共通している点もあります。まずは、今までのiPhoneと比較して、iPhone12の4機種に共通する特徴について解説します。
2020年に日本でも5G通信が本格的に始まりました。iPhone11までは5Gに対応していませんでしたが、iPhone12からは本格的に5Gに対応しています。iPhone5を購入するのであれば、通信プランも5Gが使えるプランにして、今までとは比較にならない異次元の高速通信を体感してみましょう。
iPhone12は4機種すべてが高解像度の有機ELディスプレイを搭載しています。画素数はiPhone11からさらに高解像度化しています。次世代の映像技術として注目されているHDR技術を使った動画の再生も可能です。写真も動画もiPhone12ではより美しいディスプレイで楽しめるようになっています。
スマホは外出先でも頻繁に使うことから、落としてディスプレイや背面カバーを割ってしまう方があとを絶ちません。しかし、iPhone12では、耐衝撃性がiPhone11から4倍も向上しています。ディスプレイや背面カバーが割れる危険性が大幅に少なくなっています。
硬度の高いナノセラミッククリスタルをディスプレイのガラスに混ぜていたり、背面カバーの素材もiPhone12・mini、Pro・Pro Maxそれぞれで硬度の高いものを利用しています。また、カバーとボディエッジの高さを同じにすることで、カバーが衝撃を受け流せるように工夫しています。
様々な工夫を組み合わせることで、iPhone12では4倍も耐衝撃性を高めることに成功しました。
iPhone12の防水防塵性能は、IEC規格60529にもとづくIP68等級です。これは、水深6mの水の中に30分間入れておいても、動作に一切問題が生じないとされる等級です。この防水防塵性能はiPhone11と変わっていません。
しかし、iPhone12では更に防水性能を高めています。国際規格での防水防塵性能の基準は最高値がIP68等級なので、これ以上の表記はできません。しかし、iPhone11よりもより水に強く、厳しい環境化での使用に耐えられるものになっています。
iPhone12の4機種にはどのような違いがあるのかも見ておきましょう。iPhone12の4機種の大きな違いは、本体のサイズと、カメラ性能の2点に見られます。まず、サイズではiPhone11まではなかった小さなサイズのiPhone12 miniが登場しました。
iPhoneは新機種が登場するたびに大型化してきました。初代iPhoneでは3.5インチだったディスプレイが近年では6.1インチが普通になっています。機能が高性能化し続けるiPhoneでは、より高性能で大型化する部品を搭載するためにはケースを大型化するしかなかったのも確かです。
しかし、手の小さな方には6.1インチのディスプレイでは大きすぎて重すぎました。そこで、iPhone12では初めてiPhoneの小型化に踏み切っています。また、一方で大型のPro Maxも用意して、大型ディスプレイを利用したいユーザーにも配慮しています。
また、iPhone12では、iPhone12とiPhone12 miniのカメラ性能と、iPhone12 ProとiPhone12 Pro Maxのカメラ性能に大きな差があります。iPhone12とiPhone12 miniは超広角レンズと広角レンズのデュアルレンズであるのに対して、ProとPro Maxは望遠レンズも使用したトリプルレンズです。
また、搭載しているセンサーもPro Maxでは大型の高性能なものを利用しているので、撮影した写真の処理が高度化しています。
ここからは、4種類のiPhone12の詳細について1つずつ見ていきましょう。まずはiPhone12 miniです。iPhoneで始めて小型化したiPhone12 miniにはどのような特徴があるのか解説します。
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