2019年09月30日更新
iPhoneが定規になる標準アプリ「計測」の使い方!カメラを使ってサイズが測れる!
皆さんはiPhoneが定規になる計測アプリについてご存じでしょうか。実はiOS12で追加されたこのアプリは意外と便利なものです。そこで今回はiPhoneが定規になる標準アプリ「計測」の使い方をご紹介します。
目次
- 1iPhoneが定規(ものさし)になる標準アプリの計測って何?
- ・計測アプリで出来ること
- ・対応している端末は?
- 2iPhoneが定規になる計測アプリは正確なの?
- ・計測物のサイズが50cm以内であれば高精度
- ・1mを超えるもの・建物などの計測には不向き
- ・自分が移動すればより高精度に
- ・丸いもの・長方形など形を問わず計測できる
- 3iPhoneが定規になる標準アプリ計測の使い方
- ・計測を起動しよう
- ・計測物をカメラ内に収めよう
- 4iPhoneで便利なおすすめの定規アプリは?
- ・iPhoneをそのまま定規として使えるアプリPocket Ruler
- ・Flying Ruler
- ・100cm定規
- ・Measure
- 5iPhoneの定規アプリは非常に便利!
iPhoneが定規(ものさし)になる標準アプリの計測って何?
皆さんはiPhoneの計測アプリについてご存じでしょうか。実はiOS12で追加されたこのアプリは意外と便利なものです。計測アプリを使うことで物のサイズが簡単に測定できます。そこで今回はiPhoneが定規になる標準アプリ「計測」の使い方をご紹介します。
計測アプリで出来ること
まずこのiPhoneの計測アプリで出来ることから簡単にご説明します。
撮影するだけで長さを測ってくれる
名前の通り、計測アプリなので物の長さを測ることができます。どうやって長さを測るかと言いますとiPhoneで撮影するだけです。アプリを起動して、対象の物を画面の中に入れれば勝手にその長さを測ってくれます。
丸いもの・長方形など形を問わず計測できる
しかもこの計測アプリ丸いもの・長方形など形を問わず計測できます。50cm以内のものは精確に計測できますが1mを超える大きいものになると、少し計測するのが難しくなります。大きい物になればなるほど空間とのギャップが生じ、計測が不正確になりますので注意してください。
対応している端末は?
先ほどまでは、iPhoneが定規になる標準アプリ「計測」の出来ることを紹介しました。次に、この標準アプリ「計測」が対応している端末についてご説明します。
iOS12に対応している必要がある
まず基本的に標準アプリ「計測」を使うにはiOS12に対応している必要があります。なぜならこの計測アプリはiOS12以降でアップデートしたアプリだからです。まだiPhoneをアップデートしていない方はiOS12にアップデートしましょう。
iOS12対応・ARKit2に対応していれば計測を使える
iOS12に対応しているのに計測アプリが使えないという方はARKit2を疑ってください。ARKit2が搭載されているのはiPhone6S以降ですので注意してください。iPadですと第5世代以降であれば使えるはずです。
iPhone SEでも利用可能
ちなみにiPhone SEはARKit2に対応していますのでiOS12にアップデート出来ていれば利用可能です。iPhone SEのような小さいデバイスで簡単に物の長さを計測出来るのはとても便利です。
iPhoneが定規になる計測アプリは正確なの?
先ほどはiPhoneが定規(ものさし)になる標準アプリの計測について紹介しました。次はその機能の正確性について話していきたいと思います。
計測物のサイズが50cm以内であれば高精度
計測アプリの機能が最大限発揮されるのは計測物のサイズが50cm以内の時です。計測物のサイズが50cm以内の時はかなり正確に計測できます。
1mを超えるもの・建物などの計測には不向き
ただし1mを超えるもの・建物などの計測には不向きです。大きい物になればなるほど空間とのギャップが生じ、計測が不正確になりますので注意してください。
自分が移動すればより高精度に
カメラを動かさずとも計測してもらえますが、自分が移動すればより高精度になります。誤差が数センチ縮むこともありますので、正確に計りたい場合は自分とカメラを移動させてください。
丸いもの・長方形など形を問わず計測できる
ちなみにこのiPhone計測アプリは丸いもの・長方形など形を問わず計測できます。空間認識をしっかり出来るので形は特に問いません。ただのiPhoneの標準アプリなのに凄い機能が搭載されています。
iPhoneが定規になる標準アプリ計測の使い方
先ほどまではiPhone計測アプリの機能の正確性について話ししました。それではiPhoneが定規になる標準アプリ計測の使い方についてご説明します。
計測を起動しよう
まずはiPhoneが定規になる標準アプリ計測を起動させましょう。なかなか発見できない場合は便利ツールの中にある可能性があります。それでも見つからない場合は検索で「計測」と打ち見つけましょう。
計測物をカメラ内に収めよう
計測アプリを開き、計測物をカメラ内に収めてください。すると「iPhoneを動かし続けてください」と表示されるのでカメラを動かし続けてください。下の図のような白い円が表示されたら、「点を追加」をタップしてください。
点を計測物に追加できたら、カメラを動かしましょう。するとその点からの距離がリアルタイムで測れます。もう一度真ん中のボタンをタップして、さらに点を追加することもできます。
点をリセットしたい場合は画面右上のゴミ箱アイコンをタップしてください。すると全ての状態がリセットされます。以上がiPhoneが定規になる標準アプリ計測の使い方でした。是非皆さんも使ってみてください。
iPhoneで便利なおすすめの定規アプリは?
iPhoneが定規になる標準アプリ計測の使い方はご理解頂けたでしょうか。iPhoneの標準アプリ計測でも十分ものを測ることは出来ますが、1mを超えるもの・建物などの計測には不向きです。そこで次にiPhoneで便利なおすすめの定規アプリをご紹介します。色々な定規アプリがあるので、ご自身の目的にあったアプリを選んでください。
iPhoneをそのまま定規として使えるアプリPocket Ruler
始めに紹介するのはiPhoneをそのまま定規として使えるアプリPocket Rulerです。このアプリならiOS12やARKit2に対応していなくても、誰でも計測できます。標準アプリ計測が使えない方にとっては打って付けのアプリです。それではPocket Rulerがどういうアプリか見ていきましょう。
Pocket Rulerをインストールしよう
まずはPocket RulerをApp Storeでインストールしてください。無料アプリですので安心してください。似たような偽物アプリもあるので注意してください。
画面の目盛りで計測物を計ろう
Pocket Rulerをインストールしたら、まずは起動させましょう。すると定規のような目盛りが表示されます。これを対象の物に沿わせるだけで正確な長さが測れます。さらにこの目盛りを左にスワイプするとiPhoneの長さより長い物も測ることが出来るようになります。
シンプルな機能ですが、かなり手軽に物の長さを測ることができます。ちなみにこの目盛りは60cmまでしかないので、それ以上は測ることはできません。なんとなく長さを知りたいといった時に便利な機能です。
計測方法も選択可能
Pocket Rulerにはこの目盛りの機能以外にも出来ることが沢山あります。画面右にあるメニューバーを開くと様々なオプションが見られます。ARは有料になりますが、それ以外の機能は無料で使用できます。デフォルト状態だと巻き尺が採用されています。
「長さ」「面積」は自分の指でドラッグするだけで長さや面積が測れます。先ほどの巻き尺より正確に測ることができます。ただし、このiPhoneの画面に収まるものしか測定できないので注意してください。ちなみに「定規」は0地点から引っ張っり終えた場所までの長さを測定できる機能です。
レビューによると、定規の目盛りと実際のサイズが違う場合があるようです。恐らく機種によって、誤差が生まれていると考えられます。1度インストール後、実際の定規と比べて、誤差が無いか調べてから使えば安全です。
Flying Ruler
二つ目にご紹介するのはFlying Rulerです。これは残念ながら無料でアプリではないのですが、240円と特別高いわけでもありません。このアプリでは定規をはじめ、分度器、角度計といった機能も搭載しています。iPhoneに付けているケースも登録でき、それを考慮して測ってくれます。この機能は他の計測アプリには無い素晴らしい機能です。
100cm定規
次にご紹介するのは100cm定規です。こちらは無料アプリです。アイコンからわかるようにこのアプリはかなりシンプルに出来ています。起動するとわかりますが、100cmまでスクロールすることで簡単に測定できます。
左端が0cmでないのはiPhoneの端を0に設定しているためです。その点だけ注意してください。自動で測定してくれるわけではありませんが、シンプルで使いやすいアプリです。大体の小さい物ならこのアプリで測定できるはずです。
Measure
最後に紹介するのは「Mesure」です。これはARを使って、物の長さや水平、角度まで測れる優秀なアプリです。前に紹介した「Flying Ruler」「100cm定規」はOSさえ対応していれば使えましたが、このアプリはARKit2対応が必要になります。その点ご注意してください。
ただし、このアプリでは無料で定規、高さ、水平角度、垂直角度、距離、自由計測と6つのモードを利用できます。ARKit2さえ対応していれば、これに勝る無料アプリはないでしょう。
iPhoneの定規アプリは非常に便利!
いかがだったでしょうか。今回はiPhoneが定規になる標準アプリ「計測」の使い方をご紹介しました。iPhoneのカメラを使ってサイズが測れるのはとても便利な機能です。ちょっとサイズが知りたいなと思った際に簡単にiPhoneを取り出し測れます。皆さんも是非、今回ご紹介した計測アプリを使ってみてください。