iPhoneに限らず、スマートフォンにはタイマーや目覚まし機能が欠かせません。iPhoneの場合、タイマー機能は標準搭載の時計アプリの中にあります。しかも単にタイマーのオン・オフができるだけでなく、音楽や動画の再生の停止もできるというスグレモノなのです。
カップラーメンの時間や調理時間、勉強や運動の時間計測などの際にスマートフォンのタイマーは非常に便利です。そんなタイマー機能ですが、実はiPhoneのタイマー機能には時間やアラーム音を変更するだけではなく、音楽や動画再生を自動的に停止させる機能があり、寝落ちしそうなときにも安心して音楽や動画を楽しめます。
加えて、iPhoneのタイマー機能ならSiriやコントロールセンターからも簡単にタイマーを立ち上げられます。必ず通知音が鳴って、バイブレーションのみやイヤホン音声のみの通知ができない欠点はあるものの、こうした便利なiPhoneのタイマー機能の数々について、これから説明していきます。
iPhoneのタイマー機能は標準搭載の「時計アプリ」の中にあります。そのため、iPhoneでタイマー機能を利用するには、まずホーム画面から時計アプリを選択し、右下の「タイマー」タブをタップします。そして時間を「時」「分」「秒」に分けてそれぞれスライダーでセットします。セットできるのは、最大で23時間59分59秒です。
タイマーのアラーム音は初期値では「レーダー」になっています。通常は初期値で問題ありませんが、会社や電車の中で鳴らしてしまうと、自分のタイマーのアラームか、他人のタイマーのアラームなのかの区別がつきません。そんなシチュエーションが考えられるのであれば、違うアラーム音にしておくべきです。
アラーム音は、タイマー設定画面の「タイマー終了時」の項目をタップすることで変更できます。「タイマー終了時」を選択すると、アラーム音の選択画面が表示されます。あらかじめiPhoneにインストールされている音以外にも、iTunesからダウンロードしたり自作したりした着信音や通知音をアラーム音に設定できます。
アラーム音を選択したら、画面右上の「設定」をタップすると、アラーム音が変更されます。
タイマーの設定時刻とタイマー終了時のアラーム音が決まったら、あとは「開始」ボタンをタップすればタイマーが開始されます。画面がロック状態になっていても、設定時刻になったところでタイマーの停止用画面が表示されますので、「停止」を選択すればアラーム音が止みます。
iPhoneのタイマー機能は、時計アプリからだけではなくSiriやコントロールセンターからも呼び出せます。Siriの場合は、「Hey Siri!」と呼びかけるかホームボタンの長押しでSiriを立ち上げたのち、「タイマー×分」と告げればタイマーがセットされます。台所仕事で指が濡れているときなど、iPhoneに触ることなくタイマーセットできるので非常に便利です。
また、iPhone 8までのiPhoneなら画面下から、iPhone Xシリーズなら画面右上からスワイプして表示されるコントロールセンターにもタイマーボタンが用意されているので、ほかの作業中でも簡単にタイマーが呼び出すことが可能です。
前章ではiPhoneのタイマーを起動する方法をお伝えしました。しかしタイマーが動いている最中でも、残り時間を確認したりタイマーを一時停止、もしくはキャンセルしたり、アラーム音を変更したくなる場合があります。以下では、そんなときの対処法をお伝えします。
タイマーの残り時間は、iPhoneのロック・通知画面で確認できます。ロック・通知画面の、通常なら日付と曜日が表示される部分に、タイマーの残り時間が表示されます。
タイマーのアラーム音は、タイマーの起動時のみならずタイマーの動作中にも変更が可能です。タイマー動作中に時計アプリを立ち上げれば、起動時と同様「タイマー終了時」の項目をタップしてアラーム音を変更できます。
タイマーを動かしている最中に、ほかの作業が挟み込まれてタイマーを一時停止したい場合があります。そんなときには、時計アプリを立ち上げてタイマー画面の「一時停止」をタップします。
もしタイマーを動かしている最中に、タイマーを終了したくなった場合には、時計アプリを立ち上げてタイマー画面の「キャンセル」をタップします。
1 / 2
続きを読む