iPadでQRコードを読み取る方法を解説します。iOS11以降のバージョンがインストールされているiPadであれば、標準カメラアプリでQRコードのスキャンが可能です。iOSがiOS11より古いバージョンの場合は専用アプリを利用しましょう。
今回はiPadでQRコードを読み取る方法について解説します。iPadでQRコードを読み取る方法は、iOSのバージョンによって異なります。iPadでQRコードを読み取る方法を理解するための事前準備として、自分のiPadのiOSバージョンを確認する必要があります。
まず、前知識としてQRコードについて簡単に解説します。QRコードとは、元々、バーコードから派生した2次元コードです。日本の企業、デンソーによって開発されました。代表的2次元コード、バーコードは横並びのライン幅とライン間隔で情報を再現していますが、QRコードは情報次元を縦横にとり、ドット配置で情報を再現しています。
2000年に国際規格化され、世界共通の情報コードとして普及が始まっています。QRコードで再現できる情報は、現在の規格では「数字・英数・8ビットバイナリデータ・漢字・かな」であり、格納できる最大文字数は、数字のみであれば7089文字、英数字であれば4296字、漢字・かなであれば1817文字となっています。
現在、iPadでは標準カメラアプリでQRコードを読み取れます。しかし、iOSが旧バージョンのiPadは専用アプリをダウンロードしてQRコードを読み取ります。
正確には、iOS11以降のiOSバージョンがインストールされているiPadは標準カメラアプリでQRコードを読み取れます。
中には自分のiPadのiOSのバージョンがはっきり分からないユーザーもいるでしょう。自分のiPadのiOSバージョンを確認する手順は簡単です。「設定」→「一般」→「情報」と進むと、画面上の「ソフトウェアバージョン」の項目で現在のiPadのiOSバージョンを確認できます。
次に、iOS11以降のiOSバージョンがインストールされているiPadで、標準カメラアプリを使ってQRコードを読み取る方法を解説します。
iOS11以降のiOSバージョンがインストールされているiPadの標準カメラアプリでQRコードを読み取る手順は、まず、ホーム画面から「カメラ」アプリをタップして立ち上げ、メインカメラ(リアカメラ)をQRコードに向けます。
iPadの標準カメラアプリがQRコードを認識すると、画面上でQRコードを囲う様に枠が表示され、画面上方にポップアップでQRコード認識の通知が表示されます。その通知ポップアップをタップすると、QRコードの情報がURLであれば、即時的に画面が切り替わり、該当のサイト画面が表示されます。
URL以外の情報(テキストなど)であれば、その情報を表示できるアプリが自動的に立ち上がって情報を表示します。
コントロールセンターにQRコードアイコンが設置されています。設置されていない場合は、「設定」からコントロールセンターの表示設定をカスタマイズすることで設置できます。
コントロールセンターをカスタマイズする手順は、「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」をタップします。設定画面内の「QRコードをスキャン」をタップすれば、コントロールセンターにQRコードアイコンを追加できます。
iOS11以降のiOSバージョンがインストールされているiPadでありながら、標準カメラアプリでQRコードを上手く読み取れない・スキャンできない場合は、「カメラ」の設定を確認しましょう。
「設定」→「カメラ」と進み、「QRコードをスキャン」の項目がオンに設定されているかどうか確認します。オフに設定されていた場合はトグルをオンに設定して再度、標準カメラアプリでQRコードの読み取りを試してみましょう。
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