Googleマップは緯度経度の情報でも地図を表示させることができます。この記事では、Googleマップを使った緯度経度の取得方法から、位置座標の調べ方、座標を地図上に指定する方法、緯度経度情報の共有方法まで、詳しくご紹介します。
Googleマップの緯度経度の表示方法についてご紹介する前に、緯度経度の表記「10進法」と「60進法」の違いについて簡単にご説明させて頂きます。何故かというと、Googleマップ上では緯度経度の表記が「10進法」と「60進法」で混在している為です。
下記の数字は、どちらも同じ緯度経度を指しています。
「10進法」35.806753, 139.452859
「60進法」35°48'24.3"N 139°27'10.3"E
簡単に言うと「10進法」は”度”表記、「60進法」は”度分秒”表記です。「緯度 60進法 変換」などで検索すると、相互変換できるサイトがヒットするので、片方しかわからず困った場合に便利です。
それでは本題に入ります。まずは、Googleマップ上で指定した場所の緯度経度を表示させる方法について、PC・スマホそれぞれご紹介します。「住所はわからないけれど周囲の建物などを参考に大体の場所はイメージできる」ときなどに有効です。
Googleマップ上で、緯度経度を知りたい場所にカーソル先端を合わせて右クリックするとこのような小メニューが出ます。メニュー内”この場所について”をクリックします。
すると、クリックした場所に画像の赤丸部分のような灰色のマーカーが表示され、画面下部に赤枠部分のような情報画面が表示されます。
赤枠部分を拡大しました。赤線部分が緯度経度の情報です。
Googleマップのアプリを使ってご紹介します。このような初期画面の状態で、緯度経度を知りたい場所を”長押し(2秒程)タップ”します。(※機種はiPhoneです)
長押しをすると、赤丸部分のように赤いマーカーが指定した場所に立ちます。同時に、画面下部に詳細情報が出てきますので、赤枠周辺をタップして表示させます。タップすると、画像右側の画面になります。赤枠の部分が緯度経度の情報です。
住所が判明している場合、任意の場所へGoogleマップを動かす手間が省けます。次は、住所から緯度経度を表示させる方法について、PC・スマホそれぞれご紹介します。
まず初めに、Googleマップ上の検索欄に住所を入力します。しかし、その検索欄が隠れてしまっている場合は、上記画像の矢印部分をクリックします。
先ほどの矢印部分をクリックすると、画面左側上部にこのような検索欄が出てきますので、住所を入力し、”エンターキー”または”虫眼鏡をクリック”します。
クリックすると、このような画面になります。指定した住所についての詳細情報が左側に表示され、地図上では指定した住所の位置に赤いマーカーが立ちます。
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