Firefoxブラウザでは、終了後に再度起動しようとしたときに完全にFirefoxが終了していないなど、さまざまな要因で起動しない、開かない場合があります。この記事では、Firefoxが起動しない、開かないときの要因や対処法を紹介します。
Firefoxが起動しない、開かないときはパソコンを再起動したり、Firefoxをセーフモードで起動するなどで解決できる場合があります。
Firefoxが起動しない、開かない場合は、windowsを再起動することで全てのプロセスがリセットされて起動したり開くようになることがあります。まずは、windowsを再起動して、Firefoxが起動するかや開くかを確認してみましょう。
windowsを再起動してもFirefoxが開かない場合は、Firefoxをセーフモードで起動します。
windowsのデスクトップ上にあるFirefoxのショートカットアイコンを"Shift"キーを押しながら、ダブルクリックすると、「セーフモードは、トラブルシューティングのための、Firefoxの特別なモードです。」とメッセージが表示されます。
確認メッセージには、以下の2つのボタンがあります。まずは"セーフモードで起動"ボタンを選択してください。解決しない場合は、再度Firefoxをセーフモードで起動し、"Firefoxをリフレッシュ"ボタンを選択してください。
【セーフモードで起動】
"セーフモードで起動"ボタンをクリックした場合は、拡張機能やテーマが無効となり、ハードウェアアクセラレーション機能がオフとなります。またツールバーとボタンのカスタマイズが一時的にリセットされます。これらはセーフモードの間だけ行われるので、Firefoxを終了し、再度通常どおりで起動すると、セーフモードで起動する前と同じ状態に戻ります。
【Firefoxをリフレッシュ】
「セーフモードで起動」して、Fierefoxが正常に起動できれば、アドオンやテーマの不具合で原因で起動できない状態と考えられます。この場合は、"Firefoxをリフレッシュ"ボタンをクリックして、ブックマークやパスワードなどの基本情報は維持した状態で、Firefoxを初期状態にリセットします。リフレッシュすることで、Firefoxが正常に起動できるようになります。(ただし、アドオンやテーマはなくなります。)
Firefoxのプロファイルは、パスワードやユーザー設定、設定したホームページやツールバーの情報、ブックマーク、インストールした拡張機能などの情報が保存されています。Firefoxが起動しない、開かなくなる原因の1つとしてこのプロファイルが破損してしまっていることが挙げられます。
起動しない、開かなくなった場合、セーフモードで、Firefoxをリフレッシュすると、自動で新しいプロファイルが作成され、古いプロファイルから重要な情報がコピーされます。古いプロファイルは、windowsのデスクトップに「Old Firefox Data」という名前でフォルダーが作成されます。
windowsの再起動やFirefoxのセーフモードでの起動を行ってもFirefoxが起動しない場合は、Firefoxを一度アンインストール(削除)し、再度インストールします。
Firefoxの公式サイト(mozilla.org)から、最新バージョンをダウンロードします。
Firefoxを起動している場合は、終了してコントロールパネルの「アプリと機能」からFirefoxをアンインストールします。
アンインストール後、以下のフォルダを削除します。(以下は既定の場所です。)
最初にダウンロードした最新バージョンのFirefoxのインストーラーをダブルクリックして、Firefoxを再インストールしてください。
「セーフモード」で起動した場合、使用しているアドオンがFirefoxのバージョンに対応していない可能性があります。お使いのバージョンに対応していないアドオンをFirefoxにインストールされていると、起動しなくなる場合があります。Firefoxは基本的に自動で最新バージョンにアップグレードされます。いつの間にかFirefoxのバージョンが上がってしまい、アドオンがバージョンに対応していないため、起動しなくなった可能性もあります。
Firefoxブラウザは、Chroniumブラウザと比較すると動作の重さが際立ちます。複数タブを開いた状態で作業をしていると、動作はどんどん重くなっていきます。また一度遅くなると、なかなか回復せず、軽いページに遷移するだけでも数十秒かかることがあります。
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