ツイキャスのカラオケ配信のやり方と著作権について解説!

ツイキャスでは「歌ってみた」というカラオケ配信が人気ですが、楽曲をカラオケ配信するときには著作権に注意しなければいけません。この記事では、ツイキャスで許可されているカラオケ配信と、別途許可が必要なカラオケ配信について解説します。

ツイキャスのカラオケ配信のやり方と著作権について解説!のイメージ

目次

  1. 1ツイキャスでのカラオケ配信が厳しくなったって本当?
  2. 楽曲の著作権に対するルールに変更はない
  3. 2ツイキャスでやってもいい演奏の配信と許可が必要なカラオケ配信
  4. ツイキャスで許可されている音楽の演奏配信
  5. 許可が必要なカラオケ配信
  6. 3ツイキャスで著作権侵害してしまうと?
  7. 権利者からの申し出によってツイキャスからまず連絡が来る
  8. 場合によっては権利者から訴えられることも
  9. 4ツイキャスでカラオケ配信するときには著作権に気をつけよう!

ツイキャスでのカラオケ配信が厳しくなったって本当?

ツイキャスで人気のジャンルに「歌ってみた」があります。有名な楽曲を歌って、ツイキャスでたくさんの人に見てもらうことはとても気持ちがいいものです。しかし、「歌ってみた」のようなカラオケ配信に対するツイキャスでの規制が、ここ最近厳しくなったという声が上がっています。

実際のところ、ツイキャスでのカラオケ配信のへの規制が厳しくなっているのかどうか、ツイキャスで許可されているカラオケ配信とはどういったものなのか、この記事では詳しくお伝えします。

楽曲の著作権に対するルールに変更はない

ツイキャスでは、以前から楽曲に対する著作権侵害に対する姿勢と、楽曲を利用する場合のルールを明確化しています。ここ最近、カラオケ配信していたアカウントが片っ端から垢BANされているという声も、ツイキャスユーザーからは上がっています。

これらの声に対して、ツイキャスからは特に最近になってルールを厳しく変更したり、規制を強化していることはない、と正式に表明されています。

以前と比べて権利者側のチェックが厳しくなった可能性はある

ただし、ツイキャス側の姿勢は変わらなくても、楽曲の権利者側の意識が変化しているのは事実のようです。著作権侵害は親告罪であり、当事者である権利を有している人が申し出なければ罪に問われません。

以前はあまり厳しくチェックしていなかった楽曲の著作権者が、著作権侵害に対してチェックの目を厳しく光らせるようになっている可能性があります。他の歌手やバンド、アーティストが発表している楽曲をカラオケ配信する時には、ツイキャスが定めたルールに則って、著作権者の権利を侵害しない範囲で行うように気をつけましょう。

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ツイキャスでやってもいい演奏の配信と許可が必要なカラオケ配信

ツイキャスではすべての楽曲のカラオケ配信や演奏の配信が禁止されているわけではありません。ツイキャスで特に許可を取らずに配信できるカラオケ配信と、権利者の許可が必要なカラオケ配信について解説します。

ツイキャスで許可されている音楽の演奏配信

ツイキャスで許可されている音楽演奏の配信は次の通りです。

自分で作ったオリジナル曲の配信

自分で作詞作曲したオリジナルの曲を、ツイキャスで配信することは問題ありません。オリジナル曲の著作権は作詞作曲をした人になります。

オリジナル曲を発表するときには、他の人にコピーされて他の人の作品だと言われないように、自分自身が著作権を有している楽曲であることを、動画や説明文の中でしっかりと表明した方がいいでしょう。

JASRACとNexToneの管理楽曲を自分で作った伴奏やアカペラで歌う

有名な楽曲の「歌ってみた」のカラオケ配信やカラオケ動画がツイキャスで多く上がっていることに、疑問を持っている方も多くいるようです。有名な楽曲のカラオケ配信をツイキャスでできる理由は、ツイキャスがJASRACおよびNexToneと包括的利用許諾契約を結んでいるためです。

JASRACおよびNexToneが著作権管理している楽曲であれば、ツイキャスで再生された回数に応じて、楽曲ごとにツイキャスから著作権料が支払われます。そのためにツイキャスユーザーは、特に楽曲の著作権者に許可を取らなくても、JASRACおよびNexToneが管理している楽曲の「歌ってみた」動画を配信できます

ただし、JASRACおよびNexToneで管理されている楽曲でも、カラオケ店のカラオケマシンや販売されているCDやダウンロード音源を利用してはいけません。生バンドの演奏や、ギターやピアノの弾き語りで自分で伴奏を付けた演奏と、伴奏を付けないアカペラに限ってツイキャスでの配信が許可されています

ネットでの配信を許可されている楽曲の配信

プロモーションなどのために、著作権者がネットでの配信を許可している楽曲もあります。著作権者がカラオケ配信してもいいと許可している楽曲であれば、ツイキャスでカラオケ配信しても構いません

しかし、配信を許可されている楽曲に何らかの条件が付いていることもあります。配信する前に、その楽曲を利用するにたっての条件をよく確認して、その条件や利用規約を遵守した上で配信しましょう。

許可が必要なカラオケ配信

楽曲や音源に対する権利者に対して許可を取らなければカラオケ配信できない場合があります。どのような場合に許可が必要なのかお伝えします。

CDやダウンロード販売などで販売されている音源などを利用する場合

CDやダウンロード販売されている音源の中には、カラオケの練習がしやすいようにと、歌が入っていない伴奏だけのカラオケ用演奏が入っていることがあります。実は、このカラオケ用に用意されている演奏であっても、販売されてるCDやダウンロード音源を無許可で利用してはいけません。

ツイキャスが包括的利用許諾契約を結んでいる楽曲であっても、販売されている音源には演奏者の権利である著作隣接権が別に発生しています。販売されている音源は、音源の原盤を制作したCDメーカーなどに著作隣接権が認められています。

カラオケ配信でCDやダウンロード販売されいてる音源を使う場合には、著作隣接権を持っている権利者への許可が必要です。

カラオケボックスなどの映像と音声を利用する場合

著作隣接権は、カラオケボックスなどのカラオケマシンの映像と伴奏の音声にも認められています。カラオケマシンの映像や音声は、カラオケマシンを制作しているメーカーに著作隣接権があります。

カラオケボックスからカラオケマシンの伴奏を使ってカラオケ配信を行う場合には、カラオケマシンのメーカーに許可を得る必要があります

JASRACとNexToneが管理していない楽曲を配信する場合

国内で発表されている多くの楽曲がJASRACに登録されています。近年はNexToneに著作権管理を委ねるアーティストも増えてきました。しかし、インディーズや地下アイドルなどで活動しているアーティストの中には、JASRACとNexToneに著作権管理を任せずに、自分で管理している方もいます。

ツイキャスで包括的利用許諾契約を結んでいるのはJASRACとNexToneが管理してる楽曲だけです。JASRACとNexToneが管理していない楽曲は、自分の弾き語りやアカペラで配信する場合でも、著作権者の許可を得る必要があります

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ツイキャスで著作権侵害してしまうと?

上記のツイキャスでのカラオケ配信のルールを知らずに、著作権侵害をしてしまうとどうなるのか、この記事の最後にお伝えします。

権利者からの申し出によってツイキャスからまず連絡が来る

著作権侵害は親告罪なので、権利者からの申し出がなければツイキャスでは問題にされません。しかし、著作権者からの申し出がツイキャスに対してあれば、該当するアカウントの持ち主に対して連絡が来ます。著作権侵害の連絡が来たら、速やかに謝罪をして、該当する動画を削除しましょう

真摯に対処しないと垢BANすることも!

ルールをよく理解せずにカラオケ配信してしまうユーザーもいることから、1回目の警告でツイキャスから垢BANされることは少ないようです。しかし、警告を無視して何度も著作権侵害を繰り返していると、垢BANされてしまいます

垢BANされたら、せっかく育てたフォロワーとの絆がそこで途絶えてしまいます。最初に警告が来た時点で、速やかに真摯に対処して、垢BANだけは絶対に避けましょう。

場合によっては権利者から訴えられることも

垢BANされても、何度も違うアカウントを作り直して、カラオケ配信を繰り返すような悪質なユーザーもいます。権利者が悪質だと判断したユーザーに対して、裁判に訴えることもあります

近年は、悪質なユーザーに対する権利者の対処が厳しくなる傾向にあります。裁判になると、時間もお金もかかります。最初の警告だけで対処していれば支払う必要がなかった賠償金も発生します。そうなる前に、紳士に権利者に対して対処することをおすすめします。

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ツイキャスでカラオケ配信するときには著作権に気をつけよう!

この記事では、ツイキャスでカラオケ配信する時の注意点について解説しました。CDやカラオケ店の音源を使ってのカラオケ配信は、ツイキャスでは基本的にできません。

どうしても、ちゃんとしたカラオケ音源を使った配信をしたい場合には、カラオケ配信機能で伴奏の音源を提供している「MixChannel LIVE」や「ドキドキLive」の利用も検討しましょう

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K.C
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