Google Chromeで文字化けが起きてしまった場合には、直す方法にはどんなものがあるのでしょうか。この記事ではGoogle Chromeの文字化けの原因となる文字コードやエンコードの確認方法や変更方法についてみていきましょう。
Google Chromeをブラウザとして使っている人から時々、文字化けしてしまって困るという声が上がります。Chromeが文字化けしてしまう原因とはどんなものがあって、直すためにはどうしたらいいのでしょうか。この記事ではChromeの文字化けの原因と、直す方法や、文字化けが直ったか確認する方法についてみていきましょう。
Chromeに限らず文字化けが起こる原因というのは、文字コードが違うことが原因になります。基本的にPCやスマホなどのデジタルデバイスの中身というのは、二進法で組み立てられています。
ソフトやアプリを動かすためのプログラムも、Webページや電子書籍などの文章やイラストも、ゲームも動画も、突き詰めていくと0と1の羅列で記載されたデータなのです。0と1だけで記述されたデータが、どうしてちゃんとした文章として読めるのかというと、対応表を作っているからです。
「この数字の組み合わせはこの文字にしましょう」という対応表のことを「文字コード」とか「エンコード」といいます。世界で使われている文字コード・エンコードが1つしかなければ文字化けすることは起こらないのですが、実は文字コードは世界中で多く存在しています。
違う文字コード・エンコードを使って書かれたWebページを閲覧すると、正しく変換できなくて文字化けを起こしてしまうのです。ですから、文字化けを起こしてしまったときには、その文字コード・エンコードを読み取れるようにChromeの設定を直してあげれば正しく読めるようになります。
Chromeの設定を変えれば読めない文字コード・エンコードはないので安心しましょう。
それでは具体的に文字化けを直す方法についてみていきましょう。まずはPCで直す方法ですが、ちょっと待ってください。Chromeで直すことができないという声が上がっています。
以前のChromeでは、Chromeの設定からワンクリックでエンコードを変更することができました。しかし、現在のChromeには、デフォルトで設定されている機能から、エンコードを変更することができなくなっています。いったいどういうことなのでしょうか。
どうやら、現在のChromeでは以前に比べて文字化けすることが少なくなったために、エンコードの変更の機能の必要性が低下したということで、設定から外されてしまったようです。しかし、以前よりも文字化けが少なくなったとはいえ、閲覧するサイトによっては文字化けは起こることがあります。どうしたらいいのでしょうか。
それは次の拡張機能編で詳しくご説明します。
Chromeの設定から文字コード・エンコードを変更することができなくなったので、文字化けしたサイトは読めないのか、というとそういうわけではありません。文字化けを直す拡張機能があるので、必要があれば拡張機能を使いましょう。
Google Chromeの文字化けを直すためには、テキストコーディングという拡張機能をChromeに追加します。テキストコーディングを追加すれば、文字化けしてしまったサイトで右クリックをするだけで、文字コードを選ぶことができます。
テキストコーディングを追加する方法は次の通りです。まずは「Chromeウエブストア」へアクセスして、「テキストコーディング」と検索します。
検索結果から「テキストコーディング」を選択し、そのページに入ります。右上にある「Chromeに追加」をクリックします。
すると確認メッセージが表示されるので追加しても良ければ「拡張機能を追加」をクリックします。
するとテキストコーディングがChromeに追加されて、Chromeの右上に「テキストコーディング」が表示されるようになります。
文字化けしているWebページで右クリックをすると追加した拡張機能の「テキストコーディング」があります。「テキストコーディング」にマウスカーソルを合わせると、文字コードを選択できるので正しく表示される文字コードを探します。
たくさん文字コードがありますが、日本語のWebページであれば「UTF-8」「Shift JIS」「EUC-JP」「ISO-2022-JP」のどれかで直すことができるはずです。
文字コードを変更すると、ページの表示が変わります。正しく表示されるようになっていれば、文字コードが正しく変更されたことが確認できます。下の画像は上の文字化けしたページを正しく変更したものになります。文字コードが正しく変更されたことが確認できます。
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