Google Chromeを最新版のバージョン78にアップデートすると、一部の環境ではブラウザの使用時にクラッシュが発生して強制終了してしまう不具合が出るようです。Google Chromeがクラッシュする原因や対処方法などをまとめました。
近頃Google Chromeユーザーの間で、ブラウザの起動時や使用時に頻繁にクラッシュ・強制終了が発生する問題が話題になっています。画面が真っ白になってすぐに落ちるため、Google Chromeがブラウザとして全く機能しない厄介な状態です。
ここでは、Google Chromeが頻繁にクラッシュするようになった経緯や公式の解決方法を見ていきましょう。
SNS上での評判を見てみると、「Google Chromeがクラッシュして落ちるようになったのは、2019年10月にリリースされた最新版のバージョン78にアップデートしてからだ」という意見が目立ちます。
最近になって急に以下のような不具合が頻繁に発生するようになった場合は、Google Chrome 78へのアップデートが原因である可能性が高いです。
バージョン78へのアップデート後にGoogle Chromeがクラッシュして強制終了してしまう不具合は、開発元のGoogleもすでに把握している問題です。
Google Chromeの開発チームによると、最新版のバージョン78はセキュリティソフト等のアプリケーションと非互換性問題が発生しやすく、何らかのアプリとの連携に失敗してクラッシュが引き起こされている模様です。
しかし、どのアプリが原因でGoogle Chromeが落ちるのかは各自のPC環境によって異なるため、一意的に限定することは容易ではありません。実際、バージョン78にアップデートしても問題なくGoogle Chromeを使用できている方もいます。
まずは、セキュリティ対策ソフトを更新または一時的に無効化して不具合が解決するか試してみましょう。Symantec Endpoint Protectionをお使いの場合は、バージョン14.2以降にアップデートしたらクラッシュしなくなる可能性があるようです。
また、PC Maticなどのチューニング・自動メンテナンスソフトも、Google Chromeが落ちる原因になる可能性があります。最新版に更新またはアンインストールを試してみてください。
Google Chromeがクラッシュしてすぐに強制終了してしまう状態が続くようなら、早急に適切な対処方法を実行して事態の解決を図りましょう。
ここでは、Google Chromeが頻繁に落ちる場合の解決策を解説していきます。
一つ目の対処方法は、Google Chromeの再起動です。
Google Chromeを使用している最中に一時的に動作が不安定になるのは珍しいことではありません。一旦×ボタンを押してGoogle Chromeを閉じた後、再びGoogle Chromeを起動して不具合が解決するか試してみましょう。
二つ目の対処方法は、パソコンの再起動です。
スタートメニューから「電源」→「再起動」をクリックし、OSの再起動後にGoogle Chromeの不具合が解決しているか試してみましょう。
三つ目の対処方法は、一時ファイルの削除です。
Google Chromeの画面右上の三点アイコンをクリックし、「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」を選択してください。
「閲覧履歴」・「Cookieと他のサイトデータ」・「キャッシュされた画像とファイル」の3つにチェックを入れて、「データを削除」をクリックします。
その後Google Chromeを再起動して、不具合が解決しているか試してみましょう。
四つ目の対処方法は、拡張機能の無効化です。
Google Chromeの画面右上の三点アイコンをクリックし、「その他のツール」→「拡張機能」を選択してください。
どの拡張機能がGoogle Chromeのクラッシュ発生の原因になっているか調べるために、まずは全ての拡張機能の設定をオフにしてGoogle Chromeを再起動しましょう。
これでGoogle Chrome強制終了の不具合が解決するようなら、再び拡張機能の設定を全てオンに戻しましょう。そして拡張機能の設定を一つずつ順番にオン・オフ切り替えながら、正確な原因を特定してください。
五つ目の対処方法は、タスク管理です。
Google Chromeを起動すると、複数のプロセスが同時に作動します。その中にはGoogle Chromeの動作に悪影響を及ぼすものもあるため、明らかに異常がみられるプロセスはタスクマネージャーで強制終了させましょう。
Ctrlキー・Altキー・Deleteキーを同時に押し、「タスクマネージャー」を選択してください。
「Google Chrome」の左端の「>」をクリックしてプロセスを展開し、異常にCPU使用率の高いもの・怪しげなプロセス名があれば右クリック→「タスクの終了」を選択しましょう。
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