Amazonと楽天どっちがおすすめ？メリット・デメリットや違いを比較！

日本で代表的な通販サイトといえばAmazonと楽天があります。知名度は日本国内ではどちらも同じ位で、どちらも最も有名な通販サイトと言っていいでしょう。サイトやアプリでネットショッピングをするときに、Amazonと楽天のどちらを使った方がよりお得に買い物ができるのか色々と悩むところです。

この記事では、Amazonと楽天のそれぞれのサイトの特徴や違い、どっちのサイトやアプリを使った方がより安心してより安い商品を買うことができるのか、その違いについて比較検証してみます。

まずはAmazonの特徴について見ていきましょう。楽天と比べたときに、Amazonには次のような特徴があります。

楽天と比較したときにAmazonの大きな特徴と言える点が、Amazon自身が商品を販売しているという点です。Amazonにはマーケットプレイスに出品しているAmazon以外の出品者が販売している商品もあります。

しかし、Amazonで商品を探していると、「この商品はAmazon.co.jpが販売します」と書いてある商品もあります。Amazon自身が商品を仕入れて販売している商品も販売しているという点が、楽天と比較した時のAmazonの特徴になります。

Amazonでは、Amazon自身が販売している商品もありますが、Amazon以外の出品者でもAmazonのプラットフォームを使って販売できる仕組みも持っています。小口出品であれば出品のハードルはそれほど高くないので、個人が不用品を販売するために利用することもできます。

楽天と比較した時のAmazonの特徴としては、世界的な知名度は圧倒的にAmazonの方が高いという点にあります。Amazonは現在、15カ国で展開をしていて、ネット通販の会社としては世界一の規模を誇っています。

世界中のすべての業種のすべての会社の時価総額のランキングでも世界で第5位の規模を誇っています。世界規模で見た時の影響力というのは、比較にならないほどAmazonの方が大きいです。

次に楽天市場の特徴について見ていきましょう。Amazonと比較した時の楽天市場の特徴には次のような特徴があります。

Amazonと比較した時の楽天市場の特徴には、楽天自身が商品を仕入れて販売すると言う事はしていないという点があります。楽天市場はECショップのプラットフォームをショップに提供しているだけです。

楽天グループが展開しているサービスは色々とありますが、楽天市場で楽天が販売している商品というのは基本的に全くありません。

楽天は楽天自身が販売をしていないとなると、いったいどこから利益を得ているのか気になります。楽天はショップの出店料で利益を得ています。Amazonは大口出品であれば月額約5,000円の登録料が必要ですが、その他に商品ひとつが売れるごとに販売手数料を出品者から受け取っています。

一方で楽天は商品が売れるたびに販売手数料を支払う必要はありません。その代わり、出店料を支払う必要があります。出店料はショップの規模などに応じて、月額約2万円から100万円までプランによって違い、使える機能や出品できる商品数などもプランによって変わってきます。

楽天市場は日本国内でのネット通信販売のシェアと知名度はAmazonと互角です。また、Amazonでは商品の販売以外には、プライムビデオやプライムミュージックといったデジタルコンテンツのみの販売ですが、楽天では楽天トラベルや楽天モバイル、楽天証券など、幅広い事業を展開しています。

ただし、楽天は世界的な知名度はほとんどありません。ヨーロッパサッカーの超名門のFCバルセロナとパートナーシップを提携するなど、なんとか海外的へ展開する糸口をつかもうとはしているようですが、なかなか思うように海外展開が進んでいないのが現状です。

世界的な規模で見ると、楽天の知名度はAmazonに比べると全くといっていいほど小さと断言できます。

Amazonと楽天のどっちを使った方がいいのか考える上で、それぞれのメリットとデメリットを理解しておく事は大切なことです。こちらでは、Amazonと楽天のそれぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

まずはアマゾンのメリットについて解説します。

Amazonのメリットとしてまず挙げられる点は、商品数がとにかく豊富だという点があります。楽天市場で探してなかったものが、Amazonで売っているということがよくあります。Amazonでは、世界中のありとあらゆる商品を買えるプラットフォームにしようという目標があります。

そのために、Amazon自身が仕入れて持っている在庫の種類も豊富で幅広いですし、Amazon自身が仕入れることができない商品は、販売者に声をかけて出店してもらうようにしています。圧倒的な商品の種類の豊富さというのは、Amazonの圧倒的なメリットと言えるでしょう。

AmazonにはAmazonプライムという会員サービスがあります。プライム会員になると、プライムビデオやプライムミュージック、対象の電子書籍の使い放題といった特典を使えるようになります。お急ぎ便や日時指定便を送料無料で使えるようになるといった特典もあります。

とても豊富な特典を月額たったの500円で使えるようになります。楽天にも電子雑誌の読み放題や動画配信サービスがありますが、それぞれに月額がかかるのでAmazonプライムほどのお得感はありません。プライム会員の特典のお得感はAmazonの大きなメリットといえるでしょう。

Amazonでは、通常便の配達は2日から4日かかることが普通です。しかし、Amazonプライム会員になると、お急ぎ便が無料で使えるようになります。お急ぎ便が使えると、遅くても翌日配送なので、とても早く商品が届くのは、Amazonのメリットといえます。

Amazonの楽天と比較した時のメリットには、サイトやアプリのデザインがすべての商品で統一されていて、使いやすいという点があります。楽天市場では販売ページはショップごとに作ることになっていますが、Amazonでは同じ商品が複数出品されていても、販売ページが1つしかありません。

販売ページの内容はすべての商品で統一されていて同じなので、ネットショッピングが初めての人でもとまどうことなく買い物がしやすいのは、Amazonの大きな特徴といっていいでしょう。

次は楽天のメリットについて見ていきましょう。特にAmazonと比較したときに楽天市場にはどのようなメリットがあるのかお伝えします。
 

Amazonと比較した場合の楽天市場のメリットにはポイント還元率が驚異的な還元率になっているという点があります。Amazonでは基本的に商品価格の1％、Amazonのクレジットカードを使っていても2%のポイント還元しかありません。

楽天市場の基本的なポイント還元率も1%ですが、楽天カードや楽天銀行、楽天モバイルの利用などによって、ポイント還元率がどんどんと上がっていきます。人によっては、ポイント還元率が通常のお買い物でも7%とか8%になる人もいて、ポイントがザクザクと溜まっていきます。

この驚異的なポイント還元はAmazonでは望めないことです。特にポイ活をしている人にAmazonよりも楽天の方がメリットがあると考えて良いでしょう。

Amazonではどの商品のページもデザインや構成が同じなので、使いやすいというのが特徴でした。一方で楽天市場の販売ページは、ショップごとに様々な工夫がなされています。

買いたい商品とは違う商品が延々と紹介されていたりして、買いたいものがどこで買えるのか分からなくて戸惑うことも正直ありますが、それもショップの個性だと割り切ってしまえば楽しくお買い物が出来ます。

また、楽天市場では商品を購入した後のショップからのメールが、定型文ではなく、一人一人に向けて書いてくれているのだと感じることがよくわかります。

Amazonではただ単に商品を買えればいいというのと比較して、楽天ではショップの個性を楽しんだり、ショップのスタッフとのつながりを感じたりできるというのは、人によっては大きなメリットといえるでしょう。

楽天でAmazonを比較すると、Amazonの方が商品の種類は圧倒的に多いのですが、実はカテゴリーによってはAmazonよりも楽天の方が品揃えが良いカテゴリーがあります。それは、食品とファッションです。実はAmazonでは食品やファッションのカテゴリに出品する場合には、Amazonに申請して許可を得なくてはいけません。

そのために、せどりや転売をしている人にとってはこの2つのカテゴリーはハードルが高く参入者が少ないのが現状です。その点、楽天市場はショップさえ開ければAmazonほどのハードルは少ないので、Amazonよりも商品の種類が多くなっています。

楽天市場ではふるさと納税をすることもできます。さとふるなどのふるさと納税の専門サイトに比べると使っている寄付先は少ないのですが、それでもたくさんの自治体への寄付を選ぶことができます。

楽天でふるさと納税をすると、当然のことながら楽天スーパーポイントが付いてきます。ポイント還元率が高くなっている人の場合には、2,000円の自己負担額がポイント還元で黒字になってしまうということも実はあります。

使い方によってはさとふるなどでふるさと納税をするよりもお得にふるさと納税ができて、返礼品もゲットできるので、ぜひ気になっている人は楽天ふるさと納税を活用してみましょう。

楽天のAmazonと比較した時のデメリットの1つに、配送が遅くなる場合が多いという点があります。Amazonではマーケットプレイスの出品者の荷物もAmazonが預かって、注文を受けたら迅速に発送するというシステムがあります。

楽天はショップが自分で発送するために、注文を受けてから発送までの時間がかかり過ぎてしまうことが少なくありません。しかし、Amazonの発送システムを使って発送している場合には、注文を受けてからすぐに発送準備に入るので安心です。

実はAmazonの発送システムは、Amazon以外での購入でもショップは利用できます。Amazonにも出店しているショップの場合には、Amazonのシステムを使って迅速に発送してくれる可能性が高いので安心できます。

次にAmazonと楽天市場のそれぞれのデメリットについても見ていきましょう。まずはAmazonのデメリットについて解説します。

楽天市場と比較すると、ポイント還元率が圧倒的にAmazonの方が悪いという点は、Amazonのデメリットといえるでしょう。

特にポイ活をしている人にとっては、Amazonのクレジットカードを使っても、楽天ほどのポイント還元のメリットを感じる事は難しいのが現実です。ポイ活をする人にとってはAmazonはあまりメリットが少ないといっていいでしょう。

Amazonのデメリットとしては、プライム会員にならないとほとんどメリットがないという点があります。プライム会員であれば、注文した商品は全てお急ぎ便の対象になりますが、プライム会員でなけれお急ぎ便には別料金がかかります。

楽天にはプライム会員のような、月額会費で利用できるサービスはありませんが、その代わりすべてのユーザーが同じ条件で利用できます。この点はAmazonのデメリットと感じる人もいます。

Amazonの出店料は楽天よりもかなり格安です。しかも、事前に販売申請が必要ない商品であれば、誰でも簡単に出品できてしまいます。そのために時折詐欺業者が紛れていることがあります。

クレジットカードの情報はAmazonが管理しているので大丈夫ですし、金銭的な被害が起きた場合にはAmazonが保証もしてくれます。しかし、注文すると名前と住所が業者にわたってしまうので、怪しい業者に個人情報が渡ってしまうことがあり安心できない点は、Amazonのデメリットといえるでしょう。

楽天市場のデメリットには次のようなデメリットがあります。

楽天市場の販売ページは、ショップが自分で作ります。そのためにアプリやサイトがごちゃごちゃして、Amazonよりも商品が探しにくいという欠点があります。すっきりとサクサクお目当ての商品を見つけたいという人にとっては、この点は大きなデメリットとなるでしょう。

楽天では商品を購入するときに気を付けないと、そのショップのメルマガの配信に同意するにチェックが必ず入っています。メルマガを配信しないでほしくても、自動的に同意するにチェックが入ってしまっているので、注意しないと配信されてしまいます。毎日のように届く楽天からのメルマガに辟易としているという人も少なくありません。

楽天では送料はショップごとに設定できます。楽天では送料が高い値段で設定されていることがあります。楽天ではショップごとにヤマト運輸や佐川急便などに依頼するしかなく、どうしても宅配便の価格が値上がりしているので仕方がない面もありますが、安い送料がいいのならAmazonの方がおすすめです。

楽天にはAmazonのように詐欺業者が紛れ込んでいる可能性はほとんどありませんが、ショップごとに質に差がありすぎるという点はどうにかして欲しいという声が多く聞かれます。同じ価格で同じ商品を買っても、メールでの対応や、発送の梱包などに差がありすぎるのは考え物です。

Amazonと楽天の特徴を見てきましたが、結局比較するとどっちがおすすめなのか、こちらではどっちがいいのかを検証していきましょう。

Amazonと楽天のどっちの商品が多岐いのか安いのか気になります。どっちの商品が安いのか高いのか見ていきましょう。

商品の価格がどっちが安いのか、どっちが高いのか、というのは正直なところ商品によって違います。Amazonの方が出品者が払う送料が安いので、商品も安いのかと思いきや、楽天の送料込みの価格よりも高いこともあります。商品ごとに比べて、どちらが安いのか高いのか判断してみるしかありません。

送料込みの金額がAmazonの方が安いと思っても、楽天のポイント還元された楽天スーパーポイント分を差し引いてみたら、楽天の方が安い値段で、Amazonの方が高い、ということも実はあります。実際に注文した時の金額だけではなく、還元されるポイント数も併せて考えてみると、どちらの方が安いのか、高いのかわかるでしょう。

ネット通販では値段の高い安いよりも安心できるかどうか、というほうが大切だという声もあります。Amazonと楽天のどっちがより安心して利用できるのか見ていきましょう。

安心できるかどうかというのは、クレジットカードが不正利用されるかどうかが一番の問題です。Amazonではクレジットカード情報を出品者に渡すことはしません。Amazonが厳重に管理してるので安心できます。

一方で楽天のクレジットカードの管理はショップごとに任されています。妙なことをしたら楽天に出店できなくなってしまうので、基本的に安心だとは思いますが、ショップのPCがウイルス感染して流出する可能性も考えられます。

クレジットカードを使って支払いをするときには、楽天はAmazonほどの安心感はないと考えてもいいかもしれません。

Amazonの自社発送業者の中には、個人情報を収集するための詐欺業者が紛れている可能性があります。Amazonで自社発送の商品を購入するときには、販売実績があり、評価の高い業者からのみ買うようにしないと安心できません。

一方で、Amazonから発送する商品というのは、マーケットプレイスの商品であってもすべてAmazonが責任をもって発送することになっているので絶対に安心です。お金を支払ったのに商品後届かない、ということも絶対にありません。

楽天もAmazonも、万が一詐欺的な業者に引っ掛かってしまったり、お金を支払ったのに商品が届かなかったりした場合には、楽天やAmazonが責任を持って補償するサービスを充実させています。その点ではどっちも安心できます。

実際にAmazonと楽天を使った人はどのような感想を持っているのか、こちらでは口コミをまとめてみました。

Amazonの口コミには次のものがあります。

「配送された商品の梱包がいつも丁寧でいいと思います」
「レビューがとにかく参考になります。値段も近所のお店よりも安いものが多いので助かっています。」

「配達されるまでの日数がある程度かかることを差し引いても、格安のものを買えるのはうれしい」

「入金したのに発送されないことがあって頭にきた。カスタマーサービスの対応も最悪で、結局解決していない。」
「送り主がわからない商品がAmazonから突然届いた。気持ち悪い」
「指定した日時に商品が届かないことがあった。」

楽天の口コミには次のようなものがあります。

「安いものが多くて、ちょっと高いと思ってもポイント還元で結局安くなったり、とても楽天はおすすめです」
「ポイントがどんどんと貯まっていくのがとにかくうれしい。」

「近所にはない商品を買えたり、お店とは違いいろいろな商品やショップを比較できるのがいい」

「ショップとトラブルになり、チャットで相談したら、はぐらかされて逃げられました。」
「即日発送で注文したのに3日たっても届かない」
「ショップと連絡が取れなくなって困っている」

Amazonと楽天の違いについてここまで見てきました。それぞれに違いがあり、それぞれにメリットデメリットがあります。Amazonと楽天を使い分けするときにそれぞれのおすすめの使い方があります。この記事の最後に、それぞれの違いに基づいておすすめの場合を見ていきましょう。

Amazonがおすすめの場合とは次の場合です。

Amazonはサイトやアプリがとてもシンプルなので、シンプルに買いたいものだけを買えればいいということであればAmazonの方がおすすめです。

プライム会員であれば、お急ぎ便を無料で使えます。プライム会員ですぐに商品が欲しいときにはAmazonの方がおすすめです。

楽天がおすすめの場合とは次の場合です。

楽天のサイトやアプリにはショップごとの個性があふれています。街中をウインドウショッピングして、いろいろな商品を見るのと同じように、楽天ではそれぞれのショップの違いなどを楽しむこともできます。サイトやアプリでショップの違いを楽しみながらお買い物をしたいのなら楽天の方がおすすめです。

楽天ではいつでも何かしらのキャンペーンを展開しています。キャンペーンのお祭り騒ぎが好きな人には楽天がおすすめです。

Amazonとの違いは、楽天では食品とファッションアイテムが充実しているという点があります。特に食品あAmazonとは違い、フレッシュな野菜や果物、お肉なども買えます。ファッションアイテムや生鮮食品を頻繁に購入する人には楽天の方がおすすめです。

この記事では楽天とAmazonの違いを比較して、どっちが安いのか高いのかといったことについてみてきました。どっちにもメリットもデメリットもあり、安いものもあれば高いものもあります。アプリの使い勝手などの違いも大きいので、上手に使い分けをすることが大切です。ぜひ両方のアプリのメリットを最大限生かして上手にお買い物をしましょう。