2024年04月01日更新
ヤフオク!の匿名配送の仕組みとやり方!設定から発送までの手順や注意点を解説!
ヤフオクでも匿名配送ができるようになりましたが、詐欺に遭ってしまうのなどのトラブルも起きてしまっています。この記事ではヤフオクの匿名配送を利用する方法や、メリットとデメリット、利用する上での注意点について詳しく解説します。
目次
- 1ヤフオクでも匿名配送が使える!
- ・ヤフオクは出品者も落札者も個人情報開示が原則だった!
- ・匿名配送とは?仕組みとはどのようなもの
- 2ヤフオクで匿名配送するやり方について
- ・匿名配送が利用できる配送方法について
- ・出品者の匿名配送での出品方法と発送方法
- 3ヤフオクの匿名配送のメリットについて
- ・出品者側のメリットとは
- ・落札者側のメリットとは
- 4ヤフオクの匿名配送のデメリットについて
- ・出品者側のデメリットとは
- ・落札者側のデメリットとは
- 5ヤフオクの匿名配送を利用するときの注意点
- ・送り状の貼り間違えをしないように気を付けよう
- ・配送トラブルでの補償を確認しておこう
- ・すべての情報が完全に匿名というわけではない
- ・返品などのトラブルがあった場合には匿名配送が利用できない
- ・詐欺にあった場合には警察でも対応できないことがある
- 6ヤフオクオの匿名配送は便利!でも使い方には注意しよう!
ヤフオクでも匿名配送が使える!
メルカリやラクマなどのフリマアプリで匿名配送を利用出来るようになってから、ヤフオクの利用者がかなりそちらに流れたといわれています。やはり個人情報を相手に渡さずに済む匿名配送の安心感は、特に女性にとっては大きなものです。
しかし、とうとうヤフオクでも2017年から悪名配送を開始しました。この記事では、ヤフオクの匿名配送の仕組みや注意点などについてお伝えします。
ヤフオクは出品者も落札者も個人情報開示が原則だった!
ヤフオクが匿名配送を創ると発表したときには、世間に大きな衝撃を与えました。というのは、ヤフオクはお互いに名前や住所といった個人情報を開示することが原則だったからです。しかし、メルカリなど匿名配送を利用できるアプリの利用者が急増していることを受け、ヤフオクでもとうとう匿名配送を始めることになりました。
匿名配送とは?仕組みとはどのようなもの
匿名配送というのは、出品者も落札者も名前や住所といった自分の情報はヤフオクの運営会社に伝えます。匿名配送として指定した配送方法で発送された商品に、ヤフオクの運営者は預かっている個人情報を貼り付けて配送します。
出品者も落札者も個人情報はヤフオクに教える必要はありますが、取引の相手に教えることはありません。相手に名前や住所を知られる心配がないという安心感が大きな配送方法です。
ヤフオクで匿名配送するやり方について
ヤフオクで匿名配送をする方法について見ていきましょう。
匿名配送が利用できる配送方法について
ヤフオクで匿名配送を利用できる配送方法は決められています。匿名配送が利用できる配送業者はヤマト運輸と日本郵便です。それぞれ、匿名配送で利用できる配送方法が決まっています。
ヤマト運輸
ヤマト運輸で匿名配送を利用できる配送方法には次のものがあります。
- ヤフネコ!ネコポス(全国一律出品者負担195円、落札者負担225円)
- ヤフネコ!宅急便コンパクト(全国一律出品者負担380円、落札者負担444円)
- ヤフネコ!宅急便(出品者負担600円から、落札者負担657円から)
ヤマト運輸は料金が日本郵便と比べると若干高くなっています。しかし、万が一の場合には、匿名配送でも配送中に万が一のトラブルが起きてしまった場合には保証してもらえるので安心です。
日本郵便
郵便局からも匿名配送を利用することができます。郵便局の方がヤマト運輸よりも若干送料が安くなっています。しかし、ヤマト運輸とは違い、万が一の事態が起きても保証はしてもらえないのでその点は理解して利用しましょう。日本郵便での匿名配送で利用できる配送方法は次の通りです。
- ゆうパケット(全国一律出品者負担175円、落札者負担210円)
- ゆうパック(出品者負担600円から、落札者負担は地域で変動)
出品者の匿名配送での出品方法と発送方法
出品者が匿名配送で出品したいものを出品する方法は、出品する画面から「匿名配送」を選択できる配送方法を選択するだけです。基本的に出品するときの設定画面からデフォルトの設定で選択できるのは、匿名配送になっています。
匿名配送以外の出品方法を選択したいときには、「その他の配送方法」を選択しなければいけません。基本的にデフォルトの設定でヤフオクで配送方法を選択すれば、匿名配送になると考えて良いでしょう。
匿名配送で出品者商品がなくてされた場合には、落札者情報が送られてきますが、名前はもちろん伏せ字になっていて判りません。住所は都道府県名と郵便番号の上3桁のみが開示されます。郵便番号の上3桁というのは、配達を請け負う郵便局を表しています。
郵便局まではわかったとしても、そこから先の住所をたどるのはほぼ不可能なので、匿名性はかなり保たれていると考えていいでしょう。
落札者側の支払いが終わったら、匿名配送用のQRコードが発行できます。QRコードを持って、ヤマト運輸を利用する場合にはコンビニか営業所へ、郵便局なら郵便局へ行き発送の手続きを行います。匿名配送になるという点だけ違うだけで、発送方法は通常の発送方法と変わりません。
ヤフオク取引ナビから連絡は不要
匿名配送を選択した場合には、今までのように「ヤフオク取引ナビ」からの連絡は一切必要ありません。落札されたら梱包して最初に選択した配送方法で配送するだけです。
ヤフオクの匿名配送のメリットについて
匿名配送ができるフリマアプリが登場しても、ヤフオクは実名での取引に大きなこだわりを持っていました。というのは、実名取引にはデメリットだけではなくてメリットもあったためです。
しかし、匿名配送を取り入れたということを、匿名配送のメリットをヤフオクが認めたということに他なりません。こちらでは、ヤフオクの匿名配送のメリットについて見ていきましょう。
出品者側のメリットとは
まずは、ヤフオクで匿名配送を要する場合の出品者側のメリットについて見ていきましょう。
個人情報を開示しなくてもいい
ヤフオクの匿名配送の出品者側のメリットとしては、落札者に対して個人情報を開示しなくてもいいと言う点があります。個人情報の管理に対するポリシーを定めている企業とは違い、個人間取引で取引相手に個人情報を渡すというのは、万が一相手が悪意を持った人だったら怖いというのがあります。その点、匿名配送の安心感はとても大きなものです。
送り状を書く手間が必要ないしミスもない
ヤフオクの匿名配送の出品者側のメリットとには、送り状を手書きしなくてもいいと言うメリットがあります。匿名配送でない場合には、送り状のあて先は自分で手書きで書かなければいけません。
しかし、匿名配送の場合には、QRコードをコンビニや郵便局の窓口で読みとってもらえば、必要な伝票を印刷してもらいます。送り状を書くときのミスもないので安心です。
落札者側のメリットとは
ヤフオクで匿名配送を指定してある商品を落札することは、落札者にとっても大きなメリットがあります。こちらでは、落札者にとってのメリットも見ておきましょう。
個人情報を開示しなくてもいい
落札者にとっても、自分の個人情報を出品者に開示しなくてもいいという点は大きなメリットになります。特に、ヤフオクの場合には、お金を支払ったのに商品を送ってくれないと言う詐欺が、他のフリマアプリなどと比べると多いと言われています。
悪意を持った相手が取引相手になってしまった場合には、個人情報を渡してしまうということはとても危険性が高いことです。その点、匿名配送なら安心です。
送料が安い
ヤフオクで匿名配送の商品を落札することのメリットには、匿名配送で選べる発送方法というのは、送料が安い配送方法が多いという点もあります。出品者負担の配送料であっても、配送料は商品代金に上乗せされていて、結局は落札者の負担になっています。
しかし、特に小物を落札した場合には、匿名配送であればとても配送料を低く抑えることができる点は、落札者にとっては節約ができてとてもいい点です。
ヤフオクの匿名配送のデメリットについて
ヤフオクで匿名配送を利用するとトラブルが多く、実名での配送に比べるとデメリットも多いという声も、長年のヤフオクユーザーからは多く上がっています。こちらでは、ヤフオクの匿名配送のデメリットについて見ていきましょう。
出品者側のデメリットとは
ヤフオクの匿名配送には、出品者側に次のようなデメリットがあります。
取引ナビでのやり取りがないので本当に受け取ってもらえるか不安
ヤフオクで匿名配送を利用する上での、出品者側のデメリットとしては、本当に落札者に受け取ってもらえるのか不安だという点があります。今までは取引ナビで確実に相手に購入の意思があることを確認してから発送できましたが、匿名配送では取引ナビでの確認をすることができません。
相手が万が一いたずらで入札して、落札してしまった場合もあるでしょう。受け取りの拒否をされてしまわないか、出品者側としては評価されるまで不安な日が続きます。
慣れないと手続きがちょっと複雑
ヤフオクで匿名配送を利用する上での、出品者側のデメリットとしては、配送をお願いするときの手続きが、慣れるまでは大変だという点があります。
QRコードを発行して、それを持ってコンビニや郵便局で手続きをするのですが、コンビニではファミポートやLoppiを操作しなければいけないこともあります。慣れないうちは、発送するまでの手続きが大変だという声があります。
住所が伏字になるので複数商品を一度に発送するときに不安
ヤフオクで匿名配送を利用する上での、出品者側のデメリットとしては、住所が伏せ字になっているので、発送するときに間違える可能性があるという点があります。副業として本格的に出品している人の中には、1度に沢山の荷物を発送することもあるでしょう。
自分で送り状を書くのであれば、一つずつ商品を確認しながら送り状を貼ることもできましたが、匿名配送では完全に梱包した状態で発送手続きを行います。発送する商品と宛先を間違えてしまわないか不安になるという声もあります。
返品などのトラブルの時には個人情報を教える必要がある
ヤフオクで匿名配送を利用する上での、出品者側でも落札者側でも考えておかなければいけないデメリットには、届いた商品が壊れていたとか、気に入らないので返品したいという場合には、返送や再送には匿名配送は利用できないという点です。お互いに名前や住所を教えなければ、トラブル対応ができない点は理解した上で利用しましょう。
落札者側のデメリットとは
一方で落札者側には次のようなデメリットがあります。
出品者が詐欺だった場合には対処の方法がない
ヤフオクで匿名配送を利用する上での、落札側のデメリットとしては、万が一詐欺に買ってしまった場合には、対応しようがないという点があります。今までも、落札者にお金を先に支払わせて商品を送らないという詐欺はヤフオクでは頻発していました。
しかし、今までは偽物であっても名前と住所のやり取りや、取引ナビでのやりとりがありました。詐欺に遭っても取引ナビでのやり取りを証拠として動くことも可能でした。しかし、匿名配送では詐欺に遭ってもそういった情報を一切落札者側が手に入れる事はできません。証拠がないので、対処できない事態に陥ってしまいます。
ヤフオクの匿名配送を利用するときの注意点
ここまで見てきたように、ヤフオクで匿名配送を利用するときには、注意しなければいけない点がいろいろとあります。この記事の最後に、ヤフオクで匿名配送を利用する時の注意点について見ていきましょう。
送り状の貼り間違えをしないように気を付けよう
匿名配送で複数の商品を1度に発送する場合には、商品と宛名を間違えないように注意しましょう。間違えないようにするためには、箱の隅っこに小さな目印やメモを書いておくと良いでしょう。
せっかく自分の商品を落札してくれた人に、間違えて他の人に送るべき商品を送ってしまうというトラブルが起こらないようによく注意しましょう。
配送トラブルでの補償を確認しておこう
匿名配送では、ヤマト運輸であれば配送トラブルが起きてしまった時に保証をしてもらいますが、日本郵便には保証がありません。そのかわり、日本郵便の方が配送料金が安く抑えられています。
郵便局の方が匿名配送は安いけれども、保証はないということと、ヤマト運輸の補償も上限額が決められているという点には注意しましょう。ヤマト運輸の場合には、ネコポスは3,000円まで、宅急便コンパクトは3万円まで、宅急便は30万円までとなっています。
すべての情報が完全に匿名というわけではない
匿名配送を利用しても、都道府県名と配達を担当する郵便局を表す郵便番号の上3桁までは出品者に開示されます。そこから先の個人情報は完全に匿名ですが、すべての情報が完全に匿名になるわけではないという点は理解して利用しましょう。
返品などのトラブルがあった場合には匿名配送が利用できない
ヤフオクの匿名配送では、返品などのトラブルがあった場合には匿名配送の利用ができなくなります。匿名配送を利用しても、何らかのトラブルが起きてしまった場合には、相手に個人情報を伝えなければいけない場合もある可能性があるというのは頭に入れて利用しましょう。
詐欺にあった場合には警察でも対応できないことがある
ヤフオクの匿名配送では、出品者側は落札者がお金を入金しなければ発送できないので、商品を発送したのにお金を入金してくれない、という詐欺やトラブルにあう可能性は非常に低くなっています。
しかし、落札者側が入金したのに、出品者側が発送してくれない、という詐欺やトラブルは実はかなり多く起きています。匿名配送の場合には、取引ナビでのやりとりや、相手の名前や住所が全くわからないので、正直なところ警察に届けても、警察でも対応できないことが少なくありません。
詐欺やわかっていてトラブルを起こすような悪質なユーザーはごく少数ですが、それでもヤフオクに完全にないこともありません。詐欺やトラブルに遭った時には、通常の取引と違って、匿名配送では解決できないこともあるということは頭に入れておきましょう。
ヤフオクオの匿名配送は便利!でも使い方には注意しよう!
この記事では、ヤフオクで匿名配送を利用することのメリットとデメリット、匿名配送を利用する上での注意点などについて見てきました。ヤフオクで匿名配送を利用できるのは、こうした個人間取引を安全に行いたいと考える人にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、一方ではヤフオクでの顔の見える取引を楽しんでいた人も少なくありません。また、詐欺に買ってしまう心配もあります。ヤフオクで匿名取引を利用することは、便利ですが、注意しなければいけない点もあるということを頭に入れて利用しましょう。
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