Windows7のPCのシステム復元の実行方法!復元ポイントやデータ復元についても解説!

Windows7の不具合を解消できる「システムの復元」とはWIndows標準のツールです。Windows7のシステム障害、インストールトラブルなどを修復できる「システムの復元」の使用法と注意点を当記事にて詳細に解説してまいります。

Windows7のPCのシステム復元の実行方法!復元ポイントやデータ復元についても解説!のイメージ

目次

  1. 1Windowss7PCのシステム復元とは
  2. 2Windows7PCのシステム復元のために復元ポイントを作成しておく
  3. 復元ポイントとは
  4. 復元ポイント作成の手順
  5. 3Windows7PCのシステム復元の実行方法
  6. 4Windows7PCのシステム復元の注意点
  7. システムの復旧には時間がかかる
  8. ノートPCの場合ACアダプターを接続する
  9. アプリの終了・データの保存
  10. 管理者アカウントで実行する
  11. HDD・SSDの容量の確認
  12. 復元ポイントがない場合システム復元できない
  13. データは復元・復旧出来ない
  14. アプリやドライバーは再インストールが必要な場合がある
  15. バックアップをとってから実行する
  16. 5Windows7PCのシステム復元は注意点を確認してから行おう!

Windowss7PCのシステム復元とは

システムの復元と聞いてWindows7ユーザーから不具合解消に有効だと知りつつ少し心配だという声も聴きます。「せっかくインストールしたアプリケーションソフトやデバイスドライバが削除されてしまう」という不安です。しかしご安心くださいWindows7の「システムの復元」は賢くなっています。

「システムの復元」を実行すると復元ポイントを同時に作成します。どういうことかと申しますと復元を実行しても問題が解決しない場合元通りに復元前に戻すことが可能です。

PC復元

Windows7にはなんらかの原因によって不具合をおこしたPCを以前の快調の頃のシステムに戻す機能が準備されています。「システムの復元」です。かつてのWindows95,98系の最終版のWindowsMEから装備されたシステムでそれまでのWin95系の不安定なOS修復の切り札とされました。

システムポイントを探す

Windows7PCのシステム復元のために復元ポイントを作成しておく

PC復元

復元ポイントとは

復元ポイントとは、システム(レジストリ等)に変更がなされようとする時、後で問題が発覚したら変更前に戻れるようにWindowsに変更直前のシステムを日時と供に記録しておく機能の事です。

手動でWIndows7ユーザー自身が復元ポイントを作成することも削除することもできます。しかし通常はシステムが自動的に作成する”復元ポイント”とユーザーがアプリケーションソフトやドライバ等をインストールした、時点の”復元ポイント”がWindows7の「システムの復元」に作成されます。

PCポイント

復元ポイント作成の手順

”手動入力”で復元ポイントを作成する手順を解説していきます。

Windowsキー

Windows7の「システムの復元」のページに行くにはいく通りか道はありますが、ひとつはWindowsキーをクリックして次にコントロールパネルをクリックして開きます。

  • コントロールパネルをクリック

復元はコントロールパネルからはじめる。

コントロールパネルのページからWindows7の「システム」の項目をさがしクリックします。「システムの復元」にたどるには「回復」からも行けます。

  • システムをクリック

システム復元作成10

Windows7におけるシステムの復元は不具合を正常状態にもどすということで、有効なシステムですが、実行すると最近Windows7にインストールしたアプリケーション付属のデータは消えてしまいますので、必ずデータ保存するようにしてください。

復元したWindows7を復元前のWindows7に戻せることを記しました。元通りにすることは可能ですが、不具合、問題点も戻ります。快調だった頃への修復にはやはりバックアップをしっかりとって以前のWindows7に復元しましょう。

  • システムの保護をクリック

システム復元作成20

「システムの保護」のタグでWindows7(C:)(システム)の保護の欄が”有効”になっているのを確認します”無効”になっていると「システムの復元」が作成されません。復元ポイントを今すぐ作成の「作成」をクリック「OK」をクリックして次に行きます。

  1. 作成をクリック
  2. OKをクリック

復元ポイント作成手順10

  1. 1にイベント(例*ドライバをインストール)の説明
  2. クリック

復元ポイントの作成

ここで5~6分かかることもあります。

システム復元作成new1

下の図に”復元ポイントは正常に作成されました”と表示されています。これでWindows7の手動での復元ポイント作成は終了になります。

  • 閉じるをクリック

システム復元作成new2

Windows7の復元ポイントの確認に移ります。

  • 「次へ」をクリック

システム復元作成new3

下の画面に先程設定した説明と日付の復元ポイントが表示されているか確認します。このあと復元を実行する場合は「次へ」、Windows7の復元ポイントを作成するだけで良いなら「戻る」のボタンをクリックします。

復元実行準備
システムの復元の準備

Windows7PCのシステム復元の実行方法

これからPCに不具合があるWindows7の「システムの復元」をします。「復元ポイントを作成」の項と違って「アクセサリ」の中からWindows7の「システムの復元」の項目をさがします。WindowsのロゴのついたWindowsキーをクリックします。

  1. 「Windowsキー」をクリックする
  2. 「すべてのプログラム」をクリック

システムの復元実行5

Windows7のスタート”メニュー”の中より「アクセサリ」をさがします。

  • 「アクセサリ」をクリック

システムの復元実行17b

「アクセサリ」をクリックしますとプルダウンメニューが出ますので「システムの復元」をクリックします。

  1. 「システムツール」をクリック
  2. 「システムの復元」をクリック

システムの復元実行18b

Windows7を以前の快調だったころのWindows7に戻すべく復元を開始します。

  • 「次へ」をクリック

復元実行20b

下の図の中で「日付と時刻」の中から復元ポイントを選択します。右の説明欄に復元ポイントが作成されたイベント(きっかけ)が記されていますので復元ポイントを選ぶときの参考にします。

  • 「影響を受けるプログラム」をクリックする

復元実行30b
復元実行40b

赤枠の中の様にシステムの復元により削除されるプログラムと復元されるプログラムが表示されますのでメモしておいたほうがよいでしょう。

  • メモをとって「閉じる」をクリック

復元実行50

  • 赤枠の日付の復元ポイントを復元
  • 「完了」をクリック

復元実行60

  • 「はい」をクリック

復元実行70
復元実行80
復元実行90b

以上でシステムの復元は終了になります。

  • 「閉じる」をクリック

復元実行100bb

Windows7PCのシステム復元の注意点

windows7PCのシステム復元の注意点としては各データのバックアップが一番大切です。復元後の環境の回復をスムーズに進めるためにも行き当たりばったりではなく周到な準備を日頃からこころがけましょう。

バックアップシステム

システムの復旧には時間がかかる

二週間以内の復元ポイントであれば10分ぐらいで終了します。しかし不具合を長期間放置し正常に使えてた時期が2か月以上経っていますと1時間くらい掛かることもあります。

ノートPCの場合ACアダプターを接続する

no-toPC電源

システムの復元を出先で行わなくてはならない場合、ACアダプターを用意しておくと安心です。思いもかけず時間がかかり途中でバッテリーがきれて中断しますととシステムの修復ができなくなります。

アプリの終了・データの保存

PCポイントアプリ

システムの復元をはじめる前に起動中のアプリはすべて終了させ作成したファイルやデータを保存しましょう。マイドキュメント、マイピクチャ―に保存すれば「システムの復元」をはじめても削除されません。

PC復元

管理者アカウントで実行する

ごくまれにWindows7の管理者ユーザーのシステムアカウントを要求されることもありますが、「システムの復元」の実行には必須ではありません。

kannrisya

HDD・SSDの容量の確認

最近のPCでは空き容量のことを気に掛ける方も少ないのではないでしょうか。しかしWindows7のシステムの復元の実行には最低300MB以上の空き容量が必要です。最近のHDDでは**GBや**TBの時代ですが念のために確認しておきましょう。

バックアップシステムのポイントがない

復元ポイントがない場合システム復元できない

復元ポイントがなければシステムの復元はできません。通常は毎週自動的にWindows7では復元ポイントは作られるので、「システムのプロパティ」の「保護設定」の一覧で(C:)の「保護」の設定が「無効」になっているかもしれません。一度確認してみましょう。

  • Windows7(C:)(システム)の欄が「無効」になってないか
  • 「無効」だったら「有効」にする

システムの保護が無効に

データは復元・復旧出来ない

システムの復元を実行して失ったデータはそのままでは戻りませんがデータを失う復元ポイント日時より以前の復元ポイントを選択して再度システムの復元を実行すると失ったデータが戻る可能性があります。

また復元を実行しますと最新の復元ポイントも作られますので、再度一番新しいポイントでシステムの復元を実行しますとデータの復旧はできますが不具合も残ります。

システムの保護が無効に

アプリやドライバーは再インストールが必要な場合がある

Windows7対応のアプリケーションソフトも周辺機器のデバイスドライバも残念ですが、復元ポイント以降にインストールされたものは消滅します。やはりダウンロードしたURLデータやインストールメディア(DVD,USBメモリ)などきちんとバックアップしておくことが必要です。

バックアップ

バックアップをとってから実行する

システムの復元作業は不具合になる以前のポイントにPCを復元します。この間にインストールされたアプリケーション、デバイスドライバ等は削除されます。それによって相性の悪い不安定要素は取り除かれることになります。

バックアップ2

復元ポイントから現在に行った設定や,インターネットのお気に入りURL,「マイドキュメント」「ピクチャー」以外に保存(たとえばデスクトップ)されている画像。ファイルなどは外付けHDD,USB,DVD等にバックアップをとっておきましょう。

Windows7システム

Windows7PCのシステム復元は注意点を確認してから行おう!

復元データ

 

  • 正常だったころの復元ポイントが一覧にあるか
  • 各データ、ユーザーファイル、アドレス等バックアップはできているか
  • パスワードリセットディスクの作成(”復元ポイントの作成”ページに存在する)
  • 消去が予想されるソフトの再インストールの用意はできているか

以上4点に注意することにより容易にシステムの復元でPCを改善することができます。


 

関連するまとめ

Original
この記事のライター
山口 長二
きょうは霜が降りていました冬本番ですね。皆さんがんばりましょう。