Windows10の不要なサービスを無効化(停止)して高速化・軽量化する方法！

Windows10を利用していると、動作が重くて使いづらいことがあります。単純に作動しているプログラムの処理速度を速くするなら、内臓HDDをSSDに換装すればWindows10を高速化できます。しかし新たにSSDを購入するとコストがかかりますし、何より動作が重い根本的な問題を解決できていません。

ここではWindows10の不要なサービスやアプリを無効化して、Windows10を高速化したり軽量化したりする方法をご紹介します。

Windows10にはユーザーに便利な機能が多く備わっています。自分に不要なサービスを無効(停止)にすることで、Windows10を軽量化できます。無効にすると、アプリ等から要求があってもそのサービスは作動しません。手動にすると、アプリ等から要求があった場合にのみ作動します。使わないサービスは無効にしてください。

Windows10に搭載されているサービスは200以上にものぼります。デフォルトで自動で起動するサービスも多いため、無効または手動に変更してWindows10を高速化しましょう。

サービスによっては無効にすると、OSの起動に支障をきたしたり、何らかのプログラムが正常に動作しなくなったりする可能性があります。サービスを無効にする際は、後述する「無効がおすすめのサービス一覧」を参考にして、注意深く無効化しましょう。

Windows10では、PCを起動した際に自動的に作動するアプリがあります。このスタートアップアプリを無効にすれば、Windows10の起動を高速化できます。Google ChromeやiCloud Driveなどもスタートアップアプリなので、頻繁に利用しないアプリのスタートアップは停止しましょう。

どれが不要なサービスなのか一つずつ確認するのは大変です。そのため無効にしても問題ないサービスの一覧と、手動にしたほうがいいサービスの一覧を用意しました。windows10のサービスを無効化する際に表示されるそれぞれのサービスの説明を確認しながら、サービスを無効または手動に変更してください。

また業務用に使用しているPCの場合は、無効にすると不具合が出るサービスが多いので注意してください。これから紹介する無効または手動にしてもいいサービス一覧は、あくまで一般用途の場合だと考えてください。自己責任でサービスを無効化してください。

• ActiveX Installer(AxInstSV):古いシステムを使う際は必要です。
• Application Management
• BranchCache
• Certificate Propagation:スマートカード(ICカード)未使用なら不要です。
• Computer Browser:停止してもLAN接続は可能です。
• Connected User Experiences and Teremetry
• Distributed Transaction Coordinator
• Downroaded Maps Manager
• FAX:FAX未使用なら無効にしてください。
• Function Discovery Provider Host
• Function Discovery Resource Publication
• Geolocation Service:自分の位置情報を提供します。マップを使うなら必要です。
• Home Groupe Listner:ホームグループ機能を使っていないなら無効にしてください。
• Home Groupe Provider
• Internet Conection Sharing(ICS):PCをルーター代わりに使わなければ不要です。
• Microsoft App-V Client
• Microfoft iSCSI Initiator Service
• Net.Tcp Port Sharing Service
• Netlogon:ドメイン参加しないなら無効にしてください。
• Offline Files
• PNRP Machine Name Publication Service
• Remort Registry:セキュリティの観点から、使わないなら無効にしてください。
• Smart Card:スマートカード未使用なら無効にしてください。
• Smart Card Device Enumeration Service
• Smart Card Removal Policy
• Xbox Live Auth Maneger:Xbox(ゲーム)未使用なら無効にしてください。
• Xbox Live セーブデータ
• Xbox Line ネットワーキングサービス
• 市販デモサービス:一般ユーザーには無関係な機能なので、無効にしてください。

• Bluetooth Handsfree Service:Bluetoothを使用しないなら無効にしても構いません。
• Bluetoothサポートサービス
• Diagnostic Policy Service:Windows10の診断機能です。不要なら無効にしましょう。
• Diagnostic Service Host
• Diagnostic System Host

それでは具体的にWindows10のサービスを無効にする方法をご紹介します。あくまでサービスの無効化は自己責任です。少しづつ無効にして、PCに問題がないか確認してください。

まずはWindows10のローカルサービスを表示します。ローカルサービスの表示方法は2つあります。一つ目は「スタートメニュー」から開く方法です。「すべてのアプリ」を開き、「Windows管理ツール」の中の「コンピューターの管理」をクリックしてください。

2つ目は「エクスプローラー」から「PC」を右クリックして「管理」を選択する方法です。コンピューターの管理画面の左側にある「サービスとアプリケーション」を開いて「サービス」をダブルクリックすれば、ローカルサービスが表示されます。

ローカルサービスを表示したら、設定を変更したいサービスをクリックして、説明を確認してください。右クリックで「プロパティ」を開くとスタートアップの種類を変更できます。スタートアップの種類を「無効」にして「OK」をクリックしてください。

スタートアップは自動(遅延開始)、自動、手動、無効の4つの種類があります。また実行中のサービスを無効にしたら、状態を「停止」にしてください。これで完全にそのサービスを無効にできます。

Windows10のサービスを手動にすれば、メモリの負担を軽減できるため、Windows10を軽量化・高速化できます。ローカルサービスの表示画面で「プロパティ」を表示し、スタートアップの種類を「手動」にして「OK」をクリックしてください。

使わないサービスはなるべく無効にしたほうがWindows10の動作を快適にできますが、自分に必要なサービスかわからない場合は手動にしておきましょう。

Windows10でスタートアップアプリを無効にする方法は3つあります。最も簡単なのは設定から無効(停止)にする方法です。スタートアップアプリは無効にしても不具合が出ないので、一度すべて無効にして、不便を感じたらいくつか有効にするのも手です。

まずスタートメニューから「設定」を開いてください。「アプリ」を選択して「スタートアップ」をクリックすると、スタートアップアプリが表示されます。普段使用しないアプリは無効にすると、PCの起動を速くできます。無効にしたいアプリをクリックすると無効にできます。

Windows10のタスクバーを右クリックするとメニューが表示されるので、「タスクマネージャー」を選択してください。場合によってはタスクマネージャーが簡易表示されるので、「詳細」をクリックしてください。そのあと「スタートアップ」をクリックすると、スタートアップアプリの一覧が表示されるので、「無効にする」をクリックしてください。

スタートメニューから「すべてのアプリ」を開き、「Windows管理ツール」の中にある「システム構成」をクリックしてください。「スタートアップ」タブを選択して「タスクマネージャーを開く」をクリックしてください。あとは「タスクマネージャーから無効にする」項目で説明した通りに、スタートアップアプリを無効にしてください。

無効にしてもいいサービス一覧を参考にして、Windows10を高速化・軽量化しましょう。一度に多くのサービスを無効にすると、Windows10の動作に悪影響を及ぼすかもしれません。そのため必ず少しづつサービスを無効化して、どのサービスを無効にしてはいけないのか分かるようにしてください。

またスタートアップアプリを無効にすればWindows10の起動を速くできます。起動時に使わないアプリがあれば無効にしましょう。