2019年03月28日更新
Windows10のリカバリ(初期化)する!OSを再インストールする方法を解説!
Windows10をリカバリする方法を解説します!Windows10を出荷前状態に戻す(リカバリ)ことでOSの不具合が解消されることがあります。ただし、PCを出荷前状態に戻す(リカバリ)と全データが消去されるのでデータのバックアップを忘れないようにしましょう。
目次
Windows10のPCをリカバリ(初期化)をする前に確認する事
今回はWindows10のPCをリカバリ(初期化)をする方法について解説します。まず、Windows10のPCをリカバリ(初期化)する前に確認する事があります。
バックアップを取ってあるか確認
Windows10のPCをリカバリ(初期化)する前準備として、PC内の主要なデータ・大事なデータのバックアップを取っておきましょう。Windows10のPCのリカバリ(初期化)はPCのハードウェアを出荷前状態に戻すため、PCの全データが消去されます。
Windows10のPCをリカバリ(初期化)した後に、データを復旧することは不可能なので、PC内のデータのバックアップは必須であることを憶えておきましょう。
正常に起動するか確認
Windows10のPCをリカバリ(初期化)する際は、Windows10のPCになにかしらの不具合が生じて対処しきれなかったため、最終手段としてリカバリ(初期化)を選択していると思います。
ただ、PCでWindows10を起動したときに正常に起動するかどうかで、リカバリ(初期化)の手順が変わってくるので、現状確認としてリカバリ(初期化)を行う前に、Windows10の正常起動の可否を確認しましょう。
Windows10を起動状態からリカバリする方法
Windows10が正常に起動する場合のリカバリ(初期化)方法を説明します。
電源ケーブルをしっかりつなぐ
Windows10をリカバリ(初期化)する際は、バッテリーで稼働する端末であっても電源ケーブルを必ずつなげてから作業するようにしましょう。Windows10のリカバリ(初期化)の途中で電源(バッテリー)がきれてしまうと、さらに複雑なシステムトラブルを招く可能性があります。
トラブルを回避する意味で、ノートPCであっても電源ケーブルをつなげることを忘れないようにしましょう。
「更新とセキュリティ」から作業開始
Windows10が正常に起動する場合は、Windows10の「設定」から「更新とセキュリティ」を選択してリカバリ(初期化)を行います。まず、「スタートメニュー」を右クリックし、開いたウインドウから「設定」を選択します。
開いた「設定」ウインドウ内の「更新とセキュリティ」をクリックします。
次に、切り替わった画面の左側にあるメニューから「回復」を選択し、画面中央にある「このPCを初期状態に戻す」の項目の「開始する」をクリックします。
ブルーバックの画面に切り替わるので、オプション選択として「すべて削除する」をクリックします。
次に、ドライブのクリーニングの実行の確認画面が表示されるので「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」をクリックします。
リセット準備完了の画面が表示されるので、「リセット」をクリックするとWindows10のリカバリ(初期化)が開始されます。リカバリ(初期化)終了後PCが再起動し、Windows10を再インストールします(全て自動)。再インストール後、Windows10の初期設定画面が表示されるので、通常の手順で初期設定を行います。
Windows10のPCが正常に起動しなかった場合のリカバリ方法
Windows10が正常に起動しない場合のリカバリ(初期化)方法を説明します。
起動時に表示されるオプションからリカバリする方法
Windows10の起動が正常に処理されないと、Windows10の自動修復画面が表示されます。この自動修復画面からリカバリ(初期化)を行えます。まず、表示された画面で「詳細オプション」を選びます。
「オプションの選択」の画面が表示されたら「トラブルシューティング」をクリックします。
次の「トラブルシューティング」の画面で、「このPCを初期状態に戻す」をクリックします。
初期化を行うにあたってオプションを選択する画面が表示されるので、「すべて削除する」をクリックします。
次の画面で「ドライブを完全にクリーンアップする」をクリックします。
次に初期化の準備完了の画面が表示されるので「初期状態に戻す」をクリックすれば、リカバリ(初期化)が始まります。その後は前述した「正常起動できる場合の手順」と同様に、自動再起動後、windows10の初期設定を行います。
回復ドライブやシステム修復ディスクを使用する方法
自動修復画面が正常に表示されない場合は、回復ドライブ(USBリカバリメディア)やシステム修復ディスクを使用してリカバリ(初期化)する方法があります。手順としては、まず、回復ドライブ(USBリカバリメディア)であればUSB端子へ、システム修復ディスクであればDVDドライブへ挿入します。
次に、PCの電源を入れて、メーカーのロゴマークが表示されたタイミングで「F12」キーをゆっくり連打します。*(ここで連打するキーはメーカーによって違います。最も多いパターンは「F12」キーですが「F9」キー、「F2」キーの場合もあります。)
キーを連打すると「BIOS」画面が表示されるので、起動デバイス(boot)として、回復ドライブ(USBリカバリメディア)であれば「USB端子」を、システム修復ディスクであれば「DVDドライブ」を選択します。*(「BIOS」画面の設定手順はメーカーや機種によって異なるので詳細は各マニュアルを参照してください。)
「BIOS」画面で設定が済むと、自動的に修復システムが立ち上がります。表示された画面上で「Microsoft IME」を選択します。
「オプションの選択」の画面が表示されたら「トラブルシューティング」をクリックします。これ以後の操作は、前述の自動修復画面の操作と同様です。
回復ドライブ(USBリカバリメディア)の作成の方法
回復ドライブ(USBリカバリメディア)は正常作動しているPCで作成(データインストール)できます。正常作動しているPCのUSB端子にUSBメモリを挿入し、「スタートメニュー」から「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」を開きます。
「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」→「セキュリティとメンテナンス」→「回復」をクリックします。
次の画面で「回復ドライブの作成」をクリックすると、確認のポップアップ(ユーザーアカウント制御)が表示されるので「はい」をクリックします。
次に、「回復ドライブの作成」の画面に切り替わるので画面右下の「次へ」をクリックします。
次に、回復ドライブをインストールUSB端末の確認の画面が表示されます。USB端末の場所(ドライブ)を確認して、画面右下の「次へ」をクリックします。
次の画面で「作成」をクリックすれば、PCのUSB端子に挿入したUSBメモリに回復ドライブのプログラムがインストールされます。インストールすると、USBメモリに元々記録されていたデータは消去されるので注意してください。
Windows10のPCをリカバリした後にすること
Windows10のPCをリカバリ(初期化)した後に行うべき、確認事項等について解説します。
リカバリー後のPCの動作確認
Windows10のPCをリカバリ(初期化)した後は、一見正常に作動しているように見えても、一通り操作確認を行った方が良いでしょう。
もし正常に作動しない場合OSが破損している可能性も
通常操作を行って不具合が発見された場合は、OSの破損が考えられるので再度リカバリ(初期化)を行うか、状況によってはPCのハードウェア自体に問題がある場合があるので、修理に出すことも考えるべきでしょう。
必要なデータを再インストールして戻す
通常操作を行って問題がなければ、正常にOSが再インストールされていると判断し、バックアップを取っておいたデータを再インストールしましょう。
再インストールの際は、データを丸ごとコピー&ペーストで戻すのではなく、必要なデータと不用なデータを取捨選択して、整理された状態で再インストールするとリカバリ(初期化)後のWindows10のパフォーマンスも安定するのでお勧めです。
Windows10のPCが不調な時はリカバリを試してみよう
Windows10のPCが不調な時はリカバリ(初期化)を試してみましょう。Windows10のリカバリ(初期化)を行うことで、OSのパフォーマンスを元の良い状態に戻せます。ただし、Windows10のリカバリ(初期化)はPC内の全データを消去することになるためデータのバックアップは忘れないようにしましょう。
ただ、Windows10のリカバリ(初期化)は作業時間と労力がかかるため、できれば行わないで済む方が望ましいので、Windows10のリカバリ(初期化)を決断する前に、簡便な対処法で解決するように配慮するのが良策です。また、Windows10のリカバリ(初期化)を行っても不具合が改善しない場合は修理も選択肢として考えるべきでしょう。