Windows10の音声録音方法!ボイスレコーダーでライン入力やマイクを使うには?

外部ソフトインストール不要で、Windows10標準機能だけでPC内部の音声を録音する方法を紹介します。Windows10標準の「ボイスレコーダー」を使用してPC内部の音声の録音や、ライン入力をする方法について紹介します。

Windows10の音声録音方法!ボイスレコーダーでライン入力やマイクを使うには?のイメージ

目次

  1. 1Windows10で内部音声を録音する方法
  2. ステレオミキサーの設定をする
  3. ボイスレコーダーを起動して録音する
  4. 録音した音声を再生して余計な音が入ってないか確認する
  5. 2Windows10でライン入力で録音する方法
  6. ケーブルを接続する
  7. コントロールパネルのサウンドから設定をする
  8. ボイスレコーダーで録音する
  9. ライン入力の音声が二重になる場合
  10. デバイスが有効になっているのに音声が聞こえない場合
  11. 3Windows10でマイクで録音する方法
  12. マイクを接続する
  13. ボイスレコーダーで録音する
  14. 音声が録音されているか確認する
  15. 4Windows10で好きな音声を録音しよう

Windows10で内部音声を録音する方法

マイクのイメージ

今回は、Windows10標準機能の「ステレオミキサー」と「ボイスレコーダー」を使って、PC内部の音声を録音する方法を紹介します。

Windows10の「ボイスレコーダー」は、マイクから入力された音声を録音する便利なアプリですが、さらに「ステレオミキサー」と併用すると、PC内部で流れる音声を「ステレオミキサー」を通じて、Windows10の「ボイスレコーダー」で録音することが可能になります。

PC内部で流れる音声すべてが録音できるため、YouTubeの音声や、ゲームの音楽などを録音が可能になります。またマイクで喋った音声と、PC内部で流れる音楽を合成することも可能なため、ゲーム実況の音声作りなどにも使えます。

ステレオミキサーの設定をする

ミキサーのイメージ

Windows10の「ステレオミキサー」を有効にして、PC内で流れる音声を録音できるように設定します。まずは、デスクトップ右下の「スピーカーアイコン」を「右クリック」します。

デスクトップ右下の「スピーカーアイコン」を「右クリック」

表示されたメニューの中から「サウンド」を選択します。

メニューの中から「サウンド」を選択

サウンドの画面から、「録音」のタブを選択します。表示されたデバイスの中に「ステレオミキサー」があることを確認します。もし「ステレオミキサー」がリストにない場合は「ステレオミキサーが表示されない場合は?」の章を参照してください。

ステレオミキサー」が「無効」になっている場合、「右クリック」→「有効」を選択し、デバイスを有効にしてください。

「右クリック」→「有効」を選択し、デバイスを有効にする

リストから「ステレオミキサー」を選択し、「既定値に設定」をクリックしてください。

「ステレオミキサー」を選択し、「既定値に設定」をクリック

続いて、「ステレオミキサー」の上で「右クリック」→「プロパティ」を選択します。

「ステレオミキサー」の上で「右クリック」→「プロパティ」を選択

ステレオミキサー」のプロパティ画面が表示されたら、「レベル」タブを選択します。タブの中にあるつまみを一番右まで移動させ、音量を「100」に設定します。終わったら「OK」をクリックして設定を保存します。

レベルを100に設定する

これで、PC内部で流れる音声を録音する為の「ステレオミキサー」の設定は完了です。

ステレオミキサーが表示されない場合は?

Helpのイメージ

無効化されたデバイスを非表示にしていると、録音デバイスの一覧に「ステレオミキサー」が表示されないことがあります。そのような場合は、録音デバイス一覧の何もない所で「右クリック」→「無効なデバイスの表示」のチェックを入れます。

録音デバイス一覧の何もない所で「右クリック」→「無効なデバイスの表示」のチェックを入れる

上の方法でも「ステレオミキサー」が表示されない場合、インストールされている「サウンドドライバー」が「ステレオミキサー」対応していない可能性があります。Windows10をクリーンインストールした直後など、「サウンドドライバー」がWindows10標準のものになっていると、「ステレオミキサー」が表示されません。

お使いのサウンドチップのメーカーから、PCに合ったドライバーをインストールすると、「ステレオミキサー」が表示されます。

ボイスレコーダーを起動して録音する

「ステレオミキサー」の設定が完了したら、ボイスレコーダーを使って、PC内で流れる音声を実際に録音してみましょう。Windows10の「スタートメニュー」より「ボイスレコーダー」アプリを起動します。

indows10のスタートメニューより「ボイスレコーダー」のアプリを起動

ボイスレコーダー」が起動すると、下のような画面が表示されます。「マイク」アイコンをクリックすると録音が開始されます。YouTubeやゲームの音楽など、録音したい音声をPC内で流した状態で「マイク」アイコンをクリックしてください。

ボイスレコーダー」が起動した画面

「マイク」アイコンをクリックすると、録音中の画面に切り替わります。録音を終了するときは、画面中央の「■」ボタンをクリックします。録音を停止すると、自動的に録音した音声ファイルが保存されます。

ボイスレコーダー」で録音中の画面

録音を停止すると、下のような画面に切り替わります。作成される音声ファイルの形式は「.m4a」になります。

録音を停止したあとの画面

録音した音声を再生して余計な音が入ってないか確認する

行をクリックすると、録音した音声が再生できます

ここで録音した音声に、余計な音が入っていないかチェックしましょう。Windows10の「ステレオミキサー」はPC内で流れる全ての音声を拾ってしまいます。例えばメール受信時の通知音や、Windows10のメッセージが表示される時の警告音なども録音されてしまいます。

Windows10でライン入力で録音する方法

音楽プレイヤーのイメージ

ここでは、MP3音楽プレイヤーなどの外部のオーディオ機器からの音声を、ライン入力でWindows10の「ボイスレコーダー」で録音する方法を紹介します。

ケーブルを接続する

ライン入力のマーク

まず、ライン入力の端子にオーディオケーブルを接続します。ライン入力の端子には上のマークが表示されています。マークを目印にケーブルを接続してください。

コントロールパネルのサウンドから設定をする

ケーブルを接続したら、Windows10のライン入力が有効になっているか確認します。まずは、デスクトップ右下の「スピーカーアイコン」を「右クリック」します。

デスクトップ右下の「スピーカーアイコン」を「右クリック」

表示されたメニューの中から「サウンド」を選択します。

メニューの中から「サウンド」を選択

ライン入力が有効になっているか確認する

サウンドの画面から、「録音」のタブを選択します。表示されたデバイスの中に「ライン入力」があることを確認します。もし無効化されている場合は、「右クリック」→「有効」を選択し、デバイスを有効にしてください。

ボイスレコーダーで録音する

録音用マイクのイメージ

ライン入力の準備が出来たら、Windows10の「ボイスレコーダー」で外部の音声を録音しましょう。Windows10の「スタートメニュー」より「ボイスレコーダー」アプリを起動します。「ボイスレコーダー」アプリの「マイク」アイコンをクリックして録音が開始します。

「ボイスレコーダー」アプリの「マイク」アイコンをクリックして録音を開始

Windows10の「ボイスレコーダー」で録音を開始したら、外部の音声機器から音声を再生します。これで外部の音声をWindows10で録音できます。

上の手順で録音をすると、「ボイスレコーダーの録音開始」~「外部機器の音声再生開始」までの時間、無音時間が発生します。Windows10の「ボイスレコーダー」には音声のトリミング機能があるため、後から簡単に無音の音声をトリミングできます。「ボイスレコーダー」でトリミングするには、画面下にあるアイコンをクリックします。

音声のトリミングを行うアイコン

ライン入力の音声が二重になる場合

自然の中に置かれているパソコン

ライン入力で録音した音声が、二重(エコー)状態になった場合の対処方法を紹介します。まず音声が二重になる原因は、音声が2つ以上のデバイスに出力され、それをWindows10の「ボイスレコーダー」が録音したことにより発生します。二重(エコー)を解消する為には、音声が出力されるデバイスを1つに絞ります。

大抵の場合、ライン入力と、スピーカー出力の音声が二重になることによって発生することが多いため、スピーカーをミュートにするか、スピーカーの音量を「0」に設定します。スピーカーのミュートは、「サウンド」の画面から該当のスピーカーを選択し「右クリック」→「プロパティ」を選択します。

レベル」のタブを選択し、音量を「0」に設定するか、マイクのアイコンをクリックして、「ミュート」に設定します。

音量を「0」に設定するか、マイクのアイコンをクリックして、「ミュート」に設定

デバイスが有効になっているのに音声が聞こえない場合

Windows10の「ボイスレコーダー」で、ライン入力した音声がうまく録音できない場合、ライン入力のプロパティを開き、上のイメージの通り設定を変更します。設定を変更したら、もう一度録音を試してみて下さい。

Windows10でマイクで録音する方法

マイクのイメージ

ここでは、マイクで入力した音声を、Windows10の「ボイスレコーダー」で録音する方法を紹介します。最近のノートPCであれば、内蔵マイクが付いていることが多いため、簡単に音声を録音することができます。

マイクを接続する

オーディオケーブルのイメージ

内蔵マイクが付いているPCの場合、特に準備は必要ありません。内蔵マイクが付いていないPCの場合、外付けのマイクをマイク入力端子に接続します。

ボイスレコーダーで録音する

マイクの準備が出来たら、Windows10の「ボイスレコーダー」で録音しましょう。Windows10の「スタートメニュー」より「ボイスレコーダー」アプリを起動します。アプリの「マイク」アイコンをクリックして録音が開始します。

「ボイスレコーダー」アプリの「マイク」アイコンをクリック

音声が録音されているか確認する

録音が終わったら、問題なく音声が録音されているか確認します。「ボイスレコーダー」で録音した音声を再生し、音声が正しく入っているか確認します。

録音した音声の再生

最近では、会議などの議事録を音声で録音するところが増えてきています。こういった録音漏れが許されないビジネスシーンでは、事前にテストを行い、正しく録音できるか確認するようにしてください。

Windows10で好きな音声を録音しよう

windows10のパソコン

今回は、Windows10の音声録音方法を3つ紹介してきました。今回紹介した方法を使用すれば、YouTubeの音声を録音したり、会議の議事録を音声で録音することもできます。

また、「ステレオミキサー」と「マイク入力」を組み合わせて使えば、ゲームの音楽と、マイク音声を1つにまとめた音声ファイルを作ることもできます。これを使用すれば、最近盛んになってきたゲーム実況用の音声データなども作ることができます。Windows10の音声録音を是非活用してください。

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この記事のライター
てらす