2019年03月15日更新
Windows10でのIME設定方法!言語バーの表示や日本語入力を切り替える方法も解説!
Windows10の有効なIME設定方法を解説します。言語バーの表示や日本語入力の切り替えキーをカスタマイズすることで、自分にとって有効なWindows10のオペレーション設定が可能になります。Windows10のIME機能を有効活用しましょう!
目次
Windows10でIMEを設定しよう
Windows10でIME機能をカスタマイズする方法について解説します。IMEの言語バー表示やIME機能の切り替えを行うキーを、自分のPC操作環境に適した形で設定することで、PCワークの作業効率も向上するはずです。
IMEとは?
IMEとは「Input Method Editor」の略で、Microsoft社が開発してWindowsOSなどに搭載している文字入力管理機能です。通常、WindowsOSの右下のタスクバーに「A」や「あ」というアイコンで表示されています。
PCに文字を入力する際、キーボードを使って「かな入力」「ローマ字入力」「半角英数字入力」を切り替えて入力します。また、「かな入力」や「ローマ字入力」の場合は漢字やカタカナに変換が必要です。こうした一連の文字入力機能を管理しているのがIMEになります。
PCの文字入力にとって、文字の識別は重要です。単に記述するという意味だけでなく、半角・全角で文字認識されるかされないかが決まる場合も多くあります。パスワードやIDはその典型例です。そうした要点を踏まえると、IMEの文字管理機能はPC操作上もっとも重要な機能の1つと言えるでしょう。
IMEの機能は、基本的な「かな入力」「ローマ字入力」「半角英数字入力」の入力モードのほかに、「IMEパッド」「ユーザー辞書ツール」などの機能があります。「IMEパッド」とは読み方が分からない漢字や変換できない漢字を、カーソルを使ってマニュアルでパッド上に筆記することで、IMEが自動認識して該当する漢字を割り出してくれる機能です。
こうしたIMEの機能を自分の使い勝手の良い設定にすることが、自分のWindows10の機能向上につながります。
Windows10でIMEの言語バーを表示するには?
Windows10でIMEの言語バーを表示する方法を解説します。Windows10が起動した時点では、IMEのアイコン(「A」など)は表示されていますが、言語バーは表示されていません。
IMEの言語バーを表示する方法
IMEアイコンでは「半角アルファベット・半角数字」と「日本語」の切り替えはできますが、それ以外の入力言語の管理はできません。IMEの言語バーを表示しておくと、IMEパッドや辞書登録などのアイコンも表示されて便利です。IMEの言語バーを表示するには、まず、Windows10のスタートメニューから「歯車マーク」をクリックします。
Windows10の設定画面が開くので、画面内の「時刻と言語」をクリックします。
開いた画面の左側メニューから「地域と言語」をクリックします。
「地域と言語」の設定画面に切り替わるので、中央画面から「キーボードの詳細設定」をクリックします。
「キーボードの詳細設定」画面が開くので、「使用可能な場合にデスクトップ言語バーを使用する」にチェックを入れます。
チェックを入れると画面右下にIMEの言語バーが表示されます。
「キーボードの詳細設定」画面で「言語バーのオプション」をクリックすると、言語バーの表示形態などの詳細設定が行えます。
Windows10のデスクトップ上でIME言語バーを自由に移動できるようにしたいときは「デスクトップ上でフロート表示する」を、IME言語バーをWindows10のタスクバー内に固定したいときは「タスクバーに固定する」を、IME言語バーをWindows10上、あえて表示しないときは「表示しない」を選んで、「適用」をクリックします。
Windows10でIMEの日本語入力の切り替えを有効にするには?
Windows10でIMEの日本語入力の切り替えを、有効な設定に変更する方法を解説します。Windows10の設定で、IMEの切り替え機能を操作しやすいキーに付加することで、有効なキーボード設定に変更できます。
切り替えキーを追加・変更する
Windows10のIMEの基本設定は「全角・半角」キーで「半角アルファベット・半角数字」と「日本語」の切り替えを行うように設定されています。ただ「全角・半角」キーのポジションはキーボード内の左上隅に位置しており、Windows10で文字入力作業を行いながらタップするには少々押しづらい感があります。
しかし、Windows10の設定を変更することで、「半角アルファベット・半角数字」と「日本語」の切り替えを行うキーを別のキーに変更もしくは追加することが可能です。設定の方法は2通りあります。
右クリックメニューから設定する方法
1つ目の方法は、IMEアイコンにカーソルをあてて、右クリックメニューから設定する方法です。開いたメニューウインドウから「プロパティ」を選択します。
「Microsoft IME」の設定画面が開くので「詳細設定」をクリックします。
「Microsoft IME」の詳細設定ウインドウが開くので、「編集操作」の項目にある「変更」をクリックします。
次の画面の「設定」タブで、切り替え先のキーを選択します。今回は例として、スペースキーの右隣りの「変換」キーを選択します。「変換」キーにいくつか機能が割り当てられていますが、その内の1つを指定して「変更」をクリックします。
指定したキー(「変換」キー)に割り当てる機能を設定します。「半角アルファベット・半角数字」と「日本語」の切り替え機能として「IME-オン/オフ」を選択して「OK」をクリックします。
「変換」キーに「IME-オン/オフ」機能が割り当てられて表示されるので、「適応_1」、「OK_2」の順にクリックします。これで「変換」キーを押すことで、「半角アルファベット・半角数字」と「日本語」の切り替えが行えるようになりました。
この時点で、「全角・半角」キーと「変換」キーの両方で「半角アルファベット・半角数字」と「日本語」の切り替えができるようになっています。「全角・半角」キーでIME機能の切り替えを行う必要がない場合は、同じ手順で「全角・半角」キーの機能を変更することも可能です。
設定画面から設定する方法
IME機能の切り替えを行うキーを別の手順で、変更することもできます。まず、Windows10のスタートメニューから「歯車マーク」をクリックします。
Windows10の設定画面が開くので、画面内の「時刻と言語」をクリックします。
開いた画面の左側メニューから「地域と言語」をクリックします。
次に切り替わった画面の「日本語 Windowsの表示言語」の枠内の「オプション」をクリックします。
日本語設定の画面に切り替わるので、「キーボード」の項目の「Microsoft IME」の枠内にある「オプション」をクリックします。
次に、「Microsoft IME」の設定画面に切り替わるので「詳細設定を開く」をクリックします。
「Microsoft IME」の詳細設定ウインドウが開きます。この後の手順は、前述の通りです。
Windows10のIME設定をデフォルトに戻す
Windows10のIME設定を、デフォルトの設定に戻す手順を説明します。
IMEの設定を標準に戻す方法
Windows10のIMEの設定をデフォルト設定(標準設定)に戻すには、まず前述と同様の手順で「Microsoft IME」の詳細設定ウインドウを開きます。開いたウインドウの右上にある「その他」タブをクリックします。
「その他」タブ上の「プロパティの設定を規定値に戻す」をクリックします。
「プロパティの設定を規定値に戻す」をクリックすると、「この機能を実行するとMicrosoft IMEの設定がすべて」標準状態に戻ります。実行しますか?」のメッセージとともにポップアップが表示されるので、「はい」をクリックします。
再度、確認のメッセージとして「この操作はキャンセルできません。実行しますか?」と表示されるので、「はい」をクリックすると、IMEの設定をデフォルト設定(標準設定)に戻すことができます。
Windows10のIMEを使いやすいように設定しよう!
Windows10のIME機能を、自分にとって有効な設定に切り替えましょう。Windows10のIME切り替え機能は普段のPCの文字入力作業では、最も頻繁に使用する機能の1つです。キーボード上で自分の文字入力作業にとって最も利便性のあるキーにIME切り替え機能を付加することが、IME切り替え機能の有効な活用につながります。
Windows10のIME機能を有効にカスタマイズすることで、自分にとって使いやすいPC操作環境が実現します。