2019年06月20日更新
Windows10が起動しない・立ち上がらない対処法!自動修復やセーフモードでの起動方法は?
Windows10が起動しない、立ち上がらないときにはどうしたらいいのでしょうか。アップデート後などに起こりがちな、Windows10が他起動しないときの対処法はセーフモードでの起動方法などがあります。この記事では対処法について詳しくお伝えします。
目次
- 1Windows10が起動しない!原因を見分けるポイントとは?
- ・メーカーロゴも立ち上がらないで画面真っ黒
- ・メーカーロゴから先のところでその先へ進まない
- 2Windows10が起動しない!自動修復が起動した場合の対処法
- ・Windows10の自動修復とは?
- ・自動修復後は再起動してみる
- ・再起動できないときにはセーフモードで起動する
- 3Windows10が起動しないときのセーフモードでのチェック項目
- ・ウイルスチェック
- ・新しくインストールしたアプリ・デバイス・スタートアップの削除・停止
- ・Windowsアップデートが原因の場合にはアップデートの削除
- 4セーフモードでもWindows10が起動しない場合には
- ・システムの復元をしてみる
- 5Windows10が起動しないときでも慌てずに対処を!
Windows10が起動しない!原因を見分けるポイントとは?
Windows10が起動しないと焦ってしまいます。Windows10が起動しない原因はいろいろなものが考えられますが、大きく分けてハードウエア的な原因とソフトウエア的な原因のどちらかになります。Windows10が起動しないときの原因がどちらにあるのかを見分けるためのポイントは次の2点です。
メーカーロゴも立ち上がらないで画面真っ黒
Windows10のPCの電源を入れると、通常はWindowsが立ち上がる前にメーカーのロゴが表示されます。このメーカーのロゴが表示されずに、真っ黒な画面のままの時にはどのような原因が考えられるのでしょうか。
原因と対処法
メーカーロゴが立ち上がらないときには、原因はハードウエア的なことが考えられます。通常PCは電源を入れるとまずは部品に電気が通ってそれぞれの部品が起動します。
メーカーのロゴが表示されたというのは部品の起動が完了したことを意味しています。ということは、メーカーロゴが立ち上がらないということは、部品の故障などハードウエア的な問題があるということを意味しています。部品が故障していたら部品の交換などが必要になります。
メーカーロゴから先のところでその先へ進まない
メーカーロゴは表示されるけれども、そこから先へ進まない、という場合にはどのような原因が考えられるのでしょうか。
原因と対処法
メーカーロゴが表示された後で、Windows10が立ち上がらない場合には、原因はWindows10のOSにあります。メーカーロゴが表示された後は、PCとしては完全に立ち上がっていて、その後のオペレーションはWindows10に受け渡されています。
メーカーロゴが表示されたのに、Windows10が立ち上がらないときには、ソフトウエア的な問題を解決していく必要があります。
Windows10が起動しない!自動修復が起動した場合の対処法
Windows10の起動に数回失敗すると、Windows10には自動修復が起動することがあります。Windows10で自動修復が起動した場合の対処法についてみていきましょう。
Windows10の自動修復とは?
Windows10にはOSが通常通り立ち上がらないときに、自動修復を促すための画面が出てきます。Windows10の自動修復は青い画面で、通常はWindows10が「自動修復を準備しています」と表示した後で、自動修復を行ってくれます。
自動修復後は再起動してみる
自動修復が終わると上の画像のように「自動修復できませんでした」と表示されてしまいます。まずは気にせずにシャットダウンをクリックしてから、もう一度Windows10のPCを起動してみましょう。それで問題なく起動すれば大丈夫です。
再起動できないときにはセーフモードで起動する
再起動しても再び自動修復の画面が表示されて、「PCが正常に起動しませんでした」の表示が出てしまったときには、セーフモードで起動してみます。まずは「詳細設定」をクリックします。「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ設定」とクリックて「再起動」をクリックします。
再起動すると「スタートアップ設定」が起動します。4の「セーフモードを有効にする」と5の「セーフモードとネットワークを有効にする」のどちらかを選択して番号のキーをクリックします。番号だけでダメな場合には、ファンクションキーの「F4」か「F5」を押しましょう。
画面の四隅に「セーフモード」と書かれている画面でWindows10が起動したらそちらがセーフモードです。次の「Windows10が起動しないときのセーフモードでのチェック項目」をセーフモードでチェックしていきましょう。
Windows10が起動しないときのセーフモードでのチェック項目
セーフモードとはWindows10などのPCなどの端末に用意されている、診断用の起動モードです。PCに何らかのトラブルが生じた時に、必要最低限の機能以外は起動せずに、トラブルの修復や診断のみを行います。Windows10が起動しないときに、セーフモードで立ち上げることができたら、まずは次の項目を順番にチェックしていきましょう。
ウイルスチェック
Windows10が立ち上がらない原因がウイルス感染の場合もあります。セキュリティソフトをかけて、ウイルス感染などの異常がPCにないかどうか確認しましょう。
新しくインストールしたアプリ・デバイス・スタートアップの削除・停止
新しくPCに入れたものが、何らかの原因でWindows10のOSのプログラムとバッティングしてしまい、起動を妨げている可能性があります。Windows10が起動しなくなる直前に入れたアプリやデバイス、スタートアップがあったら、そちらをまずはPCから削除してみましょう。
Windowsアップデートが原因の場合にはアップデートの削除
WindowsUpdateを行った後でWindows10が起動しなくなった場合には、Windowsアップデートが原因の可能性もあります。Windowsアップデートが原因だと考えられる場合にはアップデートを削除しましょう。Windowsアップデートの削除の方法は次の通りです。
Windows10の「設定」から「更新とセキュリティ」>「Windowsアップデート」と進み「更新の履歴を表示する」をクリックします。
「更新プログラムをアンインストールする」をクリックします。
表示されたアップデートプログラムの中からWindows10が起動しなくなった原因と考えられるものをアンインストールしましょう。
セーフモードでもWindows10が起動しない場合には
セーフモードでもWindows10が起動しない場合には次の対処法を行ってみましょう。
システムの復元をしてみる
セーフモードでもWindows10が起動しない場合には、システムの復元を行います。Windows10のPCでは新しいアプリかドライバーをインストールすると、その都度復元ポイントを作成します。また手動で復元ポイントを作成することもできます。
システムの復元とは、その復元ポイントの時点のPCの状態まで戻すことを言います。復元ポイントを作成した以降に作成したファイルは削除されませんが、インストールされたアプリとドライバーは削除されてしまうので注意しましょう。
システムの復元ポイントからの回復方法は、通常の方法はWindows10の「コントロールパネル」から行うことができます。しかし、Windows10が起動しない状態ではコントロールパネルすらも開くことができないので、その場合にはインストールメディアを使って修復を行います。
Windows10のインストールメディアが手元にない場合には、他のPCを使ってMicrosoftのホームページからダウンロードして、USBメモリかDVDにコピーして作成しておきましょう。インストールメディアの作成方法はこちらの記事を参考にしてください。
インストールメディアを作成したら、Windows10が起動しないPCへそのメディアを挿入してから、電源を入れます。するとインストールメディカらPCが立ち上がって、利用する言語などの初期設定の画面が開きます。言語を選んで「次へ」をクリックすると、Windows10をインストールする画面になります。
Windows10をインストールするを選んでしまうと、現在インストールされているアプリも、作成した李保存したりしたファイルもすべて削除されてしまうので気を付けましょう。画面の左隅に「コンピュータの修復」があるのでそちらをクリックします。
すると起動オプションが選択できるので「トラブルシューティング」を選択して、「詳細オプション」>「システムの復元」の順番にクリックすると、Windows10のシステムの復元が開始されます。復元ポイント作成以降にインストールされたアプリとドライバが削除されます。
Windows10が起動しないときでも慌てずに対処を!
この記事の中で紹介した対処法を行っても起動しないときには、部品の故障が考えられます。自分で壊れている部品を特定できて交換ができればいいのですが、そうでないときにはPC販売店かPC修理店へ持ち込むしかありません。もともとWindows10用のPCとして販売されている新しいPCの場合には、この記事でご紹介した方法で対応できるでしょう。
しかし、Windows7からアップグレードしたPCで年数が経っているものはPCの寿命の可能性もあるかもしれません。ご紹介した方法や、部品交換で起動しないという問題が直らない場合には、買い替えも検討したほうがいいでしょう。