Windows10でSWFファイルを再生！Flashファイルを開くソフトも紹介！

Windows10でSWFファイルを開く方法、再生する方法を探している人がいますが、SWFファイルとはどんな種類のファイルなのでしょうか。

SWFファイルとはアメリカのアドビ社が提供しているAdobe Flashというアプリで作成したファイルのことです。Flashで作ったファイルの拡張子が「.swf」となるので、SWFファイルと呼びます。

Flashで作成したファイルを再生するためには、再生できる専用のプレーヤーが必要です。アドビ社からはうSWFファイル再生専用のFlashプレイヤーというアプリが配布されています。

動画やゲームなどの高度な技術が必要なプログラムを作成することも可能で、それなのにデータサイズは小さくてより高速に転送されることから、以前はホームページの作成などで盛んに使われていました。

しかし、現在ではHTML5などの新しい技術が使われるようになりました。また、iPhoneではSafariがクラッシュする原因がFlashであったとの理由で、現在のiOSでは動作できません。

Googleでも今後AndroidでのFlashの停止を発表しています。こうしたことから、現在はSWFファイルの作成は少なくなっています。これに伴って、SWFを再生できる環境も少なくなっています。

こうした時代の流れを受けたことと、アドビ社自身もセキュリティ上の問題などから、Flashからの転換にHTML5を使うことを推奨しています。こうしたことから、SWFファイルを再生するためにアドビ社が配布しているFlashプレイヤーの開発を2020年に終了することがアドビ社から発表されています。

2020年の開発が終了するだけで、Flashプレイヤーのソフトの配布がどうなるのか、現在PCのブラウザに実装されているFlashプレイヤーが全く使えなくなるのかどうか、SWFの再生ができなくなるのかどうか、といった詳細はまだわかりません。

しかし、新たにプレイヤーが開発されなくなるということは、SWFファイルを再生させる環境はセキュリティ上の問題に対応できなくなるということを意味しています。そのために再生環境もFlashプレイヤーの開発終了後、しばらくしたらSWFファイルの再生は不可能になっていくと考えられます。

現在、新しいSWFファイルの作成というのは、再生できる環境が少なくなっているような状況でほとんど行われなくなっています。しかし、以前作られた動画やアニメーション、ゲームなどのソフトでFlashプレイヤーで再生するSWFファイルを持っている人もまだまだいます。

Windows10ではセキュリティ上のFlashプレイヤーのアンインストールが推奨されたこともあり、最初からSWFファイルを再生できるソフトがインストールされていないこともあります。SWFファイルを再生できないWindows10でSWFファイルを再生するにはどうしたらいいのでしょうか。

PCにはSWFファイルを再生するソフトが入っていなくても、ブラウザの設定でFlashプレイヤーを利用して再生できるようになります。PCでもFlashプレイヤーを利用できないように設定されていても、ブラウザの設定からFlash再生可能にすることで、ブラウザでSWFファイルを使うことができるようになります。

SWFファイルを再生するために最もおすすめなブラウザはInternet Explorer 11です。Windows10のブラウザはEdgeだと思っている人も多いようですが、IE11もWindows10にはプリインストールされています。IE11を使ってSWFファイルを再生してみましょう。

ブラウザの設定をSWFファイルを再生できるようにしても、もしもPCにFlashプレイヤーがインストールされていなくて、再生できないときにはアドビ社のホームページからFlashプレイヤーの最新版をインストールしておきましょう。そうすればブラウザで再生できるようになります。

SWFファイルをブラウザで再生する方法は、まずはIE11を立ち上げたら適当なタブを開いておきます。SWFファイルを保存してあるフォルダーを開いて、IE11の画面の上に、再生したいSWFファイルをドラッグ&ドロップします。するとIE11でSWFファイルが再生できます。

IE11のブラウザでSWFファイルが再生できないときには、FlashプレイヤーがIE11で有効になっているかを確認しましょう。IE11の右上にある歯車マークの「設定」をクリックして「アドオンの管理」をクリックします。

開いた画面で「Shockwave Flash Object」を確認します。「Shockwave Flash Object」というのはFlashプレイヤーの別名です。こちらが有効になっているかどうかを確認して、有効になっていなければ有効にします。

「Shockwave Flash Object」がない場合には、IE11の設定から「セーフティ」をクリックして「ActiveXフィルター」をクリックしてからいったんIE11を閉じます。再び開いてから「Shockwave Flash Object」が有効になっているかどうか確認してください。

IE11でSWFファイルを開くことができないときには、プレイヤーをPCにインストールしてみましょう。おすすめのソフトには次のものがあります。

SWFファイルを開くためのソフトとしてもっとも有名なものは、公式のFlashプレイヤーであるAdobe flash playerです。しかし、現在はブラウザ上でしか起動できないようになっていて、独立したプレイヤーとしての利用はできないので、IE11で起動するようにしましょう。

使いやすくて、機能的だと評判の高いソフトです。Flashプレイヤーのソフトというと、機能が限られていることが多いのですが、こちらのソフトは比較的多くのソフトが組み込まれています。それなのに動作はとても軽くて、軽快にSWFファイルを開くことができると評判です。

この記事ではSWFファイルを開く方法をいろいろとお伝えしてきました。しかし、以前は使えたソフトも現在は使えなくなっているものが実は多く、2020年のFlashプレイヤー終了に向けて、だんだんとSWFファイルを開く手段が少なくなっているのが現状です。

しかし、手元にある懐かしいいSWFファイルをいつまでも開くことができるようにしたい、という人におすすめの方法をここからご紹介します。

Flashプレイヤー終了後もSWFファイルをWindows10を開くことができる方法は、Windows10でも再生可能なアニメーションにファイル形式を変換してしまうことです。SWEファイルをWindows10でも開くことができる形式に変換してしまえば、懐かしいファイルをいつでも手元で再生することができます。

SWFファイルをアニメに変換できるソフトは「Swivel」というものです。Windows版をダウンロードして使うといいでしょう。日本語には対応していませんので、ちょっと頑張って変換してみましょう。Swivelのダウンロードはこちらのリンクからどうぞ。

ソフトのインストーラーをダウンロードしてインストールしたら、まずは変換元のSWFファイルを指定してから、ビデオ化する範囲を指定します。ビデオサイズの指定など、細かい設定もできるので、ちょうどいいところを試行錯誤しながら、返還させていきましょう。

この記事ではSWFファイルをWindows10で開く方法についてご紹介してきました。Google ChromeやFirefox、Microsoft EdgeなどではすでにFlashプレイヤーの利用に制限が掛かっているので、現在はだんだんとSWFファイルの再生方法が少なくなっているのが現状です。

プレイヤーの終了後の展望もわかりません。現在は何とか再生できる方法がありますが、SWFファイルをいつまでも再生したい人は、できるだけ早く動画に変換しておくことをおすすめします。