Spotifyの通信量はどれくらい?1GBの目安とデータ使用量を節約する方法を解説!
Spotifyをスマホで利用する上で気になるのがデータ通信量です。ストリーミングで再生するためには、常にネットにつないでいる必要がありますが、Spotifyでは1GBのデータ使用量で何分くらい再生できるのでしょうか。この記事では通信量の節約法もお伝えします。
目次
Spotifyの通信量は?
世界で最大規模を誇る音楽ストリーミングサービスのSpotify。世界には1億7,000万人ものユーザーがいます。日本では2016年にサービスの提供が始まりましたが、他の同様の音楽ストリーミングサービスにはない、無料版でもシャッフル再生だけではなく、合法で聴きたい曲を指定して聴ける方法がある、という点が指示されて、年々会員を増やしています。
Spotifyでは人気のアーティストの旬の楽曲も聴けることから、特に若い人たちに人気が高い音楽ストリーミングサービスです。しかし、スマホで聴いている人にとって気になるのはデータ通信量。Spotifyでのデータ使用量はどのくらいになるのでしょう。
この記事ではSpotifyのデータ通信量は1GB当たりどのくらい聴けるものなのか、データ使用量を節約するためにはどうしたらいいのか、といったことについて解説します。
ストリーミングサービスはネット接続が必須!
以前は音楽をスマホで楽しむ方法といえば、楽曲やアルバムを購入してスマホにダウンロードするか、TSUTAYAなどでレンタルしたCDの音楽をコピーしてスマホに入れる方法が主流でした。それに対して音楽ストリーミングサービスというのは、ネットに接続していればいつでも好きな音楽を選んで聴くことができます。
常に多くの音楽を聴けるということで人気が高いストリーミングサービスですが、一つだけ大きな欠点があります。それは常にネットに接続していなければ利用できないという点です。自宅に引いている大容量回線を利用できるのなら問題ありません。しかし、スマホのSIMカードのデータ通信量は月間契約料が決まっています。
Spotifyをスマホで楽しんでいるユーザーにとっては、Spotifyを利用する上でデータ通信量がどのくらいになるのか、というのは大きな問題になります。
音質別のデータ使用量を比較
Spotifyはストリーミングで再生するときの音質を選択することができます。音質は低音質、標準音質、高音質、最高音質と選択できます。また、通信状況に応じて再生する音質を自動的に切り替える自動があります。
無料版では低音質、標準音質、高音質、月額980円のプレミアムプランであればこの3つの音質に加えて高音質を選択することができます。利用する時間の長さによって、それぞれの音質で使用するデータ通信量は次の表の通りです。
1曲(5分) | 1時間 | 60時間 | |
低音質(24kbps) | 約1MB | 約10MB | 約650MB |
標準音質(96kbps) | 約4MB | 約43MB | 約2600MB |
高音質(160kbps) | 約6MB | 約72MB | 約4320MB |
最高音質(320kbps) | 約12MB | 約144MB | 約8640MB |
低音質と最高音質とでは12倍ものデータ通信量の差があります。無料版で使える高音質でも6倍です。利用の仕方を考えないと、スマホのデータ通信量がSpotifyを聴くだけですぐになくなってしまいます。
Spotifyの1GBの通信量の目安
スマホのSIMカードのデータ通信量の契約というのは、利用できる高速回線のデータ通信量で決まっていることがほとんどです。データ通信量無制限プランに加入している人は少ないでしょう。ほとんどの人が5GB以下の契約となっています。
契約しているデータ通信量の中で、SNSをしたり、ネットサーフィンをしたり、スマホゲームもしたりするので、Spotifyでの音楽ストリーミングの再生に割り当てることができるデータ使用量はそれほど多くないはずです。Spotifyでは1GBあたりどのくらいの音楽を再生することができるのか見ていきましょう。
1GBで聞ける再生時間はどれくらい?
スマホの1GB当たりのデータ通信量で再生することができるSpotifyの再生時間は次の表の通りにになります。通信環境などによって上下することはありますが、だいたいの目安はこのくらいになります。
低音質 | 標準音質 | 高音質 | 最高音質 | |
1GBあたりの再生時間 | 92.6時間 | 23.1時間 | 13.8時間 | 6.9時間 |
意外と長時間聴けると驚いた人もいるかもしれません。24時間ずっと再生し続けているわけではないので、1日に数時間ずつと考えれば低音質なら1GBで1カ月十分に持つ計算になるでしょう。
しかし、低音質は音質がどうしても悪くなってしまう、という声もあります。そこそこの音質で再生したいのであれば、標準音質以上でデータ通信量を考えながら使ったほうがいいでしょう。
Spotifyの通信量を節約するには
それではSpotifyを聴く時に、データ通信量を節約するためにはどうしたらいいのかここから見ていきましょう。ストリーミングサービスというのは、常にネットにつないでいなくてはいけませんが、ここからご紹介するような節約法を工夫すれば、限られたデータ使用量で最大限の音楽を楽しむことができます。
音質をさげる
もっと簡単にSpotifyのデータ使用量を節約できる方法というのは、音質を下げることです。低音質の1GBあたり90時間以上という再生可能時間はやはり大きな魅力です。どうしても音質は落ちてしまいますが、再生可能時間を延ばすことは簡単にできます。
SIMカードのデータ通信量を節約したいのであれば、Wi-Fi通信ができるときだけ高音質にして、SIMカードの時には低音質に切り替える、という方法もあります。
Wi-Fiエリアで使用する
Spotifyのストリーミング再生を高音質で楽しみながら、データ通信量も節約したいのならWi-Fiエリアで利用するようにしましょう。無料の公衆Wi-Fiのエリアや、月額数百円程度で契約できるWi-Fiスポットなら、データ通信量は自分の契約使用料を削ることなく、無制限に使うことができます。
Wi-FiエリアでSpotifyを利用するときの音質と、SIMカードのデータ通信で利用するときの音質を切り替える、という方法も友好的です。
有料プランにしオフライン再生する
Spotifyの月額980円の有料プランに加入すれば、オフライン再生を利用することができます。Wi-Fiが使える環境で、お気に入りの楽曲やアルバム、ポッドキャストをスマホアプリにダウンロードしておけば、データ通信量を気にすることなく、いつでも好きな曲を再生することができます。
Spotifyが使い放題の格安SIMを利用する
格安SIM会社の中には、音楽ストリーミングのデータ通信量が使い放題、というプランがあるところがあります。Spotifyのデータ通信量が使い放題になる格安SIM会社は、BIGLOBEモバイルとOCNモバイルがあります。
BIGLOBEモバイルでは通常の料金に加えて、エンタメフリーオプションを有料で契約する必要があります。OCNモバイルではすべてのプランで使い放題できます。こちらの2社では他のエンタメもデータ通信量使い放題で使えるので、ぜひ検討してみましょう。
Spotifyの通信量を抑える「データ節約モード」
Spotifyのアプリにはデータ通信量を節約するための「データ節約モード」というのがあります。こちらを積極的に利用して、データ通信量を抑える、という方法もあります。
データ節約モードの設定方法
データ節約モードの設定方法は次の通りです。まずはスマホでSpotifyのアプリを開いて、右上の「歯車マーク」をタップします。
「データ節約モード」をタップします。
「データ節約モード」をオンにします。
低音質モードでストリーミング再生される
Spotifyのアプリをデータ節約モードに設定すると、低音質再生に固定されます。低音質にすると多少音質は悪くなりますが、データ通信量を増やせない、という場合にはおすすめな方法です。
やはり低音質にすれば1GBで90時間以上の再生ができるというのは、データ通信量に悩んでいる人にはかなり魅力的です。データ通信量が足りないということに悩んでいる人は、ぜひデータ節約モードを利用してみましょう。
Spotifyの通信量を節約してうまく使おう
この記事ではSpotifyのデータ通信量について解説しました。どうしても限られたデータ通信量しか使えないと、Wi-Fiが使えない場所でSpotifyのストリーミングを再生するのが怖くなってしまいます。しかし、低音質にすれば意外にかなり長時間行けることがわかります。
世界最大級の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyには、他の同様のサービスにはない魅力がたくさんあります。ぜひSpotifyで音楽を楽しみながら、データ通信量も節約できるようにいろいろと工夫してみましょう。