Amazonの価格推移の調べ方！Amazon Price Trackerの設定方法や使い方を解説！

買い物をするとき、1円でも安いものを買いたい、と思うのは買い物客の心理です。もちろん、それはネットで買い物をするときでも同じ事。だから、価格を比較するサイトにアクセスが集中するのです。

さて、国内（世界?）最大級のショッピングサイトとして有名なAmazonですが、Amazon内の商品の価格も、実は結構変化しているのはご存知でしょう。お気に入りの商品を登録し、何時買おうか、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

たまに巡回して調べるだけではなく、値段の動きを知っておけば、値下がりするタイミングや、逆に値が上がってしまう予兆などが見えてくるのです。

価格の推移を調べる方法は、「Amazon Price Tracker(Keepa)」を使用します。これはブラウザの拡張機能ですが、これを使うことで様々なことが見えてくるのです。

まず、最初に起動すれば表示されますが、過去の値段の変動が確認出来ます。やや情報の表示に時間がかかりますが、商品の下に3ヶ月前からの価格の変動がグラフとして表示されます(表示期間は設定により変更可能)。

これにより、目当ての商品の相場が過去からどのように変動しているのかを視覚的に確認する事ができます。大きく値下がりした時などは、何か原因があるからですが、それを推測する手がかりとなります。

Amazonの価格グラフを見ていると、一時的に価格が下がっている時期のあるものがあります。諸事情があるようですが、大概は一定期間のみ価格が下がっているのは、タイムセールなどのセール期間の結果によるものが多いのです。

つまり、グラフの変動を見ているとどの時期にセールが行われていたかが推測出来ます。

履歴を見ていると、グラフの販売価格が途切れている期間があったりします。それは在庫切れのために販売されていなかったことを表します。これにより、商品の人気度が推測が出来ます。

そんな在庫切れの時に値段が下がることがあります。Amazonでは、入荷を見込んで値下がりする場合があるのです。つまり、在庫が無いけれども、入荷まで時間がかかっても良いなら、少し値下げをしても良いですよ、と言うサービスを行う場合があるからです。

売れ筋の商品などは、他のショップで買われるよりも、少し値段を下げてでもAmazonで予約販売した方が収益は上がるわけですから、そういったサービスを行っていることが読み取れます(全ての商品に適用されているわけではありません)。

Amazonで希望の商品を安く販売する兆候などを捕らえるには、この過去の履歴を見極めることが安く購入する一歩と言えるでしょう。

Amazonでの賢い買い物のお供となる価格推移グラフの表示方法ですが、対応ソフトのダウロードと設定を行えば簡単に表示することが可能です。ブラウザへの組み込み方は後に説明いたします。

この機能を利用することにより、過去の価格変動の履歴が表示されるわけですが、そこで確認出来るのは価格だけでは無く、タイムセールや在庫切れの事が判ることは先に説明したとおりです。では、その情報から何が判るか、をご説明します。

過去の履歴を見ていれば、将来の価格の推移を予測出来る場合があります。大概の商品は販売後徐々に値段が下がりますが、人気の商品なら値段が変わらなかったり、場合によっては品薄で値が上がる場合もあります。

それが判れば、急いで購入した方が良いのか、逆にもうしばらく様子を見た方が良いのか、ある程度の目安にはなるでしょう。

一方、商品が過去にセールで安く販売されていたかどうかも推測出来ます。そのセールが定期的に行われるものであれば、次のセールの時期を推測出来ますので、急ぎでない買い物であれば、少しでも安く販売されるセールを待つという買い物が出来ます。

それらの様々な情報を考えれば、すぐに購入が必要なもので無ければ、ある程度の予測を持って購入計画を立てることが出来るかもしれません。

この便利なグラフの表示方法は次の項目でご説明しますが、拡張機能を使うだけで自動で各商品の価格の変動が視覚的に把握しやすいグラフとして表示されるようになります。

情報量が多いためか、表示に少し時間はかかりますが、じっくりと買い物をするには問題の無い表示と言えるでしょう。

さらに、この「Amazon Price Tracker(Keepa)」の便利な使い方として、自身の希望する値段を設定しておくと、値下がりをした時に通知してくれるのです。

つまり、値下がりを待って購入しようと考えている商品については、設定さえ済ませてしまえば後は通知を待つだけで良いのですから、たくさんの欲しいものがあったり、忙しい時には大変重宝します。

大変便利な「Amazon Price Tracker（Keepa）」ですが、早速パソコンにインストールしましょう。生憎と、スマホには対応していませんので、Win若しくはMacへのインストールとなります。

Keepaは複数のブラウザに対応していますが、メジャーなところで「Chrome」と「Microsoft Edge」への組み込み方を説明します。MacではChrome上でお使いください。

上記のリンクに飛ぶと、Keepaのダウンロードサイトにアクセスします。ここで右上にある「Chromeに追加」ボタンを押します。すると確認の画面となります。

「Keepa - Amazon Price Tracker を追加しますか｣と確認してくるので、画面の少し下にある「拡張機能を追加｣ボタンをクリックしてください。

するとChromeのアドレスバーの右側に■が十字の形に並んだアイコンが出現し、”「Keepa - Amazon Price Tracker」がChromeに追加されました”というメッセージが表示されます。以上でインストールは終わりです。

Microsoft Edge用のKeepaは上記のChrome用とリンク先が違います。Edge用のサイトからKeepaをダウンロードします。まずは下記サイトにアクセスしてください。

ホーム画面が表示されたら、左上の「Keepa」のタイトルの右側にいくつか表示されるアイコンの中の「アプリ」をクリックしてください。

するとブラウザの選択画面が表示されますので、今回は「Micorosoft Edge」を選択します。

上記のKeepaのダウンロード画面が表示されましたら、今度は右側にある「入手」ボタンをクリックします。

するとMacrosoft Storeに移動しますので、改めて「入手」ボタンをクリックしてください（ログインしなくてもダウンロードは可能です）。

ほぼ自動でインストールされますので、終了すると画面の右上に「起動」ボタンが現れますので、これをクリックすれば拡張機能が組み込まれます。

最後の確認で、「有効にする」をクリックすれば、今後はAmazonにアクセスし、商品ページを表示すれば自動で価格の推移を現したグラフが表示されるようになります。

それでは、さっそくAmazonにアクセスしてみましょう。拡張機能が有効になっていれば、ほかには何の作業をする必要もなく、商品ページを表示するだけで価格推移グラフが表示されています。

Keepaのグラフは、見方にちょっとコツがあります。グラフのすぐ横に説明が書かれているので、よく見ればさほど難しくはありませんが、複数の値が一つにまとめられています。そのため、パッと見ただけだと何の数値かわかりづらいかもしれません。

上記のグラフの場合、黄色がAmazonでの販売価格です。緑色が新品で現在最安値がいくらかを表示しています。現在の商品ページに表示されるのがこの緑色であらわされた価格です。そして、黒が中古の価格となります。

なお、中古には「新品同様」や「良品」との違いがあるため、この中古価格の推移は中古で最も安い価格の変化となります。それは、グラフの横にある「中古」の下にあるいくつかのグレードをクリックすれば、どの状態の中古がどのくらいの価格で推移しているかがわかります。

後、「倉庫」を押すと在庫状態が確認できます。「✖」がついているのは在庫が切れた時を現しています。

以上が、基本的な使い方となります。

Keepaは価格の推移を見るだけではありません。希望の価格になったときに通知させる機能もあります。それがトラッキング機能となります。

欲しい商品や、気になる商品を登録し、希望価格を設定しておけば、その価格になった時点でお知らせメールを送信してくれるのが「トラッキング機能」となります。これを利用すれば、セール等で価格が安くなった時に知らせてくれるので、納得できる価格で買い物ができるかもしれません。

Keepaの表示されたグラフのすぐ上にいくつかのタブがありますが、その中に「商品のトラッキング」というタブがありますから、ここをクリックします。

ここで、「Amazon」か「新品」か「中古」のどの価格が希望価格になったときに通知するかを設定します。もちろん、それぞれに希望の値段を入力することが可能です。

入力が終われば、「トラッキング開始」ボタンを押せば連絡先のE-mailアドレスを確認してきますので、それを登録します。

Keepaに登録をしておけば、いちいちE-mailアドレスを入力しなくとも、いくつもの商品をトラッキング対象として通知させることもできます。が、手間はかかりますが、登録せずとも希望のメールアドレスに通知を受けることは可能です。

設定方法のところにも書きましたが、Keepaはパソコン用の拡張機能となりますので、スマホやタブレットでは現在使うことはできません。しかし、ひと手間はかかりますが、スマホでも履歴を参照することは可能です。

それは、Keepaのホームページ(https://keepa.com)を表示させる方法となります。Keepaにユーザー登録をしておけば、こちらでもトラッキング機能を利用して価格の推移を確認することが可能です。もちろん、ユーザー登録をせずに、気になる商品を見ることも可能です。

ただ、こちらのホームページもパソコンで見ることを前提にデザインされているため、縦長のスマホで見るには見づらい画面となります。最近のスマホは大画面化してはいますが、やはりパソコンの大画面にはかなわないようです。

ですから、希望の商品の現在の値動き程度の簡単な情報を出先でスマホを使って見るくらいの使い方になるかもしれません。

以上、Amazonの商品価格の動きを過去から追いかけることのできる「Keepa - Amazon Price Tracker」をご紹介しました。複数のブラウザで使用可能な拡張機能ですが、これを使えば値段の動きが一目でわかることがご理解いただけたでしょう。

履歴を注意深く観察し、値下がりの原因が推測出来れば、欲しい商品を買うタイミングが見えてくるかもしれません。勿論、中にはほとんど値段の変わらないものもありますが、メモリやHDDなどの機器は、かなり値動きが激しいので、履歴をよく見て値下がりのチャンスを掴みましょう。