2019年05月06日更新
Microsoft Silverlightとは?サポート終了して不要な時のアンインストール方法も解説!
Microsoftのプラグイン、Silverlightのサポート終了が発表されたことが話題になっています。この記事ではMicrosoftのSilverlightをアンインストールする方法や、必要な場合に再インストールする方法について解説します。
目次
Microsoft Silverlightとは?
サポート終了期限が発表されたことで話題になっているMicrosoftのプラグインのSilverlightですが、MicrosoftのSilverlightとはどんな機能を持つものなのかわからない人も多いようです。まずはMicrosoftのSilverlightとはどんなものなのか、ということについてみていきましょう。
Microsoft版Flashプレイヤーのような働きをするプラグイン
Microsoftが配布しているプラグインのSilverlightとは、例えていうとFlashプレイヤーのような働き方をするプラグインです。Flashプレイヤーというのは、ブラウザやアプリ上で動画や音声を再生するのに使われてきたソフトですが、同じような働きをするプラグインをMicrosoftでも開発して配布しています。
Windows PCには必ずインストールされているWindows Media Playerや、IEには必ず使われてきました。しかし、現在ではFlashプレイヤーが徐々に利用できなくなってきているように、MicrosoftのSilverlightも使われなくなってきています。
Microsoftが開発した最新のブラウザのMicrosoft Edgeや最新版のGoogle Chrome、FirefoxではSilverlightが利用できないようになっています。
一部のWebページの表示に必要な場合も
現在の最新のブラウザでは利用することができませんが、古くから運営されているWebページの中には、現在でもSilverlightを使わないと表示できないページもあります。
特にSilverlightがなくても、多くの場合には必要性は感じませんが、「このページを表示するためにはMicrosoft Silverlightが必要です」と表示された場合には、インストールしましょう。
2021年にサポート終了
MicrosoftのSilverlightは、現在は新しく作られるWebページやMicrosoftのアプリには利用されなくなっています。また、MicrosoftのSilverlightのサポート自体もMicrosoftから2021年に終了すると発表されています。
サポートが終了しても、Microsoft Silverlightを使ったWebページなどが利用できなくなるわけではありませんが、セキュリティ面での脆弱性が心配です。サポートが終了したら、Microsoft Silverlightが使われているWebページやアプリの利用はあきらめて、早急にアンインストールしたほうがいいでしょう。
Microsoft Silverlightのアンインストール方法
Microsoft Silverlightをアンインストールする方法とはどんな方法があるのか、ここから詳しく見ていきましょう。
Windowsでのアンインストール方法
Microsoft SilverlightをWindowsのPCからアンインストールする方法とは、コントロールパネルかWindows10の設定のアプリからアンインストールすることができます。コントロールパネルから入る場合には「コントロールパネル」>「プログラムのアンインストール」と進みます。
Windows10の場合にはWindows10の「設定」>「アプリ」>「アプリと機能」と進みます。すると表示されているアプリの一覧の中にMicrosoft Silverlightがあるので、そちらから「アンインストール」をクリックするとアンインストールできます。
Macでのアンインストール方法
MacのPCからアンインストールする方法とは次のようになります。まずはMacの「Finder」を開き、「コンピュータ」>「Macintosh HD」>「ライブラリ」>「Internet Plug-Ins」と進みます。すると「Silverlight Plugin」があるので、それをゴミ箱に捨てればアンインストール完了です。
Microsoft Silverlightの再インストール方法
古くから運営されているWebページを閲覧したり、古い動画を見るのにどうしてもMicrosoft Silverlightが必要になった、という場合には再インストールすることもできます。SilverlightはMicrosoft Officeの公式ページで配布されているので、そちらからダウンロードします。こちらのリンクへどうぞ。
尚、最新版のMicrosoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safariでは利用することができないので、ダウンロードしてインストールすることもできません。ただし、Windows PCならWindows10でもIE11がプリインストールされているので、IEからならインストールできます。
IEを使ってダウンロードページを開いたら「今すぐインストール」をクリックします。
すると実行するか保存するか、という表示が出ます。すぐに実行してしまって問題なければ「実行」をクリックします。
「このアプリがデバイスに変更することを許可しますか」という表示が出るので「はい」をクリックします。するとこのようにSilverlightのインストール画面が出るので「今すぐインストールする」をクリックします。
するとこのようにインストールが完了した旨が表示されるので「閉じる」をクリックします。
Microsoft Silverlightをインストールしても動画を再生できない場合には
Microsoft Silverlightが必要なWebページをIE11で閲覧しようと思っても、「Silverlightをインストールしてください」という表示が出てしまい、正常にWebページが表示されなかったり、動画が再生できなかったりすることがあります。
Microsoft Silverlightを正常にインストールしたはずなのに動画を生成できない場合の対処法についてみていきましょう。
アドオンを有効にする
Silverlightが必要なページや動画を、Silverlightが使えるIEで開いているのにも関わらず正常にページや動画が表示されないという場合には、考えられる理由は、Silverlightをインストールした後でブラウザが最新の状態に更新されていないか、Silverlightのアドオンが有効になっていない、ということです。
インストールした直後はアドオンが有効になっていないので、いったんIEを閉じて再起動するか、「F5」を押してページを更新します。それからもう一度、正常に表示されるかどうか確認してみましょう。
アドオンが有効になっていない場合には、IEのアドオンの管理ページを開いて、Silverlightを有効に設定すれば正常に表示されます。アドオンを有効にするためには、IEの右上の「歯車マーク」をクリックして「アドオンの管理」をクリックします。
「アドオンの管理」を開いたら、左側サイドバーで「ツールバーと拡張機能」が選択されていることを確認して、右側のウインドウで「Microsoft Silverlight」を探します。見つからないときには、右側の「表示」を「許可なしに実行」にしてみます。すると見つかるでしょう。
Microsoft Silverlightが見つかったら有効になっているか確認します。無効になっていたらSilverlightをクリックします。すると下に「有効にする」のボタンが表示されるので、そちらをクリックします。
Microsoft Silverlightを有効にしたら、プラグインの管理を閉じて再度Webページや動画が正常に表示されるかどうか確認してみましょう。今度は大丈夫のはずです。
Microsoft Silverlightのアンインストールはもう少し待とう!
この記事ではMicrosoft Silverlightとはどんなものなのか、アンインストール方法と再インストール方法などについて詳しく見てきました。サポート終了が発表されたことで、すぐにでもアンインストールした方がいいのか、と考えている人も多いようですが、アンインストールはサポートが終了してからでも遅くはないでしょう。
現在、Silverlightが必要なWebサイトなどは少なくなっていますが、それでもまだ存在するのは事実です。慌ててアンインストールしてしまうと、そういったサイトが見られなくなってしまう恐れがあります。Silverlightのアンインストールは簡単にできるので、サポート終了してから実行することをおすすめします。