2019年10月24日更新
LinuxMint19のインストール手順やダウンロード方法!日本語入力の設定方法も解説!
LinuxMint19の概要や、LinuxMint19のインストール方法などについて解説していきます。また、LinuxMint19をインストールした後の設定についても解説しています。LinuxMint19を利用することで、Linuxを使いこなしましょう。
目次
LinuxMint19のインストールについて
みなさんはLinuxというパソコンのOSを利用したことはありますか。また、LinuxMint19を使用したことはありますか。LinuxはOSの開発やWebアプリケーション制作に適したOSとなっており、開発者向けです。
ここでは、Linuxで使うLinuxMint19のダウンロードとメディアによるインストールの方法や、アップデートなどについて解説していきます。LinuxMint19の使い方を知って、是非使いこなしましょう。
LinuxMint19とは
では、LinuxMint19とはいったいどのようなものなのでしょうか。LinuxMint19は、Linuxディストリビューションの一つです。Linuxディストリビューションとは、Linuxのデスクトップ環境のようなものです。
Linuxを快適に使うにはLinuxディストリビューションのインストールが必要です。ここからはLinuxMint19のラインナップやインストール方法などについて解説していきます。
ラインナップは全6種類
現在インストールが可能となっているLinuxMint19は全部で6種類存在しています。しかし、32bitか64bitか分けない場合は3種類となっており、比較的選びやすくなっています。また、インストールも難しくはありません。
現在インストール可能なLinuxMint19をそれぞれ細かく解説していきます。また、LinuxMint19のインストールメディアの作成に必要なシステム要件なども解説していきます。
Cinnamon32bit
まず最初に、LinuxMint19の一つであるCinnamon32bit版について解説していきます。LinuxMint19のCinnamon32bitは、拡張性が高くデスクトップのカスタマイズなどが容易なバージョンのLinuxMintです。
Linuxディストリビューションを初めて使用する場合においてもおすすめのLinuxディストリビューションの一つであるため、おすすめのLinuxMintのバージョンです。
Cinnamon64bit
Cinnamon64bitは、先程紹介したCinnamon32bitの64bitバージョンとなっており、基本的な特徴は全く同じとなっています。しかし、32bitと64bitで違いが存在しています。
64bitでは、32bitのアプリケーションだけでなく64bit専用アプリケーションも動かせます。そのため要求スペックは少しだけ高くなりますが、余裕があるならなるべく64bit版をインストールしましょう。
MATE32bit
LinuxMint19には、MATEというバージョンのものもあります。MATEとは、LinuxMintと密接な関係にあるデスクトップ環境の一つです。そのため、見た目はCinnamonなどと似ています。
この場合もインストールメディアの作成が難しいといったことはないため、Cinnamonと同様おすすめのLinuxMint19となっています。そのため、CinnamonではなくMATEをインストールする選択肢もあります。
MATE64bit
Cinnamonと同様にMATEにも32bitと64bitの二つが存在しています。MATEの場合においても、32bitと64bitの違いは対応アプリケーション数の違いとなっており、64bitの方が多いです。
32bitで動作するアプリケーションは64bitでも動作するため、基本的に64bitは32bitの上位互換となっています。PCのスペックに余裕があるなどの場合は64bitをインストールすれば問題ありません。
Xfce32bit
LinuxMint19では、Xfceというバージョンもインストールメディアを作成できるようになっています。Xfceは、簡単な使用感と高速で軽量なデスクトップ環境となっており、他のLinuxMintと比べても軽量で扱いやすいものとなっています。
そのためXfceは初心者にもおすすめのLinuxMint19となっています。インストールメディアの作成も簡単なため、ぜひインストールしてみてください。
Xfce64bit
Xfceにも32bitだけでなく64bitが存在しています。この場合も他のLinuxMint同様に32bitとら64bitの違いは少なく、64bit対応アプリケーションを使えるのみとなっています。
しかし、64bitのアプリケーションにも便利なものが揃っているため、なるべくならば64bitのアプリケーションを使うために64bitのXfceのインストールメディアを作成しておきましょう。
システム要件について
では、LinuxMint19を動かすために必要な最低限のスペックはどのようなものなのでしょうか。基本的にLinuxMint19ならばCinnamonもMATEもXfceもシステム要件は同じとなっています。
LinuxMint19のインストールに必要なスペックは、RAM1GB以上、空きディスク容量15GB以上、解像度1024×768以上となっています。WindowsやMacOSに比べると低いスペックでも大丈夫です。
LinuxMint19のダウンロードやインストールの手順
では、実際にLinuxMint19をダウンロードし、インストールするためにはいったいどのようにしたらよいのでしょうか。ここからは、LinuxMint19のダウンロードとインストールの方法を解説します。
LinuxMintをダウンロードし、インストールする大まかな流れは、ファイルをダウンロードして、インストールメディアを作成してインストールするだけです。そのためそれぞれの方法について細かく解説していきます。
ISOイメージをダウンロードする
まずは、公式サイトからISOイメージをダウンロードしておきましょう。このISOイメージはLinuxMint19の公式サイトから3種類の32bit版と64bit版がダウンロードできるようになっています。
インストールメディアを作成する
次にインストールメディアを作成します。USBメモリやハードディスクなどの記憶媒体にダウンロードしたISOイメージを書き込みましょう。そのためのソフトにはUNetbootinなどが存在しています。
インストール
インストールメディアが完成したら、インストールしたいパソコンにそのインストールメディアを接続し、そのメディアから起動するとインストーラが作成されるため、後はそれをクリックし、順に従って設定することで、インストールが完了します。
LinuxMint19インストール後の日本語入力設定は不要
LinuxMint19をインストールした場合、すぐに日本語化設定をしたい所ですが、LinuxMint19の場合は日本語化の設定は不要となっています。なぜLinuxMint19では日本語化設定が不要となっているのでしょうか。
LinuxMint18以前は追加パッケージが必要だった
LinuxMint18と、それ以前のバージョンのLinuxMintでは、日本語化設定をするために別の追加パッケージが必要でした。そのため、LinuxMint19にアップデートしないと日本語化設定の方法が難しかったのです。
LinuxMint19は設定不要
しかし、最新バージョンのLinuxMint19にアップデートすることで、日本語化設定は不要となっており、自動的に日本語化をしてくれます。できなかった場合でも専用のコマンドを実行する方法ですぐ日本語化できます。
LinuxMint19のインストール完了後にやるべきこと
LinuxMint19は日本語化の設定は不要ですが、アップデートやシステム復元の設定など、必要な初期設定も存在しています。ここからは、それらのアップデートやシステム復元などの設定方法について解説していきます。
システム復元の設定について
パソコンのシステムファイルが破損してしまうとOSが正常に動作しなくなってしまいます。その場合にOSの状態などを特定の状態に戻すシステム復元が必要となってきます。システム復元には復元の元となるデータを保存する必要があります。
システムスナップショット(TimeShift機能)
LinuxMint19には、システムスナップショット(TimeShift)という復元データ作成機能が存在しています。「update manager」をクリックし、「RSYNC」を選んで進み、保存場所を選ぶだけで完了します。
ソフトウェアのアップデートについて
LinuxMint19をアップデートするには、「update manager」から「編集」そして「ソフトウェアソース」へ移動し、URLを日本版のアップデートサイトに変えて「アップデートをインストール」を選ぶことで完了します。
LinuxMint19をインストールしよう!
以上がLinuxMint19の解説です。LinuxMint19は初心者でも使いやすいように設計されたLinuxディストリビューションのため、おすすめのデスクトップ環境です。ぜひインストールしてみましょう。