2019年03月26日更新
LINE乗っ取り確認方法!アカウント乗っ取りの手口や対処法を解説!
世界中で2億人以上の人が利用していると言われているLINEアプリですが、利用者数の増大に比例して、乗っ取りなどの被害の報告も数多く確認されています。万が一、LINEの乗っ取り被害にあった場合の確認方法と対処方法を紹介します。
目次
- 1LINE乗っ取りの目的とは
- ・LINEのアカウントを乗っ取って金銭目的の詐欺行為を行う
- 2LINE乗っ取りの手口とは
- ・不正にハッキングしてLINEのIDとパスワードを入手する
- ・トークやメールで電話番号や認証コードを聞かれる
- ・LINE公式になりすまして番号入力させる
- 3LINE乗っ取りの確認方法
- ・スマホでLINEのアカウント乗っ取りを確認する方法
- ・PCでLINEのアカウント乗っ取りを確認する方法
- 4LINEのアカウントを乗っ取られた場合の対処法
- ・LINEのパスワードを変更する
- ・LINEの運営者に連絡する
- ・友達に報告する
- 5LINEのアカウントを乗っ取られないための予防法
- ・SMSに届く4桁の認証コードを他人に教えない
- ・友だちのメッセージに注意する
- ・パスワードは使いまわさない
- ・スマホの端末のパスコードを設定する
- ・他の端末のログインを許可しない
- 6LINEのアカウントを乗っ取られないように対策をしよう
- ・LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
LINE乗っ取りの目的とは
利用者の数が増え続けているLINEアプリですが、利用者の増加にともないサービスもどんどん充実して便利になっています。そして悲しいことに利用者が増えることで、LINEアプリ上での犯罪被害も増えています。今回はスマホのハッキングからLINEのID、アカウントの乗っ取りについて、具体例と対処方法を解説します。
LINEのアカウントを乗っ取って金銭目的の詐欺行為を行う
LINEのID、アカウントを乗っ取るとはどういう行為なのでしょうか。それは他人が勝手に本来のLINEユーザーになりすまして、LINEのID、アカウントを利用することです。ユーザーになりすましてLINEを利用することによって、そのユーザーと友達になっている相手に金銭目的の詐欺行為の犯罪が問題になっています。
LINE乗っ取りの手口とは
LINEのID、アカウントの乗っ取りの手口とは、どういうものなのでしょうか。対処する方法はあるのでしょうか。まずはLINEのID、アカウントの乗っ取り手口について解説します。
不正にハッキングしてLINEのIDとパスワードを入手する
LINEを利用しようとアプリを起動したときに、「利用できません」というメッセージが表示された場合、そのLINEのIDとアカウントは乗っ取られている可能性があります。乗っ取り手口はいろいろありますが、そもそもLINEはスマホのアプリのひとつとして、スマホユーザーを中心に広まっています。パスワードの入手方法として、スマホをハッキングするという方法があります。
スマホユーザーのほとんどは、携帯各社の通信網を利用するかWi-Fi接続でインターネットに接続しています。特にWi-Fiは飲食店など街中のいろいろなところにフリーのWi-Fiスポットがあります。フリーWi-Fiはセキュリティが弱く、ハッキングされスマホの情報やLINEのID、パスワードを不正入手されやすいのが難点です。
素直に謝るLINE乗っ取りwww pic.twitter.com/wCpVFP1aS5
— ☆感心した★話題の画像☆ (@Kansin_Wadigazo) January 17, 2019
ハッキングしてLINEのアカウント、IDとパスワードを入手し、本来のユーザーになりすましてLINE友達にメッセージを送信してきます。被害として報告されているのが、LINE友達になりすまし、iTunes CardやWebMoneyといった電子マネーを購入してほしいというメッセージを送ってくるものです。
そして電子マネーカードの写真などを送らせ、現金にするために必要な情報を入手します。最終的には、人に購入させたプリペイドカードを自分で現金化し自分のものにします。購入させられた人は、購入してきたプリペイドカードは犯人に現金化され使用できません。この手の手口の犯罪が、大変増えています。日頃から情報収集と、セキュリティを強化するなどの対処が必要です。
トークやメールで電話番号や認証コードを聞かれる
LINEのID、アカウントは、先に述べたようなハッキングをして読み取られてしまう方法もありますが、自ら教えてしまうという場合もあります。ある日、友達になりすました犯人から、「携帯電話番号を教えて欲しい。それからLINEからの認証メッセージを確認して欲しい」という内容のメッセージが届きます。そして、不思議に思いつつも友達からのメッセージだからと信用して、携帯電話番号を教えます。
すると、次に同じ友達から「LINEからの4桁の認証コードを送って欲しい」というメッセージが届きます。そして、4桁の認証コードを教えてしまいます。すると犯人は、入手した電話番号とLINEの認証コードを使用し、別の端末からLINEアプリでアカウントを作成します。こうやって、LINEのIDとアカウントが乗っ取られてしまいます。更にはLINEアプリ上の連絡先を利用して、LINE友達にまで被害が広まります。
最近、LINEを含むSNS・メッセンジャーサービスを使って、LINEからSMS宛てに送られる4桁の認証番号を聞き出され、なりすましの被害にあう報告が普段よりも増えています。ご注意ください。
LINE公式になりすまして番号入力させる
LINE公式になりすまし、アカウントが異常にログインされたため、安全認証の為にURLをクリックして、番号を入力してくださいというフィッシングメールが送られています。これも勘違いしてURLをクリックしてしまうと、何らかの個人情報等を盗み取られる場合があります。
LINEでは大事なお知らせは、個別にメールなどで知らせるのではなく、ほとんど公式サイトにて通知しているとのことです。このようなLINE公式を装った詐欺メールは、ユーザーの不安をあおり個人情報を盗み取るという手口を利用しています。IDやアカウントのパスワードなど、個人情報の入力を求めるメールを受信した場合には、落ち着いて公式サイトでの情報をチェックし正しい情報を得ることが大切です。また、万が一、LINE公式を装ったメールから個人情報等を入力してしまった場合には、LINEのお問い合わせフォームから連絡が必要です。
メールでこんなんきたんだけどこわすぎない?
— ま!cv.悠木碧 (@mrtn0109) January 19, 2019
本物なのかフィッシング詐欺なのかもわからん。助けて#LINE#フィッシング詐欺 pic.twitter.com/q0mmGYLJN4
LINE乗っ取りの確認方法
LINEの乗っ取り方法は、これまで説明したような手口が最も使われています。乗っ取りの悪質な手口を知っておくことも大切ですが、自分のLINEアカウントが、乗っ取られていないかを確認する方法を知っておくことも大切です。
まず、LINEアプリはスマホとPCとで利用できますが、スマホで利用する場合、1つのアカウントを何台かのスマホで共有して利用できません。もし、別のスマホで利用しようとすると「利用できません」というメッセージが表示されます。利用できていたLINEアプリが、知らない間に突然、「利用できません」というメッセージが表示された場合は、別のスマホで誰かが同じLINEアカウントでログインしています。LINEが乗っ取られているということです。
PCでLINEにログインできませんでした…と通知が来た。
— konana64 (@kym_mura) January 19, 2019
これが来る前にLINE電話していた。
関連あるのかな?
一応対処したけど⤵️#LINE乗っ取り pic.twitter.com/0bUDLILlxr
スマホでLINEのアカウント乗っ取りを確認する方法
乗っ取られてから気が付くのでは遅いので、先に乗っ取られていないかどうか確認する方法を説明します。定期的に確認することで、LINEのアカウント乗っ取りに有効な対処方法です。
1)右上に表示される”歯車アイコン”をタップし、設定画面へ遷移します。
2)設定画面の”アカウント”をタップします。
3)アカウント画面へ遷移したら、”ログイン中の端末”をタップします。
4)ログイン中の端末がなければ「利用ログイン中の端末はありません」と表示されています。
PCでLINEのアカウント乗っ取りを確認する方法
スマホでログインされた場合は、確認方法がありますが、PCでログインされた場合は同時に利用できるので気づきにくいものです。乗っ取られたかどうかを確認するときは、トーク履歴に心当たりのない会話がないかを確認します。
LINEのアカウントを乗っ取られた場合の対処法
それでは、LINEのアカウントを乗っ取られた場合はどうしたらよいか、LINEのアカウントが乗っ取られた時の対処方法を解説します。慌てず、落ち着いた対応が必要です。
LINEのパスワードを変更する
前述の方法などで、自分のLINEのアカウントが乗っ取られた可能性があるのを確認したときには、直ちにLINEのパスワードを変更します。LINEのパスワードを変更して、ログインし直せばLINEアカウントを乗っ取った相手は利用できなくなります。
LINEの運営者に連絡する
LINEパスワードを変更しようとしたとき、LINEにログインができなくなっていたら、速やかにLINEの運営者に報告します。なぜなら、LINEのアカウントを乗っ取った相手に、ログイン用のパスワードを変更されているからです。LINEのID、アカウントにログインできないときには、以下の手順でLINEの運営者へ連絡します。
1)LINEのホーム画面の右上の歯車アイコンをタップし、設定画面へ遷移します。
2)設定画面の下の方にある”ヘルプ”をタップします。
3)ヘルプ画面へ遷移したら、”セキュリティ”をタップします。
4)次の画面へ進んで”アカウント不正ログイン”をタップします。
5)次の画面では”アカウントの不正ログイン(乗っ取り)をされた”をクリックします。
6)アカウントの不正ログインについてという画面の中の、”お問い合わせフォーム”をタップすると問い合わせフォームへ画面が遷移します。
友達に報告する
もし、自分のLINEのアカウントが乗っ取られた、または、乗っ取られたかもしれないと思ったら、すぐにLINE友達に報告します。LINE友達に自分のLINEが乗っ取られたことを連絡して、未然に被害を防ぐことが大事です。また、自分を装ったいメッセージを送っていないかも確認します。
LINEのアカウントを乗っ取られないための予防法
LINEのアカウントを乗っ取られるということは、自分だけでなく自分のLINE友達にまで、被害がおよぶ可能性があります。まずは、LINEのアカウントを乗っ取られないよう、日頃から注意しおかしいと思ったら素早い対処が必要です。
SMSに届く4桁の認証コードを他人に教えない
はじめにLINEのアカウントを乗っ取り手口を紹介しまししたが、携帯電話の番号と認証コードの数字4桁を尋ねてきます。携帯電話の番号だけでは、なかなか乗っ取ることは難しいのですが、認証コードまで教えてしまうと確実に乗っ取られます。そして、そういうことを聞いてくるのは、LINEの乗っ取りの代表的な手口です。落ち着いた対処で、被害を防ぐ必要があります。
友だちのメッセージに注意する
LINEの乗っ取りの手口は、友達を装ったメッセージから始まります。友達からのメッセージだからと信用して、安易に自分の情報を答えるのは危険です。特に認証コードを聞いくるような場合には、注意が必要です。普段と違う、おかしいと気づいたら、スマホでLINEのアカウント乗っ取りを確認する方法などで確認してから、慎重に対応します。
パスワードは使いまわさない
さまざまな場面でパスワードの設定を求められる時代です。覚えきれないからといって、同じパスワードを使い回すのはおすすめしません。また、おなじパスワードを長期間使用し続けるのも、良いことではありません。パスワードは、定期的に変更した方が安全です。
LINEのパスワードだけに限りませんが、パスワードはなるべく複雑なものに設定した方が、第三者に推測されにくく不正なログインを防ぐのに効果的です。誰でも考え付きそうなパスワードも、推測され利用される心配があります。文字数を多めにし記号など使用可能であれば、なるべく使用したパスワードにします。
スマホの端末のパスコードを設定する
万が一、スマホを紛失したり盗られたときの対処方法として、スマホに端末パスコードを設定することをおすすめします。パスコードを設定すれば、第三者がスマホを勝手に利用できません。最近では、指紋認証や顔認証などもありますので、そのような対処方法をとっておくと万が一の場合も安心です。
他の端末のログインを許可しない
LINEは、スマホとPCのどちらからも利用できます。そのため、PCでログインされていればわかりにくいものです。不正ログインを防ぐには、あらかじめ他の端末ではログインできないように設定するのも、乗っ取り被害にあわないための対処方法としては有効です。
他の端末で、ログインできないようにする設定は以下の手順です。
1)LINEホーム画面の右上に表示される”歯車アイコン”をタップし、設定画面へ遷移します。
2)設定画面の”アカウント”をタップします。
3)アカウント画面へ遷移したら、”ログイン中許可末”の右端のチェックをつけます。
4)ログイン中の端末がなければ「利用ログイン中の端末はありません」と表示されています。
LINEのアカウントを乗っ取られないように対策をしよう
今回は、LINEアカウントが乗っ取られたり、ハッキングされたときの、手口から対処方法について説明しました。LINEアカウントが乗っ取られ、金銭的被害も報告されていますが、被害者にならないためには、日頃からハッキングや、乗っ取りに備えて対処できるようにしておけば問題ありません。最後に、対処方法について簡単にまとめます。
LINEの乗っ取りは、ここからはじまります。
1) ハッキングをして端末情報を盗みとる。フリーWi-Fiを利用しているときには、特にハッキングに対する注意が必要です。
2 )LINE友達になりすまして、メッセージを送りつけLINEの認証コードを聞き出す。
3 )LINE公式を装ってメールを送り、偽装サイトへ誘導することで、個人情報を盗みとる。
そして、ハッキングなどから入手した情報をもとに、LINEアカウントにログインをしLINEを乗っ取ります。万が一、LINEに乗っ取られても、スマホからLINEアプリを起動したときに、「利用できません」というメッセージが表示されます。そのときに、乗っ取りに気がつくことができます。PCからのログインでは、このメッセージは表示されませんので、その際には以下の方法で確認できます。
そして、ハッキングなどから入手した情報をもとに、LINEアカウントにログインをしLINEを乗っ取ります。万が一、LINEに乗っ取られても、スマホからLINEアプリを起動したときに、「利用できません」というメッセージが表示されます。そのときに、乗っ取りに気がつきます。PCからのログインでは、このメッセージは表示されませんので、その際には以下の方法で確認します。
それでは、もしも乗っ取られたときの対処方法です。まずは乗っ取られていないかを確認します。
1 )別の端末でログインされていれば、ログインし直し速やかにLINEのパスワードを変更します。
2 )LINEを乗っ取られ、パスワードを変更されてしまったときには、LINEの運営者へLINEのヘルプへメールフォームから連絡します。
3 )LINE友達に乗っ取られたこと、乗っ取りの手口、対処方法について知らせる。
乗っ取られないための、予防方法と対処方法について解説しました。これらの予防、対処に加えて、日頃から、LINEアプリを利用した詐欺の手口などについての情報収集が必要です。