LINEのID未設定のメリット/デメリット!設定しないのは乗っ取り対策に?
LINEIDを未設定で利用することは乗っ取り対策になるというのは本当でしょうか。またLINEIDを未設定で利用することで生じるメリットやデメリットには、どのようなものがあるのかといった内容について、この記事で詳しく紹介していきたいと思います。
目次
- 1LINE IDとは?
- ・自分で登録できるLINE専用のIDのこと
- ・初期設定は【未設定】
- 2LINE IDは未設定のままでいいの?
- ・LINE IDは未設定でも使える
- 3LINE IDは未設定だと乗っ取り対策になるのは本当?
- 4LINE IDを未設定にしておくと乗っ取りの被害に遭いにくい
- 5LINE ID未設定のメリット
- ・知らない人に勝手に友だち追加されない
- ・自分がLINEをしたい人だけ登録できる
- ・知らない人が【知り合いかも?】に表示されない
- 6LINE ID未設定のデメリット
- ・相手が自分を検索してLINEに登録できない
- ・電話番号を教えないとLINEに登録できない
- 7LINE IDを未設定にして乗っ取りの被害を避けよう
- ・LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
LINE IDとは?
LINEIDとは、友だち追加をするさいに利用できる手段のひとつです。その人専用の認識番号のようなものなので、電話番号などの個人情報を伝えることなく相手を簡単に友だちを追加することができます。またLINEIDを設定することで、離れている相手とでもLINEIDを検索してもらうことで簡単に友だち追加してもらえるという利便性があります。
友だち登録をする方法は、他にもQRコードを使うやり方や、電話番号で検索して登録するやり方、直接会ってふるふるで追加するなど多くの手段がありますが、これらが使えない場合の友だち追加方法としてLINEIDを登録しておくととても便利です。
しかしながら、LINEIDを登録することで生じるデメリットがあるのもまた事実です。少し前に話題になったLINEの乗っ取り騒動もそのひとつといえるでしょう。ここではLINEIDを設定することによるデメリットとメリットや、未設定のまま利用することで乗っ取りの防止になるのかといった点について解説していきます。
どのような利点があって、どのような欠点があるのかをそれぞれ理解して、LINEIDを設定するかどうか決めてください。
自分で登録できるLINE専用のIDのこと
LINEIDは、さきほど説明した通り自分で登録することのできるLINE専用のIDのことです。登録できるLINEIDは、1アカウントにつき1つまで。注意してほしいのがLINEIDを一度登録すると、変更することはできません。どうしても変更したい場合はLINEのアカウントごと作り変えるしかありません。
ですからLINEIDを登録するときは適当につけたりせず、人に教えられるものを付けましょう。
友だち登録をスムーズに行うという仕様上、LINEIDは人に教える前提のものなので、個人情報などを含めるのは避けておいたほうがいいかもしれません。
初期設定は【未設定】
LINEIDは必ず登録しなくてはいけないわけではなく、あくまで設定は任意です。そのため自分で設定する必要があり、初期は未設定のままになっています。自分がLINEIDを登録したかどうか忘れた、もしくは自分の登録したLINEIDがわからないといった場合の確認方法は、まず”LINE”アプリを開き”設定(歯車マーク)”をタップします。
すると、次の画面でずらりと設定一覧が出てくるのでいちばん上にある”プロフィール”ボタンを押してください。
プロフィール画面を下にスクロールすると、真ん中付近に”ID”という項目がでてきます。LINEIDを登録している場合、IDと書かれている横にLINEIDが表示されます(画像では未設定となっている部分です)
もし、ここが未設定のままになっていてLINEIDを登録したい!と思った場合は、そのまま”ID”リンクをタップすれば、次の画面でLINEIDを登録する画面に移ることができます。LINEIDは最大で20文字登録することができるので、そこで好きなLINEIDを設定しましょう。
ただし、LINEIDを設定するさいにひとつ注意すべき点があります。LINEIDは友だち登録をするときに使うものなので重複不可となっています。そのため他の誰かが使用しているLINEIDを入力した場合は登録することができず、他のLINEIDを設定しなくてはいけません。
つまり、LINEIDの設定は早い者勝ちということになります。
もし利用したいIDをがあっても、すでに他の人がLINEIDとして設定している場合は使えなくなってしまうので、つけたいIDの候補が決まっているのであれば早めに設定しておきましょう。
また先ほども説明しましたが、注意書きにあるように一度設定したIDは変更できません。なのでLINEIDは電話番号と同じくらい重要な個人情報となります。
設定するときは人に教えられるIDにする・誕生日などの簡単かつすぐにバレてしまうようなIDは付けないようにすることを心がけましょう。
LINE IDは未設定のままでいいの?
LINEIDを登録せずに未設定のまま使っている場合、このままLINEIDを登録しないでいると何か不都合が起きてしまうのだろうかと気になったことがある人も多いと思います。実際のところ、LINEIDを設定しないままLINEを安全に使用することはできるのでしょうか。結論から言えば、未設定のまま使ったほうが安全性は高いといえます。
LINE IDは未設定でも使える
LINEIDが未設定のままでも使用できるのかどうか、という疑問にかんしては結論から言うと、LINEIDは未設定でもLINEの利用は可能です。LINEIDが未設定のままだからといって何か不都合が生じることはありません。
LINEIDを登録しないことで生じるデメリットをあえて挙げるとすれば、それは友だち登録をするさいにLINEIDが利用できないことくらいではないでしょうか。
だからと言って、LINEIDの設定をLINE側から促されることも特にありませんし友だち追加にかんしても別の方法を取ればいいだけなのでたいしたデメリットとは言えません。
LINE IDは未設定だと乗っ取り対策になるのは本当?
LINEIDを登録することで、友だち追加が楽になるという利点はありますが、一部では乗っ取りを防ぐためにもLINEIDは登録しないで未設定のままLINEを利用したほうがいいという声もあります。
実際のところ、LINEIDを未設定のまま使うことはLINEの乗っ取り対策になるのでしょうか?これは本当の話で、LINEIDは未設定のまま設定しないほうが乗っ取り対策には効果的です。
LINE IDを未設定にしておくと乗っ取りの被害に遭いにくい
LINEIDは設定しないで未設定のまま利用したほうが乗っ取り被害にあいにくいとは言いましたが、LINEIDを設定しているからといって必ずしも乗っ取り被害にあうわけではありません。
LINEIDを登録して、実際にそれを使ったとしても友人があなたのLINEIDを悪用して乗っ取り行為をおこなう可能性は低いので安全だといえるでしょう。
しかし、不特定多数が見ることのできるSNSや掲示板などにLINEIDを投稿した場合、悪用や乗っ取りの被害にあう可能性は高くなります。そのようなトラブルを未然に防ぐためにもLINEIDは未設定のままのほうが、安全性は高いです。
LINE ID未設定のメリット
LINEIDを未設定のまま、登録しないメリットは大きくわけて3つほどあげられます。
まず一つ目は、知らない人に勝手に友だち追加されるのを防げること、二つ目は友だちに追加したい相手を自分で決められること、三つ目は全く面識のない赤の他人が「知り合いかも?」に表示されるのを防ぐことです。
これらのことを事前に防止することは乗っ取り対策にもなり、自己防衛の手段でもあります。それだけでもLINEIDを登録しないで未設定のまま使うメリットといえるでしょう。
知らない人に勝手に友だち追加されない
LINEIDが未設定のままということは、相手があなたのことを友だち追加をするために電話番号を教えてもらうか直接会ってふるふるする・もしくはQRコードを利用する必要があります。少々手間のようにも感じますが、その手間を取ることによって知らない人から勝手に友だち登録されるのを防ぐことができ、悪用防止のための対策になります。
むかし流行ったプリベイト詐欺も、元はと言えばLINEアカウントのLINEIDが流出したことにより始まったといわれています。それを抜きにしてもLINEのアイコンに自分の写真や、実名を使っている人は多いです。
こういった背景を考えても、知らない人から勝手にLINEIDを検索され、友だちに追加されてしまうのを防ぐことは自分の身を守るための対策のひとつだと言えるでしょう。
自分がLINEをしたい人だけ登録できる
LINEIDを未設定のまま使えば、さっきあげたように直接友だち追加する必要があるので、不本意な友だち登録を防ぐための対策になります。
LINEの友だち検索に適当なIDを打ちこんで勝手に追加するような業者が実際にいるようですが、LINEIDを未設定のままにしておくことでそういった悪意のある人間からの友だち登録を回避するための対策にもなり、本当に自分がLINEしたい相手とだけを友だち追加することができます。
知らない人が【知り合いかも?】に表示されない
LINEIDは友だち追加を手軽にできる便利なものですが、LINEIDは一人歩きすることがあります。というのも現代は携帯電話を持つ年齢が昔より下がり、小学生でも専用スマホを持っていたりします。
そこで問題になるのが、ネットの恐ろしさに対する認識の低さです。SNSや掲示板に自分のLINEIDを書き込んでしまう人が実際にいますが、ネットの情報は誰にでも見られてしまう危険性があることを忘れてはいけません。
LINEは現代社会において電話番号などの個人情報と同じ扱いといっても良いくらい、情報がたくさん詰まったツールです。実名や自分の写真等をLINEのアイコンとして利用している人も多く、その気になれば身元を突き止めることも可能です。
自己防衛の対策のひとつとして、全く知らない人に追加されるのを防ぐのは大切なことです。
LINE ID未設定のデメリット
LINEIDを未設定のまま利用することでメリットがあるということは、逆にLINEIDを未設定で利用することによるデメリットもあるということです。先ほどはLINEIDを未設定で利用することで考えられるメリットについて紹介しました。次はLINEIDを未設定のまま使う場合に考えられるデメリットを紹介します。
相手が自分を検索してLINEに登録できない
LINEIDを登録する最大の目的は、電話番号を教えたくない相手や遠くにいて直接会うことが難しい相手との友だち登録を簡単にすることです。つまり、LINEIDを登録しないで未設定のまま使うということは、友だち登録の手段がひとつ減るということでもあるので、そのぶん友だち追加に手間がかかることになります。
しかし、友だち登録したい相手がLINEIDを設定していれば、こちら側が検索すればいいだけの話です。
もし仮にお互いがLINEIDを登録しないで未設定のまま利用していても、電話番号やQRコードで検索したり直接会うことがあるのであれば、ふるふるで相手を登録することができます。LINEIDが未設定のままだからといって、この件に関してはたいしたデメリットになるとは考えにくいでしょう。
電話番号を教えないとLINEに登録できない
友だち登録したい相手が、遠方に住んでいたりといった何らかの事情で直接会ってQRコードでの登録やふるふるを利用するといった形での友だち追加ができない場合、残された道は電話番号での登録になります。
昔から気心の知れた相手なら電話番号を教えることに抵抗はないかもしれませんが、今のご時世に個人の電話番号はあまり広めたくないのが本音ではないでしょうか。そういった場合には、LINEIDを未設定のまま使っていると他の友だち追加手段が選べないぶん不便に感じるかもしれません。
電話番号を教えることに抵抗があるのは相手も同じである可能性も否定できません。そのため、いざLINEでの友だち追加をしようと思った場合に電話番号でしか登録できないとなると不便です。LINEIDを未設定のまま登録しないと、このようにLINEの交換が気軽に行えなくなるといったデメリットはあります。
LINE IDを未設定にして乗っ取りの被害を避けよう
以上、LINEIDを登録しないで未設定のまま使用することで乗っ取り対策ができるのかという疑問や、LINEIDを未設定で利用することによるメリット・デメリットの紹介でした。
LINEIDを登録しないで未設定のまま使う場合、友だち登録のさいに1つ手段が減るわけですから、少々わずらわしい思いをすることはあるかもしれません。ですが、その代わりに悪意のある相手から友だち追加をされたりスパムメッセージを送られてくる可能性を防いだり、乗っ取り被害にあいにくくなるということが最大のメリットであるといえます。
しかし遅かれはやかれ、いずれLINEIDを設定するつもりがあるのであれば、登録して使えるLINEIDは早い者勝ちなのですこしでも早くLINEIDを設定したほうが、好きなLINEIDを設定して使える可能性が高いです。
LINEIDを登録しないで未設定のままLINEを使用するか、友だち登録を簡単にできるようにするためにLINEIDを設定するかの最終的な判断は個人の考えに委ねられます。
LINEIDを設定することで生じるメリットとデメリットをふまえたうえで設定するかどうかは決めればいいですが、LINEIDが悪用されたり乗っ取られる危険性への対策を考えると未設定のままで利用するほうが安全性は高いといえます。