2019年03月13日更新
iTunes音楽のmp3変換方法!m4a/wav/aac形式ファイルをmp3に!
iTunesは、取り込んだm4aやwav、aac形式をmp3に変換することができます。iTunesでサポートしている音声フォーマットやmp3に変換する方法、iTunesを使ってmp3に変換できない場合の対処法なども説明します。
目次
iTunesを使ってmp3に変換できるファイル形式とは?
iTunesは、音楽や映画を楽しむだけではなく、オリジナル音楽CDを作成したり、AACやwav、Appleロスレス(m4a)などの音声ファイルを世界標準のmp3に変換することもできます。世界標準のmp3に変換することで、ほとんどのPCや音楽プレーヤーなどで音楽を再生できます。
しかし、音声ファイルの形式の違いが気になると思います。以下で、拡張子の違いを説明します。
ファイル形式を紹介!
以下、iTunesでmp3に変換できる音声ファイルをご紹介します。音声フォーマットは、さまざまな音楽圧縮形式があり、圧縮率や音質に差があります。
m4a/wav/AAC/MP3
スマホやiPod、ウォークマンなどの音楽プレーヤーで利用するには、以下、mp3、ACC、m4aーAppleロスレス、wavに圧縮音源にエンコード(コンバート=変換)します。
拡張子 | 概要 | 圧縮率kbps(ビブレート) | 音質 |
m4a | Appleロスレスの拡張子です。PCやiPodなどのAppleデバイスのみ使用できます。 | 128kbps。圧縮率50%~70%。AACより少しサイズが異なる。 | CDより多少劣化 |
wav | Windowsの標準音声ファイル形式です。容量は、5分50Mです。 | 無圧縮(M4AとMP3の10倍大きい)1440kbps。CDからの圧縮率は70%。 | 音質劣化なし。CDと同じ。 |
AAC | Apple標準/iPodやiPhoneなどのApple製品標準フォーマット。 | 動画圧縮規格/MPEGー2/MPEGー4で利用される圧縮形式。高音質128kbps。 | CDより多少劣化 |
mp3 | 世界標準の音声フォーマットです。PCや音楽プレーヤーはMP3を再生できます。 | 高音質192kbps・標準音質128kbps。CDからの圧縮率10%~13%。 | CDより多少劣化 |
圧縮形式(ファイル形式)とビブレートによって、音質と容量が決まります。ビブレートは数値(kbps)が高いと高音質で、容量も大きいです。
iTunes内ライブラリ(AAC)の音楽をmp3に変換する方法
iTunesを使って、ライブラリ内の音楽をmp3に変換する方法を説明します。(iTunesに取り込むとAAC形式に変換されていますが)音楽CDなど、無圧縮の音楽ファイルをmp3に変換します。mp3などの非可逆圧縮音源は、データ容量を減らすために、データを落としています。よって、CDから音楽を聴くよりも、音質は低下します。
mp3に変換する手順
ここでは、iTunesを使って、音楽CD(AAC形式に変換されている)をmp3に変換する方法を説明します。
iTunesを起動
PCでiTunesを起動します。Windowsなど、iTunesが入っていない場合は、Appleのウェブサイトから無料でインストールします。
mp3バージョンの作成
Macでmp3バージョンの作成の方法を説明します。
- PCの画面上部メニューバーから”iTunes”をクリックします。
- ”環境設定”をクリックします。
- ”一般”ボタンをクリックして、”読み込み設定”をクリックします。
- ”読み込み方法”のメニューをクリックして、曲の変換先のmp3のエンコード形式を選択します。
- ”OK”をクリックして設定を保存。
- ライブラリ内の音楽を1曲以上選択します。
- ”ファイル”から”変換”を選択して”mp3バージョンを作成”を選択します。
Windowsでmp3バージョンの作成方法を説明します。
- iTunesの上部のメニューバーから”編集”選択して”設定”をクリックします。
- ”一般”ボタンをクリックして、”インポート設定”をクリックします。
- ”インポート設定”のメニューをクリックして曲の変換先のmp3のエンコードを選択します。
- ”OK”をクリックします。
- 以下、Macと同様に作成します。
iTunesのライブラリ内の楽曲(AAC形式ファイルに変換されている)のを、mp3以外の”wavエンコーダ”や”Appleロスレス(m4a)エンコーダ”に変換することもできます。
iTunesを使って音声ファイルをmp3に変換する方法
iTunesは、wav形式、Appleロスレス(m4a)形式をmp3に変換することができます。mp3バージョンへの変換方法は、エンコーダを変更する方法ですが、m4a、wavに変換したい場合もあると思いますので、mp3以外にも変換できることをご理解いただくために、ご説明します。
m4a形式ファイル
以下、Mac/Windowsのmp3バージョンへの変換方法を説明します。
- iTunesの環境設定をします。
- iTunesの環境設定から”読み込み設定”をクリックします。
- 読み込み方法を”mp3エンコーダ”、設定を”高音質192kbps”を選択します。
- Appleロスレス(m4a)をmp3に変換します。
- 曲を選択します。
- ファイルから”変換”を選択して、”mp3バージョンを作成”をクリックします。
- mp3バージョンがiTunes内に書き出されます。
mp3バージョンが作成されている場合は、以下で変換することができます。
- iTunesを起動します。
- SDカードやUSBに移したい音楽を選択します。
- メニューバーから”ファイル”をクリックします。
- ”変換”から”mp3バージョンを作成”をクリックします。
wav形式ファイル(Mac/Windows)
wav形式は、非圧縮形式です。mp3は圧縮形式です。非圧縮形式から圧縮形式に変換すると、音質は低下します。圧縮形式から非圧縮形式に変換する場合は、音質の低下はしないですが、高くもならないです。
mp3に変換する方法
- iTunesの環境設定をします。
- iTunesの環境設定から”読み込み設定”をクリックします。
- 読み込み方法を”mp3エンコーダ”、設定を”高音質192kbps”を選択します。
- wavをmp3に変換します。
- 曲を選択します。
- ファイルから”変換”を選択して、”mp3バージョンを作成”をクリックします。
- mp3バージョンがiTunes内に書き出されます。
wavからmp3以外のAACやAppleロスレス(m4a)に変換したい場合は、読み込み設定で”AACエンコーダ”か”Appleロスレス(m4a)エンコーダ”を選択します。
iTunesでmp3に変換できない対処法
以下、iTunesを使ってmp3に変換できない場合の対処法をご説明します。
設定
最新バージョンのiTunesにアップデートして、mp3バージョンを作成が消えて変換できなくなった場合です。mp3バージョン作成は、消えたわけではなく、メニューバーにあります。大見出しiTunesの音楽をmp3に変換する方法から、mp3バージョン作成の手順を踏んでmp3バージョンを作成しましょう。
音声ファイルがサポートされていない
iTunesでサポートされている音楽フォーマットは、AAC/mp3/wav/AIFF/Appleロスレス(.m4a)のみです。iTunesでmp3に変換する前に、iTunesで変換できる音声フォーマットであるか確認しましょう。
サポートされていないのは、音楽DVD(AC3形式)、ハイレゾ音源FLACなどです。
iTunesが最新ではない
iTunesが最新バージョンではない場合は、mp3に変換できない可能性もあります。
保護ファイル
iTunesの音声フォーマットはサポート対象であるが、保護されたファイル(AppleMusic/AppleStore/ iTunesPLUS)の場合は、iTunesでmp3に変換できないです。
楽曲情報
ID3のタグ情報に問題がある場合は、iTunesにも楽曲情報が取り込めずに、mp3に変換ができないです。楽曲情報を書き換えるか消すことで解決できます。
音楽ファイルをmp3に変換してみよう!
以上、iTunesを使って、音声フォーマットのmp3に変換する方法を説明してきましたが、多くの音楽プレーヤーに対応しているmp3が使いやすいですね。形式ファイルを変換すると、圧縮形式やビブレートで、音質と容量が変わります。
保護されたファイルなどは、mp3に変換できませんが、ほとんどのPCや音楽プレーヤーで再生できます。エンコードを変更すれば、mp3以外にも変換できることができます。AACやm4aは、Apple製品のみですので、mp3が世界標準です。
この記事を読んで、音楽ファイルをmp3に変換してみてください。