2019年09月25日更新
iTunesライブラリとは?iTunes Libraryの仕組みや場所とライブラリの整理方法なとを解説!
iTunesを利用している方は多くなっていますが、iTunesライブラリは何か知っていますか。本記事では、iTunesライブラリとは何か・iTunes Libraryの仕組みや場所・ライブラリの整理方法などを解説していきます。
目次
iTunesライブラリって何?仕組みについて解説
iTunesライブラリとは何か知っていますか。ここでは、iTunesライブラリとは何か・仕組みについて解説していきます。
主に2種類がある
iTunesライブラリの仕組みとは何か、簡単に言うとiTunesのデータが保存されている場所のことを言います。iTunesを開いてみると分かりますが、iTunesの中には複数のデータフォルダが存在します。Album ArtworkやiTunes Mediaなどです。
Album Artworkの仕組みとは、自動的にダウンロードしたデータが入っており、iTunes Mediaには、ビデオデータや音楽データが入っています。
また、iTunesのデータフォルダの中には、音楽データベースがあります。そして、音楽データベースは、主に2種類あります。それは、iTunes Library.itlと、iTunes Library.xmlです。ここでは、iTunes Library.itlと、iTunes Library.xmlの仕組みについて、それぞれを解説していきます。
iTunes Library.itlとは
iTunes Library.itlの仕組みとは何かと言うと、独自のファイル形式でiTunesライブラリのデータが、ほぼ全部入っているファイルです。
iTunes Library.xmlとは
iTunes Library.xmlの仕組みとは何かと言うと、iTunesライブラリのデータをXML形式ファイルとして、データ保存されているファイルです。このXML形式ファイルとは何かと言うと、iTunes以外のソフトでデータが開けるように保存されているファイル形式になります。
ミュージックの整理に使われる
iTunesライブラリの仕組みとは何かと言うと、iTunesのデータが保存されている場所のことですが、ミュージックの整理に使われるデータベースでもあります。iTunesライブラリのファイルの中には、音楽のプレイリストや、音楽再生回数などのデータも入っているのです。
iTunesライブラリとライブラリファイルの違いについて
iTunesライブラリと、ライブラリファイルの違いについて解説していきます。まず、iTunesライブラリの仕組みとは、簡単に言うとiTunesのデータが保存されている場所のことを言います。そして、ライブラリファイルの仕組みとは、iTunesライブラリの中にあるファイルのことを言います。
iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlが、iTunesライブラリの中にあるファイルになります。このように、iTunesライブラリとライブラリファイルでは、それぞれ意味が違うため注意するようにしてください。
iTunesライブラリの場所について
iTunesライブラリの場所についてですが、iTunesライブラリがある場所は、パソコンによって違ってきます。ここでは、iTunesライブラリの場所について、Windows7・8・8.1・10、Vista、Windows XP、MacOS、それぞれ解説していきます。
Windows7,8,8.1,10,Vista
Windows7・8・8.1・10・Vistaでの、iTunesライブラリの場所について解説していきます。iTunesライブラリの場所は、パソコンの「Cドライブ」⇒「ユーザー名」⇒「ミュージック」⇒「iTunes」をクリックします。そうすると、iTunesフォルダの中に、iTunesライブラリがあることが確認できます。
Windows XP
Windows XPでの、iTunesライブラリの場所について解説していきます。iTunesライブラリの場所は、パソコンの「Cドライブ」⇒「Document and Settings」⇒「ユーザー名」⇒「マイドキュメント」⇒「マイミュージック」⇒「iTunes」をクリックします。そうすると、iTunesフォルダの中に、iTunesライブラリがあることが確認できます。
MacOS
MacOSでの、iTunesライブラリの場所について解説していきます。iTunesライブラリの場所は、パソコンの「Finderウインドウ」を開いて、「移動」⇒「ホーム」⇒「ミュージック」⇒「iTunes」をクリックします。そうすると、iTunesフォルダの中に、iTunesライブラリがあることが確認できます。
iTunesライブラリを管理する方法
iTunesライブラリの中には、iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlがあります。しかし、管理・整理しておかないと、データ量が増えたときに、どこに何があるのか分からなくなってしまいます。そうならないためにも、iTunesライブラリは管理・整理しなくてはいけません。ここでは、iTunesライブラリを管理・整理する方法について解説していきます。
バックアップを作成する方法
iTunesライブラリの中にある、iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlなどのファイルデータを管理・整理するためには、まずデータのバックアップを作成する必要があります。iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlなどのバックアップを作成するには、iTunesライブラリの保存場所を確認します。
パソコンの「Cドライブ」⇒「ユーザー名」⇒「ミュージック」⇒「iTunes」をクリックします。
そうすると、iTunesフォルダの中に、iTunesライブラリがあることが確認できます。確認できたら、「iTunesライブラリファイル」の上で右クリックをして、「コピー」をクリックします。次に、「バックアップデータを保存するディスク」を開いて、「貼り付け」をクリックすれば、バックアップは完了です。
整理する方法
iTunesライブラリの中にある、iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlなどのファイルデータのバックアップがとれたら、次は整理していきます。統合する場合と、削除する場合、それぞれを解説していきます。
統合する場合
iTunesライブラリの中にある、iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlなどのファイルデータを統合する方法は、「iTunes」を開いて、「ファイル」⇒「ライブラリ」⇒「ライブラリを整理」をクリックします。
「ファイルを統合」にチェックを入れて、「OK」をクリックすれば、統合完了です。複数あるファイルを統合することで、整理することができます。分かりやすくするためにも、ファイルデータの統合はするようにしてください。
削除する場合
ファイルの統合をしたら、次は削除する方法を解説していきます。iTunesライブラリの中にある、iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlなどのファイルデータを削除する方法は、「iTunes」を開いて、「削除したいデータ」を右クリックして、「ライブラリから削除」をクリックすれば、削除完了です。
上手くいかない時の対策
iTunesライブラリの中にある、iTunes Library.itlや、iTunes Library.xmlなどのバックアップを作成・統合・削除しようとしても、上手くいかない場合の対処方法を解説していきます。バックアップ・統合・削除できない場合、インターネットの通信環境が悪い可能性があります。
一度、接続状態を確認してみてください。Wi-Fi接続している場合は、接続を切ってもう一度接続し直してみてください。それでも、バックアップ・統合・削除できない場合は、お問い合わせフォームから相談してみてください。
お問い合わせフォームは、https://getsupport.apple.com/?caller=psp&PRKEYS=からアクセスすることができます。バックアップ・統合・削除できない場合は、通信環境の確認・お問い合わせフォーム、どちらかの方法で解決することができます。
消えた音楽をiTunesライブラリで復元する方法
消えた音楽をiTunesライブラリで復元する方法について解説していきます。
消えてしまう原因
iTunesライブラリから音楽が消えてしまう原因は、iTunes Library.itlファイルを削除・移動・破損することで起きます。iTunes Library.itlファイルは、音楽データベースであり、iTunesライブラリのほぼ全てのデータが入っています。よって、削除・移動・破損することによって、音楽データが消えてしまうのです。
バックアップから復元する方法
iTunes Library.itlファイルを移動した場合は、別の場所にないかどうか確認してください。iTunes Library.itlファイルを削除・破損した場合は、バックアップから復元していきます。
パソコンの「Cドライブ」⇒「ユーザー名」⇒「ミュージック」⇒「iTunes」をクリックします。iTunesの中にある、「iTunes Library.itlファイル」を右クリックして、「ファイル名」を変更してください。
ファイル名を変更したら、次は、iTunesの中にある、「Previous iTunes Librariesファイル」を開きます。Previous iTunes Librariesファイルの中にある、「iTunes Library〇年〇月〇日.itlファイル」のファイル名を、「iTunes Library.itl」に変更してください。
変更したら、「iTunes Library.itlファイル」を右クリックして、コピー、iTunesファイルに貼り付けます。
貼り付けたら、「iTunes」を起動して、復元できたか確認してください。復元できたら、元のiTunes Library.itlファイルは削除してください。
複数のiTunesライブラリを使い分ける場合について
複数のiTunesライブラリを使い分ける場合について解説していきます。
iTunesライブラリを切り替えるメリット
iTunesライブラリを切り替えるメリットは、複数台iPhoneを持っている場合に使いやすいためです。基本的には、1つのパソコンに対して、iTunesライブラリは1つです。しかし、複数iTunesライブラリを作成して、使い分けることも可能です。複数あるiPhoneのデータを、分けて使いたい場合に便利です。
複数のiTunesライブラリを使う方法
複数のiTunesライブラリを使う方法について解説していきます。iTunesライブラリの作成手順・切り替える手順・同期する手順、それぞれを解説していきます。
iTunesライブラリの作成手順
iTunesライブラリを作成するたには、既存のiTunesライブラリのバックアップをとる必要があります。バックアップの方法は、パソコンの「Cドライブ」⇒「ユーザー名」⇒「ミュージック」⇒「iTunes」をクリックします。
そうすると、iTunesフォルダの中に、iTunesライブラリがあることが確認できます。確認できたら、「iTunesライブラリファイル」の上で右クリックをして、「コピー」をクリックします。次に、「バックアップデータを保存するディスク」を開いて、「貼り付け」をクリックすれば、バックアップは完了です。
バックアップができたら、iTunesライブラリを作成していきます。iTunesライブラリの作成手順は、「Shiftキー」を押しながら、「iTunes」を起動します。そうすると、下のような画面が出てくるので、「ライブラリを作成」をクリックします。
新規作成するiTunesライブラリの保存場所を指定します。「保存場所」と、「iTunesライブラリのファイル名」を指定して、「保存」をクリックすれば、新規iTunesライブラリの作成は完了です。
切り替える手順
iTunesライブラリの作成ができたら、複数あるiTunesライブラリを切り替えて使う方法について解説していきます。iTunesライブラリを切り替える方法は、「Shiftキー」を押しながら、「iTunes」を起動します。そうすると、下のような画面が出てくるので、「ライブラリを選択」をクリックします。
iTunesライブラリが表示されるので、「新規作成したiTunesライブラリ」を選択して、「iTunes Library.itlファイル」をクリックすれば、iTunesが起動します。
同期する手順
切り替えた、新規作成したiTunesライブラリとiPhoneなどの端末と同期する方法は、「iPhoneなどの端末」と「パソコン」をUSBケーブルで接続するだけです。ただし、1台のデバイスに対して、1つのiTunesライブラリのみ同期することができます。
iTunesライブラリは定期的にバックアップを作成しよう!
今回は、iTunesライブラリとは何か、iTunes Libraryの仕組みや場所・ライブラリの整理方法などを解説しました。ご紹介した通り、iTunesライブラリは複数作成することができます。しかし、音楽データベースなので、データが消えないように、定期的にバックアップを作成するようにしてください。