AirPodsの修理費用は?故障時の修理・交換の料金や必要なものを解説!
Appleが発売している人気のBluetoothイヤホン「AirPods」の修理費用や、交換の際に必要なアイテムについて紹介します。AirPodsが故障してしまった人は、本記事を参考にAirPodsの修理方法や交換方法を覚えておきましょう。
目次
- 1AirPodsが故障したと思ったら
- ・AirPodsをリセットしてみる
- ・Appleに修理依頼をする
- 2AirPodsの修理費用や交換費用は?
- ・本体の修理や交換にかかる費用
- ・1年間は修理料金なしで修理に出すことができる場合も
- 3AirPodsの修理を依頼する時に必要な物
- ・故障したAirPods本体
- ・充電ケース・購入証明書・オリジナルパッケージのいずれか
- 4AirPods修理後に不具合が発生したら?
- ・修理完了後または保証期間いずれか長い方が再保証の対象になる
- 5AirPodsの水没などによる故障や紛失は保証の対象外になる
- ・使用者の過失による故障と判断された場合は保証対象外
- ・水没は修理ではなく新品交換になる
- 6AirPodsを使用した期間によっては買い替えを視野にいれる
AirPodsが故障したと思ったら
AppleのAirPodsは決して安くはありません。しかし、他のBluetoothイヤホンよりも故障しにくく、Appleデバイスとの相性は抜群に良いことで知られています。そんなAirPodsでも、デバイス自体に不具合が発生することがあります。AirPodsが故障したと思ったら、どういった症状なのか、また有効な対処方法を覚えておく必要があります。
本記事冒頭の本章では、AirPodsが故障したと思った時に試してもらいたい対処方法を紹介します。単なる不具合で修理に出しても時間と費用(料金)の無駄となります。まずはAirPodsのトラブルシューティングを実行してから、Appleに修理依頼することが重要です。
次の項目で紹介するAirPodsの対処方法を実行しても、AirPodsが正常に動作しない、またBluetooth接続できないなどの不具合が発生する場合は、Appleに修理依頼するしてもらいましょう。
AirPodsをリセットしてみる
AirPodsで発生する様々な不具合ですが、最も有効的な対処方法はAirPodsのリセットです。AirPodsをリセットする方法は、AirPodsを接続したことのあるiPhone・iPadの「設定」を起動し、表示されるメニュー一覧の中から「Bluetooth」を選択してください。
デバイス一覧の中にある「AirPods」の横に表示されている「i」アイコンを選択し「このデバイスを解除」をタップします。これでもiPad・iPhoneデバイスとの接続が解除されました。
iPhone・iPadとのBluetooth接続を解除したら、AirPodsをケースの中に戻してください。AirPodsケースの蓋を閉じて「30秒間」待ちます。30秒が経ったらAirPodsケースの蓋を開けてください。
続いて、AirPodsケースの裏側(背面)にある「Setup button」ボタンを長押しして下さい。ランプが「オレンジ色」に数回点滅されますが、引き続き長押しを続けて、ランプが白色の点滅に代わるまで、「Setup button」を押し続けて下さい。
AirPodsのリセット手順は以上となります。AirPodsをiPhone・iPadに近づけるとBluetooth設定が開始します。スクリーンに表示される指示に従って、AirPodsとiPhone・iPadを接続し、問題の症状が出ないかを確認してください。
Appleに修理依頼をする
AirPodsのトラブルシューティング、「AirPodsのリセット」を実行しても、問題が解消されない場合は、AirPodsが故障している可能性があります。Appleに修理依頼をする必要がありますが、注意しておきたいポイントがあるので、覚えておくと良いでしょう。
持ち込み修理には事前予約をする必要がある
全国のApple直営店舗、またはApple正規サービスプロバイダに故障したAirPodsを持ち込んで修理依頼する場合は、事前に修理予約をしておくことをおすすめします。店舗の混雑状況によっては、非常に長い待ち時間が発生することもあるので、時間を無駄にしないためにも事前予約は重要です。
全国のApple直営店舗、またはApple正規サービスプロバイダ店舗一覧は下記のリンク先にアクセスして確認してください。
Appleに修理依頼を事前予約する場合は、下記のリンク先にアクセスしてください。
Appleの修理依頼ページにアクセスしたら、スクリーンに表示される「修理を申し込む」をクリックして下さい。
Appleのサポートページが表示され、Apple製品一覧が表示されます。一覧の中から「AirPods」を選択してください。
「お使いのAirPodsにどのような問題がありますか?」というページが表示されるので、一覧から、AirPodsで発生している問題を選択してください。選択するカテゴリーによっては、修理予約ページではなく、Appleサポートへの連絡画面が表示されます。この場合は、AirPodsの修理前にアドバイスをもらいながら対処方法を教えてくれます。
「どのサポート方法をご希望ですか」という画面が表示されます。修理・交換料金を確認したい場合は「修理/交換料金」をクリックして下さい。持ち込み修理の事前予約を実行する場合は「持ち込み修理」をクリックします。
「Apple IDを使ってサインイン」という画面が表示されます。「Apple ID」「パスワード」を入力してログインしてください。なお、ログインする場合はお持ちのAppleデバイスに認証コードが送信され、ログインするために入力が必要なので、Apple ID登録済みのデバイスを手元に置いておいてください。
認証コードを入力したら「このブラウザを信頼しますか?」という画面が表示されます。「信頼する」をクリックしておくと、修理状況を確認する際にも便利なのでおすすめです。
「持ち込み修理」の画面が表示されます。「ストアを検索」で「現在地」を選択し、「検索」をクリックすると最寄りのApple直営店、またApple公式サービスプロバイダー店舗が表示されます。表示される指示に従って、最寄りの店舗で修理予約を完了してください。
自力での修理はほぼ不可能なので分解しない
AirPodsの構造は非常に複雑で、自力での修理はほぼ不可能です。そのため、自分でAirPodsを分解して修理はしないでください。また自分でAirPodsを解体してしまうと、AirPodsの保証期間内でも保証対象外になってしまうという大きなデメリットがあります。
AirPodsの修理費用や交換費用は?
続いて本章では、気になるAirPodsの修理費用(料金)や交換費用(料金)を紹介します。AirPodsの修理・交換は片方のAirPodsだけでも対応してくれます。詳しい費用と保証部分について解説していきますので、AirPodsを修理に出す前に修理費用(料金)や交換費用(料金)を確認しておきましょう。
本体の修理や交換にかかる費用
モデル デバイス |
修理費用(料金) | バッテリー交換 費用(料金) |
紛失した場合の デバイス購入 費用(料金) |
---|---|---|---|
AirPods | 片方:7,800円(税別) 両方:15,600円(税別) |
片方:5,400円(税別) 両方:10,800円(税別) |
片方:7,800円(税別) 両方:15,600円(税別) |
Charging Case | 6,800円(税別) | 5,400円(税別) | 6,800円(税別) |
Wireless Charging Case |
7,800円(税別) | 5,400円(税別) | 8,800円(税別) |
上記、修理交換費用を見ても新品のAirPodsを購入した方が良い場合もあります。
また注意点として、片方のAirPodsを購入する場合、Charging Caseを購入する場合は、新品ではなく新品同様のデバイスが提供されます。さらに詳しいAirPodsの修理費用を確認したい方は、下記のApple公式ヘルプページを参照してください。
1年間は修理料金なしで修理に出すことができる場合も
AirPodsデバイスの不具合状況や条件によって、保証期間内であれば無料で修理・交換を受けることができます。またAppleの製品保証を受ける場合は、AirPodsに付随する購入証明書(レシート)が必要になります。
AirPods や充電ケースの不具合が Apple 製品限定保証の保証対象である場合は修理料金がかかりません。
Apple 製品限定保証と購入証明書
Apple 製品限定保証では、AirPods と付属アクセサリの製造上の欠陥が保証対象になります。保証期間は、お買い上げいただいた日から 1 年間です。
過失、事故、不正改造による損傷は Apple 製品限定保証の保証対象外です。お使いの製品の保証状況は「保証状況の確認」ページ (下記の「保証状況を確認する」リンク) で確認できます。Apple の記録に誤りがあると思われる場合は、オンラインで購入証明書 (購入時のレシートなど) を提出して情報を訂正してください。
AirPodsの修理を依頼する時に必要な物
続いて本章ではAirPodsを修理する際に必要な物を紹介します。必要なものを事前に用意しておけば、円滑にAirPodsの修理を依頼することができます。
故障したAirPods本体
もちろんですが、AirPodsを修理する場合は故障したAirPodsが必要です。故障したAirPodsを忘れずにApple直営店舗、またはApple正規サービスプロバイダまで持参して下さい。
充電ケース・購入証明書・オリジナルパッケージのいずれか
AirPodsの他にも持参する必要があるものは下記のリストを確認して下さい。
・AirPods充電ケース(Charging Case・Wireless Charging Case)
・レシートなどの購入証明書
・AirPodsのオリジナルパッケージ
なぜ、上記いずれかの3つのものが必要かというと、AirPodsシリアルナンバーが必要になるからです。AirPodsのシリアルナンバーはAirPodsの充電ケース(Charging Case・Wireless Charging Case)の蓋の裏面部分に印字されているので確認しておくことをおすすめします。
または、AirPodsがiPhone・iPadとBluetooth接続されているのであれば、iPhone・iPadから「設定」>「一般」と進み表示されるメニュー一覧から「情報」>「AirPods」と進めばAirPodsのシリアルナンバーを確認できます。
AirPods修理後に不具合が発生したら?
高額なAirPodsの修理費用(料金)ですが、修理後に再度不具合が発生したらと心配な人も多いでしょう。本章ではAirPods修理後の保証について紹介します。
修理完了後または保証期間いずれか長い方が再保証の対象になる
AirPodsの修理完了後には90日間の修理保証がつきます。AirPodsを購入した時についてくる1年間のApple製品保証が残っている場合、どちらか有効期限の長い方の保証が有効になるので安心です。AirPodsの修理後に再度不具合が発生した場合は、Apple直営店舗、Apple公式プロバイダーサービス店舗にすぐに持ち込みましょう。
近くのApple直営店舗、Apple公式プロバイダーサービス店舗に持ち込みができない場合は、Appleの公式ヘルプサポートに連絡してください。保証期間が切れてしまうと、再度修理費用(料金)がかかってしまうので注意が必要です。
AirPodsの水没などによる故障や紛失は保証の対象外になる
AirPodsの水没などによる故障や紛失は保証の対象外になるので注意が必要です。また、それ以外にもAirPodsの保証対象外になる場合があるので、本章で注意点を確認しておきましょう。
使用者の過失による故障と判断された場合は保証対象外
Apple側でAirPodsの故障や不具合の原因が、使用者の過失であると判斷された場合も、Appleの製品保証が無効になるので注意が必要です。それでは使用者の過失とはどういったことになるのでしょうか。下記のリストは使用者の過失であると判斷される一例になります。
- AirPodsの取扱説明書に記載されている利用方法や注意事項に反してAirPodsを利用し、故障・破損が生じた場合
- AirPods購入後、使用者の持ち運び時の激しい振動・落下・衝撃が原因で故障・破損した場合。
- 火事・洪水・落雷などの天災被害による故障・破損の場合。
- ガス害・煙害・公害・異常電圧で充電したことによる故障・破損の場合。
- Apple非公式の改造・分解・部品交換による故障・破損
上記はApple製品保証対象外の一例となります。前の章でも述べましたが、自分でAirPodsを分解・修理しようとした場合も、Appleの製品保証対象外になってしまうので十分に注意してください。
水没は修理ではなく新品交換になる
AirPodsが水没した場合は、使用者の過失と判斷されます。そのため、Appleの製品保証対象外となります。またAirPodsを水没してしまった場合、状態にもよりますが、AirPodsが修理できず、新品同様クラスのAirPodsと交換する可能性が高くなります。
AirPodsの修理費用(料金)・交換費用(料金)は片方:7,800円(税別)、両方:15,600円(税別)となるので、AirPodsの新品を購入する金額と同等の交換費用(料金)が必要になります。また新品ではなく、新品と同様クラスのAirPodsとの交換となるので、AirPodsの買い替えを視野に入れる必要があります。
AirPodsを使用した期間によっては買い替えを視野にいれる
本記事ではAirPodsの交換費用(料金)・修理費用(料金)にについての紹介や、交換・修理までの手続きの方法を紹介しました。AirPodsの保証期間内でも、使用者の過失で故障・破損したと判斷された場合は、高額な修理費用(料金)・交換費用(料金)が必要になります。
その場合は、新品のAirPodsを購入した方が良い場合もあります。コストと相談し最善な選択を取るようにしてください。