iPhoneのストレージ容量がおかしい時の対処法！写真や書類とデータが多すぎる・減らない?

iPhoneユーザーがいつも頭を悩まされるストレージ容量問題ですが、正しい知識と対処法を実行すれば簡単に問題を解消できます。iPhoneのストレージ容量がおかしい、または減らないなどの原因は、主に「書類とデータ」「その他」のファイルが関係しています。

本記事冒頭の本章では、IPhoneのストレージ空き容量の確認方法や「その他」「書類のデータ」などのストレージの内訳項目について解説します。

まず、iPhoneのストレージ空き容量の確認方法から紹介します。iPhoneのストレージ空き容量の確認をすれば、どの形式のファイルがiPhoneのストレージを圧迫しているか確認できます。圧迫しているデータの種類を確認しておけば、効率的にIPhoneのストレージ空き容量を削除できます。

iPhoneのストレージ空き容量を確認する方法は、まず「設定」アプリを起動してください。「設定」画面が表示されたら、メニュー一覧から「一般」を選択してください。一般メニュー一覧にある「iPhoneストレージ」をタップしてください。

「IPhoneストレージ」画面では下記のファイル形式別のストレージ使用容量をグラフで確認できます。

• App
• 写真
• メッセージ
• メール
• その他
• 書類とデータ

「その他」「書類とデータ」とは、アプリや写真、メッセージやメールに分類されないデータファイルです。主にIPhoneのシステムファイルや、アプリ内に保存されているデータファイルを指します。

写真ファイルや動画ファイルを削除してもストレージの空き容量が減らない場合「その他」「書類とデータ」がストレージ空き容量を圧迫しています。「その他」「書類とデータ」これらのデータファイルは特定の削除方法があります。次の章ではiPhoneの「その他」「書類とデータ」の削除方法を紹介します。

iPhoneのストレージ容量がおかしい・減らない時の対処法「削除編」を紹介します。本章では「書類とデータ」「その他」を削除する方法や、「フォトストリーム」を削除してiPhoneのストレージ空き容量を増やす方法を紹介します。IPhoneのストレージ容量が減らない場合は、本章を参考にしてiPhoneのデータファイルを削除してください。

先ほど紹介した、「iPhoneストレージ画面」から「大きい添付ファイルを再検討」をタップしてください。タップすると「添付ファイル画面」が表示されます、添付ファイル画面やSMS、SNSアプリのメールやメッセージに添付されている、大きいサイズの写真データや動画データが表示され、削除できます。

表示される添付ファイルは半年以上前のデータファイルで、不要なファイルと判断されたファイルのみを表示します。

すでにiPhoneにダウンロード済みの写真ファイルや動画ファイルは、添付ファイルから削除して下さい。画面右上に表示されている「編集」をタップすると複数のファイルを選択できます。必要のない写真ファイルや動画ファイルを選択して、画面右上の「ゴミ箱」をタップしてください。

これでiPhoneのストレージ空き容量を圧迫している「書類とデータ」「その他」のファイルを削除できます。

「大きい添付ファイルを再検討」を実行しても、引き続き「書類とデータ」がiPhoneのストレージ空き容量を圧迫している場合、iPhoneのアプリを削除する必要があります。「IPhoneストレージ」画面に表示されているアプリ一覧は、上からファイルの大きな順番で並んでいます。

アプリ一覧からアプリをタップすると、アプリのデータサイズや「書類とデータ」のデータサイズを再度確認できます。この場面で「Appを削除」をタップすれば「書類とデータ」を削除できます。削除したデータはiPhoneから完全に削除され、復元できないので注意しながら削除してください。

「その他」を削除する場合はiPhoneの初期化が必要です。【iPhoneのストレージ容量がおかしい・減らない時の対処法「初期化編」】で、IPhoneの初期化方法を紹介しているので、そちらを参照してください。

「フォトストリーム」とは、iPhoneで撮影した写真や動画などのファイルを、iCloudで連携しているほかのAppleデバイスと共有できるシステムです。非常に便利な機能ですが、フォトストリームを利用するとiPhoneの中に写真データが残ったままになり、IPhoneのストレージ空き容量を圧迫します。

フォトストリームを無効にすることで、iPhoneストレージ容量を解放できます。「設定」>「写真」と選択して「マイフォトストリームにアップロード」のスイッチをオフにしてください。これでフォトストリームが無効化し、IPhoneのストレージ空き容量を増やせます。

iPhoneの写真データを削除しても「最近削除された項目」にデータファイルが引き続き残っています。そのため、iPhoneの写真を削除しただけではストレージ空き容量が増えません。「最近削除された項目」は、30日間写真ファイルを保存しておける機能で、間違って写真ファイルを削除してしまった時のための機能です。

IPhoneから写真を削除した後は「最近削除された項目」をクリアしてください。iPhoneの「写真」>「アルバム」>「最近削除した項目」と選択して、画面右上の「選択」をタップし写真ファイルを完全に削除してください。また削除したくない写真は画面右下の「復元」をタップすることで「写真」アプリに復元されます。

「最近削除された項目」をクリアすることで、iPhoneのストレージ容量を大幅に確保できます。

続いてiPhoneのストレージ容量がおかしい・減らない時の対処法「初期化編」を紹介します。IPhoneを初期化することで「その他」のファイルを削除できます。

iCloudを初期化する前にまずはiPhoneを再起動してください。iPhoneを再起動すれば「その他」を減らすことが可能です。IPhoneを再起動しても「その他」のファイルが引き続きストレージ容量を圧迫している場合は、IPhoneの初期化を進めてください。

iPhone初期化する前に、必ずiPhoneのバックアップを忘れないでください。IPhoneを初期化するとiPhone内のデータが全て削除されます。IPhoneのバックアップを実行していない場合、IPhone内のデータファイルを復元できないので十分に注意してください。IPhoneのバックアップ方法は下記のリンク先で詳しく紹介していますので、参照してください。

iPhoneのバックアップが完了したら、iPhoneとパソコンを接続してiTunesを起動してください。iTunesの「概要」から「iPhoneを復元」をクリックしてください。

iPhoneのストレージ容量がおかしい・減らない時の対処法「アプリの再インストール編」を紹介します。アプリ内のデータを削除せずに、iPhoneのストレージ空き容量増やしたい時に有効な対処法です。アプリを再インストールすることで「その他」「書類とデータ」ファイルを減らせます。

「iPhoneストレージ」画面でサイズの大きいアプリを確認してください。アプリをタップして「Appを取り除く」を選択します。その後「App Store」から同じアプリを再インストールしてください。

本記事で紹介した対処法を参考に、iPhoneのストレージ容量がおかしい・減らない場合は急いで対処してください。iPhoneのストレージ容量が不足していると、iOSのアップデートができない上に、新たに写真や動画を撮ることもできません。

本記事で紹介した対処法はiPadでも活用できます。不要なデータであるフォトストリームの「最近削除した項目」や「大きい添付ファイルを再検討」を実行し、快適なiPhone・iPadライフを楽しんでください。