2019年03月28日更新
iPhoneのマナーモードの設定/解除方法!サイレントモード(消音)設定方法は?
iPhoneのマナーモードの設定と解除の方法を詳しく説明、マナーモードではアプリの通知音などが消えないため、その対処法とマナーモード以外の消音方法や、iPhoneのマナーモードが誤作動してしまった場合の対処法などを紹介しています。
目次
iPhoneでマナーモードにすると出なくなる音は?
映画館や美術館、電車やバスなど公共機関、病院などではiPhoneをマナーモードにすることを心がける人は多いです。iPhoneにイヤホンを付けていれば避けられる音声もあります。
しかしiPhoneがマナーモード中でもカメラのシャッター音やアラーム音、アプリからの通知音や音楽や動画を再生した時には音声が通常通りになってしまい、消音にできずマナーモードでは完全にすべての音を消音にすることはできません。
iPhoneでは着信音とアプリなどの通知音は別の音声として扱われているで、マナーモードだけではすべての音声をサイレントにすることができないのが現状です。
iPhoneでマナーモードを設定・解除する方法
iPhoneだけではなくスマートフォン全般や、フィーチャーフォンには必要不可欠なマナーモードのオン/オフの設定と解除には二種類の方法があります。
サイレントスイッチで切り替え
iPhoneをマナーモードに変更するの中で一番手軽にマナーモードのオン/オフがおこなえるのはiPhoneの左の側面についているサイレントスイッチで切りかえる事です。iPhoneのマナーモードがオンにするときはサイレントスイッチをオレンジ色が見えるところまでスイッチを切り替えます。
iPhoneのマナーモードを解除し、通常着信に戻す場合はオレンジ色が見えないようにスイッチを切り替えます。
AssistiveTouch機能で設定
iPhoneのiOS5から実装されたAssistiveTouch機能、耳慣れない言葉ですが使ってみるととても便利な機能のうちの1つです。iPhoneのAssistiveTouch機能の初期設定を説明します。
iPhoneの設定アプリを開き、一般の中からアクセシビティを選びます。
アクセシビティとは、補助が必要な人にもiPhoneを使えるように、iPhoneが設定している機能の一つです。その機能の中の一つにAssistiveTouchというものがあります。
AssistiveTouchをタップし、スイッチをオンに変えると画面上に円形のアイコンが表示されます。
このアイコンは動かすことができ、iPhoneの画面内の自分の好きな位置へ動かすことが可能です。
AssistiveTouchをタップするとコントロールメニュー画面が開きます。デバイスをタップすると様々なiPhoneデバイスに関する設定が行えます。
ベルのマークの消音をタップするとベルに斜め線が入りiPhoneがマナーモードに切り替わり、着信音が消音状態になります。もう一度ベルの消音をタップするとiPhoneのマナーモードは解除され、通常の着信音が鳴るようになります。
iPhoneでマナーモードにしても音が出てしまう時は
iPhoneのマナーモードは全ての音を消音するわけではないのは冒頭で説明しましたが、アラーム音やアプリの音などはiPhone本体から出ているため、iPhoneにイヤホンをつないでない場合は常に音声が外に出てしまっている状態です。その状態を回避するためのアプリやアラームの消音設定について説明します。
アプリの消音方法
iPhoneのアプリは様々な音声と共に使うユーザーを楽しませてくれるものが多く存在しています。そのアプリの音量を調節するにはまずアプリを開き左側面にある音量ボタンで音声を消音することができます。
アプリを起動せず消音にしたい場合は設定アプリからサウンドをタップします。
ボタンで変更のオン/オフをオンからオフに切り替えます。
左側面にある音量ボタンを使って音声を消音まで下げることができます。
アラームの消音方法
アラーム音の消音方法はまず時計アプリからアラームを選択し、アラーム一覧を表示させます。
表示させた画面上のアラーム一覧の左上にある編集をタップし、アラーム音声を消音にしたい時間をタップします。
消音にしたい時間のアラームをタップすると、アラームの時間の編集画面へ移動します。
アラーム時間の編集画面へ移動したらサウンドを選びます。
サウンドを選んだらその中から一番下にある「なし」を選び、戻るをタップします。
完了をタップするとそのアラームは消音状態になります。
日頃からSiriを使っている方はSiriに「アラームをオフにして」と伝えるだけですべてのアラームをオフにしてくれるのでSiriに頼むのもいいかも手軽でいいかもせません。
その他iPhoneで消音にする方法
マナーモード以外でもiPhoneから出る着信音や音声をサイレントにする方法はほかにも存在します。特にマナーモード中でも静かな場所では音声が響いてしまうバイブレーションをオフにする方法を紹介します。
まず設定アプリを開き、サウンドを選択します。
サウンドを開いたら一番上にあるバイブレーションの設定が2つ並んでいるので、好みによって変更します。「着信スイッチ選択時」だとマナーモードではない時のバイブレーションの有無が設定でき、「サイレントスイッチ選択時」ではマナーモードにしている状態でのバイブレーションの有無が設定できます。
マナーモードにしていない時に着信音を消音するには
公共機関など、消音が望ましい場所でマナーモードに設定するのを忘れてしまっていた場合に着信が入ってしまった場合、着信音が響いてしまい困ってしまったなど、そういった場合には着信中にiPhoneの右側面にあるスリープボタン、もしくは左側面にある音量調節ボタンを一度だけ押すと着信は継続したままになります。
しかし着信音とバイブレーションが止まりサイレントの状態になります。
おやすみモードを利用する
iPhoneのiOS6から搭載され始めたおやすみモード、これを利用してiPhoneの着信をサイレントにすることも可能です。あまり知名度のないおやすみモードですが、使い方を知っているととても便利に使える機能です。
マナーモードとおやすみモードの違い
iPhoneのマナーモードとおやすみモードはよく似ているようで大きな違いがあります。マナーモードで消音した場合は相手側に呼び出し音がなりますが、おやすみモードでは呼び出し音も鳴らず「相手は現在電話に出られない」というようなメッセージが再生され、着信履歴は残りますが。電話そのものが切れてしまいます。
その点がマナーモードとおやすみモードの大きな違いです。
おやすみモードの設定手順
おやすみモードを設定するには2つの方法があります。設定アプリからおやすみモードを選択する方法です。
おやすみモードには様々な設定があります。特にマナーモードの様におやすみモードを使う場合に必要な設定を紹介します。
設定アプリを開き、おやすみモードをタップすると今すぐオン/オフというスイッチが一番上に出てくるのでそこをタップし、おやすみモードを有効にして下さい。解除する場合も同様にスイッチをタップします。
着信を許可では、おやすみモード中でも着信を許可する相手を選択できます。
折り返し着信の項目ではオンにしていると短時間で何度も着信があった場合のみ着信を知らせるように設定ができます。
通知の項目では「常に知らせない」と「iPhoneのロック中のみ知らせない」を選べます。
コントロールセンターからおやすみモードの設定ができます。
コントロールセンターを開き、月のマークのアイコンをタップするとおやすみモードに切り替わります。
3D Touchを搭載されたiPhoneであれば、長押しすることで時間などを選べます。
iPhoneでマナーモードが勝手に切り替わってしまう場合
公共交通機関など、状況に応じてマナーモードにしなければならない場面は多々存在しています。しかしマナーモードにしていたはずのiPhoneが鳴り出してしまったことや、勝手にマナーモードが解除されていたり、予期せぬ事態に陥ることもあります。そのような場合に有効な対処法を説明します。
端末の再起動
iPhoneの故障ではない場合、iPhoneの端末自体が誤作動を起こしている場合があるのでまずは端末を再起動し、正常にマナーモードが機能しているか確認します。
iPhoneの初期化
iPhoneの端末を再起動してもマナーモードの調子が悪い場合はiPhoneの初期化を試します。設定のメニューから一般を開き、リセットをタップした後に「すべての設定をリセット」をタップします。くれぐれもバックアップを取ることを忘れないようにしましょう。
端末の修理
再起動や初期化を試してもマナーモードが誤作動を起こす場合、iPhone自体のサイレントスイッチが緩んでしまっていたり、iPhoneのサイレントスイッチの内部的な故障が疑われます。その場合端末の修理や交換になってしまいます。
状況に応じてiPhoneをマナーモードにできるように覚えておこう
iPhoneをはじめスマートフォン、フィーチャーフォンでは欠かせない機能のうちの一つであるマナーモード。マナーモード以外にも様々な方法で消音対策がとれるようにiPhoneは進化しました。どんな状況においても必要な時に設定し、解除できるように日頃からiPhoneの設定を見直し、iPhoneが騒音にならないように心掛けましょう。