2019年03月27日更新
iPhoneのベッドタイム機能で睡眠分析する使い方!ヘルスケアアプリと連携しよう!
iPhoneのiOS10から実装されたベッドタイム機能。その機能の使い方、おやすみモードの設定とヘルスケアアプリとの連携の仕方など、iPhoneでベッドタイム機能を便利に利用して睡眠分析から健康管理に繋げ、日々を健康に過ごすための記事です
目次
iPhoneのベッドタイム機能を活用しよう!
現代生活に欠かせない存在になったiPhoneなどスマートフォン。夜遅くまで見てしまって夜更かしをしてしまったなど、誰しも経験がある事です。睡眠時間を正しくとることが健康につながり、毎日の生活リズムに合う就寝時間を習慣づけることはとても大切なことです。
そのような中で、iPhoneではiOS10からベッドタイムという機能が時計アプリに追加されました。
ベッドタイム機能とは?
iPhoneのiOS10以上から実装されたベッドタイム機能とは、生活リズムの手助けをするためのヘルスケア機能の1つです。睡眠時間と起床時刻をあらかじめベッドタイム機能に設定しておくことで、自分の生活リズムに合った就寝を心がけることと、起床時刻に起きることをサポートしてくれる機能です。
iPhoneを使い、睡眠時間を固定することで睡眠の質を向上させ、健康を保つ、というのがベッドタイム機能の役割といったところです。
睡眠時間がグラフで確認できる
ベッドタイムの使い方は、機能として睡眠時間がグラフとして目に見えるようになっており、自分の睡眠時間の管理という点でわかりやすくサポートしてくれます。グラフの下部には一週間分の睡眠時間のリズムが可視化され、自分の睡眠のリズムが分かるようになっているので、健康管理という点でわかりやすく睡眠時間の管理ができるようになります。
iPhoneのベッドタイム機能の使い方
iPhoneのiOS10から実装されたベッドタイム機能、睡眠を分析し、そのデータから質を向上させ、健康管理をするために実装されました。あまりなじみのないベッドタイム機能についての使い方や初期設定について説明します。
ベッドタイムを設定する
まずベッドタイム機能を設定するために、初期からiPhoneに入っている時計アプリを開きます。時計アプリは時計のアイコンのアプリをタップするか、コントロールセンターから起動できます。世界時計、アラーム、ベッドタイム、ストップウォッチ、タイマーと機能はありますが、今回はベッドタイムをタップします。
「開始」をタップします。
設定を変更する
「開始」をタップすると、まず起床時間の設定から始まります。日頃起きる時間を設定しましょう。起きる時間を設定して「次へ」をタップします。
曜日
起床時間の設定を終え、「次へ」をタップすると次はアラームを鳴らさない曜日の設定画面へ移動します。この設定で1週間すべてを選んでいると平日、休日と関係なくアラームがなるので週末は寝ていたい等、アラームをオフにしておきたい曜日がある場合、その曜日をタップしアラームをオフにします。
アラームがなる曜日の設定を終えたら「次へ」をタップします。
就寝時間
曜日の設定を終え「次へ」をタップすると、就寝時間についての設定画面に入ります。これは何時に寝たい、ではなく何時間寝たい、という問いですので間違えないようにしましょう。一般的な睡眠時間は成人で7~8時間といわれています。初期設定では8時間になっているので画面をスクロールして自分に必要な睡眠時間を設定します。
設定が終わったら「次へ」をタップします。
就寝時刻のリマインダー
就寝時間を設定して「次へ」をタップすると、リマインダーの受け取り時間の設定画面に移動します。このリマインダーの使い方は、寝る前の何分前に通知を出すことで、就寝時間を意識して就寝準備を始めるための、お知らせをいつ受け取るか決めることができる設定です。
リマインダーを鳴らす時間を決めたら、「次へ」をタップします。
目覚ましサウンド
就寝時間を設定し「次へ」をタップすると目覚ましサウンドを決める設定画面に移動します。普段の時計アプリで設定できる音や、iTunesでダウンロードした楽曲を設定することはできません。目覚ましサウンドに設定できる楽曲は9種類あり、その中から選びます。選び終わったら「次へ」をタップし、次の画面へ移動します。
目覚ましサウンドを選んで「次へ」をタップし、画面を移動させると確認画面へ移動します。「保存」をタップするとベッドタイムの設定は終わります。
目覚ましサウンドの音量
目覚ましサウンドの音量の調整は、ベッドタイムの全ての設定が終わった後に行えます。時計アイコンの時計アプリ、もしくはコントロールセンターにある時計アプリからベッドタイムを開き、画面の左上にある「オプション」をタップします。
「オプション」をタップすると、曜日の設定、リマインダーの時間、おやすみモードのスイッチ、目覚ましサウンドの変更、目覚ましサウンドの音量の変更が行えます。目覚ましサウンドの音量はスライドバーのつまみをタップしたまま左右にスライドすることによって音量の大きさが変えられます。変更を終えたら右上の「完了」をタップします。
ベッドタイム中のおやすみモード
iOS12からはベッドタイム中に自動的におやすみモードが設定されるようになりました。おやすみモードについての使い方は下記で説明します。ベッドタイム中のおやすみモードのオン、オフの設定はオプションをタップしてベッドタイム中のおやすみモードのスイッチを切り替えてください。
ベッドタイムの設定の変更について
ベッドタイム設定を終えた後、睡眠時間の変更や、起床時間の変更は円グラフとして表示されている睡眠時間のバーをスライドさせると変更ができます。両端にある月のマークが就寝時間、反対側にあるベルのマークが起床時間を表しています。月のマークをタップしたままスライドさせると就寝時間を遅らせることができます。
ベルのマークをタップしたままスライドさせると起床時間の変更ができます。睡眠時間自体の変更はなく、就寝時間と起床時間を変更させたいときは円グラフの端ではない部分をタップしたままスライドさせることによってそのままの時間で就寝時間と起床時間を変更することができます。
iPhoneのベッドタイム機能と同時におやすみモードも設定しよう
ベッドタイムの設定や使い方について説明しましたが、最新のiOS12では同時におやすみモードが設定されるようになりました。普段なじみのないおやすみモードの使い方と設定を説明します。
おやすみモードとは?
iPhoneではおやすみモードを使うことで通常の電話やメールの着信、アプリの通知をオフにすることができます。おやすみモード中に電話着信があった場合は不在着信として残り、連絡があったことを知らせてくれます。メールやアプリ通知があった場合もロック画面上から確認することができます。
おやすみモードはiPhoneがロック中、もしくはスリープ中のみ機能し、それ以外は通常の着信や通知が行われます。おやすみモード中でも通知が必要な相手はよく使う項目に設定しておくとおやすみモード中でも通常と変わらずに着信や通知が行われます。
おやすみモードの設定方法
おやすみモードは就寝時以外にもいろいろな使い方があります。会議中や運転中などiPhoneの通知や着信が気になってしまうときなどにもおやすみモードは利用できます。使ってみると意外と便利なおやすみモードの使い方を説明します。
設定アプリから
おやすみモードを設定するには、設定アプリを開き、おやすみモードを選択します。
設定からおやすみモードを開くと「今すぐオン/オフ」の項目があります。このスイッチをオンにするとステータスバーに月のアイコンが表示されおやすみモードが機能し始めます。
時間指定のスイッチをオンにすると、時間を決めておやすみモードが働くようになります。就寝時間や会議など決まった時間に通知を鳴らしたくない場合はとても便利な使い方になります。
着信を許可をタップするとおやすみモード中に着信を鳴らす相手を指定できます。すべての人、誰も許可しない、よく使う項目と分けられています。その他にはグループでの設定もできるようになっています。
折り返しの着信のスイッチをオンにしていると短い時間内に2度目の着信があった人のみ着信を許可できるようになります。
おやすみモード中でもロック画面ではない場合、通常の着信や通知は行われますが、常に知らせないにチェックを入れておくと、iPhoneがロック画面ではない状態でも着信や通知は行われません。
コントロールセンターから
設定アプリ以外でもおやすみモードの設定ができます。コントロールセンターを開き、月のマークのスイッチがおやすみモードのスイッチを入れることができます。
スイッチをタップすると通常のおやすみモードが設定されます。長押し(3Dタップ)すると、一時間と、今日の夜まで、明日の朝までを選ぶことが出来ます。他にもさまざまな使い方があるおやすみモードですが、基本的な使い方は以上です。
iPhoneのベッドタイム機能を停止させる方法
ベッドタイムの設定や使い方について説明してきましたが、ベッドタイム設定は状況に応じてオン/オフの設定ができます。
ベッドタイム機能をオフにする
ベッドタイム機能をオフにするには、まず時計アプリからベッドタイム機能を表示させます。睡眠時間を示す円グラフの上にスイッチがあるのでそのスイッチをオフにするとベッドタイム機能は働かないようになります。
ベッドタイム機能を再開するには
ベッドタイム機能の利用を再開するにはオフにしたスイッチをオンに変えるだけでベッドタイムを再開することが出来ます。
iPhoneのベットタイム機能をヘルスケアアプリから確認しよう!
iPhoneのiOS8以降、またはiPhone6/6Pulsにはヘルスケアアプリが標準搭載されています。ヘルスケアアプリとはiPhoneが身長体重、睡眠時間、栄養、一日の歩数(歩行距離)を一括で管理し、分析してくれるアプリです。
その中の睡眠時間とベッドタイム機能は連携しており、ベッドタイム機能からヘルスケアアプリで睡眠時間を管理、分析することが出来ます。
ヘルスケアアプリから確認する方法
ヘルスケアアプリからベッドタイムで記録した睡眠時間を管理、分析するためにはまず、ヘルスケアアプリをタップし立ち上げます。一度も使ったことのない人はまずはセットアップから始まります。
ヘルスケアアプリを立ち上げたら、「次へ」を押しセットアップをスタートさせます。
「次へ」を押すと自分の情報を入れる画面に切り替わります。名前、生年月日、性別、身長、体重を入れて「続ける」をタップします。
「続ける」をタップすると、メディカルIDの登録画面へ移ります。メディカルIDとはアレルギーや持病、現在の病状など、緊急時に重要な情報を提供するためのIDです。緊急電話時にはiPhoneのロックを解除しなくてもメディカルIDにアクセスできるという利点があります。
アレルギーや持病がある方はいざという場面であなたの身を守ることに繋がる設定なので登録しておくことをおすすめします。
メディカルIDの設定が終わると、ヘルスケアアプリのセッティングが終わります。「はじめよう」をタップするとヘルスケアアプリのトップ画面へ移動します。
睡眠分析データを編集する
ヘルスケアアプリには様々な身体情報や健康状態を記録し、分析できるアプリですが、この記事ではベッドタイム機能と合わせて睡眠分析データの収集を主に焦点を当てて説明していきます。まずヘルスケアアプリのトップ画面から睡眠を選びます。
睡眠を選ぶと、ベッドタイム機能が集めた睡眠データがグラフで表示され、睡眠時間の細かな分析が自動で行われています。
睡眠分析データの部分をタップするとさらに細かな睡眠分析データを見ることが出来ます。日ごとや週ごと、月別や年別で睡眠分析データを見ることができます。
特定のデータを削除
睡眠分析が適切に行われていない場合ももちろんあります。そんな時にはデータ自体を削除することも可能です。すべてのデータを表示をタップします。
睡眠分析をタップするとすべての記録データが閲覧できます。右上の編集を押すとリスト削除のモードに切り替わります。消したいデータの左側にある赤いボタンをタップし右側に「削除」の文字を表示させ、「削除」をタップするとデータを削除することが出来ます。
まとめて削除
生活リズムが変わり、ベッドタイムの設定が変わってしまったりした場合に今まで分析したデータを全て削除するには、特定のデータの削除と同じように睡眠分析をタップし、すべての記録データを表示させ右上にある「編集」を押すと、リスト削除モードに切り替わります。
この時に、左上にある「すべてを削除」をタップすると今まで記録した睡眠分析データはすべて削除できます。
iPhoneのベットタイム機能で規則的な生活を送ろう
iPhoneのiOS10から利用できるようになったベッドタイム機能、その前のiOS8から利用できるようになったヘルスケアアプリ。その二つは現代社会にとって必要不可欠な存在となってしまったスマートフォン。その中のiPhoneで出来る健康管理システムです。その二つをうまく活用し、規則正しい生活を心がけ日々の健康管理に役立てましょう。