2019年10月03日更新
iPadとAndroidタブレットの違いとは?メリット/デメリットや性能など比較!
世界でも日本でも一番売れているタブレットはiPadです。日本市場では、そのあとHuaweiなどのAndroidタブレットがつづきます。本記事ではこのiPadとAndroidタブレットの違いや各種機能、それに価格やメリット/デメリットについて詳しく説明します。
目次
- 1iPadとAndroidタブレットの違いとは?
- ・OSに違いがある
- ・使えるアプリに違いがある
- ・製造メーカーの数に違いがある
- 2iPhoneやAndroidタブレットとは似て非なるタブレットPC
- ・スマホ寄りかPC寄りかの違いがある
- ・求められるマシン性能・価格に違いがある
- ・アプリや操作性に違いがある
- 3性能・機能面でiPadとAndroidタブレットを比較する
- ・iPadのメリットとAndroidタブレットのデメリット
- ・iPadのデメリットとAndroidタブレットのメリット
- 4価格面でiPadとAndroidタブレットを比較する
- ・iPadのメリットとAndroidタブレットのデメリット
- ・iPadのデメリットとAndroidタブレットのメリット
- 5iPadとAndroidタブレットのPCとの接続性
- ・iPadはMacと使うと便利
- ・AndroidタブレットはPCとの接続性に優れる
- 6代表的なiPadとAndroidタブレット
- ・おもなiPad
- ・おもなAndroidタブレット
- 7iPadやAndroidタブレットを安く入手するなら
- ・iPadならApple認定整備済製品が狙い目
- ・とにかく安いAndroidタブレットなら中華通販で
- 83万円以上出せるならiPadそれ未満ならAndroidタブレット
iPadとAndroidタブレットの違いとは?
スマートフォンはどこでも使えて便利ですが、画面が小さくてまともな作業をしたり、画像や動画を確認したりするには使いづらいというデメリットがあります。かといってノートPCを持ち歩くのも面倒なことが少なくありません。そんなときに便利なのがiPadに代表されるタブレットです。
家庭内でのちょっとした利用から、出先での仕事、旅行中の情報収集や子どもたちの暇つぶしの道具、さらにはタッチパネルを活かした趣味や仕事のアイテムとして人気のタブレットですが、iPadやAndroidタブレットの違いもあって、いささかわかりづらいのも事実です。
そこで本記事では、両者の違いやそれぞれのメリットとデメリットをお教えした上で、最後にはiPadとAndroidタブレットの主な機種の紹介と価格を抑えて入手する方法をお伝えします。そこで、まずは本章でiPadとAndroidタブレットの違いを説明します。
OSに違いがある
iPadとAndroidタブレットは、使用しているOSが異なります。iPadはiPhoneと同じiOS(iOS 13からiPadOSに名称が変わりました)を使っていますし、AndroidタブレットはAndroidスマートフォンと同じAndroidを利用しています。
使えるアプリに違いがある
OSが異なると、使えるアプリにも違いが生じます。iPadではiPad用のアプリしか使えず、Android用のアプリは使えません。同様にAndroidタブレットでも使えるのはAndroid用アプリのみで、iOS用のアプリを使うことはできません。
ただし、各種SNSアプリやGoogleのアプリ、Officeアプリや主要なゲームアプリなどは両方に存在していることがほとんどです。そのため簡単な使い方をする分には、iPadでもAndroidタブレットでも同じアプリを利用できます。しかし、ある程度踏み込んだ利用をするための書類作成、画像・映像編集アプリなどは片方にしかないものも少なくありません。
製造メーカーの数に違いがある
iPadはApple社しか造っていません。OSのiOS(iPadOS)もApple社の手によるので、ハードウェアとソフトウェアが一体化しており、どの機種をとっても同じ操作性で使える反面、バラエティに欠けるというデメリットもあります。
それに対してAndroidタブレットは非常に多くのメーカーが製造しているので、価格・性能・機能において多様性のある製品群から、自分の好みに合うものを見つけられます。その反面、Android OSを自社用にカスタマイズしていることも多く、機種によって操作方法が異なるというデメリットも存在します。
iPhoneやAndroidタブレットとは似て非なるタブレットPC
ここまでiPadとAndroidタブレットについて簡単に説明しましたが、タブレットにはもうひとつ「タブレットPC」という分類があります。タブレットPCは、iPadがiOS(iPadOS)、AndroidタブレットがAndroid OSを使っているのと同様に、OSにWindowsを採用しているものを言います。
スマホ寄りかPC寄りかの違いがある
タブレットPCはその名の通りPCをタブレットにしたものです。そのため、本来ならマウスとキーボードで利用するためのWindowsを、タッチパネルで利用できるようなインターフェースで使用しており、いわばタブレットの皮をかぶったPCとなっています。それに対してiPadやAndroidタブレットは、元々はスマートフォンのOSから生まれたものです。
冒頭で、タブレットがスマートフォンとPCの間にあるとお話ししましたが、タブレットのOSもまた、スマートフォン寄りのiOS(iPadOS)、Androidと、PC寄り(というよりもPCそのもの)のWindowsがあるというワケです。
求められるマシン性能・価格に違いがある
元々スマートフォン用のOSは、限られた性能と価格の中で動くように設計されていました。現在はかなりスマートフォンの性能もPCに近付いてきましたが、昔はもっと制限が厳しかったのです。それに対しPCは、スマートフォンよりもはるかに高性能で高価格帯でしたから、OSはその範疇で動くように設計されています。
そのため、一見iPadやAndroidタブレットと見分けがつかないタブレットPCですが、(iPad Proを除く)iPadやAndroidタブレットと比べると、性能も価格も1クラスも2クラスも上のものになります。
アプリや操作性に違いがある
正直なところ、よほど上のクラスのタブレットPCでないかぎり、iPadやAndroidタブレットの方が軽快に使えて便利です。しかし、それでもタブレットPCが必要とされるのは、アプリや操作性がPCのままで使え、データがそのまま利用できるからです。
確かにiPadやAndroidタブレットでも、PCと同じ名前のアプリが存在しますが、アプリ自体の機能がまったく同じではない上に、WindowsとiOS(iPadOS)やAndroidの操作性の違いから、PCならできることがタブレットではできないというデメリットが存在します。ところがタブレットPCなら、そうしたデメリットが発生しないで済みます。
しかし、それは同時にタブレットPCのアプリや操作性が、iPadやAndroidタブレットのアプリや操作性とも別のものである、ということを意味します。見た目は似ていても、タブレットPCはiPadやAndroidタブレットとはまったくの別物なのです。
性能・機能面でiPadとAndroidタブレットを比較する
それでは、ここからiPadとAndroidのメリットとデメリットを比較していきます。まず本章では、性能と機能の面からこのふたつを比較します。
iPadのメリットとAndroidタブレットのデメリット
性能・機能面から見たiPadのメリット=Androidタブレットのデメリットは、最低限のラインが定まっているかどうかです。iPadの場合、最低ラインであるiPadを購入しても、現行機種であればよほど重い作業やアプリを動かさない限りは性能的にも機能的にも問題が起こる心配はありません。
それに対し、Androidタブレットの場合は、ちょっとしたアプリでも安価な機種では性能不足で満足に動かない場合があります。また、現行機種のiPadであれば、どれでもApple Pencilを使った手書き機能やiPad miniを除いた全機種でのハードウェアキーボードの接続機能が保証されていますが、Androidタブレットにはそうした共通の保証がありません。
加えてiPad用アプリなら、iPadでは動くがiPad Proでは動かない、ということありませんが、Androidタブレットでは性能に関係なく、ある機種では動くが別の機種では動かないというアプリが存在します。さらに、iPadなら数回のOSのメジャーアップデートが可能ですが、AndroidタブレットではOSのメジャーアップデートは期待できません。
iPadのデメリットとAndroidタブレットのメリット
逆に性能・機能面から見たiPadのデメリット=Androidタブレットのメリットは、Androidタブレットのほうがはるかにバラエティに富んでいるという点にあります。幼い子どもに使わせるなどの使い方によっては、iPadですらオーバースペックということがありますが、iPadでは性能的にも機能的にもこれ以下のものはありません。
それに対し、Androidタブレットならさまざまな性能・機能の機種が選び放題です。また、iPadでは機能的に、指紋認証か顔認証のいずれかしか利用できませんが、Androidタブレットなら指紋・顔認証の両方の機能を備えた機種も見つけられます。またAndroidタブレットには、ディスプレイサイズがiPad Pro 12.9インチモデルより大きなものがあります。
さらに、目に優しい電子ペーパーのBOOXのようなタブレットもAndroidにしかありませんし、現在使用中の機器の端子がUSB Micro-Bなら、同じ端子のAndroidタブレットを選べば、新たにケーブルを追加せずに済みます。このように、iPadのラインナップには並んでいない性能や機能のタブレットが、Androidタブレットなら手に入れることができます。
価格面でiPadとAndroidタブレットを比較する
前章に引き続き、iPadとAndroidのメリットとデメリットを比較します。本章では、価格面からこのふたつを比較します。
iPadのメリットとAndroidタブレットのデメリット
価格面から見たiPadのメリット=Androidタブレットのデメリットは、最低価格のiPadの性能が非常に高く、そこから上の価格帯も充実しているということです。とはいえ、iPadの税別3万4800円という価格は絶対的には安いものではなく、Androidタブレットではむしろ高価格帯に属します。
しかしiPadは、同価格帯のAndroidタブレットと比べるとスペック的には若干劣りますが、実際にアプリを動かすとiOS(iPadOS)と一体化していることもあって、むしろiPadの方が軽快に利用できます。そしてなによりも、iPad用アプリは問題なく使えるという安心感があります。リスクの少なさを考慮に入れれば、iPadの価格は安すぎるとさえ言えます。
また、iPadの場合はサードパーティがさまざまなアクセサリを販売しています。Apple性の純正アクセサリは高価だと不評ですが、サードパーティのものであれば十分低価格で購入可能です。それに対しAndroidタブレットの場合は純正アクセサリを使用するしかないことがほとんどですし、場合によっては純正アクセサリすらないこともあります。
iPadのデメリットとAndroidタブレットのメリット
逆に価格面から見たiPadのデメリット=Androidタブレットのメリットは、性能・機能面同様、Androidタブレットのほうがはるかにバラエティに富んでいるという点にあります。特に低価格帯では、iPadには無理な税込み5,980円、セール時なら3,280円からAndroidタブレットが販売されています。単純な価格面では、iPadは勝負になりません。
iPadとAndroidタブレットのPCとの接続性
iPadとAndroidタブレットは、PCと接続することでバックアップをとったり、データをやり取りしたりできます。しかし、iPadとAndroidタブレットでは、接続しやすいPCの種類が異なります。
iPadはMacと使うと便利
iPadは、PCにiTunesをインストールすることで音楽や写真のデータをやり取りしたり、バックアップを取ったりすることができます。iTunesは、Windows PCであってもMacであっても利用できますが、圧倒的にMac用のiTunesのほうが軽快に動作します。
iPadがMacにセットで使うと便利なのは、iTunesだけではありません。Bluetoothでデータを共有するAirdrop機能はMacでしか動きませんし、iPadを拡張ディスプレイにして、Apple Pencilで自由に書き込めるようになるSidecarも、iPad ProとMacでしか利用できません。iPadを使うのなら、Windows PCではなくMacが便利です。
AndroidタブレットはPCとの接続性に優れる
一方、Androidタブレットを使うのであれば、MacよりもWindows PCがおすすめです。Windows PCならば、Androidタブレットを接続しただけでデータのやり取りが可能ですが、MacではAndroid File Transferという専用ソフトを使わなければならず、ちょっと面倒になります。
代表的なiPadとAndroidタブレット
ここまではiPadとAndroidタブレットについての総論を述べてきました。そこで本章からはiPadとAndroidタブレットの主な機種を取り上げて、具体的に紹介していきます。
おもなiPad
iPadは、税別3万4800円の第7世代iPadから、最高スペックでは税込み20万円にもなるiPad Pro 12.9インチモデルまで7機種のラインナップです。
コストパフォーマンス重視【第7世代iPad】
税別3万4800円(税込み3万8280円)と最も安く手に入るにもかかわらず、iPadとしての機能や拡張性をしっかりと備えているのが、この第7世代iPadです。10.2インチの2,160×1,620ピクセルの高細密のディスプレイに加え、別売ではありますが、Apple PencilやSmart Keyboardを使えるのですから、ほとんどの作業に対応できます。
もちろんiPadの操作性は全機種で同一ですし、性能も動画編集や一眼レフの写真の現像、高負荷のゲームアプリなどでなければ十分に対応できます。差し当たって不都合なくタブレットを扱いたいのであれば、iPadがおすすめです。
持ち運び重視【第5世代iPad mini】
10.2インチのiPadだと持ち運びの際に大きすぎる、と感じるならiPad miniがおすすめ候補に浮上します。7.9インチでありながら、Smart Keyboardが使えない点だけはiPadに機能面で劣るデメリットですが、Apple Pencilは利用可能で、iPadよりも高性能のCPU、GPUを搭載している小さな巨人ともいえるiPadです。
確実な性能【第3世代iPad Air】
10.5インチで2,224×1,668ピクセルの上にフルラミネーションかつ反射防止コーティング付きのディスプレイ、A12 BionicのCPUに7メガピクセルのフロントカメラ、そして1.4mmも薄く30g近くも軽いと、さまざまな面でiPadの少し上を行くのがiPad Airです。ただし、Smart Keyboardを付けると、重さや薄さの差はあまり感じられなくなります。
iPadより確実にマシンパワーがあり、しかも軽くて薄いので、できれば特にケースなど着けずに利用すると軽快に使えて非常に便利です。
高性能と可搬性を両立【第3世代iPad Pro 11インチモデル】
iPad Pro 11インチモデルは、iPad Airとほぼ同じサイズでありながら、ホームボタンをなくしてFace IDに切り替えることで画面サイズを大型化して、CPUも1レベル上のものにしたiPadです。ただしその過程でこの機種だけディスプレイのアスペクト比が4:3からわずかに細長くなってしまいました。マンガを見開きで読むには若干のマイナスです。
その代わり、Apple Pencilは使い勝手の良い第2世代になり、キーボードもより使いやすいSmart Keyboard Folioに切り替わりました。iPad Airのサイズは気に入っているけれども性能が物足りないという人に向いたiPadです。
大画面かつ高性能【第3世代iPad Pro 12.9インチモデル】
およそ13インチの大きな2,732×2,048ピクセルの高解像度ディスプレイに、強力なA12X Bionicチップを搭載したハイエンドの高性能iPadがiPad Pro 12.9インチモデルです。あまりに画面が大きすぎて取り回しが難しいことを除けば、すべてにおいて使いやすい最高のiPadです。それに伴ってお値段も最高なのが、ほぼ唯一の難点です。
おもなAndroidタブレット
3万4800円(税別)から始まり、画面サイズにもそれほど差がないiPadとは異なり、Androidは税込み5,980円のAmazon Fireタブレットから、果ては18インチのタブレットまで、価格も性能もバラエティに富んでいます。そんなAndroidタブレットのごくごく一部を紹介します。
動画配信と電子書籍が目的【Amazon Fireタブレット】
Amazon Fireタブレットは、7インチタブレットなら5,980円、8インチタブレットでも8,980円で購入できる価格の安さが最大の魅力です。残念ながらRAMは7インチで1GB、8インチで1.5GBと少なめで性能はよくありませんが、Android OSを軽量化したFire OSを使用しているため、不満なく動画配信サービスや電子書籍を利用できます。
基本的にはGoogle Playのアプリは使えず、Amazonからでしかアプリをダウンロードできませんが、SNSやメール、Web閲覧やカジュアルなゲームを楽しむのであればまったく問題はありません。毎月あるタイムセールや年に一度の7月のプライムデーや12月のブラックマンデーにはさらに値下げされるので、非常にコストパフォーマンスに優れています。
ちなみに2019年7月のプライムデーでは、7インチタブレットが3,280円、8インチタブレットが5,480円から販売されていました。このAmazon Fireタブレットは、Amazonプライム会員ならさらにお得に使えますし、そうでなくとも初めてのAndroidタブレットであれば、入門用に最適です。
安さが魅力の7インチ【KEIAN KI-R7】
9,000円を切る価格で買える、7インチAndroidタブレットです。RAMが1GB、ROMが8GBしかありませんが、microSDカードを利用すれば64GB拡張することが可能です。重いゲームや動画配信を見るには向いていませんが、メールやWebの閲覧には十分な性能です。Amazon Fireタブレットとは異なり、Google Playからアプリをインストールできます。
1万円で買える【BENEVE 10インチタブレット】
10インチタブレットにもかかわらず、わずか1万1500円で買えるのが魅力のAndroidタブレットです。RAMが2GB、ROMが32GBとやや物足りないものの、microSDカードを利用すれば64GB拡張することが可能です。
こちらも重いゲームや動画配信を見るには向いていませんが、メールやWebの閲覧には十分な性能ですし、スマホで見慣れている写真も10インチで見るとかなりの迫力です。もちろんこちらも、Google Playからさまざまなアプリをインストールできます。
高性能の8.4インチタブレット【HUAWEI MediaPad M5 SHT-W09】
約3万円で高性能のCPUを搭載、RAMも4GB、ROMが32GBと十分なレベルで高負荷のゲームアプリも難なくプレイできる8.4インチのAndroidタブレットです。ディスプレイは2,560×1,600ピクセルのWQXGAで、SIMを入れればモバイル通信も可能です。またサウンドも高機能でステレオスピーカーを備えてハイレゾサウンドにも対応しています。
ただし、Huawei製品は今後の日中貿易交渉次第でGoogleのアプリが使えなくなる可能性もあります。現在Android OSで動いているこれらの機種は大丈夫と思われますが、一応可能性だけは認識しておいてください。
十分な性能の10インチタブレット【HUAWEI MediaPad M5 lite BAH2-W19】
解像度は1,900×1,200ピクセルとやや荒いものの、別売のペンを購入すればペン入力も可能になる、2万5000円そこそこの価格が魅力の10.1インチのAndroidタブレットです。前項のMediaPad M5に比べると「lite」と付く分だけ性能は劣りますが、3GBのRAMと32GBのROMを備え、よほど重いゲーム以外のアプリなら問題なく利用できます。
ただし、こちらもアメリカから目の敵にされているHuawei製品なので、今後のサポートに不安が残ります。
巨大な18.4インチのタブレット【Samsung Galaxy View SM-T670NZKAXJP】
少々古めの機種ですが、18.4インチの巨大なディスプレイサイズはほかのAndroidタブレットやiPadを寄せ付けません。ただし、1,900×1,080ピクセルの解像度は今となっては見劣りしますし、2GBのRAMも少々寂しく、決して高性能とは言いきれません。しかし、こういう際立った個性の機種もあるのが、Androidタブレットの長所と言えます。
iPadやAndroidタブレットを安く入手するなら
さて、実際にiPadやAndroidタブレットを購入する段階になると、少しでも安く手に入れられないかという気持ちになります。iPadは基本的に安売りしませんし、Androidタブレットは機種を選べば最初から十分に安く手に入ります。しかし、それでより安い機種を入手したいのであれば、方法がなくはありません。
iPadならApple認定整備済製品が狙い目
iPadはApple Storeでは送料無料の定価販売です。家電量販店ならわずかとはいえ1%程度のポイントが還元されますからiPadなら400円ほど、iPad Proなら1,000〜2,000円分のポイントが還元されます。ただし、家電量販店でiPadを購入するならば、むしろ手持ちのポイントをすべて利用することを優先すべきです。
それというのも、家電量販店ではポイントを利用した分にはポイント還元がないのが普通ですから、初めからポイント還元率の低いApple製品にポイントを使うのが、お得なポイントの使い方となるからです。しかしいずれにせよ、家電量販店での購入は1%の還元にしか過ぎません。そこでおすすめするのが、Apple認定整備済製品を狙うことです。
Apple認定整備済製品は、Appleに返品された品物を、新しい外装とバッテリーに取り換えたもので、1年保証もつきますからほぼ新古品と呼べるiPadです。おいしい品物はすぐに売れてしまうので、現行機種を購入するのはなかなか難しいのですが、うまく見つけることができれば、新品よりも10%ほど安く買うことができます。
なお、iPadについては現行機種とそれ以前のものとに差がありますので、多少安くても古い機種はおすすめしません。唯一、Smart Keyboardを使わないと割り切れるのなら、1世代前の第6世代iPadが安ければ買ってもいいかもしれない、というレベルです。逆にiPad miniやiPad Airは1世代前とは性能が段違いですので、前機種は買うべきではありません。
とにかく安いAndroidタブレットなら中華通販で
とにかく機能に比べて安いAndroidタブレットが欲しいのであれば、中国の通販サイトで直接買うのがおすすめです。GearBEST(ギアーベスト)、Banggood(バンググッド)、geekbuying(ギークバイイング)、AliExpress.com(アリエクスプレス)といったところが主な通販サイトで、いずれも中国(大抵は深圳)から送料無料で購入できます。
サイトはGoogle翻訳に対応しており、怪しい日本語も混じりますが、日本語でAndroidタブレットを探せますし、購入金額も円払いが可能です。クレジットカードの番号流出が不安であれば、サブかサブサブのクレジットカードを使うなり、Paypalを使えば安心です。ただし説明書や発送メールは英語ですし、故障時や不着時には英文でのやり取りが必要です。
また、送料無料の場合は2週間〜1か月かかるので、早く手に入れようとすると送料が嵩みます。とはいえ、それなりの性能の中華タブレットが、国内で購入するのとは段違いのお値段で購入できるため、リスクを容れられるのであれば、中華通販は安くて非常にお得です。
3万円以上出せるならiPadそれ未満ならAndroidタブレット
以上、iPadとAndroidタブレットについていろいろと説明してきました。おすすめなのは手持ちのスマートフォンとOSを揃えることです。iPhoneユーザーならiPad、AndroidユーザーならAndroidタブレットを買うと、アプリを使い回せることも多く便利です。
その上で、もし安く済ませたいならAmazon Fire HD 8を、2万円台ならHuaweiの各タブレットを、そして3万円以上出せるのならiPadをおすすめします。iPadを購入すれば、Androidタブレット購入後に起きるようなトラブルは避けられます。またHuawei製品は、今後Googleのサポートが受けられなく危険性がありますので、気をつけてください。