Googleアカウントのメールアドレスの変更方法やアカウントの削除方法について解説！

Googleアカウントのメールアドレスの変更方法をご存知ですか。迷惑メールがたくさん来て困ったり、心機一転したい、そんな時はメールアドレスを変えたくなるものです。キャリアメールは自由に変更ができますが、実はGoogleアカウントのメールアドレスは、正式には変更できません。ですが、これから紹介する方法で、実質的に変更することが可能です。

Googleアカウントのメールアドレス、Gmailの実質的な変更手順でまず最初にやるべきことは、Googleアカウントの新規取得です。その方法を説明します。ちなみに、これから紹介していく方法はPCで実践しましょう。スマホだといろいろと手間がかかります。Googleを開き、右上のアイコンをクリックし、『アカウントを追加』をクリックしましょう。

左下の『アカウントを作成』をクリックしましょう。『自分用』か『ビジネスの管理用』か聞かれるので、どちらかを選択しましょう。

氏名、ユーザー名、パスワードを入力し、『次へ』をクリックしましょう。ユーザー名がそのままGoogleアカウントの新しいアドレスになります。既に他のユーザーが使用済みの場合、エラーが出ます。別のユーザー名に変更しましょう。下画面は『自分用』を選んだ場合に表示されます。

電話番号とメールアドレスは任意なので、入力しなくても構いません。生年月日と性別を入力して、『次へ』をクリックしましょう。その後、プライバシー ポリシーと利用規約の画面が表示されるので、内容を確認し、『同意する』をクリックしましょう。これでGoogleアカウントの新規取得は完了です。

次は旧Gmailから新Gmailへの転送設定を行いましょう。通常、アドレスを変更した場合は、その旨を友人や会社の人々に伝える必要があります。また、アドレスを登録しているサイトやアプリの設定もすべて変更しなければなりません。転送設定を行うことで、この手間を省くことができます。引越しに伴う郵便物の転送届と同じような処理と考えてください。

まず、旧Gmailから設定していきます。今後利用しなくなる方のGmail画面を開きましょう。Gmail画面は、Googleを開き、右上の『Gmail』をクリックすると表示できます。Gmail画面を開いたら、画面の右上の設定アイコンをクリックし、続けて『設定』をクリックしましょう。

次に、『メール転送とPOP／IMAP』タブをクリックしましょう。画面を下にスクロールし、『すべてのメールでPOPを有効にする』にチェックを入れ、『変更を保存』をクリックしましょう。これで旧Gmailの転送設定は完了です。

続いて、新アドレスの方でも設定していきます。まず、上のアカウントをログアウトし、新しく作成したアカウントでログインし直します。上と同じ手順で設定画面に行きましょう。そして『アカウントとインポート』タブをクリック後、『メールアカウントを追加する』をクリックし、旧Gmailを入力しましょう。

メールアカウントの追加方法についての確認画面が表示されます。『他のアカウントからメールを読み込む（POP3）』を選択して『次へ』をクリックしましょう。

Googleアカウントのパスワードを入力し、『アカウントを追加』をクリックしましょう。これで旧Gmailから新Gmailへの転送設定が完了しました。これ以降、旧の方に送られてきたメールは、自動的に新の方に転送されるようになります。

Googleの新アカウントを作り、旧から新への転送設定が完了したら、最後に旧アカウントを削除しましょう。削除方法や削除するにあたっての注意点については後述します。

Googleアカウントのメールアドレスを実質的に変更する方法について紹介してきましたが、エイリアスという機能を使った方法もありますので、そちらも紹介します。

エイリアスは、自分が使用中のGmailを元にメールアドレスを複数作れる機能です。「重要」、「一般」や「職場」、「友達」等、自分の好きなようにメールアドレスを作成できるので、受信したメールをカテゴリ分けする際などに役立ちます。エイリアスを使えば、上で説明したようにアカウントを新規作成する必要はありません。

Gmailアドレスの@の直前に「+（プラス）○○」とつけることにより、エイリアスを作ることができます。つまり自分のGmailアドレスが「[email protected]」だとすると、「[email protected]」や「[email protected]」にするとエイリアスになります。1つのGoogleアカウントで、メールアドレスを複数持っている状態です。

「+」だけでなく「.」も使えます。「[email protected]」を「[email protected]」または「[email protected]」とすることでエイリアスになります。Gmailのラベル・フィルタ機能を使えば、エイリアス毎に受信メールを分類して管理できるので、非常に便利です。しかも受信するだけなら、特別な設定も不要です。

次に、Googleアカウントの削除方法について説明します。何かの理由で不要になった場合は、以下の手順を見て削除しましょう。

まずは削除したいGoogleアカウントにログインしましょう。アカウントの管理画面で削除を行うことができます。

アカウントを削除すると、そのアカウント自体のデータはもちろん、利用していたサービスも消えてしまいます。削除する前に、利用中のサービス内容を確認しておきましょう。ホーム画面で『プライバシーとカスタマイズ』をクリックしましょう。

画面を下にスクロールし、『Googleダッシュボードに移動』をクリックしましょう。

使用中の全サービスが一覧で表示されます。画面を下にスクロールしていき、削除しても問題ないことを確認できたら、次に進みましょう。

Googleアカウントのホーム画面で『データとカスタマイズ』をクリックしましょう。続いて、『サービスやアカウントの削除』をクリックしましょう。

『アカウントを削除』をクリックしましょう。その後、Googleアカウントのパスワードを要求されるので、入力しましょう。

最終確認画面が表示されるので、注意事項をよく読み、問題なければ2つともチェックを入れて、『アカウントを削除』をクリックしましょう。有料サービスを利用していなければ、支払いについての注意事項は気にする必要はありません。これでGoogleアカウントの削除は完了です。

Gmailアカウントにログインできない場合の対処法についても紹介しておきます。原因ごとに対応が異なります。

まずはGoogleのログイン画面を開きましょう。『メールアドレスを忘れた場合』をクリックしましょう。その後、画面の指示に基づき、電話番号、メールアドレス、氏名を入力しましょう。その後、電話番号かメールアドレス宛に確認コードが送信されます。そのコードを入力することで、アカウント名を確認できます。

次に、パスワードを忘れた場合の対処法を紹介します。ログイン画面で『パスワードをお忘れの場合』をクリックしましょう。アカウントの復元画面が表示されます。アカウント作成日を入力したり、セキュリティ用の質問に回答したり、と復元方法は何種類かあるので、『別の方法を試す』をクリックして、好きな方法を選びましょう。

Googleアカウントを間違えて削除してしまった時でも、一定期間が経過していなければGoogleアカウントヘルプというページから復旧可能なので安心です。検索エンジンからページ名を検索し、画面の指示に従いメールアドレス等を入力して、アカウントを復元しましょう。

Gmailアカウントの作成・削除の方法やパスワード等を忘れた場合の対処法について説明しました。Gmailを変更するには、新しいアカウントを作成し、旧アドレスから新アドレスへの転送設定をする、という手順を踏まなければなりません。Gmailは簡単には変更できないので、変更する際は注意が必要です。