Gmailの送信予約方法！時間指定して自動でメール送信するタイマー機能とは？

Gmailはスマホやタブレット、PCなどで広く使われている無料のメールソフトです。Android端末のスマホでは購入時にすでに無料でインストールされていることが多いメーラーでもあります。

無料のGmailソフトでメールを送信すると、ネット環境により多少の時間差はあるものの、送信ボタンを押した瞬間にほとんど同時に相手に届きます。とても便利なのですが、場合によっては同時に送信されても困るときもあります。そんなときに時間指定で日時を設定するタイマー機能があればGmailが便利なメーラーに変身します。

多くのユーザーが利用する無料メールソフトのGmailはプライベートだけでなく、ビジネスシーンなどで利用されることも少なくありません。PC上でメールを作成しておき、自動で設定した日時に送信予約されるタイマー機能はビジネスシーンでは必須と言えるでしょう。しかし残念ながらGmailの基本機能にはタイマー機能は素材しません。

そこで無料のメールソフト、Gmailのより便利な使い方を紹介します。タイマーを時間指定し、自動で決まった予約日時に送信する方法を身につけてください。

タイマーの時間指定によって、Gmailの自動送信を予約する方法は難しくありません。スマホやPCで扱うメールソフトで、無料のレベルを超えたGmailの日時の自動予約タイマーの使い方情報を手に入れましょう。

Googleにはユーザーが自分の使用目的にあわせた拡張機能が多く準備されています。GoogleのChromeで準備されている拡張機能や便利な機能でGmailに関係する内容は次の通りです。

1. RapportiveはGmailでメール送信者を詳しく表示できるGmailメールソフトの無料拡張機能です。メール送信者のプロフィールなどがスマホやPCで自動表示されます。また、送信者がTwitter利用者であれば最新のツイートまで表示されます。Gmail上でアカウントフォローやリプライ、リツイートまでできます。

2. タスクリストは、Gmailのメール内でToDoリストの一覧を無料で表示できます。Gmailには"Google Tasks"というツールがあり、GmailですぐにToDoリストにタスク登録ができます。いつも手元にあるスマホを利用できるため、使いやすい機能です。タスクの登録数が多くなった場合、タスクリストで登録済のタスク一覧をチェックできます。

3. Google Mail Checker Plusは、Gmailのメール受信時に自動通知をする拡張機能です。スマホであれば通知のバイブやLED点灯などがあり、メール受信の通知を把握しやすいのですが、PCの場合はメールの通知に気づかないこともあります。

Gmailには、スマホやPCでの通知機能が無料でついていますが、PCでの通知音が無音、通知の表示時間が7秒間です。PCの場合、メール受信の通知を見逃してしまうことが多いようです。Google Mail Checker Plusの拡張機能では通知音に加え、通知メッセージ上に本文まで表示されます。その通知メッセージ上で既読・削除の操作までできる拡張機能です。

4. Boomerang For Gmailは、Gmailでメール自動送信予約、リマインダー利用が可能なGmailのメール予約自動送信のChrome拡張機能です。送り忘れてはいけないメールや、メールを送信する時間がとれない場合に、Gmailのメール自動送信のタイマー機能として活用できます。日時設定をするだけで、自動的に無料でメールを送信してくれます。

5. Right Inbox for Gmailも、Gmailでメールの送信予約ができる拡張機能です。特徴は、トラッキング機能がついており、メールの開封状況やメール内に記載したURLのクリック状況を把握できるという点です。Boomerang For Gmailよりシンプルなツールといえます。

Gmailのメール送信において、多くの機能を求めないユーザーにぴったりの拡張機能で、シンプルにメールの日時指定で、自動送信予約タイマーとして活用できます。

6. Desktop Notifications for Androidは、Androidユーザーにとって便利な通知ツールといえます。PCを使いながらAndroidスマホにきたメール関連通知をPCで表示させられる拡張機能です。スマホのGmailメール受信だけではなく、不在着信通知、Facebookメッセンジャーの表示も可能です。

無料メーラーであるGmailのメール送信において、日時を時間指定できると、重要なメールを送信し忘れたり、タイミングがズレてしまうことを防げます。スマホやPCを生活の中で活用する上で、このようなタイマー機能は必要不可欠です。

Gmailに無料でできる拡張機能を付加し、よりよいメールソフトに進化させましょう。Gmailの自動送信の予約タイマーが使える拡張機能、Right inbox for Gmailの使い方を紹介します。プライベートだけでなくビジネスシーンでも活躍するでしょう。

1. Gmailへ"Right inbox for Gmail"のインストールをします。"Right inbox for Gmail"のサイトhttps://www.rightinbox.com/で、"Install Now"をクリックしてインストールします。

"Install Now"をクリックすると、インストールするかどうかのポップアップが出ます。そこでGmailを拡張するために"拡張機能を追加"をクリックしましょう。

2. Right inbox for Gmailの使用許可をします。拡張機能の追加後、最初の起動で、Gmailでの使用を許可するかどうかの表示が出ます。そこで"許可"をすることで拡張機能が追加されたことになります。

３. Gmailで時間指定をし、タイマー機能を利用するために予約送信を設定しましょう。予約送信の時間指定でタイマー機能を利用する設定は英語表記になっています。感覚で対応できるはずですので、ぜひ、チャレンジしましょう。

送信する新規メッセージ作成の送信ボタンの下に"Send Later""Remind Me""Recurring"という表示が拡張機能として追加されています。これらは送信するためのものですので、Gmailで送信するメールを完成させておく必要があります。

4.それぞれのGmailのメールの送信日時を時間指定する予約送信機能、"Send Later"を利用すると、Gmailのメール送信日時を選択できるプルダウンが表示され、その時間指定のリストから選択します。より細かくメール送信の時間を指定する場合は、"At a specific time"をクリックします。

メール送信日時を細かく時間指定する場合の"At a specific time"は、Gmailのメール送信予約の日時時間設定をカレンダーから選べます。

Right inbox for Gmailでメール送信日時を予約設定ができます。ただし、いつも利用する"送信"を押すか、"Send Now"を押すと、送信予約の時間指定は解除され、すぐに送信されてしまいますので注意が必要です。

Right inbox for Gmailの"Remind Me""Recurring"の送信予約の機能を紹介します。送信予約機能である"Send Later"に対し、"Remind Me"は、送信予約済みのメールを送信したことを通知、送信日時が近づいた時点で通知させる機能です。"Send Later"を使い慣れたら、ぜひ、チャレンジしましょう。とても便利な拡張機能です。

Gmailの拡張機能で、メールの送信予約が簡単にできるようになりました。ほかにも送信予約ができる拡張機能があります。次の送信予約用の拡張機能をご覧ください。

Gmailのメール送信で、送信予約ができる拡張機能として人気のあるBoomerang for Gmailの使い方を詳しく見てみましょう。シンプルな使用感のRight inbox for Gmailの拡張機能よりも、Boomerang for Gmailを好まれる方も多いようです。

1.Gmailへ"Boomerang"をインストールします。"Boomerang for Gmail"のサイトhttp://www.boomeranggmail.com/で、"Install Boomerang"をクリックしてインストールします。

2.Boomerang for Gmailのインストールを"追加"を選択して拡張機能の組み込みが完成です。

3.Boomerang for Gmailの送信予約機能をGmailで使えるように設定します。Gmailを普段と同じように開くと"Boomerang"のアイコンが表示されるようになります。レインボーのブーメランマークですので、すぐわかります。アイコンをクリックし"Setting"を選びましょう。

4.Gmailのメール送信を予約するBoomerang for Gmailの設定画面が表示されます。その内容は特に変更する必要なく、デフォルトで通常使用では問題なく送信予約などの基本機能を使用できます。"OK"をクリックし、設定が完了します。

5.Boomerang for Gmailで予約送信をします。メール作成のためにメッセージを"新規作成"します。"送信"ボタンの下に"Send Later"と表示されます。"Send Later"をクリックしてメール送信の日時を送信予約ができます。

送信予約の日時指定では、"In 1hour（1時間後）""Tomorrow morning（明日の朝）"などや、"At a specific time（特定の時間を指定）"から選択できます。"At a specific time"で特定の日時で送信予約をした場合は、"Confirm"で設定を確定しましょう。

"Send Later by The Top"もまた、Right inbox for GmailやBoomerang for Gmailと似た、Gmailのメール送信予約のための拡張機能です。完全無料で使え、Gmailを予約するだけでなく、定期的な送信もできます。ただし、スマホには対応していません。

1. Gmailへ"Send Later by The Top Inbox"をインストールします。chromeウェブストアで追加できます。検索ウインドウで"Send Later by The Top Inbox"と入力し、右側の"chromeに追加"をクリックするとGmailが起動します。

アドオンの紹介画面下部の"skip"か"Next"で次に進み、"GET STARTED"をクリックしましょう。

2. 拡張機能としてSend Later by The Top InboxがGmailに追加されると、送信画面の下部に機能が表示されます。"Send Later"で送信予約を設定できます。

時間指定を選択するか空欄に直接入力し、"Schedure to Send"で送信予約を決定します。送信予約の時間にタイマー機能が作動し、自動的にGmailからメールが送信されます。

Gmailのメールを送信する際に、送信予約の機能が必要ですが、初期状態のGmailではそのような予約機能はついていません。そこで拡張機能としてアドオンを追加します。"Right inbox for Gmail"や"Boomerang for Gmail"、"Send Later by The Top Inbox"などの拡張機能が今回紹介したアドオンです。

しかし、会社のパソコンなどではアドオンの追加が禁止されていることが多いようです。なんらかの理由でGmailの送信予約をおこなうアドオンが使えない場合は次の対処をします。

Gmailでメール送信を予約する必要があるにもかかわらず、アドオンを利用できない場合は、Googleスプレッドシートのスクリプト作成機能を利用します。アドオンで行うメールの送信予約を、Googleスプレッドシートのスクリプトでタイマー予約をします。指定した予定日時が来るとメール送信するようにスクリプトを組みます。

Googleスプレッドシートのスクリプトを応用することで、定期的にGmailを予約送信できます。会社のパソコンなどの限定されたパターンですので、スクリプトの作成方法は割愛します。このスクリプト作成方法は、"Gmail 送信予約"などのワードで検索し、ソースコードをコピペできます。アドオンの追加ができない環境でもGmailの送信予約は可能なのです。

メールはPCやスマホで作成後、すぐに送信することが多いと思いますが、仕事や重要な予定が入っている時間帯にメールを送らなければならないこともあるはずです。Gmailでは拡張機能としてメールの送信予約が手軽にできます。

TO DOのリマインダーとして自分宛てメール送信の予約をGmailで設定しておくことで、予定の忘れ防止として使う方法もあります。Gmailは無料で使える優れたメーラーです。しかも、拡張でアドオンを追加して送信予約など様々な便利機能を手に入れられます。Gmailの拡張機能でよりよいデジタル環境を整えましょう。