ファイルとフォルダの違いは?パソコンでの二つの用語の意味を解説!
今更、人に聞きにくいファイルとフォルダの違いと、フォルダを使ったファイルの整理、隠しファイルの設定方法、フォルダの削除の際注意する点など、日ごろからよく使うファイルとフォルダについて、画像を使ってより詳しく説明している記事です。
目次
ファイルとフォルダのパソコンでの意味は?
この記事では日頃当たり前のように使っているパソコンのファイル、フォルダの2つの言葉の意味と、違いと使い方など、パソコンの2つの用語について説明します。
ファイルとは
ファイル(file)とは日本語に直訳すると、ファイルするなどといった意味で使われ、書類を綴じる。という意味で使われることが多いのですが、パソコン上のファイルの意味としては違う意味として使われています。簡単に言ってしまうとパソコン上の紙の役割をしていますが、その紙は音楽であったり、画像データであったり、と様々な形式です。
しかし1つのデータであればそれをファイルと呼びます。
フォルダとは
フォルダ(folder)とは、日本語の意味に直訳すると、書類をまとめるという意味になります。パソコン上でのフォルダとは、様々なデータで作られているファイルを一括にまとめる箱のような存在です。ファイルと違い、フォルダはフォルダとしてのみの機能しかありません。
ファイルとフォルダの違い
ファイルとフォルダの違いについて大きく分けるとファイルは様々なデータの1つであり、フォルダはそれをまとめるパソコン上の区切りとしてファイルをまとめる存在です。名前は似ていても用途などは全く違う二つについてこの記事では説明していきます。
ファイルをフォルダにしまってパソコンを整理しよう
様々なデータ形式のファイルがパソコン上にバラバラになってしまっていることもあり、必要なファイルを探すのに一苦労してしまった。などよくある話です。その場合に便利なのが同一の形式のファイルを一つのフォルダにまとめておくことです。ファイルをフォルダにまとめ、パソコン上を整理する方法について説明します。
フォルダにファイルを移動する
まずはフォルダにファイルを移動するという基本の動作を説明します。ファイルを移動させるためには入れものになるフォルダが必要です。フォルダにファイルを移動するにはドラッグアンドドロップという操作を使って移動させます。
ドラッグアンドドロップとは、マウスの左クリックで動かしたいファイルなどをつかみ、ドロップで場所を移動させる操作のことです。ファイルを移動させるには、動かしたいファイルを左クリックし、移動先のフォルダへカーソルを合わせ、左クリックを離すとドラッグアンドドロップができ、フォルダにファイルを移動させることができます。
フォルダの名前変更の仕方
新しく作ったフォルダには「新しいフォルダー」という仮名が付きます。それだけだと何のファイルが入っているフォルダかわからないので名前を変更します。フォルダの名前の変更の仕方は、まずフォルダを左クリックし、ひと呼吸おいてからもう一度左クリックをしてください。ダブルクリックをしてしまうと、フォルダが開いてしまうので注意が必要です。
名前が変更できるように青くなったら、フォルダの名前を変えることができます。フォルダの中身がわかるようにフォルダの名前を分かりやすくつけることが大切です。似たような名前のフォルダが増えてくると、フォルダでまとめた意味がなくなるので注意が必要です。
新しいフォルダを作成してファイルを整理する
ファイルという中身があっても、適切なフォルダが無ければファイルを移動する意味はありません。まず新しいフォルダを作成します。
フォルダの作成は、デスクトップのアイコンも何もない場所にカーソルを置き、マウスの右クリックをします。そうすると様々な設定の変更が可能になります、このメニューは右クリックメニュー、コンテキストメニューと呼びます。メニューを開き、フォルダを作る際は「新規作成」にマウスのカーソルを合わせます。
そうすると閉じていた「新規作成」の中身の一覧を選択することができるようになります。様々なものを新規で作成できますが、今回はフォルダーにカーソルを合わせて左クリックしてフォルダを作成します。
新しいフォルダを作成することができます。名前を変えてファイルの整理に役立ててください。
隠しフォルダを作成してファイルを整理する
作成できるフォルダには隠しフォルダという設定もできます。隠しフォルダとは表示設定にしていない場合はパソコン上見ることができなくなるフォルダです。通常ではパソコンを動かす上でユーザーが設定をいじってしまったり、消去してしまったりするとエラーが起きてしまうような大切なフォルダをユーザーが触れないようにするための機能です。
隠しファイルは設定一つで通常のファイルを隠しファイルに変えることもでき、他人に見られたくない情報などを隠しておく、といった用途として使われている場合もあります。
フォルダを隠しフォルダに変更する際には、隠したいフォルダを右クリックし、メニューを開きます。そのメニューの中からプロパティを選びます。
プロパティを選んだら、全般タブの中にある隠しファイルにチェックを入れます。
隠しファイルにチェックを入れたら、「OK」ボタンをクリックします。クリックすると隠しフォルダに設定しようとしている中身(サブフォルダやファイル)も非表示にするかどうかの選択肢が出ます。中身を非表示にしていない場合はファイル検索等で検索された際、隠されていないので見えてしまう可能性があります。
状況や場合によって違いを判断して選択肢から選んでください。
選択肢を選んで「OK」ボタンをクリックするとフォルダが画面から消え、隠しフォルダになります。
隠しフォルダの表示方法
隠しフォルダを表示させるためにはまずデスクトップやピクチャーなど、パソコンに最初から作成されているフォルダを開きます。
フォルダを開いたら上部にある「表示」をクリックし、表示タブを表示させます。表示タブ内にある隠しファイルにチェックを入れると隠しフォルダを表示することができます。
ここまでだとまだ隠しフォルダは半透明の状態ですが、もう一度プロパティを開き、隠しファイルのチェックを外すと完全に隠しフォルダを表示させることができます。
フォルダを削除する方法と注意点
様々なファイルやフォルダを使っていると容量の関係上。削除しようと思うフォルダや、ファイルが出てきます。そんなフォルダやファイルを削除する際、注意しなければならない点があります。その注意点について説明します。
フォルダの削除方法
フォルダを削除するためには、削除したいフォルダを右クリックし、右クリックメニューもしくはコンテキストメニューを表示させ、削除をクリックします。Windows10を使用している方は何もメッセージがなくフォルダがゴミ箱へ移動されます。
その他WindowsOSを使っている方は確認メッセージが出るという違いがありますが、Windows10では確認メッセージが出ないので注意が必要です。
削除したいフォルダを右クリックしてメニューを開き、「削除」をクリックするとそのフォルダはゴミ箱へ移動します。ゴミ箱とは削除したいファイルやフォルダなどを一時的に移す場所です。このままの状態では自動でゴミ箱内の削除などは行われません。
完全にフォルダやファイルを削除する場合、個別に削除していくか、「ゴミ箱を空にする」を押さないかぎりパソコン上から完全に削除されることはありません。ある程度ゴミ箱の容量がたまったら空にしていくとハードディスクなどの容量の確保につながります。
フォルダを削除すると中にある全てのデータ・ファイルが消える
フォルダの削除をする際に気を付けなければならないのがフォルダを削除すると中身のファイルや様々なデータも一緒に削除されてしまうことです。そのことによって大切なデータやファイルを間違えて削除してしまったりする場合も多々ありますので、フォルダを削除する際には中身を確認した後に削除をすることをおすすめします。
フォルダを活用してパソコンのファイルを整理しよう
この記事では、混合しがちなファイルとフォルダの違いや、フォルダを使ったファイルの整理、新しくフォルダの作成、隠しフォルダの使い方やフォルダを削除する際の注意点を説明しました。パソコンではファイルやデータは目に見えないので必要な時にデータが見つからない、など問題が発生しがちな点もあります。
フォルダをうまく使ってパソコン内を整理整頓し、自分に合ったパソコンの使い方をしましょう。