Windows10のコマンドプロンプトをショートカットで起動する方法を解説!

コマンドプロンプトはエンジニアや専門家たちだけのものではありません。コマンドプロンプトを駆使することで作業を効率化させましょう。ただし駆使するためにはショートカットも必要です。そのため、今回はショートカットについてもご紹介します。

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目次

  1. 1コマンドプロンプトとショートカットとは?
  2. コマンドプロンプトとは
  3. Crl+キーで色んなことができる
  4. 2コマンドプロンプトの起動方法
  5. スタートメニューから起動する方法
  6. 検索ボックスに「cmd」と貼り付けよう
  7. Explorerから起動する方法
  8. ショートカットキーで起動する方法
  9. 3コマンドプロンプトで実行可能なショートカット例
  10. 代表的な10のショートカットを設定しておこう
  11. 4コマンドプロンプトの小技
  12. 入力履歴の表示
  13. 単語ごとに移動する方法
  14. 一括削除
  15. 一時停止
  16. デスクトップへの移動方法
  17. 5コマンドプロンプトでショートカットして効率的に使おう!

コマンドプロンプトとショートカットとは?

コマンドプロンプトという言葉を聞いたことのない方でもショートカットキーという言葉を聞いたことはあるでしょう。このコマンドプロンプトを駆使することでショートカットを変更することができ、パソコンを使った処理速度を上げることができます。コマンドプロンプトを駆使するため、ショートカットを使う方法もご紹介します。

コマンドプロンプト

コマンドプロンプトとは

コマンドプロンプトとは普段はクリックやキーを使って命令する動作を文字列で命令できる機能のことです。ショートカットキーはとても便利ですが、人によってはもっとショートカットキーで可能な命令を増やしたいという場合でも、あらかじめコマンドプロンプトで命令しておけば対応することができます。

実際にWindowsでコマンドプロンプトを起動させると黒いバックグラウンドにコマンド(命令文)を入力できる画面になります。コマンドプロンプト内に入力した命令文は一定数を記憶できるため、ショートカットを増やすことになり、デフォルトの状態に加えてショートカットを使うことが可能となります。

コマンドプロンプト

オプション

コマンドプロンプトのプロパティを開くとオプションが表示されます。このオプションではカーソルのサイズやコマンド履歴、編集オプションを設定することができます

カーソルのサイズは3つのサイズから設定することができ、履歴では保存するコマンドの量やプロセス数を設定することができます。多くのショートカットを使いたい場合はコマンド量を増やすようにしましょう。

編集オプションの中はすべてチェックが入っている状態がデフォルトとなっています。チェックを外すことで該当項目を使用不能に設定できます。またテキストの選択も可能であり、行を折り返したり、一般的なショートカットキーを使えるようにできます。

コマンドプロンプト

Crl+キーで色んなことができる

さて、ショートカットキーはCrlと何かしらのキーを同時に押すことで命令された内容を実行します。コマンドプロンプトで命令している場合、ショートカットキーを使うことで工数を減らすことができます。つまり、コマンドプロンプトに色々な命令をしておけばCrl+キーで色んなことができるということになります。

一般的にCrl+Cキーでコピーであったり、Crl+Vキーでペーストと言ったショートカットキーが使えます。コマンドプロンプトを使えばそのほかの命令を実行させることができるので、パソコンでの作業工数を削減したいと考えている人は是非試してみてください。

コマンドプロンプト

コマンドプロンプトの起動方法

コマンドプロンプトを起動するためには4つの方法があります。どの方法でもコマンドプロンプトを起動させ、命令を実行することができますので好ましい方法を決めてコマンドプロンプトを駆使しましょう。なお、コマンドプロンプトでは命令内容の保存量が決まっているため無駄な命令を作らないように心がけましょう。

コマンドプロンプト

スタートメニューから起動する方法

唯一、マウスのみでコマンドプロンプトを開くことができる方法です。スタートメニューにはシステムツールが表示されますが、コマンドプロンプトもシステムツールの1つのため表示されます。コマンドプロンプトのアイコンをクリックすれば正常に起動するでしょう。

コマンドプロンプト

検索ボックスに「cmd」と貼り付けよう

システムツール一覧にすぐ表示されるときは問題ありませんが、初めて使う時などはすぐに見つけることができません。そのため検索ボックスに「cmd」と貼り付けましょう。「cmd」と貼り付けることによって、すぐにコマンドプロンプトを表示してくれます。なお、「cmd」はコマンドの略称です。

また、システムツール一覧から削除してしまった場合でも検索ボックスに「cmd」と貼り付けることですぐに表示してくれます。すぐにはコマンドプロンプトが見つからないという時には、検索ボックスに「cmd」と貼り付けることをおすすめします。

コマンドプロンプト

Explorerから起動する方法

コマンドプロンプトはExplorerからでも起動させることができます。検索ウィンドウに「cmd」を貼りつけるとコマンドプロンプトが起動する仕組みとなっています。ご注意いただきたいのは、InternetExplorerではなく、ファイルなどを確認できるExplorerの検索ウィンドウに「cmd」と貼り付けるということです。

ネットで「cmd」と検索しても、関係する記事が表示されるだけでコマンドプロンプトが起動することはありません。必ず、Explorerの検索ウィンドウに「cmd」と貼り付け、システムツールを探すようにしましょう。

コマンドプロンプト

ショートカットキーで起動する方法

コマンドプロンプトを起動させるためには「Shift」+右クリックで開かれるメニュー項目の中に「コマンドウィンドウをここで開く」があるので、これをクリックすることで表示することもできます。

しかし、Windows 10 Creators Update以降ではデフォルト表示されなくなっています。代わりに「PowerShellウィンドウをここで開く」という表示がされることになっています。

コマンドプロンプト

コマンドプロンプトで実行可能なショートカット例

コマンドプロンプトで実行可能なショートカットは多くあります。しかし、コマンドプロンプトに保存できるショートカットは量に限りがあります。そのため実行可能とはいえ、すべてのショートカットキーを登録できる訳ではありません。

コピーや貼り付けと言った基本的なショートカットキーに加え、コマンドプロンプトで実行可能、代表的な10のコマンドについてご紹介します。どのコマンドを入力するかは使う頻度と照らし合わせて判断することをおすすめします。

コマンドプロンプト

代表的な10のショートカットを設定しておこう

コマンドプロンプトを使うことで実行可能なショートカットがあります。これはすべてをコマンドで補おうとすると膨大なコードを打ち込む必要が出てきてしまい、ショートカットを貼りつけることで効果的にコマンドを打ち込めるようにするためです。ショートカットとショートカットキーは別物ですのでご注意ください。

また、コードと書式は一覧にしましたので下記の表をご覧ください。cd (chdir)では指定したパスにカレントディレクトリを変更し、dirは指定したパスのディレクトリやファイルを表示することになります。treeは指定したパスのディレクトリを関連性を重視して表示してくれます。

  コード 書式
 
1  cd (chdir) cd パス名
2  dir dir パス名
3  tree tree パス名
4  copy copy コピー元ファイル名 コピー先ファイル名
5  md (mkdir) md ディレクトリ名
6  rd (rmdir) rd ディレクトリ名
7  cls cls
8  type type ファイル名
9  more more ファイル名
10  exit exit

copyではパス名を入力することもでき、指定した内容を複製できます。md (mkdir)はディレクトリを作成し、rd (rmdir)は削除するコマンドです。typeではファイルの内容を表示してくれ、moreでは内容をEnterで一行ずつ、Spaceで1画面ずつ表示してくれます。exitを入力するとコマンドプロンプトが終了するのでご注意ください。

コマンドプロンプト

コマンドプロンプトの小技

コマンドプロンプトはエンジニアや専門家ではなくとも使いこなすことができます。しかし、使いこなすためには小技を知っておくことも必要です。なぜなら、こうした小技というのはやらなくとも可能だが、やれば作業効率が上がるからです。コマンドプロンプトをより活用してもらうためにも、この小技を覚えておいてください。

コマンドプロンプト

入力履歴の表示

カーソルの「↑」「↓」キーを入力することでコマンドの入力履歴が表示されます。同じようなコマンドを入力する際には重宝するので覚えておきましょう。また「F7」キーを押すことでそれまでに入力したコマンドを一覧表示することもできます。この一覧は保存できる量を設定で変えることができます。

コマンドプロンプト

単語ごとに移動する方法

コマンドプロンプトでコマンドを入力しているときは単語単位で修正が必要な場合があります。しかし、カーソルでその修正単語を探すのは大変です。その場合では「Crl」+左右キーを押すことで単語単位での移動が可能です。落ち着いてコマンドを処理するためにもこの小技は重要です。

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一括削除

もし、コマンドを削除したいときに量が多いと時間がかかります。こんな時におススメなのが一括削除の小技です。「Crl」キー+「Home」キーを押すことでカーソルが示している位置よりも前にある文字列を一括削除することができます。この方法は部分的に削除する場合には適さないので、削除する際には十分に確認したうえで削除してください

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一時停止

実行してしまったコマンドはデスクトップ上では確認できなくとも、処理が進行してしまいます。この処理が長くかかってしまうと、次にあるコマンドは待っていなければなりません。そのためコマンドを一時停止させるコマンドが必要となります。

「Crl」キー+「C」キーを押すことで処理を一時停止させることができます。実行前、つまりコマンドの入力中に「Crl」キー+「C」キーを押すと該当するコマンドは実行されなくなります。

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デスクトップへの移動方法

コマンド入力中にデスクトップに戻り、ファイルの確認をする場合があります。このときコマンドでデスクトップへ戻る方法があります。デスクトップへ戻る場合は「cd desktop」と入力して Enter を押すことで可能です。すべてをキーボードで済む方法を好み、デスクトップへの移動を試みている人は試してみてください。

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コマンドプロンプトでショートカットして効率的に使おう!

コマンドプロンプトでは色々な設定を行うことができ、面倒な作業をショートカットすることもできます。またデスクトップ上では難しい作業でも設定することができます。このような設定を行いデスクトップ上での作業を効率化できることが望ましいでしょう。本記事がその助けになれば幸いです。

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この記事のライター
アナグマ
ライターのアナグマです。 いろいろなガジェット記事をお届けするので楽しみにしていてくださいね。