BootCampならMacでWindows7以降のOSが使える!インストール方法を解説!

この記事では、BootCampでWindows7以降のOSをインストールするメリットについてご紹介しています。また、SierraなどBootCampを使ってWindows7以降のOSをインストールする方法や注意点についても解説しています。

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目次

  1. 1Windows7以降のOSが使える「BootCamp」とは?
  2. MacでWindowsを動かすメリット
  3. インストール前に確認すること
  4. 2BootCampでWindows7以降のOSをインストールする準備
  5. USBメモリ
  6. Windowsダウンロードするディスク
  7. Windowsのイメージファイル
  8. シリアルナンバー
  9. 3BootCampでWindows7をインストールする方法
  10. 「Bootcampアシスタント」を実行する
  11. Windowsのインストール
  12. DVDでインストールする方法
  13. アンインストールする方法
  14. 切り替える方法
  15. MacOS Sierraでインストールする方法
  16. 4BootCampでWindows7以降のOSにする際の注意点
  17. ウイルスソフトをインストールする
  18. バックアップをとる
  19. 5BootCampでWindows7以降のOSをインストールできない
  20. インストール中にエラーが発生
  21. Windows10に更新するにはディスクイメージで対処
  22. 6BootCampでWindows7以降のOSを使うことができる!

Windows7以降のOSが使える「BootCamp」とは?

国内に流通しているコンピューターで莫大なシェア率を誇っているOSが、MacとWindowsです。最近では、これらのMacとWindows両方に対応しているアプリケーションやソフトウェアが販売されることが多くなりました。

しかし、MacとWindowsの間に互換性はないため、Mac版でのみ販売されているソフトウェアはWindowsでは使うことができず、Windows版でのみ販売されているソフトウェアも同様にMacで利用することができません

ですが、「BootCamp」というアプリケーションを使うことで、MacでWindows7以降ののOSを起動することが可能になります。

BootCampとは、Appleによって開発されたMacでWindowsを起動するためのソフトウェアで、Macのハードディスク内に領域を確保しておくことで、Windows7以降のOSをインストール、起動することを可能にしてくれます。

MacでWindowsを動かすメリット

MacでWindows7以降のOSをインストールすることで、主に3つのメリットがあるので、それぞれご紹介していきます。まず1つ目は、「Mac非対応のソフトウェアを使用可能」であることです。

Windowsでのみ利用可能なソフトウェアは、Macが普及してきた現在でも少なくありません。特に、会計ソフトやゲームなどのソフトは、主にWindows版のみ販売されていることが多いため、Windowsのコンピューターを用意する必要がありました。

しかし、MacにWindows7以降のOSをインストールしておけば、一台のパソコンでMacとWindowsの両方のソフトウェアやアプリケーションを使うことができるようになります

MacにWindows7以降のOSをインストールする2つ目のメリットは、「コンピューターのコストとスペースを大幅に削減した状態でMacとWindowsの2つのOSを使うことができる」という点です。

MacとWindowsの2つのOSを利用したい場合、本来であればWindowsのコンピューターを購入する必要があり、コストがかかってしまいます。また、MacとWindowsの両方のコンピューターを置くスペースも必要となってしまいます。

ですが、BootCampを利用してMacにWindows7以降のOSをインストールしてしまえば、コンピューターを新しく購入する必要もなくなるため、大幅なコストとスペースの節約が可能です。

最後にご紹介するMacにWindows7以降のOSをインストールするメリットは、「用途別にOSを使い分けることができる」という点です。

基本的に、MacのOSはグラフィックやミュージック、WindowsのOSは事務的な作業に向いていると考えられています。ですので、1つのコンピューターに2つのOSを取り込んでおけば、用途に向いた使い分けが簡単にできるようになります

インストール前に確認すること

実際にBootCampを利用してWindows7以降のOSをインストールする際、確認しておくべき項目がいくつかありますので、ご紹介していきます。まず1つ目は、「Macが対応しているか」を確認しましょう。

MacでWindowsのOSを利用する際、Intel製のCPUが搭載されていないとWindowsが利用できない事態が起きてしまうため、アップルマークをクリックし、「このMacについて」を表示、「プロセッサ」の欄にIntelの文字が入っているかを事前に確認しておきましょう。

Intel確認

BootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する際の2つ目の確認事項は、「ファームウェアを更新しておく」ことです。BootCampを利用するしないに関わらず、ファームウェアは常に最新にしておくと便利です

ファームウェアを更新する際には、「このMacについて」からソフトウェア・アップデートを選ぶと更新が可能です。

ソフトウェアアップデート

BootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する時の3つ目のの確認事項は、「空き容量を確保しておく」ことです。Windows7以降のOSをインストールし、ソフトウェアを利用したい場合には、十分な容量がないとインストールができないので、あらかじめ容量を確保しておきましょう。

ストレージの容量確認も、アップルマークから確認することが可能なので、容量が足りない場合には不要なファイルやフォルダを削除しておきましょう。

ストレージ確認

BootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する際の最後の確認事項は、「Widows OSを準備しておく」ことです。WindowsにはHomeやProなどのバリエーションがありますが、特にこだわりがない場合は最新版のWidows OSを準備しておくのがおすすめです。

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BootCampでWindows7以降のOSをインストールする準備

続いて、実際にBootCampを利用してMacのコンピューターにWindows7以降のOSをインストールするために必要な準備についてご紹介します。

USBメモリ

1つ目のBootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する際に準備する必要があるものは、USBメモリです。「USBメモリ」はWindowsのイメージファイルをダウンロードする際に必要となります。容量は最低でも4GB以上あるものを選んでおくと容量の心配をすることなくダウンロードか可能です。

Windowsダウンロードするディスク

2つ目にご紹介する、BootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する際に準備しておく必要があるものは、「Windowsをダウンロードするためのディスク」です。通販サイトやネット上でのオークションで売られていることもありますが、安全性を考える場合には正規の入手方法で購入しておくことが無難です。

Windowsのイメージファイル

続いてご紹介するBootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する際に必要となるものは、「Windowsのイメージファイル」です。ISOイメージファイルを使うことで、BootCampでWindows7以降のOSをMacにインストールすることができるので、イメージファイルはUSBに入れて利用します。

シリアルナンバー

最後にご紹介するBootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する際に準備しておくべきものは、「シリアルナンバー」です。ダウンロード用のディスクがない場合に、正規のシリアルナンバーを持っていれば、ISOイメージファイルを公式のサイトからダウンロードすることもできます

BootCampでWindows7をインストールする方法

上の項目では、BootCampを使ってMacでWindows7以降のOSを起動する際に準備しておくべきものについてご紹介しました。続いて、実際にBootCampでMacにWindows7をインストールする方法についてご紹介します。

「Bootcampアシスタント」を実行する

まずはじめに、アプリケーションのフォルダから「ユーティリティ」を選択し、BootCampのアプリケーションを起動させます。アプリケーションを起動させたら、チェック画面まで進み、「Windows7 またはそれ以降のバージョンのインストールディスクを作成」と、「Windows7 またはそれ以降のバージョンをインストール」にチェックを入れます。

ユーティリティ画面

続いて、ディスクを使わない場合には「ISOのイメージ選択」をします。こちらはすでに設定されていることが多いです。続いて、ISOのイメージファイルの保存先をUSBメモリに設定し、USBをコンピューターに接続させておきます。

インストール用のUSBの中身は空にしておかないと、もともと入っていたデータが消えてしまうので、空のUSBを基本的には利用しましょう。

USBを接続したら、「続ける」を押してフォーマットを開始します。その後、Windowsのサポートソフトウェアなどが保存されていきますので、パスワードを入力し、「ヘルパーを追加」をクリックし、「パーテーションを作成」で、割り当てる容量の調節をします。

Windowsのインストール

パーテーションの調整が完了したら、「インストール」のボタンを選択すると、パーテーションの作成が開始するので、この作業が完了したら、コンピューターが再起動し、インストールが開始されます

DVDでインストールする方法

DVDでWindowsをインストールする際には、BootCampを起動した際のチェック項目に進んだ際、「最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード」のみにチェックを入れてインストールを進めていきます。インストールする際にはアシスタントの案内に従って行いましょう

アンインストールする方法

Windowsをアンインストールする際には、BootCampを起動し、チェック項目内にある「Windows7 またはそれ以降のバージョンを削除」という欄にチェックを入れ、アシスタントの案内に従ってWindowsのアンインストールが可能です。

切り替える方法

システム環境設定

MacからWindows7以降のOSに切り替える場合には、アップルマークをクリック、「システム環境設定」を開き、「起動ディスク」を選択、BootCamp Windowsを選択した状態にして再起動を行うことでWindows7以降のOSへの切り替えが可能です。

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MacOS Sierraでインストールする方法

続いて、MacのOS SierraのBootCampにWindows7をインストールする方法についてご紹介します。Sierraでは初めはWindows10しかインストールすることができませんでしたが、Sierraユーザーの要望により、アップデートされた最新のSierraではWindows7と8もインストールできるようになりました

Sierraを使ってWindowsのOSをインストールする際も、上記と同じ方法でSierraでのインストールが可能ですが、Sierraを使ってWindows7か8をダウンロードしたい場合には、Sierraを起動したらこれらにチェックを入れましょう

BootCampでWindows7以降のOSにする際の注意点

続いて、BootCampでWindows7以降のOSにする際の注意点についてご紹介します。こちらの注意点を確認しておくことで、安全にWindowsを利用できないなどのトラブルを回避することも可能ですので、確認しておきましょう。

ウイルスソフトをインストールする

BootCampでWindows7以降のOSにする際のまず1つ目の注意点は、「ウイルスソフトをインストールしておく」ことです。ウイルスソフトをインストールしておかないと、脆弱性からウイルスがコンピューターに入り込み、安全に利用することができないといった事態に陥る可能性があります。

特にWindows7はサポート終了が近づいているため、ウイルスソフトのインストールは必須となるので、忘れずにウイルスソフトをBootCampのWindowsにインストールしておきましょう。

バックアップをとる

続いてご紹介するBootCampでWindows7以降のOSにする際の注意点は、「バックアップをとる」ことです。バックアップを定期的に行っておけば、何かが起きた時にデータなどを失う可能性が低くなります

また、Macで大きな変化を与える作業や操作をする際には、事前に必ずWindowsのバックアップをとっておきましょう。

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BootCampでWindows7以降のOSをインストールできない

最後に、BootCampでWindows7以降のOSをインストールできない場合の対処法についてご紹介します。Windows7以降のOSをうまくインストールできない場合にはこれからご紹介する方法で対処してみてください。

インストール中にエラーが発生

Windows7をインストール中にエラーが発生してしまい、WindowsのOSをインストールできない場合には、BootCamp Support Softwareに問題がある可能性があるので、インストールできない場合にはこちらを前のバージョンに置き換えます

BootCampのソフトウェアを置き換えする際には、USBに保存されているフォルダを、フォルダごと以前のバージョンに置き換え、再インストールしましょう。

Windows10に更新するにはディスクイメージで対処

続いて、BootCamp上のWindows7をWindows10に更新できない場合の対処法についてご紹介します。Windows10にアップデートができない場合には、Winodows10のディスクイメージをダウンロードし、「ツールを今すぐダウンロード」を選択します。

選択したら、「実行する操作を選んでください」の画面に進み、「このPCを今すぐアップグレードする」を選び、次へのボタンを押すとアップグレードが可能になります。

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BootCampでWindows7以降のOSを使うことができる!

ここまで、BootCampとは何か、Windows7以降のOSをMacのコンピューターにインストールするメリットについてご紹介しました。また、実際にインストールする際に必要となるものやSierraなどインストール方法について、そしてインストールがうまくできない場合の対処法についてもご紹介しました。

WindowsとMac両方のOSを1つもコンピューターにインストールしておくと、作業の幅が広がったり、コストやスペースの節約も可能なので、ぜひ活用してみましょう。

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この記事のライター
nyamy19