テレワークでのオンラインのWeb会議システムでは、ZoomとSkypeを比較するとどちらがいいのでしょうか。この記事では、オンラインミーティングで利用する場合のZoomとSkypeの違いや、それぞれのデメリットなどについて比較して詳しく解説します。
テレワークで仕事や勉強を進める人が増える中で、オンラインで利用できるWeb会議システムは、ZoomとSkypeのどちらがいいのか迷う人が増えています。この記事ではZoomとSkypeを比較してみて、どのような違いがあるのか詳しく解説します。
まずはZoomの特徴について解説します。Zoomはアメリカの企業が開発した、Web 会議システムです。多くのデバイスをオンラインで接続し、ビデオ会議ができるシステムです。ビデオ通話の他にも、チャットや画面共有などの機能で、会議を円滑に進めることができます。
Zoomには無料プランと有料プランがあります。有料プランにはいくつかのプランがありますが、どのような機能の違いがあるのか下記の表でご覧ください。
無料 | プロ | ビジネス | 企業 | |
月額料金 | 0円 | 2,000円 | 2,700円 | 2,700円 |
ミーティングへの参加可能人数 | 100人 | 100人 | 300人 | 500人 |
3人以上のミーティングの時間制限 | 40分まで | 24時間まで | 24時間まで | 24時間まで |
録画方法 | ローカル録画のみ | ローカル録画 クラウド録画(1GB) |
ローカル録画 クラウド録画(1GB) |
ローカル録画 クラウド録画(無制限) |
ドメイン管理・管理用ダッシュボード | 利用不可 | 利用不可 | 利用可 | 利用可 |
一方のSkypeは、インターネット電話サービスとして開発されたものです。Zoomと比較すると歴史は長く、2003年からサービスを開始しています。Skype同士なら完全無料で通話ができるということで、世界中で使われています。現在は、1対1の音声通話だけではなく、大人数でのビデオ通話も可能なので、Web会議システムとしても利用されています。
インターネットに接続している端末で、Skypeによるビデオ通話をするのは全て無料でできます。Skypeでのビデオ会議に必要なものは、スマホやPCをインターネットに接続するための通信料だけです。Webミーティングを行うにあたっての必要な機能も全て無料で利用できます。
Skypeで料金が必要になるのは、Skypeから固定電話や携帯電話番号に電話を掛けるときです。電話料金は次の通りです。
発信先 | 通話料金 |
国内の固定電話 | 2.26円/分 |
国内の携帯電話 | 10.81円/分 |
国内のIP電話 | 3.59円/分 |
SMS1件 | 7.59円/分 |
国内の携帯電話以外の世界へ無制限で掛ける | 1675円/月 |
ZoomもSkypeもビデオ通話システムを利用して、Web上のオンラインミーティングができるアプリです。しかし、比較してみると、その使い勝手などは大きく違います。こちらではZoomとSkypeの違いを細く比較してみましょう。
通信量に制限のあるスマホのモバイルデータ通信で接続している場合には、Web会議で消費するデータ通信量が大きな問題となります。また、仕事をする上では通話品質もある程度に保たれないと困ります。
Zoomは通話品質が比較的良いのに、データ通信量が少なくてすむと話題でした。しかし、Skypeのデータ通信量と比較してみると、実はZoomはそれほどデータ通信量が少ないわけでもありません。
細い比較は下記のリンクで詳しく解説しているので、よろしければご覧ください。
Web上でオンラインミーティングを行う場合には、会議に一度に参加できる接続可能台数も重要なポイントです。
Zoomは無料プランでも最大100名まで同時接続が可能です。一方でSkypeでは、今までは25人まででしたが、2020年4月に最大50名まで増えました。50名を超える参加者がいる場合にはZoom一択です。
会議では様々な資料を共有したり、ホワイトボードへの板書が必要になります。Web会議に必要な機能を比較すると、ZoomとSkypeではZoomに軍配が上がります。
Zoomにはホワイトボード機能や、面談や部署ごとの仕事などに利用できるブレイクアウトルームなどの機能が充実しています。ビデオ通話以外の機能を使いたいのなら、Zoomの方がおすすめです。
ZoomとSkypeを比較した場合のそれぞれのメリットとデメリットにはどんな点があるのか解説します。
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