Windows7が重い、遅いと感じるようになったら高速化することはできないのでしょうか。この記事ではWindows7の設定でPCを軽量化して高速化する方法について詳しく解説します。軽くなったPCでサクサク快適作業をしましょう!
Windows 7が登場してすでに10年が経ちました。無償での Windows 7への Windows Update の提供打ち切り時期まであと1年を切りましたが、今だに使われているすべての OS の約3割が Windows 7だといわれています。
しかし、 Windows 7を搭載している PCはすでに製造からかなりの年数が経ち、動作が遅い、重いという悩みを持っている人も少なくありません。 Windows 7の PC の動作が遅い、重いという状態になってしまうのはどのような原因があるのでしょうか。
PC が重い、遅いという症状が出る原因には、まずはハードウェア的な問題が原因のことがあります。
ハードウェアが原因で Windows 7の PC が遅い、重いといった症状になる原因の1つがパーツが古くなってしまった、ということが考えられます。 PC には沢山の部品が使われていますが、長い期間 PC を使い続けていると、CPUやメモリ、HDDの処理速度はどうしても落ちてきます。
スペックが高いものを入れていたとしても、部品の経年劣化は防ぐことができません。自作 PC であれば自分で部品を必要に応じて交換することもできますが、時間がたてばたつほど使える部品を見つけるのが大変になってきます。
Windows 7の PC を購入した時には、メモリの容量は十分であっても、長く使い続けているうちに、インターネット上の環境や使用するソフトウェアの動作はどんどんと向上していきます。
長年使っているうちに、購入時には10分であったメモリの容量では足りなくなる上に、経年劣化もしてきます。メモリの容量が不足することで Windows 7の PCの動作が遅い、重いといった状態になることも考えられます。
長年使っている Windows 7が重い、遅い状態になってしまう原因にはハードウェア的な要因のほかにソフトウェア的な要因もあります。
Windows7のOSの設定が原因で遅くなっていることがあります。Windows7では見た目のデザインを良くするための視覚効果など、実際にPCを利用する上では必要がない細かい設定がいろいろとなされています。
購入した時にはあまり気にならなかったものでも、長年使っているうちにソフトウエアやファイルが増えたことで、OSの設定が邪魔になり、PCを重い、遅い状態にしてしまっていることが考えられます。
必要ないソフトをインストールしすぎているのもPCが重い、遅い状態になる原因になります。特に常駐ソフトがたくさん動作していると、常にメモリやCPUが使われている状態になってしまうので、PCが重くなってしまいます。
Windows7自体が、もともとの設定でWindows XPと比べると遅い状態にしてある、というのも1つの原因かもしれません。特にもともとのPCのスペックが低い場合には、最初から遅い、重いと感じていた人も多くいたようです。それが使い続けているうちに、どんどんと遅くなっていき、我慢できないレベルにまで来てしまった、ということも良くあります。
Windows 7を軽量化して動きを軽くするための高速化の対策についてここからみていきましょう。まずはハードウェアの対策で PC を軽量化して高速化する方法についてみていきます。
ハードウェアの対策で PC を高速化する方法には、ハードディスクを SSDに交換するという方法があります。
SSDというのは、ハードディスクと同じ PC の記憶装置ですが、電力消費が少なく発熱しにくいという特徴があります。読み込みや書き込みの動作も早くて軽いことから、ハードディスクから SSD に交換するだけでもPCの動きが軽くなり、高速化することができます。
ハードウェアの対策で PC を高速化する方法には、RAIDを構築する、という方法があります。RAIDというのはハードディスクをいくつも組み合わせて、1台の時よりも高速化、軽量化を図るというものです。
HDDだけではなく、SSDを組み合わせることもできます。PCの起動にはSSDを使い、大容量記憶媒体としてHDDを利用するようにすれば、PCが劇的に早くなります。
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