一般に市販されているWindows10のPCはメモリ4GBのものが多いのですが、メモリ4GBではWindows10を快適に利用するスペックとしては少ないという声もあります。この記事では、Windows10の必要メモリについて解説します。
市販されているWindows10のPCの多くは、メモリ4GBですが、メモリ4GBではWindows10を快適に操作するのはスペックが少ないという声があります。
実際のところ、Windows10を利用するのにメモリ4GBで本当に足りるのか、スペックが少ないのか、この記事ではWindows10で一般的なメモリ4GBについて詳しく解説します。
Windows10を利用するのを、メモリ4GBで足りるのか足りないのかといったら、それは人それぞれと言うしかありません。PCの使い方によって、メモリ4GBでは足りないという人もいますし、メモリ4GBでも十分足りるという人もいます。どのような使い方なら、メモリ4GBでも十分に足りる、どのような場合にメモリ4GBでは少ないのか、この後で詳しくお伝えします。
そもそもメモリとはどのようなものなのか解説します。メモリとは、一時的に記憶を保存するもので、作業台の役割を果たしているものだと考えてください。メモリのスペックが十分で、作業台が広ければ一度にたくさんの作業を同時並行で実行できます。
逆に、メモリのスペックが少ない時には作業台が狭くて、一度に広げられる作業の量が少なくなります。Windows10で一度に開くソフトの数が多いときや、負荷の高いゲームや動画処理ソフトを利用する時には、メモリのスペックが高いWindows10のPCを利用することをおすすめします。
Windows10には32bit版と64bit版があります。32bit版と64bit版ではそれぞれ推奨されているメモリのスペックが決まっています。32bit版のWindows10ではメモリのスペックは最低1GBで、最大4GBまでです。32bit版では4GBを超えては増設できません。
64bit版のWindows10のメモリのスペックは最低2GBで、上限はWindows10 Homeが128GB、その他のWindows10が2TBとなっています。しかし、64bit版でもPCのメーカーや機種によってメモリの上限スペックは決まっているので、上限はこの限りではありません。
Windows10で一般向けに市販されているPCの多くはメモリ4GBですが、メモリ4GBでは少ない場合があります。いったいどのようにWindows10を使うと、メモリ4GBでは少ないのか、具体的にお伝えします。
PC用のゲームでよく遊ぶ場合には、最低でもメモリ8GBのPCを用意した方が安心です。ゲームの中には、解像度が低くてメモリ4GBでも快適に遊べるものもあります。しかし、現在発売されているゲームも多くが、高度なグラフィックを使っていて、メモリ4GBでは少ないでしょう。できれば最低でも8GBあったほうが快適にプレーできます。
家族の写真やビデオを編集する程度ならメモリ4GBでも問題はないでしょう。しかし、家族写真でもかなり凝った編集をしたい方や、趣味や仕事で少し本格的な動画や画像の編集をPCで行いたい場合には、メモリ4GBでは不安です。最低8GBのPCを用意した方がいいでしょう。
例えば、Webサイトで情報を調べながら、Excelでデータの解析をしつつ、Wordでレポートをまとめて、バックグラウンドでBGMを流している、といったPCの使い方をすることもあるでしょう。
同時に複数のアプリを起動して作業する必要がある場合には、メモリ4GBではスペックが少ないでしょう。8GBか、利用するアプリのスペックによっては16GBあっても良いかもしれません。
PCのブラウザで大量にタブを開いて作業することもあります。PCでブラウザを大量に開く必要がある場合も、メモリ4GBでは少ないでしょう。
1 / 3
続きを読む