AirplayでWindowsPCにiPhoneやiPadの画面をミラーリングして表示する方法を解説！

iPhone、iPadの画面よりも大きなWindowsPCの画面で見たいと感じたことはありませんか。

iOSデバイスで使っているアプリなどを利用し、プレゼンテーションなどをする、iOSデバイスのアプリゲームの実況など、使い方は様々です。iPhone、iPadに搭載されているAirPlayを使って、WindowsPCの画面にiPhone、iPadの画面を出力し、表示する使い方を説明します。

AirPlayとは、iPhone、iPadに搭載されている機能の一つで、iPhoneやiPadの画面をテレビなどほかのデバイスに出力する機能です。iPhoneやiPadのAirPlay出力はAppleTVや、Macなどでしか利用ができないと思われている方が多数いると考えられますが、現在ではWindowsPCの画面へ出力し、表示することが可能になりました。

iPhoneやiPadを使ってWindowsPCの画面に出力し、表示するためには２つの条件が必要になります。AirPlayに対応したiPhoneやiPad、同一のネットワークに接続しているWindowsPCなどのミラーリングの受信側のデバイスと、ミラーリング表示を発信するためのiOSデバイスの2種類が必要になります。

AirPlayを使ってWindowsPCにミラーリング表示するためには、AirPlay機能を持ったiPhone、もしくはiPadが必要になります。AirPlay機能を搭載しているiPhone、iPadは以下のシリーズになります。
 

• iPhone 4S以降の端末
• iPad 2以降の端末
• iPad mini、もしくはそれ以降の端末
• iPod Touch 5+以降の端末

AirPlayを使ってWindowsPCにミラーリング表示するためには、iOSデバイス側にアプリなどを別途ダウンロードをする必要はなく、そういった点では無料で使えます。しかし、ミラーリングをする際に気を付けなければならないのは、iOSデバイスと、WindowsPCが同一のWi-Fiに繋がっている事が重要になります。

違うWi-Fiに設定している場合、ミラーリングを行いたいデバイスを同じWi-Fiに設定しましょう。

AirPlayをWindows搭載パソコンに、無料でミラーリングするためには準備が必要になります。その準備に必要なソフトと、それをダウンロードし、インストールするための方法を説明します。

まず、ミラーリングしたいWindowsPCにLonelyScreenという無料アプリをダウンロードします。ダウンロードするためにはまず、緑のボタンを右クリックします。

緑のボタンを右クリックすると、Windows向けの無料アプリのダウンロード画面へ移行します。ダウンロードをすると、セキュリティ警告が現れますが、許可をし、ダウンロードをして、インストールを行ってください。ライセンス料金が表記されていますが、フリートライアル利用になるため、無料でアプリを利用することが可能です。

AirPlayをWindowsPCで利用するためにLonelyScreenを無料ダウンロードし、インストールを完了させ、ミラーリングを実際に使うための設定を行います。ミラーリングをするためのLonelyScreenの使い方と、iPhone、iPadなどiOSデバイスの使い方を説明します。

LonelyScreenの使い方について、まずWindowsPCのAirPlay設定を行います。上記のようにファイアウォールなどセキュリティの対策状況によってLonelyScreenが利用できない場合も考えられます。

そういった場合、ファイアウォールなどを始めとしたセキュリティの対策状況を確認し、LonelyScreenを利用できるようにセキュリティなどの設定を変更します。

セキュリティの設定など、問題が解決するとLonelyScreenを扱えるようになります。右下の矢印を右クリックすると隠れていた録画ボタンが現れます。この赤いボタンを右クリックすると、ミラーリングをしているiPhoneなどiOSデバイスの動作などを動画として撮影することが可能です。

録画の終了も同じく赤いボタンを右クリックすることで録画を終えることができます。録画した動画は特にインストール中に変更などしていない場合はWindowsPCのビデオフォルダに保存され、動画再生アプリなどで再生することが可能です。

iPhone、iPad側からのAirPlayの設定は、コントロールセンターを開き、AirPlayミラーリングのボタンをタップすると、ミラーリングの設定が行えます。コントロールセンターの開き方や使い方はiPhoneのiOSのバージョンによって異なりますので注意が必要です。

コントロールセンター内にあるAirPlayミラーリングをタップすると、繋げるミラーリング先を選択できます。この場合、LonelyScreenを選ぶと、WindowsPCとiPhoneのミラーリングを開始させることが可能になります。

ミラーリングに成功した場合のLonelyScreenの画面です。iPhoneを動かすとLonelyScreenにミラーリングされたiPhoneの画面が動きます。アプリゲームの動画撮影や、アプリを利用したプレゼンテーションなど、様々な使い方ができることがiPhoneを始めとしたiOSデバイスとWindowsPCのミラーリングです。

iPhoneを始めとしたiOSデバイスと、WindowsPCのミラーリングを切りたい場合は、もう一度コントロールセンターを開き、AirPlayミラーリングをオフのボタンをタップすることでミラーリングを終えることが可能です。

上記ではAirPlayミラーリングを利用し、WindowsPCの画面へ表示させる使い方や、録画機能、ミラーリングの終了方法などを説明しましたが、AirPlayを使ってミラーリングを行おうとした際、WindowsPCの画面にiOSデバイスの画面がミラーリングできない時の対処法を説明します。

AirPlayを使ってミラーリングを行えない場合、AirPlay対応のデバイスに電源が入っているか確認しましょう。これはWindowsPCだけではなく、ほかのデバイスとミラーリングする際にも気を付けなければならない点の一つです。

AirPlayを使ってミラーリングを行おうとし、失敗した際によく見落としがちになってしまうことの一つに、各種デバイスのバージョンアップを行っていないことによる不具合です。AirPlayを使ってミラーリングを行う際はiPhoneを始めとしたiOSデバイス各種のバージョンを最新にしておくことが大切です。

AirPlayを使ってミラーリングをするための2つの条件のうち、1つは同じWi-Fiを利用しなければなりません。ミラーリングを行おうとし、失敗する場合は同じWi-Fiを利用しているかどうかの確認が大切になります。

AirPlayを使ってミラーリングを行う際、上記の解決策を試しても解決せず、ミラーリングがうまくいかない場合、AirPlay自体の設定が制限されている場合があります。AppleTVやその他Appleデバイスの場合、使用できるユーザーに制限がかかっている場合が考えられます。

Macまたは、Windowsを利用している場合、「このホームを利用している人だけ」が選択されている場合は、AirPlayでHomePadを利用できなくなっています。そういった場合は権限を解除してもらう以外に解決方法はありません。

この記事ではiPhoneを始めとしたiOSデバイスとWindowsPCをAirPlayでミラーリングすることで、アプリの録画や、プレゼンテーション、iPhoneなどで撮影した動画などをパソコンの大きな画面で視聴するなど、多彩な使い方の可能性が広がっていると考えられます。AirPlayを使ったミラーリングを手軽に扱い、様々な用途に利用してください。