Windows7が重いと感じたら、メモリ解放をするといいでしょう。Microsoftの純正メモリクリーナーを利用すると簡単に安全にメモリ解放することができます。この記事ではWindows7のメモリ解放の方法について詳しく解説します。
Microsoftからのセキュリティ更新プログラムの提供終了まで残り1年を切ったWindows7ですが、いまだに3割ほどの人が使い続けています。史上最高のOSの呼び声も高かったWindows7の使い勝手がそれだけいいということでしょう。
企業向けでは有償で2023年までのサポートも提供されるということで、まだまだwindows7を使い続ける人も少なくないようです。
そんなwindows7ですが、使っていると突然動きが重い状態になってしまうことがあります。Windows7の動きが重い時には、メモリ解放をすると良いので、この記事ではWindows7でメモリ解放を行う方法についてみていきましょう。まずはどうしてWindows7のPCが重い状態になってしまうのか、その原因を見ていきましょう。
Windows7のPCが突然重い状態になってしまった時に考えられる原因には、メモリの空き容量が不足していることが考えられます。PCのメモリというのは、例えてみると仕事をする時の作業台です。作業台が広く人がたくさんいれば、一度に多くの仕事を広げて同時進行で仕事を進めることができます。
しかし、作業台のスペースが狭ければ、人や材料は充分でも同時進行でたくさんの作業を進めることはできません。同時に複数のソフトを起動させてPCを使う場合には、メモリに十分な空き容量が無いとPCが同時作業を進めることができません。前のタスクが終わるまで、次のソフトが待機する状態になるので、PCが重くなったように感じてしまいます。
Windows7のPCが重い状態になる原因には、CPUに余裕がなくなってしまう状態ですCPUというのは人間で言う脳に当たる部分で、PC上で行われるすべての計算処理、つまり作業を進行させています。CPUのスペックが高ければ一度に同時進行で多くの作業をこなせますが、スペックが低ければ前のタスクが終わるまで次のアプリが待機している状態になります。
CPUを特定のアプリケーションが独占して使ってしまっていると、待機しているアプリが動けなくなるので、Windows7のPCが重くなってしまったように感じるのです。
CPUのスペックはPCを購入した時に決まるものなのでどうしようもありませんが、Windows7ではメモリ解放をすることで、メモリの容量に余裕を持たせることができます。Windows7のPCがメモリ解放が必要な状態かどうかを判断するにはどうしたらいいのでしょうか。
メモリ解放が必要な状態かどうかを確認するためには、タスクマネージャーを起動させてCPUとメモリの使用状況を調べましょう。タスクマネージャーの起動方法は「Ctrl+Shift+Delete」を同時に押すことで起動することができます。タスクマネージャーを起動させたら「パフォーマンス」を開きましょう。
すると上の画像のように、CPUとメモリの利用状況がわかります。CPUの利用率が100%に近い場合には、CUPを占有しているアプリケーションがあるはずです。「プロセス」を開いて「CPU」をクリックすると、CPUを占有している順にアプリが並び替えられます。
停止した方がいいアプリがあれば停止して、Windows7のPCが重い状態が改善されるかどうか確認してみましょう。
CPUやメモリがいっぱいいっぱいになってしまい、PCが重くなってしまっている場合には、PCを再起動することが最も簡単な対処法です。PCを再起動することで、PC上で動いているアプリが全てリセットされるので、CPUもメモリも解放されるためです。
しかし、何か作業をしている時にPCに再起動を掛けるのは現実的な対処法ではありません。そこでおすすめなのがメモリ解放してくれるクリーナーソフトを利用することです。
メモリ解放のクリーナーソフトというのは、実行するだけで再起動したのと同じようにメモリを解放する効果のあるソフトのことです。ここからはMicrosoft純正のクリーナーソフトについてみていきましょう。
Microsoftから純正で出ているメモリ解放のためのクリーナーソフトは「empty.exe」というものです。メモリ解放するためのソフト自体が重ければ意味がないのですが、この純正ソフトはとても軽量で、インストールしてもHDDの容量はほとんど使用せずに、使い心地も軽いのが特徴です。
メモリ解放ソフトにはいろいろなものがありますが、Windows7に使うのならMicrosoft純正の「empty.exe」をおすすめします。
32bitのWindows7を使っている場合、どんなにメモリの容量を増設しても3.75GBまでしかメモリを利用することができません。32bitのWindows7でメモリの容量が必要な作業をしている人は、メモリ解放の必要性が64bitよりも32bitの方がはるかに高いと言えるでしょう。
このMicrosoft純正の「empty.exe」はWindows7でも64bitだけではなく、32bitでも使うことができます。32bitのWindows7で動作が重いのに悩んでいる人は、ぜひ32bitでも使える「empty.exe」を使ってみましょう。
32bitでも64bitでもWindows7でメモリ解放することができるクリーナーソフトの「empty.exe」の具体的な設定方法についてここからみていきましょう。
「empty.exe」は「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」の中に含まれているツールです。Windowsサーバーを管理するためのツールですが、Windows7のPCでも利用することができます。まずはMicrosoftのこちらのページから「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」をダウンロードします。
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