Pawoo(パウー)というSNSアプリをご存知でしょうか?自由度の高いコミュニティ環境が話題を呼び、ユーザー数が急増しています。Pawooとはどのようなサービスなのか?Twitterとは何が違うのか?Pawooのメリット・デメリットや使い方などをまとめました。
FacebookやTwitterなどのSNSは、今やインターネットユーザーにとって必要不可欠なコミュニケーションツールです。SNSを介して、世界中のユーザーとつながることが出来ます。
定番のSNS以外のサービスも使ってみたいという方におすすめなのが、「Pawoo(パウー)」というSNSです。一般的なSNSとは一線を画すユニークなシステムで運営されており、特に日本のネットユーザーの間で話題を呼んでいます。
Pawooとはどのようなサービスなのか、Pawooの概要を解説していきます。
Pawooは、イラストコミュニケーションサービスでお馴染みのPixiv(ピクシブ)株式会社によって運営されているマストドン(Mastodon)のインスタンスです。2017年4月に開設され、2019年時点でユーザー数が53万人を突破、累計投稿数も2,800万を超える盛り上がりを見せています。
「マストドン」や「インスタンス」という言葉を聞いても、何のことだかピンとこない方が多いでしょう。両者を簡単に説明すると、以下のようになります。
大雑把に言えば、Pawoo=Pixivによって運営されているSNSということになりますが、Pawooのようなマストドンのインスタンスには一般的なSNSとは大きく異なる点がいくつかあります。
Pawooはpixivと連携していることもあって認知度が高く、数あるマストドンのインスタンスの中でも世界最大規模のシェア率を誇っています。
ちなみに、マストドン(Mastodon)という名称は、ソフトウェア開発者の好きなメタルバンドの名前に由来しています。(本来は約11,000年前に絶滅した原始的なゾウのこと。)
また、Pawooという名前は「パオー」というゾウの鳴き声を意味しており、鳥の鳴き声(tweet)をサービス名にしたTwitterへの対抗意識が表れています。
PixivはPawooの他にも音楽に特化した「Pawoo Music」というマストドンインスタンスを展開していましたが、残念ながら2019年8月31日の15時をもって閉鎖されることが決定しました。
Pawooは、「創作活動や自由なコミュニケーションを楽しめる場」として提供されているサービスです。pixivと連携していることもあって、多くの絵師から支持されています。
Twitterは「テキスト」、Instagramは「写真」がメインのSNSと言われていますが、その点ではPawooは「イラスト」がメインのSNSと言えるでしょう。「おすすめユーザー」をチェックすると、様々な人気絵師のアカウントが表示されます。
マストドンのインスタンスであるPawooは、どのようなコミュニケーションツールとして機能しているのでしょうか。Pawooのメリット・デメリットを見ていきましょう。
マストドンのインスタンスであるPawooは、世間の幅広い話題・趣味を対象としている一般的なSNSとは異なり、最初から特定の分野のみに照準を合わせています。独立型SNSゆえに、以下のようなメリットが実現されています。
PawooはPixivの関連サービスなので、純粋にイラスト好きな人が多く集まります。自分のイラストを見てもらいたい、素敵なイラスト・絵師を発掘したい、という使い方が主流であり、Twitterのように有名な絵師や作品に対してわざとケチをつけて目立とうとする荒らしが比較的少ない特徴があります。
マストドンのインスタンス(サーバー)には100近い種類があり、それぞれ政治・スポーツ・ゲームなどの分野ごとに細分化されています。人間は自分と同じ趣味を持っている人と仲良くなりやすいため、初見でも気軽にコミュニティ活動に参加できる魅力があります。
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