Pawooとはどんなアプリ?使い方やTwitterとの違いを解説!
Pawoo(パウー)というSNSアプリをご存知でしょうか?自由度の高いコミュニティ環境が話題を呼び、ユーザー数が急増しています。Pawooとはどのようなサービスなのか?Twitterとは何が違うのか?Pawooのメリット・デメリットや使い方などをまとめました。
目次
Pawooとはどんなアプリ?
FacebookやTwitterなどのSNSは、今やインターネットユーザーにとって必要不可欠なコミュニケーションツールです。SNSを介して、世界中のユーザーとつながることが出来ます。
定番のSNS以外のサービスも使ってみたいという方におすすめなのが、「Pawoo(パウー)」というSNSです。一般的なSNSとは一線を画すユニークなシステムで運営されており、特に日本のネットユーザーの間で話題を呼んでいます。
Pawooとはどのようなサービスなのか、Pawooの概要を解説していきます。
ピクシブが運営するマストドンのインスタンス
Pawooは、イラストコミュニケーションサービスでお馴染みのPixiv(ピクシブ)株式会社によって運営されているマストドン(Mastodon)のインスタンスです。2017年4月に開設され、2019年時点でユーザー数が53万人を突破、累計投稿数も2,800万を超える盛り上がりを見せています。
「マストドン」や「インスタンス」という言葉を聞いても、何のことだかピンとこない方が多いでしょう。両者を簡単に説明すると、以下のようになります。
- マストドン(Mastodon):2016年にドイツ人プログラマーのオイゲン・ロホコ氏が開発したオープンソースのソフトウェア。ユーザーが自分でサーバーを用意すれば、Twitterのようなリアルタイムコミュニティサービスを独自に立ち上げることが可能。
- インスタンス(Instance):マストドンを利用して立ち上げられた各コミュニティ(サーバー)のこと。
大雑把に言えば、Pawoo=Pixivによって運営されているSNSということになりますが、Pawooのようなマストドンのインスタンスには一般的なSNSとは大きく異なる点がいくつかあります。
- Twitterのような「中央集権型SNS」の場合、サーバーが一元的に集約されており、各ユーザーは運営の定める規則に従属しなければならない
- Pawooのようなマストドンのインスタンスの場合、管理者が個別にサーバーを立ち上げて自由な方針で運営できるため、各ユーザーが真に自分に合ったコミュニティに参加できる「分散型SNS」の強みが発揮される
- Twitter社のサーバーがダウンすればTwitterは利用不能に陥るが、マストドンの一つのインスタンスがダウンしても基本的に他のインスタンスに影響は無い
マストドンを利用すれば、メジャーなSNSよりも距離の近いコミュニティを形成できる魅力があります。黎明期に日本でブームを巻き起こし、現在でもマストドンの利用者の60%以上が日本人と言われています。
Mastodon作るとしたら、完全招待制にしようと思ってるけど…どうかなー?
— 二条ねこ|iMac 5KとGalaxy Book 12″推し (@neko_8vivid) August 12, 2019
Pawooはpixivと連携していることもあって認知度が高く、数あるマストドンのインスタンスの中でも世界最大規模のシェア率を誇っています。
ちなみに、マストドン(Mastodon)という名称は、ソフトウェア開発者の好きなメタルバンドの名前に由来しています。(本来は約11,000年前に絶滅した原始的なゾウのこと。)
また、Pawooという名前は「パオー」というゾウの鳴き声を意味しており、鳥の鳴き声(tweet)をサービス名にしたTwitterへの対抗意識が表れています。
PixivはPawooの他にも音楽に特化した「Pawoo Music」というマストドンインスタンスを展開していましたが、残念ながら2019年8月31日の15時をもって閉鎖されることが決定しました。
イラストや絵を描く人を中心に人気
Pawooは、「創作活動や自由なコミュニケーションを楽しめる場」として提供されているサービスです。pixivと連携していることもあって、多くの絵師から支持されています。
Twitterは「テキスト」、Instagramは「写真」がメインのSNSと言われていますが、その点ではPawooは「イラスト」がメインのSNSと言えるでしょう。「おすすめユーザー」をチェックすると、様々な人気絵師のアカウントが表示されます。
Pawooのメリット・デメリットとは?
マストドンのインスタンスであるPawooは、どのようなコミュニケーションツールとして機能しているのでしょうか。Pawooのメリット・デメリットを見ていきましょう。
Pawooのメリット
マストドンのインスタンスであるPawooは、世間の幅広い話題・趣味を対象としている一般的なSNSとは異なり、最初から特定の分野のみに照準を合わせています。独立型SNSゆえに、以下のようなメリットが実現されています。
イラストに特化しているので仲良くなりやすい
Pawooを始めました。
— アイマスライブとか初めてなんですけど何持ってけばいいですかね (@Melenas10110111) August 15, 2019
基本的にイラストの話しかしません。
こっちではフォローは基本的に返す方針で行くのでお気軽にどうぞ
。
私のフォロイーは贔屓しますwhttps://t.co/D6mE3bixCk
PawooはPixivの関連サービスなので、純粋にイラスト好きな人が多く集まります。自分のイラストを見てもらいたい、素敵なイラスト・絵師を発掘したい、という使い方が主流であり、Twitterのように有名な絵師や作品に対してわざとケチをつけて目立とうとする荒らしが比較的少ない特徴があります。
趣味や嗜好でインスタンスが分かれていて参加しやすい
咲さんも便乗してpawooの垢作りましたー!
— 咲🚓💨裕也を愛しそして母になる (@SakiCos810) September 2, 2017
良かったらこちらでも仲良くしてやって下さいー! pic.twitter.com/rOwtY9iPvd
マストドンのインスタンス(サーバー)には100近い種類があり、それぞれ政治・スポーツ・ゲームなどの分野ごとに細分化されています。人間は自分と同じ趣味を持っている人と仲良くなりやすいため、初見でも気軽にコミュニティ活動に参加できる魅力があります。
SNSの中でも投稿できる文字数が多い
Pawooさん1ツイート500文字を許されてるから文字数がやばい
— アリィホテプ (@rkgk_alybullet) March 12, 2019
Twitterには、一度に投稿できる文字数は280文字までという制限ルールがあります。一方、Pawooでは一度に500文字まで投稿することが出来ます。500文字もあれば長文投稿も可能であり、自分の言いたいことを正確に表現できる強みがあります。
アカウントの凍結のリスクが低い
なるほど
— さね野郎@日曜南ユ21b (@saneyaro111) February 25, 2019
Pawooが話題になってますね
自分もエロ絵ばっかり描いてるので、凍結された時のためにアカウント晒しておきます pic.twitter.com/ko0AmBhE17
Pawooの運営は、R-18系のコンテンツに対して比較的寛容です。きわどいイラストをアップロードしても、Twitterのようにアカウントが凍結されることは滅多にありません。実際、TwitterでアカBANされてしまった絵師が自分の作品を安全に公開できる場として重宝されています。
Pawooのデメリット
マストドンのインスタンスであるPawooには、一般的なSNSに慣れている方が面食らうような不快な一面も見られます。利用に際して、以下のようなデメリットがあることに注意してください。
閲覧注意の情報が流れてくることもある
Pawoo登録してるしたまに見るけど、R18禁なのはいちいち閲覧注意をタップしないと絵が表示されないの、タイムラインで流し見できないから、新規に好みの絵師とか探せないのが辛み pic.twitter.com/Xy7vDOmd8S
— ジュン (@yuuya_jun) June 5, 2018
Twitterは万人向けのサービスなので、反社会的なコンテンツをアップロードしてもすぐに削除されます。しかし利用規約が緩いPawooでは、公序良俗に反するようなコンテンツも容認されています。暴力的なものから新作映画のネタバレまで、あらゆるタイプの閲覧注意コンテンツに出くわすことでしょう。
コミュニティが閉鎖的なこともある
pawooが驚くほど人が居なくてmixi並みに過疎地と化している
— かいりょう (@yug4669) April 19, 2019
人付き合いを限定したい人(例えば自分の苦手な方と交流があるので敬遠してしまう、嫌いになりたくないから相手と距離を置いてしまう優しい人)とかに向いてるような気がする
サービス開始から2年程度で利用者数が50万人を突破したとはいえ、日本国内だけで月間アクティブユーザー数が4,000万人を超えているTwitterに比べると、Pawooはまだまだマイナーな存在です。利用者が限定されている分、新規ファン獲得は難しく、閉鎖的なコミュニティ活動で終わってしまう可能性があります。
見切れないほど膨大な情報量になることもある
Pawoo 連合タイムラインです #ラピュタ pic.twitter.com/dFak2a0Lzg
— バトルプログラマー柴田智也🔄🍣シャニサマパ昼夜LV (@tomoya_shibata) September 29, 2017
Pawooは基本的に「何でもあり」の環境なので、タイムラインには大量の意味不明な投稿が流れてきます。特に、他のインスタンスの投稿も併せて参照できるタイムラインでは、目が追い付かないほど凄まじいスピードで情報が更新されることがあります。一つ一つの情報を精査したい方は苦労することでしょう。
アカウントの削除が煩雑なこともある
Pawooでは、設定画面の「セキュリティ」からアカウントの削除(退会)手続きを行うことが出来ます。
しかし、pixiv連携している方は事前にpixiv連携を解除しなければならず、パスワードが設定されていないアカウントは削除できないというルールがあります。パスワードの再設定を行えば問題なくアカウント削除(退会)を行えますが、知らなかった人は戸惑うことでしょう。
もしも自分のアカウントが削除できない場合は、以下のPawooサポートアカウントまでDM(ダイレクトメッセージ)で連絡を行ってください。
Pawooの基本的な使い方とは
マストドンのインスタンスとはいえ、PawooはTwitterと同じような感覚で簡単に利用することが出来ます。ここからは、Pawooアプリの具体的な使い方を解説していきます。
ダウンロードとログインの方法
スマホでPawooを利用したい方は、最初にPawooアプリをインストールしましょう。
なお、ここではスマホアプリ版の使い方について解説していきますが、Pawooのスマホアプリは2019年8月31日15時をもってサービス提供を終了します。以後はWeb版のみ継続され、Pawooのスマホアプリが使えなくなるのでご注意ください。
スマホのブラウザで以下のリンクにアクセスし、「ホーム画面に追加」をタップしてWebサイトへのショートカットリンクをホーム画面にセットしておくと良いでしょう。
Android
Androidスマホユーザーの方は、以下のGoogle PlayリンクからPawooアプリをダウンロードできます。「インストール」をタップしてください。
2019年8月31日15時以降もAndroidスマホアプリでPawooを利用したい場合は、以下のマストドンアプリをインストールして、インスタンス選択時に「pawoo.net」と入力する使い方も可能です。
iPhone
iOS端末ユーザーの方は、以下のApp StoreリンクからPawooアプリをダウンロードできます。「入手」をタップしてください。
2019年8月31日15時以降もiOSアプリでPawooを利用したい場合は、以下のマストドンアプリをインストールして、インスタンス選択時に「pawoo.net」と入力する使い方も可能です。
会員登録
Pawooアプリをインストールしたら、会員登録してログインしましょう。画面下部の「Pawooに参加する」ボタンをタップしてください。
すでにpixivアカウントをお持ちの方は「pixiv」からログイン出来ます。Pawoo用の新規アカウントを作成する場合は、「登録する」をタップしてください。
任意のユーザー名、メールアドレス、任意のパスワードを設定して「登録する」ボタンをタップしてください。
なお、自分の設定したユーザー名がすでに他の利用者に使われている場合はエラーとなります。なるべくユニークなユーザー名にしましょう。
登録したメールアドレス宛てに、認証用のメールが送られてきます。メールボックスを確認してください。
Pawooから送られてきたメールを開封し、「メールアドレスの確認」をタップしてください。
認証に成功すると、Pawooの使い方に関するアドバイスが記載されたメールが送られてきます。一通り目を通しておきましょう。
Pawooアプリのログイン情報入力画面に戻り、メールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」をタップしてください。
Pawooにログインすると、アプリがアカウントへのアクセスを要求してきます。「承認」をタップしてください。
Pawooのホーム画面が表示されます。これで、Pawooのアカウント作成・ログイン手続きは完了です。
タイムラインの見方
Pawooにログインすると、Twitterのようにタイムラインが表示されます。しかしPawooのタイムラインにはいくつかの種類があり、切り替えることでそれぞれ異なるコンテンツを参照することが可能です。
「ホーム」を選択すると、自分が現在フォローしているPawooユーザーの投稿だけを見ることが出来ます。
「ローカル」を選択すると、フォローの有無に関係なく、すべてのPawooユーザーの投稿を見ることが出来ます。
「メディア」を選択すると、フォローの有無に関係なく、すべてのPawooユーザーの「画像が添付された投稿」だけを見ることが出来ます。
「連合」を選択すると、フォローの有無に関係なく、他のインスタンスのユーザーの投稿を見ることが出来ます。
投稿の仕方
Pawooでテキストや画像を投稿したい場合は、ログインした状態で画面右下の「トゥート(toot)アイコン」をタップしてください。
ちなみにtootは英語で「鳴らす」という意味で、Twitterにおけるtweetと同じ機能だと解釈してください。
Pawooでは、500文字以内のテキスト、4枚までの画像を同時に添付してトゥートすることが可能です。
- カメラアイコン:添付したい画像を選択する
- 地球アイコン:トゥートの公開・非公開などを設定する
- CW:トゥートの一部を隠す(詳細は後述)
- 笑顔アイコン:絵文字を入力する
また、右上の時計アイコンをタップすると、トゥートの自動消滅時間を設定することが出来ます。(1分・10分・1時間・12時間・1日・7日の中から選択可能。)
最後に「トゥート!」ボタンをタップすれば投稿完了です。
フォローの仕方
タイムラインに流れてくるトゥートを見ていて、気になるユーザーがいたら積極的にフォローしていきましょう。フォローしたユーザーがコンテンツを投稿すると、タイムラインの「ホーム」画面に表示されるようになります。
Pawooにログインした状態で相手のユーザーアイコンをタップし、「フォローする」ボタンをタップすればフォロー完了です。
もしもフォローを解除したい場合は、Pawooにログインした状態で以下の手順を実行してください。
- 画面左上の三本線アイコンをタップする
- 自分のユーザーアイコンをタップする
- 「フォロー」または「フォロワー」をタップすると該当するユーザーが一覧表示されるので、右端の人型アイコンをタップすると解除できる
ブロック・ブロック解除の仕方
Pawooは比較的荒らしやアンチが少ないSNSですが、不快なコンテンツを投稿しまくる使い方をしてくるユーザーも少なからず存在します。そういう時は、「ミュート」や「ブロック」を駆使して該当ユーザーとの関係を解除しましょう。
なお、ミュートとブロックには以下のような違いがあります。状況に応じて適切な使い方を選択しましょう。
ミュート | ブロック | |
---|---|---|
非表示になるコンテンツ | 該当ユーザーが投稿したコンテンツのみ | 投稿した全てのコンテンツがお互いに表示されなくなる |
閲覧できるコンテンツ | 該当ユーザーが投稿したコンテンツ以外のものは閲覧可能(返信などはそのまま表示され続ける) | ユーザー情報のみ閲覧可能 |
解除されるもの | 無し | お互いのフォロー(相手からの再フォロー申請も遮断) |
通知の有無 | 無し | 相手に通知は行かないが、強制的にフォローが解除されるので気づかれる可能性は高い |
ミュートまたはブロックしたいユーザーがいる場合は、Pawooにログインした状態で以下の手順を実行してください。
- 該当ユーザーのトゥートの右下にある「…」をタップする
- 「ミュートする」または「ブロックする」をタップする
- 確認画面で「ミュート」または「ブロック」をタップする
もしもミュートやブロックを解除したい場合は、以下の手順で解除することが出来ます。
- Pawooにログインした状態で、画面左上の三本線アイコンをタップする
- 歯車アイコンをタップする
- 設定画面で「ミュートユーザー」または「ブロックユーザー」をタップする
- ミュートまたはブロックを解除したいユーザーの右側にある鍵アイコンをタップする
- 解除完了(ただしブロックを解除してもフォローは解除されたままなので注意)
設定や通知の変更方法
Pawooはカスタマイズ性にも長けており、各種設定を変更して自分に合ったSNS環境を構築する使い方も可能です。
- Pawooにログインした状態で、画面左上の三本線アイコンをタップする
- 歯車アイコンをタップする
- 「設定」にて「アカウント設定」を選択する
- Pawooで使用する言語や除外する言語を選択可能
画面を下にスクロールさせると、トゥートの公開範囲や確認ダイアログの表示・非表示などの設定もカスタマイズ可能です。
「設定」にて「通知設定」を選択すると、Pawooで特定のアクションが発生した時の各種通知設定もカスタマイズできます。
Pawooの独自の機能
PawooはTwitterによく似たサービスですが、Pawooだけにしかないユニークな機能も存在しています。
- 画像を添付したコンテンツのみがタイムラインに流れてくる「メディアタイムライン」
- ハッシュタグを設定する際に「#」の入力を省略できるタグ挿入欄
- コピー&ペーストで直接画像の投稿が可能
特に、「CW」と「NSFW」という閲覧制限機能がある点は注目に値します。両者の使い方を見ていきましょう。
CWとNSFWとは
CWとはContent Warningの略で、簡単に言えば「閲覧注意のテキストコンテンツ」ということです。
トゥートする際に「CW」をオンにすると、画面上にタイトル欄が追加されます。例えばそのタイトル欄に「〇〇のネタバレ!」などと記入してトゥートすると、タイムライン上では「〇〇のネタバレ!」というテキストだけが表示され、それ以外の文章が非公開になります。
どうしてもコンテンツを確認したい場合、ユーザーが自分で「もっと見る」をタップすると、テキストが全て展開されて文章を読むことが出来るようになります。
一方、NSFWとはNot safe for workの略で、「職場や学校などの公の場で閲覧するにはふさわしくないコンテンツ」ということです。
トゥートする際に画像を選択すると、「CW」の横に「NSFW」というボタンが追加されます。この「NSFW」をオンにしてトゥートすると、タイムライン上では「不適切なコンテンツ クリックして表示」という代替エリアが表示されるようになります。
どうしてもコンテンツを確認したい場合、ユーザーが自分でそのエリアをタップすると、検閲が解除されて画像を見ることが出来るようになります。
PawooとTwitterの違いとは?どう使い分ける?
PawooとTwitterは仕様こそ似ていますが、コミュニティ環境は全くの別物です。利用に際して、しっかりと使い分けを意識することが大切です。
PawooとTwitterの違いを比較しながら、両者を利用した活動方針の目安を紹介していきます。
多くの人に見てもらえるが規約が厳しいTwitter
⚠️重要⚠️
— サラ@ゆるゆる休養中 (@RukkM) February 25, 2019
知らない方も結構いると思うので
twitterの規約がいつのまにか改定されてます
内容は結構厳しいものです
一度は目を通しておいた方がいいと思います
絵師さんやお絵描きされる方は特に注意されて下さい https://t.co/ojCHveeefu
自分の作品を一人でも多くの人に見てもらいたいなら、圧倒的にアクティブユーザー数の多いTwitterの方が断然おすすめです。もともとアメリカ発祥のサービスなので、海外のファンも獲得しやすいメリットがあります。
しかし、Twitterの利用規約は年々厳しくなっています。特に、児童を対象とした性的なイラストは削除の対象になりやすく、心当たりのある絵師はアカウント凍結リスクに注意しなければなりません。
見る人が限られるが規制がゆるいPawoo
すでに獲得したファンと密度の濃い交流を楽しみたいなら、断然Pawooの方がおすすめです。アクティブユーザー数こそTwitterに負けますが、独立型SNSならではの自由な気風はクリエイターにとって非常に魅力的です。
Pawooの利用規約は、在って無いようなもの。Twitterではアウトな画像も余裕で公開できるため、同人作品の宣伝に重宝します。
公開する作品のテイストで使い分ける
今日は創作意欲が壊滅している…単に体調が優れないだけかも知れないけど。
— 鈴村 淳@絵師に成りたかった者 (@jun_suzumura) February 25, 2019
Twitterに絵を載せられないと分かった瞬間から落ち始めたから無関係では無いはず…
一応、絵を描くのも、Twitterで人と交流するのも治療の一環ですからね。
暫く様子見して、イラスト駄目ならpawooに逃げましょうかね
- 新規ファンを増やしたいなら、Twitterで万人向けのマイルドな作品だけを投稿する
- 過激な作品を見てもらいたい時はPawooに投稿して、TwitterにはPawooへのリンクだけを張る
今後もTwitterでは人気絵師への弾圧が続きそうですが、やはりTwitterの発信力には捨てがたいものがあります。PawooとTwitter、それぞれの長所を最大限に組み合わせて、効率的なクリエイティブ活動を展開しましょう。
Pawooを使ってみよう!
今回は、Pawooの特徴や使い方、Twitterとの違いなどをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
- Pawoo(パウー)は、Pixivによって運営されているイラスト特化型のSNS
- 独立したSNSを構築できるオープンソースソフトウェア・マストドンの一インスタンス(サーバー)であり、Twitterより自由でコアなコミュニティ活動を行える魅力がある
- Pawooアプリを使えば、500文字以内のテキスト・4枚までの画像を一度に発信できる
- 画像コンテンツのみを閲覧できるメディアタイムラインや、閲覧注意のコンテンツに視聴制限をかけられる便利な独自機能も備わっている(ただし2019年8月31日15時をもってアプリ版のサービスは終了し、Web版のみ継続される)
- 規約が厳しいが利用者の多いTwitterと、規約は緩いが利用者が限られているPawooを上手く組み合わせて活用することが大切
ルールが厳しすぎると人が離れていくのは世の常であり、今後もPawooは人気絵師の活動拠点としてさらに注目されることでしょう。
Twitterでは閲覧できないようなイラストを見たい方、Twitterでは公開できないような作品を見てもらいたい方は、ぜひ本記事を参考にしてPawooを利用してみてください。