Uber(ウーバー)は日本では違法?普及しない理由と使い方や感想を紹介!
この記事では、Uberとは何か、日本国内でのUberの利用はどのような規制から違法とされてしまうのかについて解説しています。また、日本国内で流行らない理由や実際にUberを使う方法やUberを国内で使ってみた際の感想についてもご紹介しています。
目次
Uberは日本では違法になる?
Uberとは、アメリカやオーストラリア、シンガポールなど多くの国で利用されている配車サービスです。最近では、日本でもUberEats(ウーバーイーツ)が普及してきたこともあり、Uberは日本でも少しずつですが広まりつつあります。
Uber(ウーバー)とは
まず、Uberとは何かについて詳しくご紹介します。Uberとは、ウーバー・テクノロジーという会社が提供しているタクシーやハイヤーの配車アプリのことです。このUberアプリを使うことで、自分の居場所までドライバーが迎えに来て目的地まで送ってくれるので、道路でタクシーを待ち続ける必要もありません。
UberはGoogle mapと連携しているため、目的地までの経路を調べると、自動でUberの情報を表示してくれます。しかし現時点では、Uberは日本国内では大都市付近でのみ利用できます。
Uberが日本で違法となるケース
Uberにはいくつか種類があり、日本国内、特に都内でUberを利用する際にはタクシーやハイヤーのみ呼ぶことができます。一方、海外などで幅広く使われているUber Xだと、一般人が運転する車に乗ることができます。
日本では、道路運送法で規制が厳しくタクシーやハイヤーの運転をする場合許可証がないと違法になり、この許可証を持っていない場合は有償で行うと違法になるため、運用ができません。
福岡県のテスト期間でのトラブル
過去に日本でもUberのテスト期間として自家用車でのライドシェアが行われていましたが、およそ3ヶ月の間に国土交通省の規制により、違法ではないかとの指摘を受けたためにテスト期間は終了しました。
福岡県でテストが行われた際、ドライバーが許可証を持っていなかったために違法の疑いがかけられました。つまり、日本は規制が厳しくタクシーやハイヤーでの運用でないと違法になってしまうため、なかなか普及しないようです。
Uberが日本で流行らない理由
前の項目では、Uberとは何か、Uberを日本国内で使うことはどのような法律で規制されているために違法なのかについて解説しました。また、過去に行われていたUberのテスト試用やその結果についてもご紹介しました。続いて、Uberのサービスが日本で流行らない理由について解説します。
日本の規制が厳しい
Uberが日本国内で流行らない理由の1つ目として「日本の規制が厳しい」ことが挙げられます。現在は大都市付近でのみUberを読んで目的地までサービスを利用することができますが、法律での規制により呼ぶことができるのはタクシーやハイヤーのみで、一般の車では違法になります。
海外では一般人の運転する車に乗車することができるため価格も比較的安くなる傾向にあるのですが、日本でそれを運用するのは違法になってしまうため、普及しないようです。
タクシー業界の反対
Uberが日本国内ではやらない理由として2つ目に挙げられるのが、「タクシー、ハイヤー業界が猛反対している」ことです。大都市付近でのみ利用することができるUberのサービスは、規制によりタクシーやハイヤーのみ呼ぶことができる上に価格が高い傾向にあります。
日本のタクシー業界は、Uberを日本で取り入れられてしまうと、タクシーやハイヤーの仕事がなくなってしまうと思っているためにUberの取り入れを猛反対しています。
実際、TwitterなどのSNSでUberを日本国内で運用できるかどうかの話題が上がった際、日本のタクシーやハイヤーのドライバーが自分たちの仕事がなくなってしまうという理由で猛反対している、といった事案も起こりました。
しかし、Uberの利点として、迂回して余計なお金を取られることがないことがあるため、Uberの利用者はタクシーやハイヤーを使って迂回され、余計にお金が取られてしまうトラブルを防ぐことができます。
また、一般人が運転する車を利用することができれば利用料金ももっと抑えられるため、Uberはもっと使いやすくなります。
既存業界による反対
続いて挙げるUberが日本国内で流行らない理由は、「既存業界による猛反対」です。Uberは、既存業界から反対されているために最新のテクノロジーを導入することができていない状態にいます。
最新テクノロジーを利用することで業務を効率よく行えるのにもかかわらず、既存の業界から現状維持を求められることによって最新のテクノロジー技術を取り入れられず、顧客を取り込むことができないことが日本国内でUberが流行らない原因の1つとなっているようです。
こういった既存業界による反対から最新テクノロジーを使って業務効率を上げることができないケースがUber以外の業界でもみられます。ハンコ業界でも、ハンコを撤廃してEサインなどのデジタル手続きに移行するといった最新テクノロジーのへの移行に反対するハンコ業者が出てきたようです。
安全面での心配
続いてご紹介する日本国内でUberが流行らない理由は、「安全面で不安がある」点です。Uberのドライバーは基本的に一般人なので、ドライバーの身元や運転の安全面に自信がなく利用できない人が多いことが挙げられます。
しかし、Uberのドライバーは基本的にウーバーの会社の審査に通った人のみなので、ある程度ドライバーの品質は確保されています。また、実際の利用者によるレビューの機能もあり、レビューがある水準を下回るとドライバーとして運転することができなくなります。
また、レビューをUberの利用前に確認し、事前にレビューが低いドライバーは拒否することができますので、安全面にはさほど問題ないと言えます。
副業に対する理解
続いて挙げる日本国内でUberが流行らない理由は、「副業に対する理解」度が低いことにあります。最近では副業が少しずつ日本国内でも解禁されつつありますが、副業に対して抵抗を持つ人がいたり、副業を許可していない企業もあったりなど、壁は多くあります。
日本は社会の構造が、基本的に高学歴の人以外が稼ぎづらいようになっているため、高学歴で大企業に入ることのできなかった層の所得は高いとは言えません。
副業を禁止してしまうことで収入が減ってしまえば、お金の循環がなくなり、日本国内の経済がうまく回らなくなる可能性がある上に、金銭面から子供を産むことに抵抗を持ってしまい、少子高齢化を更に押し進めてしまいかねません。
ここでUberを日本国内でもっと普及させ、一般人のドライバーでもサービスを提供することができれば、少しであっても収入を増やすことができるので、このような事態を食い止めることができるかもしれません。
公共交通機関の充実
最後にご紹介する日本国内でUberが流行らない理由は、「交通公共機関が充実している」ことです。日本は海外と比べても電車や新幹線、バスなどの公共交通機関が発達しています。電車やバスが時間通りにピッタリ到着したり、本数や駅が多かったりすることなどで明白です。
一方、アメリカなどの海外の国は、移動手段が車であることが多いため、Uberが普及しやすい環境であると言えるでしょう。
アメリカなどは土地が広いためにUberが普及しやすい環境ではありますが、もちろん国土が狭い国や大都会でもUberは頻繁に利用されています。シンガポールなどが良い例で、シンガポールは国土が小さいですがUberは頻繁に使われています。ですので、日本は国土は小さいですが、環境や規制などの制度を整えればUberを普及することは容易です。
Uberを日本で利用するには?
前の項目では、Uberが日本国内で流行らない理由について詳しく解説しました。続いて、Uberを日本国内で利用する具体的な方法についてご紹介します。
対象エリア
前の項目でご紹介したように、規制など多くの理由からUberは日本国内ではまだまだ普及していないため、現在、Uberは日本国内では主に東京や大阪、名古屋や福岡などの大都市付近で利用できるようです。
UberはGoogle mapと連携しているため、Google mapで現在地から目的地までの経路を検索すれば、自動的にUberでの目的地までの所要時間や料金が表示される仕組みになっています。
車種
続いて、ウーバーのサービスを使って呼ぶことのできる車種についてご紹介します。ウーバーでは一般人のドライバーがウーバーのサービスを供給することが規制されているため、主にタクシーのみ呼び出すことができます。
現在呼び出すことのできる車種は、「ハイヤー」「ブラックバン」「プレミアムTAXI」「TAXI」となっています。価格は比較的高い傾向にありますが、深夜料金がないことが利点です。
Uberの使い方
続いて、ウーバーとはどのようにして使えばいいのかについてご紹介します。ウーバーは比較的簡単に操作でき、スムーズにドライバーを現在地まで呼び出すことができますので、チェックしてみてください。
アプリをインストール・登録する
ウーバーは、スマートフォンのアプリケーションを使ってドライバーを呼び出すことのできるサービスなので、アプリケーションをダウンロードすることが必須です。まず、ウーバーのアプリケーションをダウンロードします。ダウンロードは無料でできます。
ダウンロードが完了したら、氏名や住所などの必須事項を入力し、クレジットカードの情報を登録するとウーバーの登録が完了します。これらの必須事項などを登録する際に招待コードを入力すると、1500円ほどのクーポンをゲットすることができるので、招待コードを持っている人は忘れず入力しておきましょう。
タクシー(ハイヤー等)の配車予約をする
設定が完了したら、実際にウーバーのサービスを利用して配車する方法についてご紹介します。ウーバーは事前に乗る場所を設定できるので、乗る地点まで移動しながらでも歯医者の予約が可能です。
乗る地点を決めたら、「ハイヤーを依頼する」を押すと、配車が自動的に始まり、配車されるとリアルタイムで経過が表示されます。ここで配車された車のナンバーや運転手の詳細、車種などの情報がわかります。
ドライバーと合流・乗車する
配車依頼した車が到着したらウーバーのアプリが通知してくれますので、与えられた車種やナンバーなどから配車された車を探し、ドライバーと合流、配車されたタクシーなどのハイヤーに乗り込みます。
目的地に到着・下車する
目的地は事前にウーバーのアプリで登録しておくことができるので、配車されたタクシーなどのハイヤーに乗り込んだ後に目的の場所を伝えなくても目的地まで連れて行ってもらえます。
目的地に到着したら、そのまま降りることができます。ウーバーでは、基本的にアプリでクレジットカード登録をしているため、アプリ上で決済が完了します。
Uberを日本で使ってみた感想は?
ウーバーを日本で使う場合、交通法などの規制からタクシーなどのハイヤーのみ呼ぶことができるため、基本的に整備の行き届いたいい車が配車され、サービスを利用できることが多いようです。
また、目的地をアプリで事前に登録することができたり、支払いはアプリで登録しておいたクレジットカードから支払うことができたりするため、ドライバーと話す必要がないことも利点として挙げられます。
また、配車された車の車種やナンバーが表示されるので、配車依頼が完了した際にこれらの情報をアプリで確認しておくことで、ドライバーと合流する際に比較的簡単にタクシーやハイヤーなどの配車された車を探し出すことができます。
ドライバーに関しても、ウーバーを実際に利用する際にレビューなどで確認することができるので、評価の高いドライバーを選んで配車依頼することも可能です。なお、レビューでの評価の低いドライバーはウーバーでサービスを供給することができなくなります。
そして、アプリで乗る地点と目的地を登録すると利用料金が事前にわかり、配車される車の車種なども選ぶことができるため、場所や時間帯によっては普通にタクシーやハイヤーなどを利用するよりも安くサービスを利用することもできます。
これらの利点から、ウーバーはとても利用しやすい移動手段であることがわかります。最近では、徐々にではありますが青森や仙台などにもウーバーが普及されつつあるため、活用の幅が広がります。
Uberを日本で使ってみよう!
ここまで、Uberとは何か、どのようなサービスを供給しているのかについて解説しました。また、ウーバーが日本国内でなかなか普及しない理由についてや、ウーバーを利用することのできるエリアや車種、アプリをダウンロードしてから実際に配車を依頼して目的地まで移動する方法とは、についてもご紹介しました。
ウーバーは比較的簡単かつ使い方によってはタクシーで移動するより安く利用することができますので、積極的に利用してみましょう。