SteamVR対応のおすすめPCゲームソフト15選と人気のゴーグルも紹介！

世界的にユーザーが拡大している、注目のゲームプラットフォーム「Steam」を知っていますか？SteamはPC専用のゲーム配信サービスですが、そのラインアップはノーマルなゲームだけでなくVRゲームの配信も行っています。

VRゲームとは、ヘッドマウント（バーチャルリアリティ体感ゴーグル）を装着して、仮想の世界をリアル体験のごとく体感しながら、プログラミングされたイベントを楽しむというゲームです。

今回はSteamで配信しているVRゲームについて、おすすめPCゲームソフト15選と人気のゴーグルをレビューします。

Steamとは、2008年ころから日本国内外で少しずつユーザーが増え始め、現在では25か国語でサービス提供しているPC専用のゲーム配信サービスです。元々は米国発祥のゲームプラットフォームで、2003年9月よりサービス提供が始まっています。

Steamは、Windows・Mac・Linuxに対応しているPC専用のゲーム配信サービスですが、Steamのオリジナルゲームデバイスとしてゲーム専用PCも販売しています。

Steamのゲームは、基本的にインターネット環境とPC端末があればどこでもゲームを楽しめます。

まず、VRゲームのプレイに必要なものを簡単にまとめてみました。VRゲームをプレイするにはPC端末・インターネット環境以外に専用アイテムが必要ですが、それに加えて物理的環境も必要になります。

まず、ゲームソフト自体がVRゲームソフトである必要があります。通常のゲームの画面をVRゴーグルを通して見ても、VRゲームにはなりません。

次に、意外に盲点なのが、VRゲームをプレイするにはVRゲーム用のグラフィックボードを搭載したゲーミングPC（ゲーム専用PC）が必要であるということです。VRゲームソフトをインストールして、VRゲーム用の専用アイテムをそろえても、肝心のPCがVRゲームのスペックに対応できないという失敗をおかしてしまう初心者が少なくありません。

Steamの公式サイトにアクセスすると、アクセスしたPCがVRゲームのスペックに対応しているかチェックできる無料ソフト（SteamVR Performance Test）があるので、活用しましょう。

用意するべきVRゲーム用の専用アイテムとしては、ヘッドマウントディスプレイ（バーチャルリアリティ体感ゴーグル）・ベースステーション（VRセンサー）・コントローラーの3点セットです。基本的にこの3つのアイテムはセット販売されています。

ゴーグルは実際にVRを映し出すディスプレイが内蔵されています。ベースステーションは自分の動きを捉えてVR世界にリンクさせるセンサーです。コントローラーは文字通り自分のプレイをコントロールするデバイスです。

最後にVRゲームプレイに必要な要素として挙げるのが、プレイ空間です。VRゲームは通常のゲームのようにコントローラーの手元だけを動かすプレイ環境ではありません。専用コントローラーを持って実際に腕や手を動かしてリアルに体感しながらプレイするので、体を動かすためにある程度の空間が必要です。

プレイ空間の目安としては、最低、1.5m x 1.5mほどのスペースを確保するとよいでしょう。

次に、Steam VR対応の人気のおすすめPCゲームソフト15選をレビューします。

「Fallout 4 VR」は世界中で大ヒットした、おすすめ主観移動ロールプレイングゲームのVR版です。核戦争によって荒廃した近未来のボストンを舞台に、核の影響で変異した異端生物や無法地帯で暴れる人間と戦いながらサバイバルしていくゲームで、ストーリー上のイベントや謎解きをこなしながらゲームを進めていきます。

世界中で200以上のゲーム賞を獲得した「Fallout 4 VR」は、移動方法を「ワープ・自由」から選べたり、特殊なアイテムを使いこなしたりしてFallout 4 VRの独特の世界観を楽しめます。

「The Elder Scrolls V： Skyrim VR」はゲームジャンルで言えば、アクションロールプレイングゲームにあたりますが、単純にアクションRPGとは呼べないほどの壮大な世界観を持っているおすすめVRゲームです。

剣と魔法が横行する王道のRPGですが、神話・歴史などのバックグラウンドの設定が深く織り込まれ、登場する人物やアイテムのキャラクター・造形の設定が入念に作り込まれているので、ゲームをプレイするほどに、プレイヤーが「The Elder Scrolls V： Skyrim VR」の世界観にどんどん引き込まれていきます。

また、「The Elder Scrolls V： Skyrim VR」の大きな特徴はプレイヤーに許されている行動の自由度の広さです。基本的に与えられた世界の中でどう振る舞ってもよいようにゲームの設定・オペレーションが組まれています。

敵・味方・店の店員などキャラクターの立場に関係なく、プレイヤーが自分の判断で自由に行動を仕掛けていけます。正にバーチャルなもう1つの世界を体感できるゲームといえます。

「Beat Saber」はSNSなどでも話題になっている、おすすめの新感覚ゲームです。ゲームジャンルは音楽ゲーム、俗にいう「音ゲ―」です。ただし、従来の「音ゲ―」の感覚を越えた、リズム・アクションにリアル体感を加えた、新感覚体感アクションゲームになっています。

具体的には、ブルーブロックとレッドブロックが自分い向かって飛んでくるので、両手の剣でそのブロックを切りかわしていくゲームです。ただ、単純に剣でブロックを切れば良いわけではなく、各ブロックに剣で切り込む方向が決まっています。

それぞれのブロックに対応する切り方でブロックをかわしていくので、それなりの運動量になり、ダイエットにもなります。また「音ゲ―」だけあって、BGMの評価も高いゲームです。

「Arizona Sunshine」はSteam VRゲームの代表的なおすすめゲームタイトルです。ゾンビを駆逐する、ホラーアクションゲームで、25種類以上の武器を駆使して、自分でアクションしながらゾンビ戦をリアル体験できます。

Steam VRゲームをやるならまずこの「Arizona Sunshine」を薦めるというほど評価が高いゲームなので、ホラーに強い初心者にはうってつけのゲームかもしれません。

「Tales of Escape」はゲームジャンルでいうと、脱出ゲームになります。脱出ゲームなので、謎解きイベントが用意されており、頭を使って謎を解きながらゲームを進めていきますが、必ずしも1人でゲームを進めていくわけではなく、最大6人までのオンラインマルチプレイが可能です。

参加型のマルチプレイで11言語をサポートしているので、単に謎解きゲームというだけでなく、仲間との協力プレイも体感できます。

しかし、この「Tales of Escape」の最大のおすすめポイントは無料ゲームであることです。「Tales of Escape」はグラフィック映像も素晴らしいアドベンチャーゲームですが、無料でVRゲーム体験できるのでおすすめです。

「Batman:Arkham VR」は、誰もが知っている世界的メジャーヒーロー、バットマンをモチーフにしたアクションアドベンチャーです。バットマンは何度も映画化され、あの独特のダークヒーローのイメージに憧れをいだいている人も多いでしょう。

そんなバットマンになりきって、バットマンワールドを体験できるのが本ゲームです。「Batman:Arkham VR」は、バットマンファンだけでなく、悪を倒すスーパーヒーローを体験してみたい人におすすめです。本ゲームはアクションだけでなく、シナリオに織り込まれた謎解き要素も楽しめます。

「THE FOREST」はゲームジャンルでいうと、サバイバルゲームにあたりますが、そのシナリオ設定からホラー要素が強いおすすめサバイバルゲームです。

突然、飛行機が墜落するところからゲームが始まり、息子がさらわれたり、食人族に襲われたりするイベントを体験しながら、生き抜いていくゲームですが、行動の自由度が高いため、その自由度がよりシナリオのホラー要素をひきたてます。

「Along Together」はファンタジー要素が強いおすすめパズルアクションゲームです。行方不明の犬を探す子供の空想上のサポーター（友だち）という立ち位置に立って、子供と一緒にパズルを攻略していくという設定です。

画面上の子供とコミュニケーションをとりながら、ゲームをコントロールしていくわけですが、子供を守りながらゲームを進めていく臨場感がVRならではのゲーム体験となっており、かわいらしいファンタジーの世界を楽しめるゲームになっています。

「Eagle Flight」はタイトル通り、鷲になりきって大空を飛び回る臨場感を体験できるおすすめゲームです。ゲームジャンルとしては、シナリオが設定されたシミュレーションゲームですが、鷲になって大空を飛びまわれるのが「Eagle Flight」の最大の醍醐味でしょう。

ゲームの舞台はパリですが、地球上では人類が消滅して50年経っています。そんな地球の大空を鷲になって飛び回ります。最大6人までのオンラインマルチプレイが可能です。仲間の鳥たちと大空の旅を体験してください。

また、本ゲームはチームで戦うの戦闘モードも用意されているので、一風変わった対戦ゲームを楽しめます。

「VR カノジョ」は文字通り、バーチャル彼女と恋愛シミュレーションを楽しめるおすすめVRゲームです。この種のゲームタイトルとしては名作にあたる作品で、VRならではの臨場感・彼女との距離感を体感できます。バーチャル恋愛といえど、一度体感すると、ゲームのヒットの理由を理解できるでしょう。

「Argos」はゲームジャンルでいうと、脱出ゲームにあたりますが、適度なスリルと謎解きがシナリオに織り込まれ、ミステリー体験を楽しめるゲームコンテンツになっています。

シナリオの設定は、女学生が主人公で、ある科学者の即席を追うというストーリーですが、彼女を取り巻く政府組織・考古学研究室がからみ、現代科学と中世の錬金術が折り重なった独特の世界観を構築しています。

ミステリーの臨場感に浸りながら、パズルを解いて謎解きを進めていくおすすめパズルアクションゲームです。

「Waltz of the Wizard」は自分が魔法使いになって魔法を調合したり、ダンジョンを探索したりするシミュレーションゲームです。「Waltz of the Wizard」は無料で遊べるVRゲームなので、VRゲーム初心者がVRゲーム体験をするにはおすすめのゲームです。ダンジョン探索の臨場感を楽しむだけでも、アトラクション体験ゲームとして利用できます。

ちなみに日本語対応はしていません。

「Audioshield」は「Beat Saber」と同じ「音ゲー」で、自分に向かってくるブルーボール、レッドボールを両手の盾で弾くおすすめ体感アクションゲームです。「Audioshield」では、PCに保存してある自分の持ち曲に合わせてゲームステージを組くことができます。

右の盾がレッド、左の盾がブルーに設定されていて、それぞれの盾で同じ色のボールを弾きます。ボールを弾いたときの感覚が爽快で、VRゲームならではの楽しみ方ができます。

「EVERSPACE」はおすすめのスペースフライトシューティングゲームです。宇宙空間を戦闘機で戦い抜きながら、装備を充実させてストーリーを進めていきます。ゲーム上の美しい宇宙空間の臨場感はVRゲームならではのエンターテイメントです。

「EVERSPACE」はローグライクと呼ばれるゲームの特徴を持ちます。ローグライクとはプレイするたびにランダムにゲームプレイフィールドが構築されるゲームのことです。

つまり、ゲームをプレイするたびに違うプレイフィールドが構築されるので、ゲームの攻略方法を覚えるのではなく、ゲーム感覚を養ってクリアしていくタイプのゲームといえるでしょう。

「Vanishing Realms」はゲームジャンルでいうと、アクションロールプレイングゲームになります。いわゆる王道のアクションRPGで、古代遺跡を探検しながら、襲ってくる敵を剣や魔法で倒し、謎を解いてストーリーを進めていきます。Steamのゲームラインナップの中でも世界中で評価が高いおすすめゲームの1つです。

次に、Steam VRのプレイ環境準備について解説します。

Steam VRのプレイを開始するには、まず、Steamアカウントを作成します。

Steamの公式サイトにアクセスし、画面の右上の「ログイン」→「Steamに登録」をクリックして、表示された画面に必要事項を入力すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。次に届いたメールのでリンクURLをクリックして、表示された画面で最終的なアカウントの登録を行います。

Steamアカウント名とパスワードを入力して「サインアップを完了」をクリックすると登録完了です。

次に、SteamのクライアントソフトをPCにインストールします。Steam公式サイトの画面右上の「Steamをインストール」をクリックし、Steamクライアントソフトのインストーラーをダウンロードします。

次に、ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動し、使用言語として「日本語」を選択して、手順に従って進めればインストールできます。インストールの過程で特に難しい設定はありません。

インストールが完了後、Steamアカウントでログインするように促すウインドウが表示されるので、ウインドウ内の「既存のアカウントにログインする」を選んで、Steamアカウント名・パスワードを入力すると、Steamのクライアントソフトが起動します。

Steamは、Windows・Mac・Linuxに対応しており、基本的にインターネット環境とPC端末があればどこでもゲームを楽しめます。

次に、VRヘッドセット（ゴーグル）の選び方を解説します。

VRヘッドセット（ゴーグル）の種類は大きく分けて3タイプあります。PC接続型VR・一体型VR・スマホVRです。

この中でも最も汎用性が高く、高性能なタイプが「PC接続型VR」です。Steam VRをプレイするときは基本的に、この「PC接続型VR」を使用します。他のタイプはゲーム環境の条件によって利用が制限されます。

スマホVRゴーグルや一体型VRゴーグルでSteamのPC専用のVRゲームソフトをプレイするには、PC専用のVRソフトの画像をスマホにストリーミングしてゲームや映像を楽しめるアプリを利用すると、ゲームプレイが可能です。

VRidgeやiVRyという、PC専用のVRソフトの画像をスマホにストリーミングするアプリがあるので、こうしたアプリを利用すれば、スマホVRゴーグルや一体型VRゴーグルでもゲームプレイが可能ですが、ゲームによってはスペックの関係でデータ処理が追いつかずプレイできないゲームがあります。

VRヘッドセット（ゴーグル）の価格に関しては、価格順に並べると、PC接続型VR・一体型VR・スマホVRとなります。

「PC接続型VR」がもっとも高額ですが、ヘッドマウントディスプレイ（バーチャルリアリティ体感ゴーグル）・ベースステーション（VRセンサー）・コントローラーの3点がそれぞれ独立していて、広範囲のVRゲームに対応できます。

中でも人気が高い「HTC Vive」は最も高額な「PC接続型VR」ですが、多くのユーザーから性能が最も良いという高評価を得ています。「HTC Vive」はSteamの全てのVRゲーム（約3000タイトル）に対応しています。

次に、Steam VR対応おすすめVRヘッドセットを紹介します。

前述のとおり「HTC Vive」は最も高価な「PC接続型VR」のゴーグルですが、最も評価が高いゴーグルでもあります。本腰を入れてSteamのVRゲームを堪能したのであれば、操作性・グラフィックのクオリティを考えて、可能な限りこの「HTC Vive」を利用するべきでしょう。

「HTC Vive」のライバル機と言えるのがこの「Oculus Rift」です。値段は「HTC Vive」よりやや安値ですが、性能は「HTC Vive」に並ぶという評価があるほど精度が上がっているデバイスです。

また、最新バージョンの「Oculus Rift S」では、センサーとして「インサイドアウト」方式を取り入れ、ヘッドセット（ゴーグル）内にセンサーカメラを装備したので、別立てで外側にセンサーを置く必要がなくなりました。

「Windows Mixed Reality」とは、マイクロソフト提唱するVR規格・コンテンツに対応するデバイスの総称で、「Windows Mixed Reality」と銘打ったヘッドセット（ゴーグル）が各社でリリースされています（Acer・Dell・富士通など）。

「Windows Mixed Reality」は早くからセンサーとして「インサイドアウト」方式を取り入れ、ヘッドセット（ゴーグル）内にセンサーカメラを装備したモデルを発表していますが、デバイス自体が安価ということもありセンサーの精度が他の高額デバイスに比べるとやや劣るという評価でした。

ただ、「Windows Mixed Reality」は安価で入手しやすく、センサーを別に立てなくてもよいというお手軽さが逆に強みとして評価されるヘッドセット（ゴーグル）デバイスです。

お気に入りのVRゴーグルで、SteamのVRゲームをプレイしましょう。SteamのVRゲームをプレイする上でおすすめのVRゴーグルは、上位機種にあたるHTC Viveです。HTC Viveは高額デバイスですが操作性やグラフィックの精度が最も高く、SteamVRユーザーには人気のVRゴーグルです。

またSteam VRで紹介されているVRゲームは、ジャンルも多岐にわたるので選び甲斐があります。中には無料のVRゲームもあるので、初心者体験としては無料ゲームから試してみるやり方もよいでしょう。人気のVRゲームの中にはホラー度が高いゲームもあるので、人気があるというだけで判断せず、自分に合ったレベルのゲームを選びましょう。

また、ハードウェアに関してはVRゲームに対応できるスペック（グラフックボードなど）が必要になることを忘れないようにしましょう。