スマホをもっと大きい画面で見たい場合、ミラーリング機能を使うことで、画面を液晶ディスプレイに表示することができます。ミラーリングには専用のアプリが必要なので、今回の記事ではミラーリングを行うためのアプリと、導入方法について解説します。
iPhoneやAndroidスマホ、iPadなどをもっと大画面で見たいという場合、ミラーリングという手法を使うことで既にあるディスプレイに画面を大きく写す、いわゆる画面共有が可能になります。ただし単純にケーブルをつなぐだけでは画面を拡張したり、複製したりすることはできませんので、それ専用のアプリが必要となります。
今回の記事では、iPhoneやAndroidスマホなどをPCを通じてミラーリングを行うためのいくつかのおすすめアプリと、それらのアプリの使い方について紹介を行っていきます。画面共有を行うことでiPhoneやAndroidスマホに表示される必要な情報を大きな画面で見ることができるため、覚えておくことが今後何かの役に立つかもしれません。ぜひ今回の記事でアプリを導入して、画面共有(ミラーリング)の方法をマスターしてください。
それではまず、一つ目のおすすめミラーリングのアプリ「LonelyScreen」について紹介します。
これはiPhoneスマホの画面をパソコンにミラーリングすることを得意としているアプリで、用意としてはパソコン側にLonelyScreenアプリをダウンロードするだけで、iPhone側での設定が必要ないため、非常に単純で使いやすいアプリ仕様となっています。(ただし、iPhoneスマホにインストールされているiOSのバージョンがLonelyScreenアプリに対応している必要があります)
LonelyScreenアプリの使い方ですが、PC側でLonelyScreenアプリを起動し、iPhone側でコントロールセンターを開き、AirPlayを使うことでミラーリングを行うことができます。
iPhoneがスリープモードになってしまうとアプリとの接続が切れてしまうため、ミラーリングを続けたい場合はそのたびにコントロールセンターからAirPlayを起動し直さなければいけません。スリープモードにしないように設定するか、スリープモードになるまでの時間を長く設定することで対策することができます。
また、PCとiPhone側で通信を行う必要があるため、両者は同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります。
AirMoreはAndroidスマホで使用可能なミラーリング用のおすすめアプリです。webブラウザ上から操作することができて、もともとはファイル管理用の機能を持ったサービスなのですが、ミラーリングの機能も提供しています。iPhoneスマホでもサービス自体を利用することはできまずが、残念ながらミラーリングを行うことはできないようです。
AirMoreアプリを使うことでPC上にAndroidの画面を共有することができます。先ほどと同様でWi-Fiネットワークが必要になり、それ以外の事前の準備としてはAndroidスマホにアプリをインストールしておくだけと非常に手軽に利用することができます。
AirMoreアプリでミラーリング機能を使うためには、Androidに事前にAirMoreアプリをインストールしておく必要があります。また、スマホとPCが同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります。
スマホでAirMoreのアプリを起動し、PC上でもAirMoreのサイトにアクセスします。すると画面にQRコードを表示するオプションがありますので、それをスマホで読み取るだけでミラーリングを行うことができます。
AirMoreアプリは非常に優れたWebサービスですが、ミラーリング機能がiPhoneに対応していない点には注意が必要です。また、PCとスマホが同じWi-Fiネットワークに接続されている必要があります。接続のしやすさや通信の安定度は抜群ですので、これらの点に注意して利用してみてください。
ここまでに2つのミラーリング用アプリを紹介してきましたが、どちらもPCとiPhoneやAndroidスマホが同じネットワーク上に接続されている必要がありました。Wi-Fiを使っていない人はこれは使うことができませんが、しかし通常のネットワークを通じて使えるミラーリングアプリもあります。
VysorはGoogleChromeの拡張アプリの一つです。対応しているのはAndroidスマホで、ネットワークが切断されていない限りはネットワークの種類に関係なく、インターネットに接続されていれば利用することができるのが大きな強みです。
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