個人でも企業でもLINE BOTを活用する、LINEアカウントが増えてきました。メッセージを登録しておけば、自動で応答してくれるLINE BOTの作成方法は、どうやって行うのでしょうか。この記事では、アカウントの登録方法から、メッセージの作成方法まで解説します。
LINEには、多くの企業の公式アカウントがあります。公式アカウントの中には、LINE BOTで運用している公式アカウントもあります。
BOTで運用しているアカウントといえば、TwitterやFacebookでも多く見かけます。LINEには、LINE BOTというサービスはありません。しかし、LINE BOTを活用している事例が、たくさん増えています。この記事では、LINEでBOT対応が増えている理由や、LINE BOTの作り方を詳しく解説します。
LINEに限らず、Twitterなどでよく見かけるBOTとは、いったい何なのか解説します。
BOTとは、もともとの意味はコンピューター上で自動で動くように設定した、タスクを実行するためのアプリケーションです。PC上やネット上で行われる単純作業は、人が主導で行うよりもコンピュータに任せた方が速いのは、言うまでもありません。
大量にネット上にあるWebページの情報を収集し、分析するクローラーなども、BOTの一種です。また、Twitterなどで関連する話題を自動的に収集して、自動的に情報を編集して発信するBOTもあります。
LINEなどのSNSで活用されているBOTは、主に会話BOTやチャットBOTと呼ばれるものです。ユーザーからの問いかけに対して、AIを活用して最適な応答ができるようにプログラムされています。
LINEには、LINE BOTというサービスはありません。しかし、自動でBOTがユーザーと会話できるようにプログラムしたアカウントを、運用できます。この、自動でユーザーと会話できるように設定したアカウントのことを、LINE BOTといいます。
LINEの問い合わせの受付では、BOTを使った自動応答サービスの他にも、本物の担当者が主導で応答文を入力して対応してくれるアカウントもあります。中の人が本当にいるアカウントのことは、チャットモードアカウントといいます。
企業のLINEアカウントの場合は、BOTモードとチャットモードの両方を併用している場合が多くあります。問い合わせの種類を選別し、FAQなどに案内すればいい段階までは、BOTで対応します。自動応答のBOTでは対応できなくなったら、チャットモードで担当者が対応する、といった使い分けをしています。
LINE BOTの運用というと、通常は企業用のアカウントでの運用が一般的です。しかし、実は個人でLINE BOTを運用している場合もあります。遊びで面白可笑しい応答ができるように設定している場合もあれば、自分で応答できない場合に自動的に返信できるように設定している場合もあります。
BOTの作成は、高度なプログラミングの知識が必要です。興味のある方は、自力でLINE BOTを作成し、自動でメッセージを応答できるように挑戦してみるのもいいでしょう。
続けて、LINE BOTはどのような仕組みで動くのか解説します。LINE BOTを運用するためには、ユーザーからのメッセージに対してどのような応答をするのか、あらかじめ設定しておく必要があります。その設定は、LINEのサーバーではなく、自分で用意したサーバーに保存します。
LINE BOTを運用するためには、LINE公式アカウントを取得し、BOTサーバーからLINEサーバーに対してAPIを呼び出せるようにしておかなくていけません。
LINEアプリでLINE BOTに対してユーザーがメッセージを送ると、まずそのメッセージはLINEのサーバーへ送られます。LINEのサーバーで受け取ったメッセージは設定されたAPIに従って、BOTが設定されているサーバーへ送られます。
BOTのサーバーでユーザーのメッセージを判別したら、それに応じたメッセージをLINEのサーバーを介し、ユーザーのLINEアプリへ送ります。
LINE BOTを作成する方法を、具体的に解説します。LINE BOTを作成するためには、最初に準備しなくてはいけないことがいくつかあります。まずは、その準備の方法を説明します。
LINE BOTを作成するためには、LINEのビジネス用アカウントが必要です。LINEのビジネス用アカウントは、通常利用している個人用アカウントから取得可能です。個人用アカウントでも、普段使っているアカウントを利用したくない場合は、LINE BOTを運用するためのアカウントを別に用意しましょう。
LINE BOTを運用するLINEアカウントを用意したら、LINEビジネスにアクセスします。以下のリンクからアクセスしてください。
「LINE公式アカウントの詳細はこちら」をクリックします。
次のページで「今すぐ無料アカウントを開設する」をクリックします。
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