写真を管理したり編集したりするのに欠かせないソフトとしてAdobe Lightroomが注目されています。しかし、Lightroomの使い方がよくわからないという方も多いようです。この記事では、Lightroomの使い方や評判について解説します。
スマホやデジカメで写真を撮影したら、加工したりフォルダ分けして管理する必要があります。写真を加工するためのアプリやソフトはいろいろとありますが、狙ったように加工できないこともあります。
写真をSNSにアップしているうちに、もっと高度な加工を施してみたくなってしまうという方もいるようです。また、たくさん写真を撮りためているうちに、写真の数が多くなりすぎて、管理するのが大変になってしまった、見たい写真がどこに行ったのかわからなくなってしまった、ということもあります。
写真の加工や管理に便利な方法を探している方におすすめなのがAdobeから発売されている「Lightroom」というソフトです。この記事では、Lightroomとはどのようなソフトで、どのような使い方をするのか詳しく解説します。
Lightroomとはどのようなソフトなのか一言で言うと、写真の現像、編集、出力、管理がすべてソフト一つでできる、写真を扱うための統合型ソフトです。実際に、Lightroomでどのようなことができるのか詳しくみていきましょう。
スマホや安価なデジカメでは撮影した写真は撮影後にすぐJPEGに加工されてしまいます。しかし、高性能なデジカメで撮影している方の多くが、JPEGに加工する前のRAW画像から編集します。
RAW画像から写真を現像して加工するのは、多くの場合違うソフトを使います。しかし、Lightroomを使うと現像から加工して、画像ファイルとして出力するまでの流れがソフト1つでできます。
Lightroomの特徴は、写真の管理が簡単にできる点です。カタログやアルバムと言った写真を分類するためのフォルダのような機能があり、そこに写真のデータベースを作成します。撮影日や撮影場所、カタログやアルバムの名前などで写真を分類して管理できます。
現像してから加工した写真をそのままLightroomの中で管理できるので、大量の写真を撮影する方にはとても便利なソフトです。
iCloudやGoogleフォトにアップしたり、外付けHDDに保存したりした写真を、見つけられなくて困った経験がある方も多いことでしょう。Lightroomにはさまざまな検索方法が用意されています。Lightroomの中のカタログやアルバムに保存した写真は、他の写真管理ツールと比べると検索して探しやすいという特徴があります。
画像加工ソフトの中には、加工後の画像が元の画像に上書き保存されてしまうソフトもたくさんあります。元の画像に上書き保存してしまうと、もしも加工に失敗しても元に戻すことはできません。
しかし、Lightroomに取り込んだ写真はLightroomが新規に作成するカタログの中にコピーされて保存されます。元の画像そのものをLightroomに取り込むわけではありません。Lightroomは非破壊的編集のソフトなので、万が一加工に失敗しても元の画像に簡単に戻せます。失敗を恐れずに思い切った編集や加工もしやすいアプリです。
Lightroomには「Lightroom Classic」と「Lightroom CC」の2種類あります。基本的にLightroomを購入すればどちらも利用できますが、料金プランのコンプリートプランを申し込む場合にはLightroom Classicのみとなります。
Lightroom ClassicとLightroom CCの違いは、PC内だけで写真を加工するか、スマホやタブレットも活用するかの違いです。スマホでもLightroomを使った加工を行いたい場合にはLightroom CCを使います。Lightroom CCでは基本的に写真をクラウドに保存するので、スマホでもPCでもその時々で作業するデバイスを変更して、写真を同期できます。
Lightroom ClassicはPCの内部や外付けHDD等のハードウェアに保存した写真を扱うことが前提です。PCの内部だけで写真を扱ったり、スマホで撮影した写真もiCloudやGoogleフォト経由でPCに同期させてPCで加工する場合には、Lightroom Classicで十分でしょう。
スマホで撮影した写真をスマホのLightroomで加工したり、LightroomのクラウドストレージでPCと同期させたい場合にはLightroom CCがおすすめです。
Adobeから発売されている写真編集ソフトには、Lightroomの他にPhotoshopもあります。LightroomとPhotoshopにはどのような違いがあるのかも解説しておきます。LightroomにもPhotoshopにも、写真を加工編集できる機能が備わっています。しかし、加工できる範囲や性能が全く違います。
Photoshopは世界最高峰の写真加工ソフトと言われているだけあり、とても高度な編集機能が搭載されています。高度すぎて専門技術を持つプロでなければ扱えない機能も多くあります。反面、写真をフォルダ分けやタグ付けなどで管理する機能はありません。
一方のLightroomには、写真家に必要な機能がすべて備わっています。写真家に必要な機能とはRAW画像を現像してPC上に表示して、編集した上で画像ファイルとして出力する機能です。この一連の流れがLightroomではソフト一つでできてしまいます。
また、画像をカタログやアルバムに分類することで、大量の写真を扱っても管理しやすくなっています。LightroomにはPhotoshopほどの画像加工機能は備わっていませんが、写真を大量に撮影して管理したい方にとってソフト一つですべてが完結する便利なソフトです。
Lightroomは有料ソフトです。7日間の無料体験は設けられていますが、他の写真編集アプリによくあるように一部の機能だけを完全無料で利用することはできません。Lightroomの個人利用での価格は次の表の通りです。
Lightroom単体プラン | フォトプラン(20GB) | フォトプラン(1TB) | コンプリートプラン | |
月払い料金 | 1,078円 | 1,078円 | 2,178円 | 4,378円 |
年払い料金 | 12,936円 | 12,936円 | 26,136円 | 52,536円 |
使える機能 | Lightroom 1TBのクラウドストレージ |
Lightroom Photoshop 20GBのクラウドストレージ |
Lightroom Photoshop 20GBのクラウドストレージ |
Lightroom Photoshop Illustrator その他Adobeのソフト多数 100GBのクラウドストレージ |
Lightroomの具体的な使い方を見ていきましょう。価格のところでもお伝えしたように、Lightroomは基本的に有料のソフトですが、7日間の無料体験ができるので、無料体験でどのようなソフトなのか具体的に使い方を実践してから購入するか決めるのもおすすめです。
まずは、PCにLightroomをインストールしましょう。
上記のページにアクセスして、「無料で始める」をクリックします。
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