気圧予報アプリ「頭痛ーる」で気圧変化からくる頭痛(天気痛)を克服できるか検証！

「頭痛ーる（ずつーる）」は、2013年4月に株式会社ポッケがリリースしたアプリです。2019年時点で累計ダウンロード数が180万を突破。月間アクティブユーザー数も45万人にのぼるほどの人気を誇っています。

頭痛ーるとは一体どのようなアプリなのか、頭痛ーるの特徴をご紹介しましょう。

頭痛ーるは天気予報アプリに分類されていますが、単に「晴れ」や「雨」などの天気予報を紹介するだけのアプリではありません。気圧変動によって引き起こされる「頭痛の発生リスク」を気圧グラフで確認できる「天気痛対策アプリ」です。

プロの気象予報士が頭痛ーるの監修に携わっており、医学的・気象学的にも信頼の高いデータが提供されています。特に、天気が変化しやすい梅雨～秋頃に大変重宝するヘルスケアアプリです。

頭痛ーるは、慢性的な頭痛持ちの方におすすめのアプリです。また、自律神経失調症、鬱、睡眠不足などに悩んでいる方にとっても大変重宝します。

悪天候時に体調を崩しやすい方、乗り物酔いしやすい体質の方などは、日頃から気圧の変化に気を配る必要があります。頭痛ーるを利用すると、事前に天気痛予防対策を実行することが出来て便利です。

頭痛ーるアプリには、以下のような機能が実装されています。
 

• 位置情報と連動した気圧グラフで現在地の天気痛リスクを確認できる
• アプリを起動してグラフを見なくても天気痛予報をプッシュ通知で教えてくれる
• 全国各地の天気・気圧配置を一覧表示
• 天気痛の症状や服薬記録を端末に記録できる
• コラムページで天気痛に関する情報を学習できる

頭痛ーるは無料で使用できるアプリですが、月額300円（税込）の課金でプレミアムサービスを利用することも出来ます。（初回に限り、7日間の無料試用期間あり。）

プレミアム会員になると、以下のような機能を利用することが出来ます。
 

• みんなの痛みナウ：自分以外の頭痛ーるユーザーがどの程度体調を崩しているか確認できる
• 痛みカレンダー：天気痛の記録を付けた日をカレンダー表示で確認できる
• 痛み月別レポート：天気痛・薬の服用回数等を月別に集計してグラフから傾向を分析できる
• 地方マップ：都道府県ごとの気圧・天気予報をピンポイントにチェックできる
• GPS機能：スマホの位置情報を取得し、登録地点を自動的に変更してくれる
• マイ通知：プッシュ通知の設定を詳細にカスタマイズできる
• その他：広告非表示、記録期間の無制限化、予報対象期間の延長など

頭痛は現代人にとって非常に身近な症状です。人生の中で頭痛を経験したことのない人は皆無と言っても過言ではないでしょう。

頭痛にはいろいろな種類があり、中でも「片頭痛」・「緊張型頭痛」・「群発頭痛」の3つは三大慢性頭痛と呼ばれています。それぞれの頭痛の特徴をまとめると、以下の表のようになります。
 

多くの頭痛は、肉体的疲労や人間関係の悩みなどのストレスに起因しています。しかし近年では、気候の変化に伴って発生する「天気痛」という頭痛理論に関心が集まっています。

梅雨の季節になると、気分がふさぎ込みやすくなったり体の節々が痛くなったりすると言われますが、この症状には科学的根拠があります。「疲れ」や「気のせい」で片づけるのではなく、自分の頭痛の原因を正確に理解することが大切です。

人体には、ホメオスタシスと呼ばれる恒常性維持機能が備わっています。私たちの体温や血圧などはほぼ一定に保たれており、これらの数値が平均値から大きく外れると体調不良のサインになります。

このホメオスタシスの働きを担っている自律神経はあらゆるストレスの影響を受けやすく、「気圧」も例外ではありません。

地球上には10トン以上もの空気が乗っかっており、時間や場所によって気圧は変化します。例えば標高の高い山に登っている時に耳鳴りや頭痛が起こりやすいように、急激な気圧の変化は人体にとって大きなストレスになります。

急激に気圧が変化して低気圧（雨が降っている時の気圧配置）・高気圧（快晴時の気圧配置）になると、自律神経の働きに乱れが生じ、交感神経が活発になります。その結果、血管や神経に過剰な負担がかかってしまい、天気痛と呼ばれる頭痛の原因になります。

地球規模で発生している気圧の変化を止めることは誰にも出来ませんが、天気痛の症状を予防することは可能です。

天気痛の原因は気圧の変化によって発生した内耳の前庭器官の乱れにあるので、抗めまい薬を飲んだり耳栓を使って内圧を調節したりすると、天気痛の症状を緩和することが出来ます。

刺激によって興奮状態になった自律神経を鎮めるためには、神経薬の服用がおすすめです。本来は病院・薬局に出向いて医師・薬剤師のアドバイスを受けるべきですが、外出できないほど症状がひどい場合は以下のAmazonリンクから神経薬を購入することも可能です。

耳栓も天気痛対策におすすめのグッズです。天気痛耳栓は、頭痛ーるアプリの監修に携わっている天気痛ドクター・佐藤純先生も推奨している耳栓です。耳栓の内部にある気圧調整フィルターによって、鼓膜にかかる圧力をコントロール可能。天気痛の症状緩和に重宝します。

天気痛耳栓は、以下のAmazonリンクから購入することが出来ます。

頭痛ーるアプリを自分のスマホで使用するためには、最初にアプリをインストールする必要があります。以下のリンクにアクセスして、iOS版またはAndroid版の頭痛ーるアプリをダウンロードしてください。

頭痛ーるアプリを起動したら、最初に地点登録を行いましょう。現在地を設定すれば、その地点の気圧グラフ・天気痛リスクをチェックすることが出来ます。

画面中央の「地点登録」ボタンをタップしてください。

都道府県選択画面が表示されます。GPS機能を使って現在地を設定したい場合は、「現在地を取得する」をタップしましょう。

または、自分で都道府県・市区町村名を指定しても構いません。全国約1,900か所の地点に対応しています。

地点登録が完了すると、気圧グラフが表示されます。中央の縦線が現在時刻を表しており、前後の時間帯の天気・気温・気圧などが分かりやすくグラフ化されています。

• 気圧グラフ画面を左右にスワイプすると表示する時間帯を変更できる
• 3時間単位で天気や気温の予報値をグラフ上に表示
• 画面下部の動物キャラクター（ふくろう博士とマロ）が時々コメントする
• 気圧が通常より大きく下がる時に気圧グラフ上にアラートを表示
• 天気痛リスクを「OK（通常）」・「やや注意」・「注意」・「警戒」・「超警戒」の5段階で表示

画面左上の三本線アイコンをタップすると、設定メニューが展開されます。「全国マップ」をタップすれば、全国各地の明後日までの気圧・天気・気温・風向・湿度をチェックすることが可能です。

全国マップの画面上を左右にスワイプすると、「きょう」・「あす」・「あさって」を切り替えられます。気圧・天気・気温・風向・湿度表示を切り替えたい時は、各項目のボタンをタップしてください。

急激な気圧の変化で天気痛リスクが発生した際、スマホの画面上にプッシュ通知が表示されます。なお、設定メニューからプッシュ通知の設定を変更することも可能です。

気圧グラフ画面の下中央に配置されている鉛筆アイコンをタップすると、自分の天気痛の症状や薬の服用履歴などを「痛みノート」に記録することが出来ます。

初めて使う時は、「プロフィール登録」をタップしてプロフィールの設定から始めましょう。

生年月日・性別・心当たりのある症状などを選択して「OK」をタップしてください。

天気痛の症状、薬の服用の有無、コメントを記入して「OK」をタップしてください。

痛みノートの「リスト」を選択すると、自分の記録したデータが一覧表示されます。

痛みノートの「カレンダー」を選択すると、痛みや服薬記録をつけた日にちがカレンダー形式で表示されます。

痛みノートの「レポート」を選択すると、各月の痛み回数や薬の服用回数等がグラフ表示されます。その時の気圧変化や天気なども併せて記録されるため、自分の天気痛のパターンを正確に分析できる魅力があります。

なお、痛みノートの各種機能はプレミアムサービス限定です。利用したい場合は、月額300円の課金が必要になります。

設定メニューから「頭痛ーるコラム」を選択すると、天気痛関連の記事を読むことが出来ます。天気痛の主な症状や予防対策などが掲載されているので、しっかり目を通しておきましょう。

頭痛ーるアプリの開発元である株式会社ポッケは、2017年10月に頭痛ーるのWebサイト版をリリースしました。それまでスマホアプリでしか閲覧できなかった天気痛関連の情報を、パソコンでも詳細に確認することが出来ます。

頭痛ーるのWebサイト版を利用すれば、スマホに頭痛ーるアプリをインストールしなくてもブラウザで天気痛予報を確認できます。

頭痛ーるのアプリ版とWebサイト版とでは、主に以下のような違いがあります。
 

• Webサイト版にはプレミアム登録機能が無いため、2日先までしか予報を確認できない
• Webサイト版には痛みノートのような記録機能が無い
• Webサイト版にはふくろう博士（ヒロシ）・マロ・てるてるネコなどのキャラクターによるナビゲーション機能が無い

頭痛ーるのWebサイト版にも気圧予報機能が実装されています。天気・気温・気圧の変化・天気痛リスクなどが1時間単位で表示されており、確認したい地域の変更も自由に行えます。

全国の天気を分析した気象予報士の解説コメントも掲載されていて、今後の傾向と対策を正確に把握できる魅力があります。

頭痛ーるのWebブラウザ版では、全国の頭痛ーるユーザーの現在の体調を見ることができます。頭痛に悩んでいるユーザーが多い時は、天気痛対策に力を入れた方が良いでしょう。

頭痛ーるのWebブラウザ版のコラムページでは、天気痛の基礎知識や対策、気象用語など、様々な情報を紹介しています。日頃から気象関連の知識をしっかり習得しておけば、天気痛の症状が出た時に冷静に対応できることでしょう。

気圧の変化に伴う体調不良に悩んでいる方にとって最も重要なことは、「頭痛ーるを使えば天気痛に対応できるのか？」という点でしょう。どれだけ気象情報が豊富でも、体調管理の役に立たなければ意味がありません。

ここでは、実際に頭痛ーるを利用しているユーザーの口コミ・評判を見ていきましょう。

天気痛の原因は、急激な気圧の変化によるストレスで内耳の働きに乱れが生じ、自律神経系の交感神経が活発化してしまうことにあります。無意識に筋肉が緊張してしまい、血流障害や神経の圧迫で体調不良が起こりやすくなります。

その点、頭痛ーるで気圧・天気の変化をあらかじめ把握しておけば、体調悪化リスクに対して十分な準備を行うことが出来るともっぱらの評判です。

一般的に、頭痛薬は頭痛が発生してから服用するものです。しかし頭痛ーるを使えば適切なタイミングで頭痛薬を事前に飲むことができ、頭痛そのものを回避できるメリットがあります。肉体的・心理的苦痛を避けたい方にとって、頭痛ーるの予報は大きな助けになると喜ばれています。

なお、天気痛対策の一環として、薬に頼るだけでなく頭痛に強い体を作ることも大切です。具体的には、以下のような予防策を実践すると良いでしょう。
 

• 規則正しい生活リズムを心掛け、夜更かしをしない
• 十分な睡眠時間を確保し、朝に太陽の光を浴びて自律神経の働きを整える
• 穀類や豚肉などの食材に多く含まれるビタミンB群を積極的に摂る
• ウォーキングやストレッチなど、のんびり体を動かせる運動を継続的に行う
• 入浴時に長時間ぬるま湯につかってストレスを解消する

頭痛ーるユーザーの口コミを調べてみると、以下のような意見が多く見られました。
 

• 自分の頭痛の原因や注意時期が分かって安心できる
• 他のユーザーの天気痛状況が分かるので、SNS的な使い方も出来るのが面白い
• キャラクターが可愛いから使っていて楽しい

なお、頭痛ーるアプリの無料版には、動画広告を視聴することで気圧グラフ画面下部のバナー広告を非表示にできるサービスがあります。

どうしても広告が気になる方は、設定メニューを開いて「動画を見て広告を消す」を選択し、「広告を表示」をタップすると良いでしょう。

今回は、気圧予報アプリ・頭痛ーるの特徴や使い方などをご紹介いたしました。最後に本記事の要点をまとめると、以下の5点が挙げられます。
 

• 頭痛ーるとは、気圧や天気の変化に伴って発生する頭痛（天気痛）のリスクを5段階で予報してくれるアプリのこと（Webブラウザ版もあり）
• 無料版では2日先まで、有料版（月額300円のプレミアムサービス）では6日先までの気圧・天気・気温・風向・湿度・天気痛リスクをチェックできる
• 急激な気圧変動によって内耳にストレスが加わると、自律神経の働きが乱れて天気痛の原因になる
• 頭痛ーるアプリで気候の変化をチェックして事前に薬を服用しておけば、頭痛の発生を回避できるメリットがある
• 日頃から適切な運動・食事・睡眠を心掛け、天気痛に負けない体を作ることも大切

大切な用事がある時に頭痛ーるをチェックすると、体調管理に重宝します。環境の変化で体調を崩しやすい方、天気痛に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にして頭痛ーるの情報を頭痛対策に活用してみてください。